学校の様子

(1)地域の概況
    真岡市久下田地区は栃木県の南東の端,茨城県との県境に位置する田園地帯である。主な産業としては、米作,いちご栽培を中心とした農業が中心であるが,市内の工業団地や筑西市の工業団地に勤務する会社員が年々増加している。
    本校学区は,真岡と下館を結ぶ国道294号線と294号バイパスが学区の中央を縦貫し,古くから交通の要所として発展してきた。国道に沿って商店や住宅が並び,旧二宮地区の中心地区である。
(2)本校の特色及び生徒の実態
   本校は東経139度57分50秒,北緯36度22分40秒,海抜51mの地点にあり,久下田の町並みを見おろす高台にある。年々住宅化の傾向はあるものの,自然に囲まれた緑豊かな環境にあり,広い敷地を有している。恵まれた自然環境を生かし,開校当時から学校環境緑化活動に取り組んできており,その成果が認められ平成4年度には全日本学校環境緑化コンクール学校緑化の部において特選の栄誉に輝いている。
 また,平成4・5年度の文部省指定「奉仕等体験学習の研究推進校」をはじめ,小さな親切運動や福祉活動等の体験学習は本校の伝統的な活動として定着してきている。平成8年・9年度は「いきいきマイスクールインとちぎ」推進校の指定を受け,本校独自の体験学習を3あい運動の視点から改善・充実を図るとともに,その趣旨を生かした学習活動の展開を工夫してきた。平成13年度には「生きる力をはぐくむ学校づくり推進授業」、平成14年度には「マイチャレンジ推進事業」の推進校として地域の協力を得ながら成果をあげてきた。
 平成17/18年度には,文部科学省指定「児童生徒の心に響く道徳推進事業」「生命を大切にする心の育成をめざす道徳教育の充実」を研究主題にさらに充実した研究をすすめ,成果をあげることができた。
 生徒は明るく伸び伸びとしており素直で,指示されたことは真剣に取り組むことができる。思いやりや奉仕の心,勤労意欲は比較的高い生徒が多い。これは緑化活動や研究推進校指定の成果と思われる。部活動や学習活動にも全体的にまじめに取り組んでいる。