校長室より

2022年6月の記事一覧

【校長室よりNo.125】教師が本気で!

本日は、職員会議ではなく、全職員で「学力向上」に向けた具体策を、教科ごとに真剣に話し合いました。生徒たちの学力は、教師の授業で決まると考えています。教師が本気になって授業に取り組んでこそ、生徒たちの学ぶ意欲に火をつけて、結果的には学力を向上させられるものと信じています。どの教科の話し合いも、白熱しており、アイデアに溢れる具体策を出し合っていました。

【校長室よりNo.124】感性(小鳥との契約)

教師という職業を続けてきて、東中の生徒を含め、これまで出会ってきた生徒たちに感謝する瞬間がたくさんあります。写真は、我が家の庭になっているラズベリーとブルーベリーです。毎朝、5時頃に収穫して朝食で食べるのですが、必ず5粒ずつ熟したものを残します。なぜなら、私が摘んでいる上で、小鳥が飛び回り、「一粒下さい。」と言わんばかりにかわいい鳴き声を響かせているからです。教師になりたての頃は、そんな感性はありませんでした。たくさんの生徒たちに出会う中で、たくさんの優しさをいただいたからこそ、身についた感性だと確信しています。

【校長室よりNo.123】気づき

昨日の日曜日、栃木県在住で、パラリンピック・マラソンランナーの加冶佐さんと井頭公園を走りました。私にとって、視覚障害者のガイドは初めてでした。気を遣っているつもりでも、ちょっとした段差を伝えなかったために、躓きそうになったり、スピードが安定せずに、無理をさせてしまったりしました。21kmを走りましたが、体の疲れよりも気疲れを感じましたが、それ以上に「気づき」の多い時間でした。「自分目線」では見えないものを見ることの大切さを教えてもらった、とても有意義な時間でした。

【校長室よりNo.122】寛容

運動会を明日に控え、学校には生徒たちの歓声が響き渡っています。生徒たちの練習を、校庭の草むしりをしながら思うことは、生徒たちは「自らの力」で様々な障壁を乗り越えているということです。300名を超える生徒が一緒に生活する学校では、日常的に生徒同士のトラブルがあります。それは、自我が芽生えた思春期の中学生であることを考えれば、必然的なことかもしれません。しかし、生徒たちの様子を見ていると、昨日まで仲違いをしていた友達同士であっても、「クラスのために頑張ろう。」とそれぞれが「寛容」の心で認め合い、笑い合って、手を取り合って活動をしています。改めて、生徒たちの広い心・寛容さに、目頭が熱くなります。明日の運動会は、午前中のみとなりますが、そんな心の葛藤を乗り越えながら、純粋な心で競技をする生徒たちを見守って下さい。

【校長室よりNo.121】教員という職業

最近は、「教職員の働き方改革」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。確かに、長時間残業をしている教職員がほとんどであることも事実です。そのような中でも、教員という職業を誇りに思う時間もあります。

毎朝、学校北側の横断歩道で立哨指導をしておりますが、そこを高校のバスが通ります。そのバスに乗っている高校生が、通り過ぎるとき、毎日手を振ってくれるのです。その高校生は以前の学校の生徒です。中学校を離れ、別の学校になっても、窓越しではあれ、つながりを持てる教師という職業に誇りを持ちたいと思います。