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2学期始業式での話
今日の始業式では、感染症とその予防について簡単にお話をしたので、その内容をお伝えします。
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感染症は、「感染源(ウイルスや細菌などの病原体)」、「感染経路(病原体が運ばれる経路)」、そして、「主体(うつる可能性がある人や動物)」の影響で起こります。
学校や各家庭では、「感染源」が学校に入ってこないように、全員で協力して健康観察を行っています。少しでも感染の可能性があるときには学校を休んでもらっています。保護者の方々は本当によく協力してくださいました。
これが完全にできていて、学校の中に病原体が入ってこなかったら、実はマスクも消毒もいらないのです。
次に「感染経路」のお話です。新型コロナウイルス感染症の場合は、主に接触感染、飛沫感染、エアロゾル感染(空気感染)です。この感染経路を断ち切るために、換気、消毒、手洗い、距離を取る、マスク、などの対策を行っています。病原体は透明で目に見えないので、もしも病原体が入ってきても感染しないように、しっかりと丁寧に行っています。その努力の甲斐もあって、亀山小学校ではクラスターは1回も起こっていません。
そして、「主体」つまり皆さん自身の対策です。実は、これはとっても大切です。それは、自分自身の心と体を丈夫にするという事です。病原体が体に入ってきても、体が丈夫なら病原体は死んでしまいます。だから丈夫な体をつくって欲しいのです。そのためには、
1.栄養バランス良く、しっかり食べましょう。<まごわやさしい>→食育の授業で学習しました。
(ま(豆類)ご(ごま・ナッツ類)わ(わかめ・海藻類)やさし(野菜・魚・しいたけ(キノコ類))い(イモ類))
2.頭を使ってしっかりと勉強し、体をたくさん動かして体力を付けましょう。
(脳と筋肉と血液をたくさん動かすことが大切です)
3.早寝早起き、睡眠時間の確保をしましょう。
4.悩んだり不安に思ったり、不満をもったりしたときには、誰かに相談したり解決するために行動したりして、さわやかな心を保てるようにしましょう。
(いつも悪いことや不安なこと、嫌なことばかり考えていると免疫力も低下します。一緒に考えてくれる人がいると、心が軽くなります。)
この4つの事を心がけて、病気にかかりにくい、またはかかっても軽くて済むような、丈夫な体をつくっていきましょう。
それからもう1つ、マスク生活が長く続く中ですが、マスクを外しても心配ない場面や、マスク長期着用による問題点も分かってきました。これから皆さんと一緒に考えながら、マスクを付けたり外したりすることを自分で判断し、行動でき、安心できる生活スタイルを見つけていけるように、少しずつ前に進みたいと思っています。2学期は、皆さんの心と体が健康で、笑顔いっぱいの毎日になることが校長としての私の目標です。児童の皆さんの「顔晴る」姿を楽しみにしています。