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2021年4月の記事一覧

飛躍の予感、春季陸上競技大会

昨日、4月27日、好天に恵まれた爽やかな春の日に、春季陸上競技大会が行われました。
昨年度は、コロナ禍によりほとんどの大会が中止となったため、久しぶりの公式戦を特設陸上部の生徒たちもとても楽しみにしていました。

私も終日会場で応援してましたが、選手一人一人が自己ベスト更新を目指し、全力を尽くす姿に感動しました。今年度、新たに定めた真岡西中のスローガンは「挑戦 ~夢を志に~」ですが、まさに、それを体現していたと思います。

結果は、男子総合7位、女子総合4位 男女総合5位と、好成績を収めることができました。県大会にも複数名の選手が出場します。また、成績だけでなく、応援の様子や係の仕事にも一生懸命にも取り組む姿は、大変立派でした。

しかし、西中生の底力はこんなものではありません。この後に続く各部の春季大会や夏の総体では、更なる活躍を御覧に入れられると思います。

朝練のために早起きして準備をしてくださった保護者の皆様、大会当日応援に駆けつけてくれた保護者の皆様、本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

なお、大会での奮闘の様子は、後日保護者向けのページにアップさせていただきます。楽しみにお待ちください。

一匹のネズミとの出会い

「すべては、一匹のネズミとの出会いからはじまった」。
これは、有名なウォルト・ディズニーの言葉です。まだ、名も売れず大変貧しい暮らしをしていた若きディズニーと一匹のネズミとの出会いが、ディズニーの人生そのものを変えていったのです。ミッキーマウスという愛くるしいキャラクターが生まれた瞬間、それからすべてが始まり、ディズニーは全世界の子供たちをはじめ、老若男女を問わず、全ての人々を魅了してやまない多くの作品を、次から次へと生み出していったのです。

「出会い」とは、何も人間だけとは限りません。一匹のネズミでもいいのです。一冊の本でもかまいません。
出会いには、夢と希望が宿っています。
人は、それぞれ生育環境が違うし、考え方や行動様式が各々異なります。ゆえに、人の出会いとは新たな価値との遭遇でもあるのです。ある人との出会いが古い自分を脱皮させ自分を新しく変えていく。人は、出会いによって一つ成長するし、出会いは自分を高めるチャンスをはらんでいます。

真岡西中に新たに入学した1年生はもとより、それぞれ進級した2・3年生の皆さん、先生方を含めた新しい「出会い」によって、成長のきっかけをつかみ、自分を大いに高めてください。
西中生の皆さんの躍進を期待しています。

3つの約束と挑戦

昨日、4月14日(水)、全校集会を実施ました。
校庭で行う予定でしたが、雨のためWeb会議システムにより、校長室から各教室に配信する形で行いました。
校長講話では、3つの約束とスローガンの話をしました。主な内容は、以下のとおりです。


3つの約束とは、「時を守る 場を清める 礼を正す」のことです。これは、明治、大正、昭和、平成までの4つの時代を生きた哲学者、教育者である、森信三先生が唱えた言葉です。
「時を守る」については、「遅刻をしない、期日を守る」ということです。定刻までには準備を整え、きたるべき時に備えて心を静めて開始を待つ姿勢が大切です。時を守る先には、必ず相手があります。自らが時を守ることで、相手を尊重することになります。
「場を清める」については、「整理整頓をして、しっかりと掃除を行う」ということです。清掃を一生懸命行うと、気付く人になれる、心を磨く、謙虚になれる、感動の心をはぐくむ、感謝の心が芽生えるなど、様々な心の成長が見込まれます。単に身の回りの整理整頓や掃除であっても、他を敬い、奉仕の心につながるものだと思います。
「礼を正す」については、「気持ちのよい挨拶や返事を行い、敬意を表すために服装や身だしなみを整える。」とういことです。挨拶には、「心を開いて、相手に迫る」という意味があり、挨拶をすることで人間関係は良好に保たれます。また、服装や身だしなみを整えることは、相手に対する礼節につながります。
森信三先生の3つの約束、「時を守る 場を清める 礼を正す」は人としての基本であり、本気で守ろうと思えば、誰でも必ず守れるものです。中学生のときに、人としての基本をしっかりと身に付けておけば、社会人になっても他人からの信頼を得ることができるでしょう。今年度新たに定めた3つの約束、しっかりと守るようにしましょう。

