登高の学び舎

校長室から

「健康・安全を第一に有意義な夏休みに」

 1972年(昭和47年)2月に、札幌オリンピック(冬季オリンピック)が開催されました。当時、私は小学校4年生で、担任の先生がテレビでオリンピックの様子を見せてくれました。画面越しに繰り広げられる競技に、目を輝かせて見たことを覚えています。
 7月から9月にかけて、いよいよ「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催されます。コロナ禍ですが、日本で開催される歴史的大会です。困難を乗り越えながらの開催ですが、果敢に競技に挑む選手の姿は、たくさんの感動を与えてくれることと思います。子どもたちにも、感動の瞬間を感じ取ってほしいと思います。また、真岡市からも水沼尚輝選手が競泳で出場します。活躍を皆さんで応援したいと思います。

 新型コロナウイルス感染防止と学びの保障の両立を目指した1学期でした。「こだまっ子発表会(ミニ発表会)」「社会科見学やプール学習」「分散での授業参観・保護者会」など、子どもたちの学びや教育活動を止めないよう努めてきました。子どもたちには一度しかない「大切な今」です。これからも現状の中で最善を尽くしていきたいと思います。保護者・地域の皆様の御理解と御協力に感謝いたします。
 また、引き続き感染防止のために、3密(密閉・密集・密接)や会食での会話を避けるなど、皆で感染防止に努めていきたいと思います。

 7月21日から8月31日まで、42日間の夏休みになります。夏休みは、普段できないような経験をたくさんしながら、豊かな人間性を育むよい機会です。しかし、生活が不規則になったり、事件や事故に巻き込まれたりする心配があります。新型コロナウイルス感染や熱中症の防止、交通事故や水の事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。2学期の始業式の日に、元気な子どもたちに会えることを職員一同願っています。

(学校だより7月号)

 リモートで行った第1学期終業式

「人は人によって磨かれる」

 今年度は、8月17日(月)から2学期がスタートしました。全国的に新型コロナウイルス感染の収束が見通せない中ですが、感染防止に最善を尽くし、子どもたちにとって実り多い学期となるよう、職員一丸となって指導・支援してまいります。

 さて、「人は人によって磨かれる」という言葉があります。一人ではできなかったことも、友達と学び合い、励まし合って取り組むことにより、できるようになっていきます。子どもたちは、互いに関わり、影響を受け合いながら成長していきます。

 また、集団で生活する中では、互いに我慢しなければならないこともあります。例えば、昼休みに学級のみんなで遊ぶときに、様々な意見の中から何で遊ぶのかを決めなければなりません。このような活動から、自分のためだけでなく、みんなのために力を合わせて頑張り、一人では味わえなかった充実感や喜びを味わうことができるでしょう。他者のことを考えて行動する仲間意識も育まれていきます。

 そして、家庭や地域の方々との関わりが、子どもたちに大切なものを与えてくださいます。自分が大切にされていることによる人への信頼感、守られていることによる安心感や自尊心、‥‥それは、将来たくましく生きていくための柱になるものです。

 子どもたちは、人との関わりによって磨かれ、成長していきます。これからも、学校・家庭・地域が一体となり、子どもたちの成長を温かく支えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(学校だより9月号)

 

「実りの秋を迎えて」

 猛烈な台風19号が日本列島を通過し、各地に甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。そして、一刻も早い復旧を願っています。学校でも、改めて子どもたちの安全の確保について確認し、最優先に取り組んでいきたいと思います。

 学校の正門付近に、たくさんの落ち葉が見られる時期になりました。しかし、子どもたちが登校する頃には落ち葉はほとんど見られません。これは、子どもたちが安全に坂道を上って来られるようにと、地域の方々がきれいに掃いてくださっているからです。そして、交通指導員の方々、スクールガードの皆様による安全指導が、子どもたちを守ってくださっています。皆様の学校に対する温かい御支援に感謝申し上げます。

  10月9日には1年生から5年生の秋の遠足、10月17日~18日には6年生の修学旅行を実施しました。どちらも天候に恵まれ、無事終了することができました。それぞれによい思い出がたくさんできました。事前の準備等、保護者の皆様には大変お世話になりました。
 また、10月28日~11月28日を「真岡小☆秋の本まつり」として、読書スタンプラリーや図書ボランティアの方々の御協力をいただき図書集会を行うなど、読書意欲を高める取組を行います。

