校長室より

校長室より

【校長室よりNo.121】教員という職業

最近は、「教職員の働き方改革」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。確かに、長時間残業をしている教職員がほとんどであることも事実です。そのような中でも、教員という職業を誇りに思う時間もあります。

毎朝、学校北側の横断歩道で立哨指導をしておりますが、そこを高校のバスが通ります。そのバスに乗っている高校生が、通り過ぎるとき、毎日手を振ってくれるのです。その高校生は以前の学校の生徒です。中学校を離れ、別の学校になっても、窓越しではあれ、つながりを持てる教師という職業に誇りを持ちたいと思います。

【校長室よりNo.120 】子どもらしさ

6月11日の運動会を直前に控え、練習も本格的になってきました。春季大会・合同訪問と様々な行事が重なる中での運動会ですが、あくまでも運動会の主役は生徒たちです。見た目のきれいさではなく、生徒たちの笑顔が輝く運動会にしたいと思っています。各学年の種目に取り組む生徒たちからは、「子どもらしさ」が漂っており、思わず微笑んでしまいました。

【校長室よりNo.119】イマージョン教育

イマージョンとは、「没入」という意味です。英語教育において、授業だけでなく他教科でも英語を使用し、英語に没入させて英語を習得させようという教育の手法です。この2年間は、グレンドーラ市ガダード中との交流ができていませんが、国際社会で活躍する人材育成に、英語力は必須です。そのような目的で、本校ではイマージョン教育を少しずつ導入しております。今年度は、新規採用教員で英語科を担当する小野教諭が担当し、小野教諭のアイディアで、給食時に、自作の英会話のビデオを流しました。「マクドナルドに行ったとき」というテーマの、短い映像でしたが、生徒たちは興味津々で観ていました。毎週金曜日に、「イマージョン」の時間として、小野教諭が作るビデオを流します。ご家庭でも話題にしていただけると、より定着するかと思います。

【校長室よりNo.118】手をかけてあげることの大切さ

下の写真のように、正門に植えられたバラの花が、今まさに満開を迎えようとしています。昨年度、全校美化の時にボランティアの方にバラの剪定と追肥をしていただいた記事を載せました。冬の寒い時期に、丁寧に枝を剪定し、「寒肥」といって寒い時期に肥料を与えることで、春にはきれいな花が咲くと教えて下さいました。その言葉通り、きれいなバラの花が、生徒たちの登校を歓迎してくれています。人も花も、「丁寧に手をかけてあげることが大切である。」と教えてもらった気がし、うれしい気持ちでバラの花を眺めました。

【校長室よりNo.117】心の栄養(読み聞かせボランティア)

今年度も、ハーモニータイムと称した、朝の読み書かせ活動を進めております。毎月1回、各学年が朝の時間に読み聞かせを聴きます。ボランティアの方々は、10分弱の短い時間の読み聞かせですが、長い時間をかけて読む本を選んで下さっております。それは、中学生という思春期まっただ中の生徒たちの心に訴えるような内容の本を聴かせたいという思いからです。「読書は心の栄養」とも言われます。まさに、朝の読み聞かせは、東中の生徒にとって「心の栄養」を蓄える時間になっています。

【校長室よりNo.116】主体的な学び

保健体育の授業では、1学期のはじめに「集団行動」について学びます。本校では、生徒の主体的な学びを推進しておりり、教師主導で行うのではなく、生徒たちがグループに分かれて、主体的に学び合っています。これまでの教師主導の学びとは全く違った雰囲気で、和やかな中にも生徒たちで高め合う姿が見られています。

【校長室よりNo.115】新ひがし野の誓い作成委員会

昨年度から準備を進めてきた「ひがし野の誓い」(いわゆる校則)を検討し、新しいものに作り替える委員会が本日発足いたしました。小職からは、「この後、10年20年引き継がれるであろうひがし野の誓いを作るという、歴史的に意味のある委員会です。その責任を感じて、熟議して下さい。一過性のある時代の流れに流されることなく、かといって厳しくすればよいという安易な考えでもなく、東中生とが本当の意味で主体的に判断し行動できる目安となるひがし野の誓いを作り上げて下さい。」とお願いしました。これから、生徒たちが主体となって、議論を重ねていくことになります。新たな歴史に向けて、持続性・公共性のある新ひがし野の誓いを作り上げてくれることを信じています。

