校長室より

校長室より

【校長室よりNo.141】人の温かさを教えてくれた卒業生

本日、第42回卒業式を無事に挙行することができました。多くの保護者の方々のご参加をいただき、式が始まる前から温かい雰囲気に包まれていました。校長式辞では、3年間過ごした生徒たちとの思い出がよみがえり、不覚にも声を詰まらせてしまいました。それでも、113名全ての卒業生に直接、卒業証書を手渡すことができたことを、心から嬉しく思います。たくさんの「ありがとう」がこだました卒業式の一日。卒業生を祝福するかのごとく、温かな夕日が校舎を照らしていました。夕日を見ながら、改めて113名の卒業生が幸せな人生を歩むことを心から願いました。

【校長室よりNo.140】母校を愛する心(合唱の伝統を引き継ぐ)

本日の5時間目に、卒業式で卒業生が歌う合唱を、1・2年生に聞かせる会がありました。これは、3年生の代表生徒たちが、東中の伝統である素晴らしい合唱の伝統を、後輩たちに引き継ごうと行われたものでした。この企画は、3年生が考えたものです。卒業式当日、在校生は教室でzoomにて視聴することとなります。思いのこもった生の合唱を聴いた在校生の心に、3年生の思いは確実につながったことと思います。

【校長室よりNo.139】新たな伝統

3月6日、卒業式の準備が行われました。昨年度から取り組んできた、「生徒たちが自分たちの力で作り上げる会場」の取り組みが定着し、会場準備にあたった2年生は、ゼッケンをつけたリーダーの生徒たちを中心に、手際よく、しかもきれいに会場を作り上げてくれました。自らが判断し行動する人を育成する取り組みが確実に成果となって現れています。新たな伝統を築き上げてくれた生徒たちに感謝します。

【校長室よりNo.138】厳しさを乗り越えて

2月も下旬となり、厳しい寒さも峠を越えたように感じます。校庭の桜もつぼみを膨らませ、開花する準備を着々と進めているようです。正門にあるバラの花も、保護者の方が冬に剪定して下さり、先日は「寒肥」といって花を咲かせるために必要な肥料を施して下さいました。冬の寒い時期を乗り越えたからこそ、私たちの心を和ませてくれる素敵な花を咲かせるのだろうと思います。そして、私たちも、心身ともに辛く厳しく感じるときもありますが、桜やバラのように今を乗り越えたら素敵な花を咲かせることができることを信じたいと思います。

【校長室よりNo.137】三丁目の寺子屋(第2回目)

2月22日(水)に、三丁目の寺子屋(第2回目)を実施しました。10名の地域の方々の参加をいただき、終始和やかな雰囲気の中で活動していただきました。この「三丁目の寺子屋」は、真岡東中が様々な場面で保護者や地域の方々に協力いただいていることを受け、教職員の持つ「教育力」を地域の方々に還元しようとするものです。今回は、音楽の授業で、「ふるさと」を合唱し、その後は世界の音楽を鑑賞していただきました。技術の授業では、パソコンを使って簡単なプログラミングを行っていただきました。初めてパソコンを使う方もおられましたが、授業の最後には、パソコンでプログラミングした内容をロボットにインプットして、ロボットを正確に制御されておられました。授業の後は、給食を召し上がっていただき、昼休みは生徒たちと校庭で談笑しました。「普段は会話することのない中学生と話ができてとても楽しかった。」「タイムスリオップしたようで、若返った気がする。来年は友達を誘って、是非参加したい。」と話して下さいました。

【校長室よりNo.136】「自走」できる生徒の育成を目指して

真岡東中は、「自走」する生徒の育成を目指した取り組みをしております。「自走」は、自分の力で走ることですが、それを拡大解釈し、自分の力で判断し、自分の力で課題を克服する力のことを意味しています。明日は、立志式です。立志式の会場準備を1年生が行ってくれておりました。ゼッケンをつけた代表の生徒が、会場の完成図を見ながら会場作成をしておりました。「自分たちで考え」「自分たちで判断し」「自分たちで行動する」そんな主体的な1年生の姿を見て、心からうれしく思うとともに、昨年の4月に入学してからこんなにも立派に成長したのだと、目を細めました。明日の立志式も、2年生は立派な姿を見せてくれると確信しています。

【校長室よりNo.135】生徒たちと会える喜び

真岡東中学校を支えてくださっているすべての皆様に、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本日、令和4年度第三学期が始まりました。朝、学校北側で生徒たちの登校の見守りをしていると、多くの生徒たちが、元気な挨拶とともに、「今年もよろしくお願いします。」と声をかけてくれ、とても幸せな気持ちで初日の朝を迎えました。始業式における代表生徒のあいさつも素晴らしく、2023年が素晴らしい年になることを確信しました。下の写真は、2校時の学級活動の様子です。年初めの決意の作文を書く学級もあれば、今年の漢字を決め、イラストのように描くクラスなど、取り組みは様々でしたが、どのクラスも温かい雰囲気で活動をしていました。改めて、生徒たちと会える喜びを実感する日となりました。

 

【校長室よりNo.134】全ての方々に感謝して(2022年を終えるにあたり)

本日、無事に令和4年度第二学期を終了することができました。この2学期は、ひがし野祭と駅伝フェスティバルがあり、学級の団結を確認する機会が多くありました。思春期を向かえた中学生ですから、トラブル等が全くなかったわけではありません。しかし、人は成功体験と失敗体験を繰り返し、その双方から多くのことを学びます。東中学校の全ての生徒たちが、一回り大きく成長してくれたと確信します。そして、こうして無事に終えることができたのも、生徒たちはもちろんのこと、保護者の皆様の温かいご支援と地域の方々の見守りがあったからに他なりません。2022年を終えるにあたり、全ての方々に心からの感謝の意をお伝えしたいと思います。 

【校長室よりNo.133】心のゆとりが生み出すもの

11月30日(水)は、朝から霧が濃く、生徒の登校に危険が伴うことが予想されたので、いつもは7:30から立哨指導するところですが、7:10から立哨指導を始めました。早めに登校する生徒はちらほらでしたが、それでも生徒の安全が守れるだろうと思って立っていると、たくさんの生徒が、「校長先生、いつもありがとうございます。」と声をかけてくれました。生徒を送ってきた保護者の方も、ありがとうと言わんばかりに、深々と頭を下げていって下さいました。一方、横断歩道を渡ろうとする生徒がいるにも関わらず、スピードさえも緩めることなく止まらずに通り過ぎる一般の車も後を絶ちません。何が違うのかと自問自答しました。「心のゆとり」なのだろうと思います。忙しいのは誰でも同じです。その忙しさの中でも、周りの人への配慮を忘れない言動は、人を幸せにしてくれます。そして、その幸せは連鎖して、さらに多くの人を幸せにしてくれます。何気ない朝の立哨でしたが、東中の生徒たちや保護者の方々が、心のゆとりの大切さを教えてくれた、素敵な朝となりました。

【校長室よりNo.132】辛いことを乗り越える(郡市駅伝大会)

10月25日(火)に、芳賀郡市中学校駅伝大会が開催されました。長距離走は、一長一短に速くなるものではなく、地道な練習が必要です。多くの選手たちが、夏休みからの厳しい練習を乗り越えて大会に臨みました。結果は、女子が準優勝、男子が第五位でした。女子は、11月5日に開催される県中学校駅伝大会に出場し、県3連覇に挑むこととなります。便利さや安易さが求められがちな現代社会において、辛く厳しい長距離に挑み、乗り越えた選手たちに、心からの敬意を表します。この経験は、必ずや、大人になったときに試練を乗り越える術となることと信じています。