校長室から
「感謝の気持ち」を大切に
月日の過ぎるのは早いもので、2月ももう少しで終わり、3月を迎えようとしています。振り返りますとコロナ禍の1年でしたが、保護者・地域の皆様が力強く支えてくださり、教育活動を取り戻していくことができました。困難を乗り越えてこそ得られる貴重なものがあります。それは、心を一つにすること、新たなものを築くこと、あきらめないこと、他を思いやることなどです。これらのことを、困難を乗り越えながら真に学びました。
3月19日(金)には、6年生児童・保護者・本校職員の参加によります「卒業式」を実施します。最高学年として立派に活躍してくれた6年生にとって、大切な卒業式を思い出に残る式にしたいと思います。また、1年生から5年生も、進級に向けて最後のまとめを頑張っています。希望をもって進級できるようにしたいと思います。
進学や進級につながる節目の時、詩画作家・星野富弘さんの言葉(下記)が心に響きます。この言葉にあるように、たくさんの「感謝の気持ち」を大切にしたいと思います。子どもたちは、毎日、交通指導員の方々やスクールガードの皆様、地域の皆様に見守られながら安全に登下校しています。
また、読み聞かせなどの活動も、年間を通じて御協力いただいています。そして、深い愛情を注いでくれる家族や一緒に活動してきた友達など、自分の成長を支えてくれた多くの人への感謝の気持ちを高めたいと思います。
コロナ禍の中、感染防止を最優先に教育活動を進めていきます。そして、最後のまとめをしっかりできるよう職員一同取り組んでまいります。保護者・地域の皆様には、今後とも御支援、御協力をよろしくお願いいたします。
(学校だより2月号)
「令和3年 感染防止と着実な前進を」
令和3年がスタートしました。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。3学期は、進級・進学に備える大切な節目の学期です。1年間の総まとめにしっかり取り組み、新たな目標をもって新年度が迎えられるようにしていきたいと思います。
さて、本県においても感染拡大が続いており、令和3年は収束に向かうための重要な年になります。人類と感染症の関わりの歴史は古く、ウイルスや細菌の誕生が人類の誕生以前の出来事であったことを想起すれば、「人類の歴史は感染症との闘いの歴史でもある」と言われています。これまでに、幾多の感染症が危機をもたらしましたが、そのたびに人類は、目に見えない感染症と闘い乗り越えてきました。そして、ワクチンの開発や抗生物質の発見等により、感染症の予防・治療方法を飛躍的に進歩させてきました。
今、感染収束のために、世界が連携・協力してウイルスと闘っています。このような中、私たちが行わなくてはならないことは、感染防止のために3密(密閉、密集、密接)や会食での会話を避けること、そして、マスク、咳エチケット、手洗い等の衛生上の注意など、基本的なことをしっかり行うことです。これは、今も昔も変わらず重要なことであり、人類が感染症を収束させてきた過去の教訓を生かすことです。互いの命を守るために、皆が一丸となって感染防止に努めていかなければなりません。
令和3年は丑年です。牛は古くから大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる重要な動物でした。その様子から、目前のことを一歩一歩着実に進めることで、新たな発展につながる年にしていきたいと思います。コロナ禍の中ですが、子どもたちにとってかけがえのない大切な今です。健康・安全を第一に、状況を踏まえた中での最善を目指し、全力で教育活動に取り組んでまいります。本年も、保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。
(学校だより1月号)
【コロナ対策・真岡市ロゴマーク】
「積極的な自主防犯活動が表彰されました」
「真岡小学区青少年健全育成連絡会」並びに「真岡小学校安全ボランティア」の皆様の多年にわたる積極的な自主防犯活動に対して、今年10月に表彰を受けました。これは交通指導員の方々やスクールガードの皆様による安全指導、新1年生への防犯ブザー配布、子ども110番の家の協力等、地域ぐるみでの活動が高く評価されたものです。地域一丸となって支えてくださっている皆様に、心より感謝申し上げます。
(学校だより12月号②)
「心を一つに、力を合わせてきた日々」
令和2年は3月から5月に臨時休校があり、6月に学校が再開してからも、感染防止と学びの保障との両立をどのように図っていくか模索がありました。このような中、保護者の皆様、地域の皆様には、本校教育への多大な御理解と御協力をいただきました。おかげさまで、本来の教育活動を一つ一つ取り戻すことができました。そして、日々の授業をはじめ、修学旅行や遠足、運動会等の大きな行事も、無事に実施することができました。