【校長室よりNo.114】理科における実験(ボランティア募集)

本日、2年生の理科の授業では、入浴剤を作る実験が行われていました。生徒たちは、興味津々で取り組んでおりました。失敗して泡だらけになってしまった班もありましたが、その失敗から学ぶこともあります。生徒たちにとって、理科の実験は非常に興味深く楽しいものであります。保護者や地域の方で、理科の実験の準備や指導、片付けなどにご協力いただける方がおられましたら、本校教頭までご連絡いただけると幸甚です。

【校長室よりNo.113】リクエスト給食

4/20は、真岡東中学校リクエスト給食でした。生徒たちからのアンケートで決定したメニューが、真岡市内の小中学校で出されました。やはり、定番の「カレー」と「からあげ」。人が生きていく上で、食は非常に重要です。生徒たちは、美味しそうに給食を頬張っていました。

【校長室よりNo.112】きれいになったもの

下の写真は、職員室南側の芝生です。本日の清掃から放課後にかけて、今春、初めて芝刈りをしました。下校時に芝刈りをする私を見かけた生徒たちは、「ご苦労様です。」「気をつけて下さいね。」と次々に優しい言葉をかけてくれました。芝刈りできれいになったのは、私の心だったように思いました。

【校長室よりNo.111】顔のわかる関係

先日、令和4年度の消毒ボランティアへの依頼の文書を配布しましたところ、早速、多くの保護者の方々から返答をいただきました。すでに生徒たちが登校して活動している今、昨年度から活動して下さっている消毒ボランティアの方々を中心に、放課後の消毒にご協力いただいております。時には、中学生の弟さんや妹さんをお迎えに行かれた帰りに、一緒に来校される方もおられます。何度も学校に来ているので、すでに顔見知りの状態です。時には、おちゃめに校長室のドアをちょっと開けて、わざわざ挨拶をしてくれる弟さん・妹さんもおられます。何ともアットホームな雰囲気に、心を和ませていただいております。消毒ボランティアは、年度途中でも受け付けておりますので、ご検討いただけると幸甚です。

【校長室より No.110】学習に取り組む姿勢

本日は、3年生が『全国学力学習状況調査』、2年生が『とちぎっ子学習状況調査』、1年生が『真岡市総合学力調査』を実施しました。どのクラスも、どの生徒も真剣に学力調査に取り組んでいる姿を見て、東中生徒の学習に取り組む姿勢の素晴らしさを再確認しました。本日付で、学校だより4月号を配布しましたが、今年度は特に生徒の学力向上に力を入れて取り組もうと考えています。生徒たちの学ぶ意欲に答えるべく、教職員一丸となって学力の向上に取り組みます。

【校長室よりNo.109】責任

本日、多くの保護者の方々に御来校いただき、無事に令和4年度の入学式を実施することができました。春の穏やかな日差しの中で、人の温かさを感じる入学式となりました。下の写真は、1年生にとって中学校で食べる初めての給食の様子です。入学式での立派な態度、友達と協力して給食を配膳する姿、中学1年生とは思えないほど落ち着いた1年生の姿を見て、中学校での教育の責任の重さを実感しました。

【校長室よりNo.108】主体性

本日(4/8)は、2・3年生が新任式と学級担任発表を行い、その後に校内の清掃と入学式場の準備を行いました。先生方と一緒に、黙々と校内の清掃をする2年生の姿。3月の卒業式会場準備の経験を生かして、自分たちで考え、話し合い、自分たちだけの手で式場を作り上げる3年生の姿。現代教育に求められる『主体性』を体現してくれた新2・3年生でした。その姿からは、風格が漂っており、令和4年度、さらに素晴らしい真岡東中になることを確信させてくれました。

