校長室から
5月学校だより
直接体験を大切に
若葉がより深い青葉になり、木々の葉が風に揺れ美しく輝く季節となりました。先日は校長室にいながら、ウグイスの鳴き声を聞くことができました。街中ですが、緑豊かな真岡小学校には、コゲラやシジュウカラ・オナガなど様々な野鳥がやってきます。自然豊かなとても良い環境の中で、子供たちは学校生活を送ることができてありがたいことだと感じています。
さて、5月は万物が成長する時季。学校でも栽培活動が始まりました。アサガオの種をまいた1年生は、毎朝登校したら水やりを欠かしません。最近、芽が出始め、毎日「芽が出た~。○○ちゃん3個めだよ。」と、水やりをしながらの会話が弾んでいます。教材園には、サツマイモやカボチャ・キュウリなどの苗が植えられました。土の感触や土の温度など、直接手で触れたからこそ気付くことができます。そして、当たり前ですが、環境がよくなければ、植物は、物言わずしおれて枯れていきます。子供たちは、栽培活動を通して、植物に関心をもち、植物が成長する喜びや生命力などを感じ取ることでしょう。また、6年生は自然教育センターでの宿泊学習、3年生は学区の様子を知る社会科の校外学習を実施しました。どちらの活動でも、子供たちは、自然や町中の様子や風・匂いを直に感じたり、友達との関わりからお互いの良さを発見したりと、実際に体験して様々な学びや気付きを得ることができました。
今は、インターネットやテレビなどを介して感覚的に学び取る「間接体験」、シミュレーションや模型を通じて模擬的に学ぶ「疑似体験」の機会が圧倒的に多くなりました。しかし、感受性豊かな子供たちの成長のためには、やはり、人や物そして実社会や自然に、実際に触れ、関わり合う「直接体験」は重要であると考えます。今後も、社会科見学や諸行事が予定されております。子供たちが直接体験する機会が有意義なものとなるよう努めてまいりますので、引き続き御協力どうぞよろしくお願いします。
梅雨時になる前に熱中症に強い体つくりを
ここ数年、夏の始めに熱中症で運ばれる人が多くなっています。気温が急に上がり始めることに、体がついていけないのでしょう。ですから、梅雨に入る前から、汗を少しかくくらいの運動を心がけ、暑さに慣らしておく必要があります。暑さに慣れることを暑熱順化(しょねつじゅんか)といい、低い体温でも汗をかきやすくなり、体の熱を逃がしやすくなって、体温の上昇を防げるようになります。学校では、休み時間の外遊びを奨励していますが、御家庭でも、運動のほか十分な睡眠とバランスの良い食事などで、暑さに強い体つくりをお願いします。(学校だより5月号より)
6月学校だより
正門前の城山公園にある「菩提樹」の花が咲き、なんともいい香りを漂わせています。学校では、プールの季節を迎え、子供たちはプールの日を楽しみに元気に活動しているところです。
さて、5月22日(水)には、本校創立記念行事の一つとして、全校生での航空写真撮影やクラスごとの写真撮影を行いました。用意された衣装をまとい、校庭に描かれた校章の分担された場所に静かに移動して、セスナ機を待つこと10分程度。上空に現れたセスナ機に目を輝かせながら、無事撮影を終え、喜んだ子供たちでした。なお、航空写真は、クリアファイルにして、全児童に配付いたします。お楽しみにしていてください。
さらに、6月13日(木)には、150周年記念・県民の日児童集会が実施されました。企画委員をはじめ、各委員会の児童がゲームを企画・運営し、全校生が仲良く・楽しく遊ぶことができました。この後も、子供たちと一緒に、創立150周年の年を盛り上げていきたいと思います。
健やかな身体づくり
4月25日(木)の内科健診から始まった健康診断ですが、6月20日(木)の歯科検診で終了となります。検診への御協力ありがとうございました。
学校保健安全法施行規則により、「児童生徒の健康診断は、6月30日までに行うものとする。」と決められております。学校生活を送るに当たり、子供たちの健康状態を把握するとともに、必要があれば受診を勧め、健康の保持増進を図っています。
生活環境の変化により、視力の低下や若年性糖尿病・肥満等の生活習慣病、姿勢のゆがみやそれによる内臓への影響等が、子供たちの健康問題となってます。成長期の子供たちですので、早期発見・早期治療により、子供たちの健康を守っていきたいです。