このようなことから、今、困難を乗り越えるために大切なことを実感しています。それは、「皆が心を一つに、知恵を絞り、一緒に力を合わせて取り組んでいく」ということです。これは、真岡小学校のすばらしい底力です。保護者・地域の皆様が力強く支えてくださり、これがよりよい教育活動の源になっています。深く感謝申し上げます。コロナ禍の中ですが、今後もお力添えをいただきながら、全力で子どもたちの教育に取り組んでまいります。
12月26日(土)から1月7日(木)まで、13日間の冬休みに入ります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。3学期に元気な子どもたちに会えることを、職員一同願っています。
(学校だより12月号①)
「一人一人を大切にする教育の推進」
12月4日(金)~10日(木)は、「人権週間」です。人権を大切にするということは、「命を大切にすること」や「いじめを絶対にしないこと」などです。互いが相手を考え、思いやりをもって接する心が大切です。本校では、各学級で人権標語を作成するとともに、新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見の防止に向けた取組を行います。さらに、人権DVDの視聴を行い、人権を尊重して生活しようとする態度を育てます。
人は、誰もが幸せに生きたいと願っています。その幸せは、周囲の人とのかかわりの中で深まっていきます。御家庭でも、心の温かさや命の大切さについて、話題にしていただければと思います。
(学校だより11月号②)
「子どもたちの宝物になる教育活動を」
今年度は、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、教育活動の方法を工夫して、子どもの学びを保障していくことが求められます。このような中、10月から11月にかけて、大きな学校行事であります「修学旅行」「遠足」「運動会」を実施しました。「学校行事」には、「教科学習」では容易に得られない教育的価値があります。それは、「学校行事を通して得られる地域や自然とのかかわり、文化や人との触れ合い、その中で生まれる強いつながりや深い感動は、一生の宝物」(文部科学省資料より)と示されています。
「修学旅行」「遠足」「運動会」が無事に実施ができましたのは、保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力のおかげです。深く感謝申し上げます。子どもたちにとって、一生の宝物となるような教育活動になったことと思います。
子どもたちに一度しかない「大切な今」、感染症対策と学びの保障の両立をしっかり図っていきたいと思います。
(学校だより11月号①)
「子どもたちにとって実り多い秋に」
学校の正門付近にも、たくさんの落ち葉が見られる季節になりました。このような中、子どもたちが安全に坂道を上って来られるようにと、毎朝、地域の方々がきれいに掃いてくださっています。そして、交通指導員の方々、スクールガードの皆様による安全指導が、子どもたちを守ってくださっています。皆様の温かい御支援に深く感謝申し上げます。
10月15日(木)~16日(金)には6年生の「修学旅行」、10月20日(火)には1年生から5年生の「秋の遠足」を実施しました。それぞれによい思い出がたくさんできました。事前の準備等、保護者の皆様には大変お世話になりました。また、11月2日(月)には、真岡小図書ボランティアの方々の御協力をいただき、リモートによる「図書集会」を実施します。多読賞の表彰も行い、子どもたち一人一人の読書意欲を高めたいと思います。
そして、11月14日(土)には、「運動会」を実施します。今年度は、新型コロナウイルス感染防止対策を第一に、できる限り密を避けるために、午前の部が1,3,5年生、午後の部が2,4,6年生の2部構成で行います。また、御来賓の皆様や来入児の御招待を差し控えさせていただくくとともに、御参観は一家族2名様まででお願い申し上げます。文部科学省「運動会等の実施に当たり留意すること」等を踏まえ、子どもたちの健康・安全を最優先に実施いたします。趣旨を御理解の上、御協力をお願いいたします。
子どもたちにとって実り多い秋となるよう、職員一丸となって指導・支援して参りたいと思います。今後とも、保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力をお願いいたします。
(学校だより10月号)
「人は人によって磨かれる」
今年度は、8月17日(月)から2学期がスタートしました。全国的に新型コロナウイルス感染の収束が見通せない中ですが、感染防止に最善を尽くし、子どもたちにとって実り多い学期となるよう、職員一丸となって指導・支援してまいります。
