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はじめに

教育長室にて

  私は、平成28年4月2日付けで真岡市教育委員会教育長を拝命しました田上富男と申します。
 私はもともとは中学校の数学の教員でした。校長を含めた学校勤務が18年、また、教育行政機関での勤務が17年あり、35年間教育に携わって参りました。
 微力ではありますが、その経験を生かし、真岡市の教育の発展のため、そして何よりも真岡市の子供たちのために、全力で取り組んで参りたいと思っております。
 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

日誌

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2017/07/14

暑さ対策 熱中症対策 大丈夫ですか

Tweet ThisSend to Facebook | by 田上教育長
 昨年のことですが、某中学校のバスケットボール部の生徒が部活動の練習中に倒れ、熱中症が原因で亡くなるという事故が発生しています。この事故は夏休みの8月16日の朝、まだ気温もこれから上昇するというときに起きています。
 このときの練習は午前8時半からのランニングで開始されました。通常なら30分走るときには15分で給水することになっていたそうですが、この日は正顧問が不在で副顧問が指導、給水なしで走らせたとのことです。しかも、生徒が通常より5分早く終わらせたのを、教師は「ごまかした」と判断、さらに5分長く走らせたため、実際は35分間無給水でランニングをしたことになります。事故はその直後に起きています。
 この事故については、第三者による調査委員会が設置され詳しく調べられました。その結果、「水分を取らせなかったこと」と「通常は30分のところ5分長く走らせたこと」が不適切な指導と指摘されました。これ以上詳しいことは報道からの情報では分かりませんが、こういった事故にはいくつかの原因が考えられます。 
 その一つに、時間帯での危機意識のなさがあったのではないでしょうか。事故が起きた午前8時半から9時といえば、まだ気温が上がりきっていない時間帯です。日中の炎天下なら誰でも熱中症を警戒しますが、この時間帯ではその意識はなかったと思われます。そうでなければ、無給水で30分(教師はそう思っていた)も走らせることはなかったでしょう。
 それにもう一つ、熱中症はそのときの体調にも左右されるということを認識していたでしょうか。例えば、夏バテで朝食を食べられなかったり、夏休みの不規則な生活のため体調を崩したりしても熱中症になるリスクは高まります。事故が起きた8月16日といえば、まだお盆も終わってなく、盆踊りなどの行事や親戚等との交流もあり、夜遅くまで起きていて寝不足などということも考えられます。ですから、部活動の開始前には、健康観察により一人一人の体調を把握することも必要なのです。
  さて、あと1週間で夏休みです。日本の夏は近年暑さが増しています。暑さ対策、熱中症対策は大丈夫でしょうか。上述のように、時間帯にかかわらず熱中症の危険性がありますので注意が必要です。また、夏休みの子供たちの生活は不規則になりがちですので、部活動等での健康観察は不可欠です。
 気象と健康が専門の村山貢司氏によると、「夏バテしない規則正しい生活が大事で、それだけでも熱中症はかなり防げる」と言います。また、「ただの水では体液が薄まって2次脱水が起こるため、ナトリウム等の電解質が入ったスポーツドリンクのようなものがよい」とも言っています。これから夏本番に向けて各学級等での指導をお願います。
 
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