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朝会

4月22日(月)「渋沢栄一」

 2024年に、お札のデザインが新しくなると発表され、新しい一万円札には、渋沢栄一さんの肖像画が使われることになりました。渋沢さんは、1840年、埼玉県深谷市生まれで、みずほ銀行、王子製紙、東洋紡績、東京ガスなど、500以上の会社を作り、「日本資本主義の父」と呼ばれるようになりました。「資本主義」というと、「お金を儲けることだけ考えている」と思われがちですが、渋沢さんは、「お金を儲けることは大切だが、仕事はみんなのためにするものだ。」と言っているように、自分だけでなく、みんなの幸せも大切にした人です。たくさんの会社を作りましたが、明治7年に真岡の柳林(自然センターの近く)に作った会社が、渋沢さんの最初の会社でした。その当時、ものを運ぶときは舟を使うことが多く、柳林に河岸があったからだと考えられます。その会社は、「柳林農舎(りゅうりんのうしゃ)」といい、養蚕と製茶の2つの農業を展開していました。残念ながら、13年間で会社が終わってしまいますが、お札に印刷される人が真岡にゆかりのある人だということで、紹介しました。