 実りの秋、子どもたちも4月から毎日学習してきた成果が、いろいろな場面で表れてくる時期になってきます。「今までできなかったことができるようになった」…そういうことがたくさんあります。是非、お子様と成長の跡を確認し、励ましていただきたいと思います。
  子どもたちにとって実り多い秋となるよう、職員一丸となり、指導・支援して参りたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を今後ともお願いいたします。

(学校だより10月号より)

 

「自分は守られている」という安心感の重要性

 地域の皆様におかれましては、日頃より児童生徒の健全育成のために御尽力をいただき、深く感謝申し上げます。
 さて、真岡小学区青少年健全育成連絡会は、多年にわたり自主防犯活動を積極的に推進されていることに対して、昨年10月に真岡警察署及び真岡地区防犯協会より表彰を受けました。これはスクールガードの皆様による見守り活動、新1年生への防犯ベル配布等の事業実績が認められたものです。また、交通指導員の方々による安全指導、子ども110番の家及び青色回転灯搭載車パトロールの協力等、地域ぐるみでの活動は、子どもたち及び学校を力強く支えてくださっています。

 このような地域の皆様による活動は、安全の確保とともに、子どもたちに安心感を与えてくださいます。子どもにとって、「自分は守られている」という安心感は、成長過程において極めて重要です。子どもは安心感の中で自信を得て、自尊心を高めていきます。安心感を与えてくださる周囲の人々は、かけがえのない存在です。
 そして、皆様の様々な活動から、子どもたちは多くのことを学んでいます。「命の大切さ」、「周りの人の力になるすばらしさ」‥‥、それは、将来の自立に向けた大切な道しるべになっていくと考えます。
 地域の宝である子どもたちの健やかな成長と活躍を願い、安全指導、授業支援、図書ボランティア等、惜しみない支援をいただいています。地域一丸となって支えてくださる取組に、心より感謝申し上げます。

 (真岡小学区青少年健全育成連絡会広報誌「しろやま」第71号より)

「子どもたちに『確かな学力』を」

 緊急事態宣言が発令され、2学期は分散登校で始まりました。保護者の皆様には、分散登校中、大変お世話になりました。2学期も感染状況を踏まえ、子どもたちの健康・安全を最優先に教育活動を進めていきたいと思います。そして、引き続き3密(密閉・密集・密接)の回避やマスクの着用、手指消毒など、皆で感染防止に努めていきたいと思います。 

 本年5月27日(木)に実施された全国学力・学習状況調査(6年生)、とちぎっ子学習状況調査(4,5年生)、真岡市総合学力調査(3年生)の結果が出ました。本校として、今回、学力調査があった教科の多くが全国や県、市の平均を上回りました。昨年度1月に実施された真岡市総合学力調査(3~6年生)に続き、近年、最もよい結果となりました。昨年度は臨時休校もあり、子どもたちに「確かな学力」を育成することが重要な課題でした。そのため、学校全体で学力の育成に重点を置いて取り組んできました。そして、子どもたちもよく頑張った結果であると思います。子どもたちに「確かな学力」を育成することは、学校の根幹となる役割として、今後も意識を高くもって取り組んでまいります。 

 行事面では、現在の感染状況を踏まえ、10月1日(金)に予定していた1~5年生の「遠足」を、11月中旬に変更いたします。また、10月14日(木)~15日(金)に予定していた6年生の「修学旅行」を、11月下旬に変更いたします。なお、「運動会」は、当初の予定どおり10月30日(土)に実施予定です。どうぞ御理解をお願いいたします。

 コロナ禍が続いていますが、これからも現状の中で最善を目指していきたいと思います。今後とも、保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力をお願いいたします。

(学校だより9月号)

タブレット端末の活用

「一人一人すべての人を大切に」

 12月4日(水)~10日(火)は、人権週間です。世界人権宣言には、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、尊厳と権利において平等である。」と示されています。
 真岡小学校では、12月10日(火)の3校時に、人権擁護委員の皆様の御協力をいただき「人権教室」を行います。また、各学級で話し合って人権標語を作成したり、給食時の人権タイムで福祉体験を放送したりします。さらに、各学年や学級ごとに人権DVDの視聴を行い、人権について考え、人権を尊重して生活しようとする態度を育てます。