【校長室よりNo.107】教育を担う教職員組織

実際に生徒たちと接し、直接的な指導をするのは教職員です。その教職員組織が円滑で、協働体制になければ、質の高い教育は成り立ちません。4月5日は、職員会議ではなく、教職員でワークショップを実施しました。生徒の実態(よいところ、改善させたいところ)を付箋紙に書き出し、全職員で共有しました。その後、「学力向上アイディア集」と称して、生徒の学力を向上させるための具体的な取り組みのアイディアを出し合いました。写真からもおわかりいただけるかと思いますが、それは温かい雰囲気の中でワークショップが行われていました。円滑な教職員集団であることを確認できた時間でした。

【校長室よりNo.106】(令和4年度初号)史上最大のプロジェクト

令和3年度の教職員定期異動を経て、新体制のもと、4月1日に令和4年度がスタートしました。校長からの学校経営方針説明の中では、「教育とは、次の世代を担う人材を育成するという史上最大のプロジェクトである。その壮大なプロジェクトに携わる一員として、自信と誇り、そして覚悟を持って教育活動に取り組もう。」との強いメッセージを伝えました。今年度も「全ては生徒のために」を合い言葉に、厳しさの中にも温かさのある真岡東中学校を引き継いでいく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

(今年も職員室前のしだれ桜がきれいに花を咲かせてくれました。卒業式に向けて桜茶を作成中です。)

【校長室より No.105】心の絆

本日、真岡東中学校を去る10名の先生方の離任式を実施しました。在校生と卒業した3年生だけでなく、多くの卒業生までもが東中を去る先生方を見送りに来てくれました。東中の教職員には、「教育とは、次世代を担う人材を育成するという史上最大のプロジェクトである」と伝えてきました。だから、学校が変わってもそのプロジェクトを推進する仲間であることに変わりはありません。教職員の心の絆を確認し合い、涙の別れをしました。学校が変わっても、東中の温かい教育を実践してくれると信じてやみません。

105号で令和3年度の校長室よりがけじめとなります。令和4年度も、引き続きお世話になることになりますが、106号から学校の様子をお伝えさせていただきます。

【校長室よりNo.104】伝統を引き継ぐ

明日、3月15日に実施される立志式を前に、今度は1年生が会場準備を行いました。2年生が、教師の指示を受けることなく、主体的に会場準備を行ったことを受け、今度は1年生が主体的に会場準備を行いました。会場見取り図を持ったリーダーは、ゼッケンをつけ、マイクを持って指示していました。2年生の反省点を受けてか、概ね2時間で会場準備を終えました。新たな伝統を引き継いでくれた1年生に心から拍手を送ります。

【校長室よりNo.103】幸せを願って

昨日、第41回目の卒業式を温かな日差しの中で無事に終えることができました。友との別れを惜しみながら、東中を巣立っていきました。何事にも一生懸命で、人に優しい卒業生でした。誰もいなくなった教室にいくと、今にも笑い声が聞こえてくるかのような錯覚をおぼえました。103名の生徒たちが、幸せな人生を歩んでくれることを教職員一同、心から祈っております。

【校長室よりNo.102】社会で役立つ資質を育てる

2月に発行した学校だよりでも掲載しましたが、本校では、生徒たちが社会で役立つ資質を育むための取り組みを進めております。本日の午後、2年生を中心に卒業式の会場準備を行いました。通常であれば、担当する教師が指揮を執りながら、生徒たちが準備に取り組みます。しかし、それでは、自ら考え・自ら行動する力は育成できないと考え、生徒たちに会場図を渡して、生徒たち自らが考えて会場づくりに取り組みました。正直、全ての生徒が主体的に取り組めたとは言えません。しかし、時間を追うごとに、自ら仕事を見つけ、自らの判断で取り組めるようになり、たったの数時間の間で、大きな成長を見ることができました。学校教育の本来の目的を、私たち教師も再認識して、「教える」「育つ」のバランスを考えた教育活動を進めていきます。