教育目標と経営方針
令和3(2021)年度 学校経営について
  
1 真岡小学校教育目標(登高の精神)
  心身ともに健康で よく考えて判断する力と実践力をもった 心豊かでたくましい子どもを育てる
  1 進んで学ぶ子ども
  2 元気でがんばる子ども
  3 思いやりのある子ども
 
2 経営理念
 本校は真岡城跡に建てられた、創立147年を迎える歴史と伝統ある学校である。建学の精神である「登高」では、すべての教育活動を通して、より高い自分を目指し意欲的に取り組む児童の育成を目指している。
 「不易と流行」という言葉が教育界でよく使われる。不易とは、「どんなに社会が変化しようとも、時代を超えて変わらない価値のあるもの」であり、流行とは、「社会の変化に関心をもち、時代の変化とともに変えていく必要のあるもの」である。
 本校における不易の部分は、「登高の精神」である。この精神は、先輩方が追い求め続けてきたものであり、今後も求めていきたいものである。一方、流行の部分は、現在の子どもを取り巻く環境が常に変化し、将来の予測が困難な状況にある中で、時代の変化に対応できる能力や態度を育成することである。
 また、児童の実態や世の中の流れを踏まえ、「生きる力」をはぐくむという基本的な概念のもと、生きて働く「知識・技能」を習得させるとともに、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」を育成し、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」を涵養していきたいと考える。さらに、いじめ防止につながる豊かな心の育成や当然身に付けるべき規範意識、自己有用感の育成に加え、体力の向上など心身の健康の増進にも取 り組んでいきたい。
 本校の伝統である「和」の心を大切に、「よりよく成長したい。よりよく成長させたい。」という児童、保護者、教職員の共通の願いを叶えられるよう教育活動を展開していきたい。
 
3 目指す学校像
(1)好意・好感・好印象をもたれる学校
  ・挨拶、清掃、身だしなみ、時間を守るなど「凡事徹底」を図り、当たり前のことが当たり前にできる学校
(2)にこにこ笑顔のあふれる学校
  ・笑顔で登校、笑顔で下校、家でも笑顔で学校の話ができる学校
 
4 目指す子ども像(四あわせな子ども→幸せな子ども)
(1)安心して自分の考えを発表できる子
(2)安全に心掛けられる子
(3)相手のことを考えられる子
(4)明るい挨拶のできる子
 
 ~「あいうえお」の合い言葉~  「子どもたちに日本一の感動を!」
  いさつ      ‥‥‥‥関わり(人や自然等との関わりから得られる感動)
  っしょうけんめい ‥‥‥‥努力(がんばって得られる感動)
  んどう      ‥‥‥‥挑戦(チャレンジして得られる感動)
  がお       ‥‥‥‥達成(分かった・できたことの感動)
  もいやり     ‥‥‥‥協力(力を合わせて得られる感動)
  
5 目指す教職員像
(1)情熱があり使命感のある教職員 
(2)指導力のある教職員
(3)温かい心をもつ教職員
(4)人権感覚のある教職員
 
6 経営方針及び努力点・具体策  (※下線は今年度の重点)
(1)基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るとともに、児童自らが、主体的に取り組む授業の充実に努める。【確かな学力】
  ①言語活動の充実を図り、学ぶ楽しさを育てる授業(分かる授業)の創造
   ・「分かる、できる、定着する」指導の充実
   ・学力向上:各種学力調査(国・県・市)の結果活用
   ・GIGAスクール構想:ICT(タブレット端末、電子黒板等)の積極的な活用
  ②学ぶ意欲の向上と学習習慣の定着化
   ・体験的な学習や問題解決的な学習の推進
   ・朝の学習の時間の工夫
   ・家庭学習の習慣化(課題学習の工夫)
  ③個に応じた指導の工夫と充実
   ・特別支援教育、日本語教室における児童支援
   ・TT指導による個に応じた指導の充実 

(2)運動に親しみ、健康でたくましく生きる児童の育成に努める。【健康安全・体力】
  ①教科体育の強化
   ・活動量に満ちた授業の工夫
   ・新体力テストの実施と結果活用(走力・跳躍力・持久力・投力の向上)
  ②年間を通した健康安全・体力つくり
   ・計画的な体力つくり(運動タイムの充実)
   ・健康管理の意識の向上(新型コロナウイルス感染防止:うがい、手洗い、汗の処理など)
   ・危険回避能力の育成(避難訓練の実施:地震、火災、竜巻、不審者 等)

(3)いじめ防止基本方針に基づく、いじめを起こさない、いじめを許さない、望ましい人間関係づくりに配慮した学年・学級経営の充実を図るとともに、豊かな心の育成に努める。【いじめ防止・豊かな心】
  ①いじめ防止基本方針に基づく実践
   ・居がいのある学年・学級づくり(学業指導の充実、Q-Uテストの活用)
   ・自己有用感、自己肯定感の育成
   ・教育相談の充実
  ②道徳教育の推進
   ・基本的生活習慣の育成(挨拶、廊下歩行、清掃、時間を守る)
   ・「考え、議論する道徳」の授業づくり
   ・徳(19日)の週の充実
  ③読書活動と体験活動の推進
   ・朝の読書タイムの充実、家読の励行
   ・学校図書館の有効活用
   ・地域の教育力活用
 
(4)保護者や地域の方々・関係機関の協力を得ながら、開かれた学校づくりに努める。【開かれた学校】
  ①家庭・地域ぐるみでの子どもの安全・安心の学校づくり
   ・スクールガードによる登下校の見守り
   ・一斉メール配信システムの活用
  ②各種だより・ホームページ等による学校の情報提供
   ・学校・学年だより等によるお知らせ
   ・ホームページによる情報発信
   ・「登高(15日)の日」自由参観日の設定
  ③説明責任を果たす教育活動の推進
   ・学校評価の実施と公表(教職員の自己評価、児童・保護者のアンケート)
   ・学校評議員会の開催

(5)児童や保護者との信頼関係を大切にし、教育に対する熱意と行動力のある教職員を目指す。【信頼される教職員】
  ①服務の厳正と健康管理
   ・信用失墜行為の未然防止(不祥事防止チェックリストの活用)
   ・教職員の健康管理と働き方改革の推進
  ②自己研鑽による資質能力の向上
   ・校内研修の充実
    (学力向上、ICTの活用、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善 等)
   ・各種研修会への積極的な参加
  ③学校経営参画意識の高揚
   ・自己評価目標に基づく学校運営への参画意識の高揚