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3年ぶりの皆既月食

あす26日(水)は、今年最も大きな満月(地球に最も近い満月)「スーパームーン」です。そして、夕方から夜にかけて皆既月食が起こります。日本国内で皆既月食が見られるのは、2018年7月28日以来、約3年ぶり。スーパームーンが皆既月食となるのは、次回は2033年10月8日です。

せっかくの機会ですでの、御家族で観察してみてはいかがでしょうか。
月は18時44分ごろから欠け始め、皆既食の始まりは20時9分頃、食の最大は20時18分頃、皆既食の終わりは20時28分頃、欠けた部分が小さくなっていって、部分食が終わるのは21時52分頃です。皆既食の始まりから終わりまでの時間が短いので、見逃さないようにしてください。

月食が起きる理由は、以下の図のように、太陽・地球・月が一直線上に並ぶからです。月が地球の影に隠れることを月食と言い、月全体が完全に影に隠れると皆既月食と言います。(画像は、国立天文台HPからお借りしています。)
皆既月食となった月は、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、赤黒い色に見えます。これは、太陽光が大気の中を通過する際、波長の長い赤い光は散乱されにくく、大気を通過してその一部が月に届き、赤銅色に見えるのです。