校長室より

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校長室より NO74「歴史をつなぐ」

 早朝の雪に驚かされた3月8日は第77回卒業式でした。78名の卒業生に卒業証書を手渡した後は、門出を祝福するような明るい日差しに恵まれました。卒業生、そして保護者の皆様、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
 式典後、校長室での一コマです。来賓の方々が歴代校長の写真を見ながら「私たちの頃は…」との話題になり、保存してある木造校舎の写真をお見せすると「ここに○○があったよね」「あの時、○○先生が…」と、昔話に花が咲きました。そして、「今日の卒業式を見ていたら、感動して何十年も前の頃を思い出したよ。」との一言。本校の卒業生の数も、間もなく10,000名に達しようとしています。

 今年度の素晴らしい卒業生も、久下田中の歴史を確実につないでくれました。ありがとう。

校長室より NO73「改めて考えてみる」

 

 階段の踊り場にある掲示物です。「つい、うっかり!」「あっ、今の一言は…」後になって後悔したこと、きっと誰しもがあることでしょう。自分の言動で、周りの人たちをどんな気持ちにさせてしまうのか。できることなら、自分も他の人たちも、明るく元気になるワードを使いたいものですね。いつも悩み事を聞いてくれる保健室の先生、ありがとう。

校長室より NO72「朝の風景」

 南に向かって走行していると、右手奥には「富士山」。左手前方には「筑波山」がそびえます。交差点を右折すると、今度は右手側に日光連山の雪景色。真岡線の踏切で一時停止すると、もう菜の花が…。
 昨日の強風から一日。澄み切った青空が広がる下、ちょっと贅沢なひとときでした。

 そういえば、校内の木々にも春を告げる芽が顔を出していますね。

 

 

(写真は、今朝のものではありませんが…)

校長室より NO71「一緒に…」

 生徒会体育委員会の企画で行われた、体育集会「校内ミニ駅伝大会」。1周400mの特設コースを使って、トップカテゴリーとエンジョイカテゴリーに分かれてクラス対抗(10区間)で競います。選手として全力で走る生徒の周りには、応援の声を張り上げて一緒に走る仲間たち、そして先生も…。

 風の強い放課後でしたが、校庭には熱気があふれていました。

 

校長室より NO70「居場所」

 真岡市教育委員会では、真岡市適応指導教室「もおかライブリー教室」を設置しています。様々な理由により小中学校への登校に悩みを抱えている子どもたちのために、個別学習や小集団活動、教育相談等を行っています。2月14日(水)から16日(金)まで開催されている、ライブリー教室の作品展に行ってきました。それぞれの個性が豊かに表現された心温まる作品が、たくさん展示されていました。

通級している児童生徒たちによる手づくり品も販売されており、早速購入しました。

 

 


 校長室のテーブルで、来客者を優しく迎えてくれています。(手づくりコースター)

校長室より NO69「勉強の仕方」

 来週(2/15・16)は1・2年生の学年末テストがあります。普段の授業で学んだことが、どれくらい身に付いているのかを確認することがねらいです。テスト範囲が伝えられて学習の計画を立てても、なかなか思い通りに進まないのも現実です。特に「苦手だ」と思っている教科はなおさら…。学校では、テスト前の2日間、質問の時間を設定しています。まず、『質問したいこと』を探しましょう。その際「ここまでは分かるけど、その先のやり方が分からない」というように、質問したいポイントを明確にしておくことが大切です。各教科で一つ以上探してみませんか。
 保護者の方も、ご家庭で励ましの一声をお願いいたします。

R5質問の時間(学年末).pdf

校長室より NO68「自分たちの手で」

 2月2日の立志式。その目的は「これまでの自分の成長を支えてくれた人々に対する感謝の気持ちを持つとともに、将来の生き方を見つめ次代を担う社会人としての自覚を持つこと」です。この式典を計画・運営したのは立志者である2年生でした。12月から立志式実行委員会を立ち上げ、何度も話し合いを経て当日を迎えました。時には、ICT機器を利用して意見交換なども行いながら…。大勢の前で司会進行を務めたり、立志式後の講演会講師を誘導したりと、緊張しながらも普段はなかなか経験できないことを通して「自分たちの手でつくり上げる」学びを得たことと思います。

 まさに、大きな夢と希望にあふれた大人への一歩を踏み出した瞬間でした。

 

校長室より NO67「絵本の魅力」

 道徳の授業で、図書館司書による「絵本の読み聞かせ」を取り入れています。今日は3年生の授業です。受験勉強に追われ、参考書は手にしても絵本を開く時間は少ないかもしれない3年生。抑揚があり語りかけるような読み聞かせの声に、お話の中にすっと引き込まれてしまいます。振り返りの時間では「家族・いのち・感謝」というワードが生徒から発表されました。
 北風の寒い日ですが、教室の温度が少しだけ温かくなったような気持ちになりました。

 

 

校長室より NO66「心温まる、気づき」

 学校では、学習に関する様々な教材を一括で購入することが多く、それらが梱包されていた空き箱(段ボール箱)も当然多くでることになります。再生紙として回収されるまで、一時的に段ボールをためておく場所がありますが、あまりにも多すぎて煩雑になっていました。

 すると、週末の部活動を終えて下校する美術部2年生の生徒がその様子に気づき、自分から整理・整頓して紐で束ねてくれました。「誰か先生の指示かな?」と確認したところ、「気がついたから二人でやりました…」と。

 なんと素晴らしい行動でしょう!煩雑になっている段ボールを見かけても、そのまま通り過ぎることもできるのに…。心温まる行動をとった生徒二人からは、「きれいになって気持ちよかった」との声を聞きました。

 すがすがしく、素敵な気持ちにしてもらったのは私のほうでした。本当に、ありがとう。

校長室より NO65「3学期のスタート」

 東方から差し込む眩しい朝日とともに、3学期がスタートしました。手がかじかむような寒い朝ですが、「おはようございます」という元気なあいさつに、「頑張ろう」と気が引き締まります。
 始業式では「努力することの意味」について考えてほしいと話しました。自分が目標とする地点に到達しなければ「失敗」と捉えてしまうかもしれないが、成功を目指して必死に取り組んだ経験は、決して消えることのない本物であり、修正・改善しながら前向きに突き進むこと自体が大切であると伝えました。そしてそれらは、将来を生き抜く上での確かな糧になると…。少しぐらい大変でも、辛くても、粘り強い努力を止めないことに意味があることを学んでほしいと願います。