さて、「人は人によって磨かれる」という言葉があります。一人ではできなかったことも、友達と学び合い、励まし合って取り組むことにより、できるようになっていきます。子どもたちは、互いに関わり、影響を受け合いながら成長していきます。
また、集団で生活する中では、互いに我慢しなければならないこともあります。例えば、昼休みに学級のみんなで遊ぶときに、様々な意見の中から何で遊ぶのかを決めなければなりません。このような活動から、自分のためだけでなく、みんなのために力を合わせて頑張り、一人では味わえなかった充実感や喜びを味わうことができるでしょう。他者のことを考えて行動する仲間意識も育まれていきます。
そして、家庭や地域の方々との関わりが、子どもたちに大切なものを与えてくださいます。自分が大切にされていることによる人への信頼感、守られていることによる安心感や自尊心、‥‥それは、将来たくましく生きていくための柱になるものです。
子どもたちは、人との関わりによって磨かれ、成長していきます。これからも、学校・家庭・地域が一体となり、子どもたちの成長を温かく支えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(学校だより9月号)
「子どもたちの『今』を大切に」
6月から本格的に学校が再開し、子どもたちも学校生活のペースを取り戻し、活気が高まりました。このような中、手洗いや消毒、3密を避けるなどの感染防止対策と、学校本来の教育活動との両立を図っていかなければなりません。子どもたちにとって一度しかない「大切な今」、学力の保障とともに、大切な思い出をしっかり作ってあげたいと思います。
詩人 坂村 真民さんの「二度とない人生だから」という詩があります。
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「二度とない人生だから」(※抜粋) 二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛をそそいでゆこう 二度とない人生だから まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう |
新型コロナウイルス感染防止のため、従来行ってきた学校行事等も、そのまま実施することが困難な部分もあります。そのため、形を変えての実施や、中には中止しなければならないものもあります。しかし、子どもたちには一度しかない「大切な今」です。この詩に込められている気持ちのように、現状の中で最善を尽くしていきたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様には、どうぞ御理解と御協力をお願いいたします。
8月1日から16日間の夏休みになります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故や水の事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。2学期の始業式の日に、元気な子どもたちに会えることを職員一同願っています。
(学校だより7月号)
「子どもたちを交通事故から守るために」
新年度が本格的にスタートし、約1か月が過ぎました。特に毎日の登下校では、交通指導員の方々、スクールガード・保護者の皆様には、児童を交通事故から守るために、厚い御支援をいただき感謝申し上げます。登校班も新しくなり、登下校に慣れていない1年生を迎え、交通安全の確保は極めて重要です。警察庁(平成31年3月)によると、歩行中の小学生の交通事故の特徴として、次のことが挙げられています。
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○ 状態別では、歩行中の事故が最も多い。(過去5年合計で約6割を占める。) ○ 小学校1年生の歩行中の死傷者数は、6年生の約3.6倍。※死傷者数は、死亡者数と重傷者数の合計(学年が低いほど歩行中の割合が高く、学年が高くなると自転車乗用中の割合が高くなる。) ○ 1年生の事故が特に多い月は、5月(下校中及び私用)と日没が早くなる10月。 ○ 歩行中の死傷者の約4割は、飛び出しが原因。(小学生に違反がない交通事故も約3割。) |
歩行中の交通事故は「横断中」に多く起こっています。安全に道路を横断できるようにするために、横断する前に、「必ず立ち止まる」「右左をよく見る」「車が止まっているのを確認する」ことなどを、御家庭でもお子様と確認ください。そして、特に低学年は、通学路や公園などお子様の行動範囲を一緒に歩きながら、交通ルールや安全な歩き方を身に付けさせてほしいと思います。
これからも、学校・家庭・地域が一丸となって、子どもたちを交通事故から守っていきたいと思います。御協力をよろしくお願いいたします。
(学校だより6月号)