次は、スローガンについてです。令和3年度、すばらしいスタートを切った皆さんが、1年間充実した学校生活が送れるよう、みんなで目指していけるスローガンを決めました。それは、「挑戦 ~夢を志に~」です。
スローガンの意味を説明します。まず、「挑戦」ですが、中学時代は心身共に大きく成長する時期で、皆さん一人一人が持つ、様々な可能性が大きく花開くときでもあります。しかし、自分がどんなことが得意で、どんな可能性を持っているのかは、なかなか分かりません。そこで、いろいろなことに挑戦し、自分の可能性を見極めてほしいという思いを、「挑戦」という言葉に込めました。しかし、中途半端な気持ちで挑戦したのでは、可能性の扉は開きません。「こうなれたらいいな」という憧れに近いような「夢」ではなく、「絶対にこうなってみせる」とうい覚悟、行動まで含めた具体的な道筋、つまり「志」をもって挑戦することが大切です。人間、覚悟を決めれば、ほとんどのことは実現可能でしょう。「挑戦 ~夢を志に~」のスローガンのもと、皆さんが自分の力で、可能性を扉を開き、次のステップに進んでいくことを期待しています。頑張ってください。


校長講話のあと、教室から拍手が聞こえてきました。
校長講話で、拍手をもらったのは初めてです。
西中生は、本当にいい子たちばかりですね。
西中がますます好きになりました。

歓迎、101名の新入生

先週、入学式を実施しました。
コロナ禍により、新入生と保護者、一部の教職員のみで行いました。
本来、来賓の方々をお呼びして、在校生、教職員総出で、歓迎の意を表すべきところですが、生徒の安全・安心を最優先に考えた上での内容の変更であり、御理解いただきたいと思います。

式辞では、新入生に以下の三つのことをお願いしました。


1 当たり前のことが当たり前にできる生徒になってほしい。
朝は自分で起きられる。誰にでも大きな声で挨拶ができる。人の話をきちんと聴くことができる。自分を振り返り反省することができる。どれも当たり前のことばかりですが、なかなかできないものです。人として当たり前のことができるようになることが、中学校生活を豊かで楽しくする第一歩だと思います。本校では、「時を守る 場を清める 礼を正す」という三つの約束があります。進んで守るようにしましょう。

2 一生懸命に勉強してほしい。
中学校での学習は、小学校とはずいぶん違います。内容も難しくなり、より考える力が求められるようになります。また、授業も教科ごとに先生が違う教科担任制になり、さらに、小学校にはなかった中間テスト・期末テストがあります。そのため、予習や復習などの家庭学習も計画的に行うことが大切です。日々の努力を欠かさず、皆さん一人一人が三年間で確かな学力を身に付け、自らの進路を自分の力で切り拓いてほしいと思います。

3 何かに本気で打ち込み友情を育んでほしい。
本校では、スポーツフェスティバルや文化祭など様々な学校行事があり、大変盛り上がります。また、皆さんが楽しみにしている部活動も盛んで、多くの大会に出場し活躍しています。学校行事や部活動で一番大切なことは、本気で取り組むことです。仲間と一緒に本気で取り組めば、そこに確かな友情が生まれます。共に何かを成し遂げ、そこから生まれてくる友情は、一生の宝物です。中学校生活を通して、友情を育み、生涯の友とできる人を探してほしいと思います。


 新入生の皆さんが真岡西中学校の伝統である「西中魂」をしっかりと受け継ぎ、中学校三年間で大きく成長されることを期待しています。

1学期のスタートに当たり

先週、4月8日(木)に、第1学期始業式を行いました。

式辞の中で、3年生には、最上級生としての自覚を求めました。
「一人が一校を代表する」という言葉どおり、3年生の行いが、学校の雰囲気を作っていきます。勉強はもちろんのこと、部活動や生徒会活動など何事においても、伝統ある真岡西中を引っ張っていってほしいとお願いしました。
後輩から頼りにされる3年生、理想に燃え常に向上心を持って何事頑張る3年生、そんな姿を目指してほしいと思います。

2年生には、中堅学年としての責任ある行動を求めました。
101名の新1年生を迎え、いよいよ先輩と言われる立場になります。新1年生は、まずは2年生を手本とします。
そのため、昨年までと比較して、より大きな責任が課せられます。新1年生が安心して中学校生活をスタートできるよう、そして3年生をしっかりサポートできるよう、中堅学年として真岡西中をしっかりと支えてほしいと思います。

最後に、様々な活躍の基盤は学級にあり、担任の先生を信頼し、よりよい学級づくりに向けて頑張ってほしいとお願いしました。
新1年生を加え、生徒数334名となった新生真岡西中学校の躍進を期待しています。