健康診断の後には、結果をお知らせしておりますので、受診が必要な場合には、早急に受診願います。
さらに、学校では、保健教育により、自分の体や健康への関心・意欲を高めさせ、健康な身体づくりを計画的に進めております。御家庭でも、引き続き、お子さんの健やかな成長のために、健康管理に御留意ください。 (6月の学校だより より)
7月学校だより
校長室から 学校だより1枚目のみ掲載
9月学校だより
9月の学校だよりを発行いたしました。ご覧ください。
10月の学校だより
10月7日(月)学校評議員さんを来賓に迎え、真岡小学校創立150周年記念式典を実施いたしました。式典は、2部構成で、第1部は、企画委員の児童が中心となって、新しくなった校旗の披露、「真岡小歴代思い出ランキング」の発表を行いました。思い出につきましては、アンケートをもとに、当時の写真とともに年代別の思い出を発表することができました。多くの方々のアンケートへの御協力、ありがとうございました。
【年代別思い出第1位】
80代 学校行事
入学式、卒業式、成人式、集合写真のバックにはすべて久保講堂が写っている。戦争中で、給食はジャガイモやサツマイモばかりだった。
70代 同級生の人数
1クラス50人、8クラス。外遊びは、はだしだった。
60代 学校生活
冬になると校舎の裏にスケート場が出来上がった。
50代 クラス数の減少
真岡西小、真岡東小ができ、クラスの数が減少した。といっても、5クラスはあった。
40代 遊び
相撲の土俵や1年専用の三角庭といった校庭があった。遊具に回旋塔があった。
30代 自然教室
レクリエーションをしたり井頭公園までスタンプラリーをしたりして、友達と楽しい思い出をつくった。
※18歳~30歳未満 学校行事 (紙面の都合上割愛)高校生 友達との思い出
コロナ禍での分散登校。通常登校に戻った時はすごくうれしくて、友達や先生と遊べたことが心に残っている。修学旅行は長野だった。
式典では、代表児童より「新しい校旗とともに『登高』の精神を未来につないでいきましょう」という言葉が全校生に投げかけられました。頼もしい限りです。今後も、子供たちとともに、歴史と伝統のある真岡小学校を更に発展させていきたいと思います。
最後になりましたが、記念事業への協賛金の御協力に厚く感謝申し上げます。
11月学校だより
日々是好日 (にちにちこれこうじつ)
11月1日(いい姿勢の日)、11月3日(いいお産の日)、11月4日(いいよの日)、と11月は語呂合わせがよいので、いい○○の日が多いです。11月8日や23日にいたっては、一日にいくつものいい○○の日があげられるほどです。
「日々是好日」という言葉がありますが、まさに11月を言うにふさわしい言葉です。
この言葉は、禅の問答集『碧巌録(へきがんろく)』に登場します。今日一日を精一杯生きていれば、それだけで毎日がかけがえのない、素晴らしい好日であるという意味で、一日一日を大切に生きる心構えをいうそうですが、これに加えて、「毎日をありがたく生きていく」と言う感謝の意味で用いられることもあるそうです。
この一行に遭いにきた 2024全国読書週間標語
「きょうも かなりさいこう!」
読書の秋。本校では、校内読書週間を10月28日(月)~11月7日(木)とし、読書に親しみ、読書の楽しさを味わうことができるよう、本を借りた数を競う紅白対抗本読み合戦や図書集会など様々なイベントを実施いたしました。
7日に行われた図書集会では、多読賞の表彰の他に、読み聞かせボランティアの皆様による劇「ねこのピート」が披露され、子供たちは舞台に釘付けとなっていました。
劇では、どんな状況になっても「きょうも、かなりさいこう!」と言うねこのピートの言葉が歌となり、繰り返し流れてきます。リズムある楽しい歌につられ、子供たちも途中から一緒に歌って、劇は大変盛り上がりました。今日という日は一日限り、今という時間は一度きりです。それならば、ピートのように前向きに楽しく過ごそう!と元気をもらえるお話でした。やはり日々是好日ですね。
読み聞かせボランティアの皆様、楽しい時間をありがとうございました。
150年の歴史を引き継いで 熱くなれ 真小魂 !