 人権を大切にするということは、「命を大切にすること」や「みんなと仲良くすること」、「いじめを絶対にしないこと」などです。お互いが相手の立場を考え、思いやりの気持ちをもって相手に接する心が大切です。子どもたちに、人権を尊重する心を育んでいきたいと思います。

 セトモノと セトモノと
 ぶつかりッこすると すぐこわれちゃう
 どっちか やわらかければ だいじょうぶ
 やわらかいこころを もちましょう
 そういうわたしは いつもセトモノ  (相田みつをさんの詩)

 人は、誰もが幸せに生きたいと願っています。その幸せは、自分の在り方や生き方で、周囲の人たちが幸せであると感じた時、より深まっていくものと思います。それは、とても大きなことや目立つことではなくても、ほんの小さな言葉掛けや行いが大切であると思います。どうか、御家庭でも、心の優しさ、温かさ、命について、話題にしていただければと思います。

(学校だより11月号より)

人権教室~人権擁護委員の皆様の御協力~

「子どもたちにとって実り多い秋に」

 学校の正門付近にも、たくさんの落ち葉が見られる季節になりました。このような中、子どもたちが安全に坂道を上って来られるようにと、毎朝、地域の方々がきれいに掃いてくださっています。そして、交通指導員の方々、スクールガードの皆様による安全指導が、子どもたちを守ってくださっています。皆様の温かい御支援に深く感謝申し上げます。

  10月15日(木)~16日(金)には6年生の「修学旅行」、10月20日(火)には1年生から5年生の「秋の遠足」を実施しました。それぞれによい思い出がたくさんできました。事前の準備等、保護者の皆様には大変お世話になりました。また、11月2日(月)には、真岡小図書ボランティアの方々の御協力をいただき、リモートによる「図書集会」を実施します。多読賞の表彰も行い、子どもたち一人一人の読書意欲を高めたいと思います。

 そして、11月14日(土)には、「運動会」を実施します。今年度は、新型コロナウイルス感染防止対策を第一に、できる限り密を避けるために、午前の部が1,3,5年生、午後の部が2,4,6年生の2部構成で行います。また、御来賓の皆様や来入児の御招待を差し控えさせていただくくとともに、御参観は一家族2名様まででお願い申し上げます。文部科学省「運動会等の実施に当たり留意すること」等を踏まえ、子どもたちの健康・安全を最優先に実施いたします。趣旨を御理解の上、御協力をお願いいたします。

 子どもたちにとって実り多い秋となるよう、職員一丸となって指導・支援して参りたいと思います。今後とも、保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力をお願いいたします。

(学校だより10月号)

「子どもたちの宝物になる教育活動を」

 今年度は、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、教育活動の方法を工夫して、子どもの学びを保障していくことが求められます。このような中、10月から11月にかけて、大きな学校行事であります「修学旅行」「遠足」「運動会」を実施しました。「学校行事」には、「教科学習」では容易に得られない教育的価値があります。それは、「学校行事を通して得られる地域や自然とのかかわり、文化や人との触れ合い、その中で生まれる強いつながりや深い感動は、一生の宝物」(文部科学省資料より)と示されています。
 「修学旅行」「遠足」「運動会」が無事に実施ができましたのは、保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力のおかげです。深く感謝申し上げます。子どもたちにとって、一生の宝物となるような教育活動になったことと思います。
 子どもたちに一度しかない「大切な今」、感染症対策と学びの保障の両立をしっかり図っていきたいと思います。

(学校だより11月号①)

「一人一人を大切にする教育の推進」

 12月4日(金)~10日(木)は、「人権週間」です。人権を大切にするということは、「命を大切にすること」や「いじめを絶対にしないこと」などです。互いが相手を考え、思いやりをもって接する心が大切です。本校では、各学級で人権標語を作成するとともに、新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見の防止に向けた取組を行います。さらに、人権DVDの視聴を行い、人権を尊重して生活しようとする態度を育てます。

 人は、誰もが幸せに生きたいと願っています。その幸せは、周囲の人とのかかわりの中で深まっていきます。御家庭でも、心の温かさや命の大切さについて、話題にしていただければと思います。

(学校だより11月号②)

