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今日は小雪(しょうせつ)

本日、11月22日(月)は、二十四節気の一つ「小雪(しょうせつ)」です。
「小雪」とは、雪が降りはじめるころを指します。まだ、積もるほど降らないことから、小雪といわれたようです。
関東の平地でこの時期に雪が降ることはまれですが、遠くに見える山々の頂は白銀に染まり、冬の到来を間近に感じるようになります。

二十四節気は、季節を表す言葉であり、古代中国で誕生しました。
二十四節気は、1年を24分割するのですが、その分け方は、日照時間が最も長い「夏至」と最も短い「冬至」で2分割。昼夜の時間が同じ長さになる「春分」と「秋分」で4分割。それらの間に「立春」「立夏」「立秋」「立冬」を入れて8分割。その8つをさらに3分割して24に分けます。
二十四節気は、全て漢字二文字で表され、小雪の次は11月30日の「大雪(たいせつ)」です。
二十四節気を更に3分割したものが、七十二候となります。

ちなみに、あす23日は七十二候の一つ「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」です。虹を見ることが少なくなるという意味です。
虹を見る機会が減るのは、太陽の南中高度が低くなることで日差しも弱まり、曇り空も多くなるためです。

今も昔も、日本人は、季節に寄り添いながら暮らしています。
日本以外にも四季のある国はたくさんありますが、ことさら日本人の季節感は称賛されます。
それは、幼いころから自然に親しみ、繊細な感覚を身に付け、季節を愉しむすべを会得しているからだと思います。
生徒の皆さんも、是非、二十四節気を意識して生活してください。
国際化、グローバル化が加速するこれからの時代だからこそ、日本のよさを感じ、日本人としての自覚を深め、自己がよって立つ基盤にしっかりと根を下ろすことが重要になると思います。