今年の運動会も、天候により2日遅れとなりましたが、子供たちは運動会への思いを切らすことなく、練習の成果を発揮し、最後まで一生懸命に頑張ることができました。150周年の記念の年ということで、種目にも工夫を凝らし、節目の年にふさわしい運動会になったのではないかと思います。
運動会開催に当たりまして、改めて保護者の皆様の御理解・御協力に深く感謝申し上げます。また、多くの御家族の皆様に御来場いただき、子供たちのために最後まで温かな御声援ありがとうございました。
12月学校だより
誰かのことじゃない
「『誰か』のことじゃない」これは、法務省の人権擁護機関が定めた人権啓発標語です。今回は、この標語にちなんで、「『誰か』のことじゃない」としたい最近の本校の取組を3つ紹介します。
その1 人権教育 (人権週間)
世の中には、いじめやインターネット上での嫌がらせ、感染症や障がいまたは性別を理由とした偏見や差別など、様々な人権問題があります。これらの問題を解決するには、一人一人が様々な人権問題を他人ごとではなく、自分の問題として捉え、互いの人権を尊重することの大切さについて、改めて見つめ考えることが大切です。
本校では、12月2日(月)~6日(金)を校内人権週間とし、人権集会・人権作文の読み聞かせ・親切の花の作成・人権に関する標語の募集に取り組みました。また、人権に関する本の展示・貸出しを行いました。日々の生活の中で、ともすれば見過ごしがちな出来事を人権という視点で見つめ直す機会とし、「今のは、変ではないか、おかしい」と気付ける『人権感覚』を磨き、自分は差別しないと自分を指導できる力、『人権意識 』の向上に努めているところです。なお、親切の花は昇降口ホールの壁面に掲示してありますので、御来校の際にはぜひ御覧ください。これからも、一人一人の違いや良さを認め、お互いを大切に思いやる児童を育ててまいりたいです。
その2 健康教育 (健康教室)
12月4日(水)学校医・薬剤師の皆様による健康教室を学年ごとに行いました。子供たちは話をよく聞き、健康に関する知識を深めていました。朝会でも心身の健康には、「よく食べ よく寝て よく遊ぶ」そんな暮らしのリズムが大切であることを話しましたが、伸び盛りの今だからこそ、子供たちには、まずは自分自身で自分の体を大切にし、健康の保持増進に心掛けてほしいです。
その3 安全教育 (不審者対応避難訓練・防犯教室)
12月17日(火)真岡警察署のスクールサポータや駅前交番の所長様をお招きし、不審者が校内に侵入したことを想定した避難訓練と防犯教室を実施しました。
訓練では、子供たちは避難するときの合い言葉「もおかし」を守って行動することができました。日暮れの早い時期です。防犯の合い言葉「いかのおすし」を忘れずに、「自分の命は自分で守る」ことに努めてほしいです。
子供たちには、以上3つのことを「誰かのこと」や「誰かがしてくれること」ではなく「自分のこと」「自分が行うこと」という意識を強くもって、生活してほしいです。と同時に、子供たちが安全・安心で健康な生活を送るためには、学校と家庭が連携して取り組むことが大切です。引き続き、学校教育に対しまして、御協力・御支援をよろしくお願いいたします。
今年も大変お世話になりました。 よいお年をお迎えください。
1月学校だより
新年あけましておめでとうございます
今年のお正月も、天気に恵まれ比較的穏やかなお正月でした。写真は、1月1日に、真岡小学校の屋上から撮影した初日の出です。毎日のように朝日は昇ってくるのですが、年の初めの朝日はより一層神々しく感じられます。日の出とともに現れるという年神様に、真岡小学校の子供たちの幸せと真岡小学校のますますの発展をお祈りいたしました。
さて、古来より日本人は、節目を大切にしてきました。節目は、日々繰り返される日常に一度区切りを付け、自分自身の在り方を整えたり変化させたりするきっかけとなります。そして、新しい年は、新しい出会いや出来事、自分の可能性への期待が大きく膨らむ節目となり、心新たにスタートさせるよい機会です。
そこで、3学期の始業式では、年の初めの縁起物、正月のめでたい植物として『松竹梅』の話をしました。中でも節のある竹は、しなやかでよく成長する植物です。竹は、冬でも緑色を保ち雪にも折れることのないということで、「生命力・無事」を表しているそうです。子供たちには、竹のようにしなやかに逞しく成長していってほしいという願いを込めて話をしました。
今年も、子供たちが自分の目当てに向かって大きく成長するよう、職員一同、力を合わせて支援してまいりますので、御支援・御協力をよろしくお願いいたします。