「心を一つに、力を合わせてきた日々」

 令和2年は3月から5月に臨時休校があり、6月に学校が再開してからも、感染防止と学びの保障との両立をどのように図っていくか模索がありました。このような中、保護者の皆様、地域の皆様には、本校教育への多大な御理解と御協力をいただきました。おかげさまで、本来の教育活動を一つ一つ取り戻すことができました。そして、日々の授業をはじめ、修学旅行や遠足、運動会等の大きな行事も、無事に実施することができました。

 このようなことから、今、困難を乗り越えるために大切なことを実感しています。それは、「皆が心を一つに、知恵を絞り、一緒に力を合わせて取り組んでいく」ということです。これは、真岡小学校のすばらしい底力です。保護者・地域の皆様が力強く支えてくださり、これがよりよい教育活動の源になっています。深く感謝申し上げます。コロナ禍の中ですが、今後もお力添えをいただきながら、全力で子どもたちの教育に取り組んでまいります。 

 12月26日(土)から1月7日(木)まで、13日間の冬休みに入ります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。3学期に元気な子どもたちに会えることを、職員一同願っています。

(学校だより12月号①)

 

「積極的な自主防犯活動が表彰されました」

 「真岡小学区青少年健全育成連絡会」並びに「真岡小学校安全ボランティア」の皆様の多年にわたる積極的な自主防犯活動に対して、今年10月に表彰を受けました。これは交通指導員の方々やスクールガードの皆様による安全指導、新1年生への防犯ブザー配布、子ども110番の家の協力等、地域ぐるみでの活動が高く評価されたものです。地域一丸となって支えてくださっている皆様に、心より感謝申し上げます。

(学校だより12月号②)

「子どもたちの宝物となる学校行事を」

 学校の正門付近にも、たくさんの落ち葉が見られる季節になりました。このような中、子どもたちが安全に坂道を上って来られるようにと、毎朝、地域の方々がきれいに掃いてくださっています。そして、交通指導員の方々、スクールガードの皆様による安全指導が、子どもたちを守ってくださっています。皆様の温かい御支援に深く感謝申し上げます。 

 10月30日(土)には、「運動会」を実施します。子どもたちが、すばらしいスローガンとネーミングをつくってくれました。

〈令和3年度運動会スローガン〉走れ はばたけ 心をもやせ みんなでつかめ 金メダル

〈令和3年度運動会ネーミング〉 歴史に刻む 汗と涙の分散運動会

 運動会は、午前の部が1,3,5年生、午後の部が2,4,6年生の2部構成で行います。また、御来賓の皆様や来入児の御招待を差し控えさせていただくくとともに、御参観は一家族2名まででお願いいたします。できる限り密を避けるために、御理解をお願い申し上げます。PTA役員の皆様はじめ保護者の皆様には、諸準備や当日の係等で大変お世話になります。 

 そして、「遠足」を1,2,3年生が11月15日(月)、4年生が18日(木)、5年生が16日(火)に実施します。6年生の「修学旅行」は、11月26日(金)~27日(土)に実施します。健康・安全に留意し、それぞれによい思い出をたくさんつくりたいと思います。また、真岡小図書ボランティアの方々の御協力をいただき、リモートによる「図書集会」を11月2日(火)に実施します。子どもたち一人一人の読書意欲を高めたいと思います。

 さらに、今年度、新たに「真小プレミアムデープラン」を立ち上げ、体験活動の充実を目指しています。これは、コロナ禍で中止になった宿泊学習等に代わり、新たな行事や体験活動(感動体験)を工夫して実施するものです。子どもたちの達成感や満足感を高めたいと思います。

  学校行事を通して得られる地域や自然との関わりや、文化や人との触れ合いの中で生まれる強いつながりや深い感動は、子どもたちの「一生の宝物」になるものです。コロナ禍にありますが、子どもたちに1度しかない大切な今、活動を工夫して実施して参ります。そして、「子どもたちに日本一の感動を!」を合い言葉に、感動いっぱいの秋にしたいと思います。

 実りの秋、職員一丸となって子どもたちの教育活動に取り組んで参ります。今後とも、保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力をお願いいたします。

(学校だより10月号)

 

