校長室から

2月の朝会でのお話

以下は、2月5日の朝会でお話しした内容です。ご家庭でも話題にしていただければ幸いです。

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 まずは、元日に起こった能登半島地震について、児童の皆さんより「募金活動をして少しでも被災地の力になりたい」との提案があり、実際に募金活動を行いました。募金の総額は、75,254円、びっくりするほどの金額です。皆さんの優しく温かい心は、きっと被災された方々に伝わると思います。皆さん、ありがとう。

 

 今日は「感謝」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 感謝を伝える言葉、皆さんが一番使っている言葉は「ありがとう」や「ありがとうございます」ですね。

 では、今日はワークをやってみましょう。隣の人と2人組を作ってください。

<ワーク1>「『感謝』したい人、「ありがとう」って伝えたい人は誰ですか。1人挙げてください。」

<ワーク2>「2人組の相手に、その人は誰かを伝えてください。それと、その理由を伝えてください。」

<ワーク3>「そのことを、その人に1文で伝えるとしたら、どう伝えるでしょう。今組んでいる人をその人に見立てて、感謝の気持ちを伝えてみましょう。」

(例:○○ちゃん、登校班の班長さんとして、いつも私たちを安全に学校に連れてきてくれてありがとう)

<ワーク4>「これを伝えたときの気持ちはどうでしたか。お互いに伝えてください。

<ワーク5>伝えられたときの気持ちはどうでしたか。お互いに伝え合ってください。

「ありがとうと言われてどんな気持ちだったでしょう。インタビューしてみたいと思います。」

何人かの児童にインタビューすると、「嬉しかった」「これからがんばろうと思った」などの意見が出ました。

 「ありがとう」は魔法の言葉、自分も周りも幸せにする言葉です。口に出して「ありがとう」と伝えるとよい場面はたくさんあるのに、そのチャンスに気が付かない時があります。皆さんは、今日のワークで、「ありがとう」と言われたときに嬉しくなったりやる気が湧いてきたりする気持ちに気付くことができました。「ありがとう」という魔法の言葉で自分も相手も温かい気持ちになれるよう、感謝を伝える場面に気付き、「ありがとう」の言葉に載せて自分の心を伝えられる人になってください。

 

 ~ご家庭でもお子様の「ありがとう」を育て、ともに喜んだり癒やされたりしてみてください~