2月の学校だより
令月(れいげつ)
御存じのとおり、令和の年号は、万葉集の「梅花の歌」から「初春令月 気淑風和 ・・・『書き下し文:初春の令月にして、気淑く風和らぎ、・・・』」の部分から引用されました。この令月というのが、2月に当たります。令月とは、何事をするにもよい月、めでたい月という意味です。
このほか2月は、諸説ありますが寒さが厳しいため衣服を重ね着することから「如月(きさらぎ)」、旧暦の春の1月から3月の真ん中の月ということから「仲春(ちゅうしゅん)」、梅の花の開花時期ということから「梅見月(うめみづき)」、「雪消月(ゆききえつき)」、「木芽月(こめつき)」「雁帰月(かりかえりつき)」「恵風(けいふう)」などの異称があります。いずれも春の訪れを待ちわびる情感が表れていて、改めて日本語の言葉の豊かさを感じます。
授業参観・保護者会 ありがとうございました
さて、3学期が始まり、早くも半分が過ぎ、いよいよ1年間のまとめの時期となりました。先日の授業参観では、多くの保護者の皆様の御来校、誠にありがとうございました。インフルエンザの流行もなく、予定通り実施でき、子供たちの頑張っている姿を見ていただけることができました。御覧になり、子供たちの1年間の成長を感じられたのではないでしょうか。この後、学習・生活のまとめをしっかりと行い、次年度へつなげてまいります。
子供たちの意見を取り入れて
令和5年4月に「こども基本法」が施行され、子供を中心とした社会をつくるため国や自治体では「こども施策」に取り組んでいます。
本校では、これまでも児童の自主性を重んじた活動に心掛けてきましたが、更に「こども基本法」の基本理念を受け、次年度の目指す学校像について児童の意見を取り入れ決めることといたしました。現在、児童アンケートの集計が終わり、校内で検討に入っているところです。
決まりましたら御報告いたします。
3月の学校だより
花の園 歌の園 愛の園
春の空高く、雲雀(ヒバリ)のさえずりが聞こえるようになりました。あぜ道には、菜の花やホトケノザなどが咲き、春の広がりを感じるこの頃です。
さて、先日3月18日(火)には、卒業式を挙行いたしました。廊下の花の掲示物に加え、体育館通路には、この日のために園芸委員会の児童が育ててきたパンジーの花も並び、式場に入るまでにも花いっぱいの祝福を受けた卒業生でした。式では、式歌「旅立ちの日に」や校歌の歌声が響き、また終始卒業生への祝福や多くの方への感謝の気持ちがあふれる、厳かで温かな時間が流れました。正に、真岡小学校校歌が具現化されたような卒業式でした。125名の6年生は、小学校生活の学びの集大成となる立派な態度で、巣立っていきました。卒業生の皆さんが、これからも「登高」の精神を忘れずに、自分の力を、可能性を信じて、様々なことに挑戦し更に大きく成長していくことを願っています。
また、24日(月)は、修了式です。修了証書を手にした1~5年生は、4月から1学年上の学年に進級です。子供たちには、今年度引き継いだ伝統を守り、更に、花の園・歌の園・愛の園となる学校生活を送れるよう、今後も頑張ってもらいたいです。
令和7年度 目指す学校像 決まる!
目指す学校像: みんなが楽しくなる学校
児童・教職員アンケートを基に、全職員で熟考し、最終的に4年生児童が考えた「みんなが楽しくなる学校」に決定しました。 授業が分かり学びが楽しくなる、友達の思いやりにより生活が楽しくなる、できることが増えて楽しくなる、この学校で働くことが楽しくなる、この学校に足を運ぶことが楽しくなる、そんな、みんなが楽しくなる学校を目指したいと思います。
目指す子ども像: こ ころゆたかに
じょうぶなから だ で
ま なびつづける こだまっ子
創立150周年の一年間、大変お世話になりました。
今年度は、記念となる創立150周年の年ということで、大変お世話になりました。創立記念事業として、航空写真撮影・記念式典の開催・記念誌発行、その他児童中心の記念行事等が実施され、大変充実した節目の年にふさわしい一年となりました。これもひとえに保護者の皆様、地域の皆様のおかげです。ありがとうございました。
また、今年度も日頃の教育活動や子供たちの安全確保・健全育成等に多大なる御支援・御協力をいただき、心より感謝申し上げます。教職員一同、「登高」の精神で更なる高みを目指して、次年度も精進してまいりたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
※児童には、3月17日(月)に、記念誌・クリアホルダー・記念鉛筆2本を配付いたしました。