「充実した冬休み、希望に満ちた新年を願って」

 今年は、新たな時代「令和」の幕開けの年になりました。2学期は運動会に始まり、修学旅行や遠足など大きな行事を実施しました。また、学習の充実期として、学力や体力の向上にも力を入れて取り組みました。子どもたちはそれらの活動の中で、新しいことを知る喜びを味わったり、互いに協力して目標に向かう経験を積んだりして、大きく成長しました。

 さて、12月26日(木)から1月7日(火)まで、13日間の冬休みに入ります。年末年始ということで、家族で一緒に過ごす時間や様々な人との出会いも増えることでしょう。家族の一員として手伝いをすること、年末年始の挨拶を交わして感謝の気持ちを表すことなど、貴重な経験ができるときです。それらは、大人になるための準備であるとも言えます。
 そのために、私たち大人が手本を示しながら、具体的に言葉を掛け、どう対応したらよいのかを教えていくことが必要です。周りの人のことも考えて、場に応じた言動をできるようにすることは、人として互いを尊重し合うことにつながります。

 また、保護者の思いや愛情を、是非お子様に言葉で伝えていただきたいと思います。家族からの愛情が子どもの心を豊かにし、自信を高め、たくましく生きる力の基をつくります。愛情をたっぷりと注いでもらい、元気な笑顔で3学期を迎えられるようお願いいたします。
 地域の皆様にも大変お世話になります。子どもたちの健全育成のため、見守りや声掛けの御協力をお願い申し上げます。

 3学期は、学年のまとめをする時期であり、次の学年につなげるための大切な学期です。職員一同、しっかりと準備をして臨みたいと思います。
 結びになりますが、本年も本校の教育活動に御理解と御協力をいただきました保護者の皆様、いつも子どもたちを温かく見守ってくださいました地域の皆様に心より感謝申し上げます。
 どうぞ、よいお年をお迎えください。

 (学校だより12月号より)

学校を見守る校庭のケヤキ  (真岡市古木・名木指定)

「令和3年 感染防止と着実な前進を」

 令和3年がスタートしました。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。3学期は、進級・進学に備える大切な節目の学期です。1年間の総まとめにしっかり取り組み、新たな目標をもって新年度が迎えられるようにしていきたいと思います。

 さて、本県においても感染拡大が続いており、令和3年は収束に向かうための重要な年になります。人類と感染症の関わりの歴史は古く、ウイルスや細菌の誕生が人類の誕生以前の出来事であったことを想起すれば、「人類の歴史は感染症との闘いの歴史でもある」と言われています。これまでに、幾多の感染症が危機をもたらしましたが、そのたびに人類は、目に見えない感染症と闘い乗り越えてきました。そして、ワクチンの開発や抗生物質の発見等により、感染症の予防・治療方法を飛躍的に進歩させてきました。

 今、感染収束のために、世界が連携・協力してウイルスと闘っています。このような中、私たちが行わなくてはならないことは、感染防止のために3密(密閉、密集、密接)や会食での会話を避けること、そして、マスク、咳エチケット、手洗い等の衛生上の注意など、基本的なことをしっかり行うことです。これは、今も昔も変わらず重要なことであり、人類が感染症を収束させてきた過去の教訓を生かすことです。互いの命を守るために、皆が一丸となって感染防止に努めていかなければなりません。

 令和3年は丑年です。牛は古くから大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる重要な動物でした。その様子から、目前のことを一歩一歩着実に進めることで、新たな発展につながる年にしていきたいと思います。コロナ禍の中ですが、子どもたちにとってかけがえのない大切な今です。健康・安全を第一に、状況を踏まえた中での最善を目指し、全力で教育活動に取り組んでまいります。本年も、保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

(学校だより1月号)

 【コロナ対策・真岡市ロゴマーク】

「一人一人を大切にする教育の推進」

 コロナ禍にありますが、運動会や遠足、こだまっ子発表会等での子どもたちの頑張りや生き生きとした姿に、たくさんの感動がありました。保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力のおかげと深く感謝申し上げます。また、11月26日(金)~27日(土)には、6年生の修学旅行を実施します。健康・安全を第一に、心に残る思い出をつくりたいと思います。そして、学校全体で2学期のまとめにしっかり取り組んでいきたいと思います。

 さて、童謡詩人 金子みすゞさんの「わたしと小鳥とすずと」の詩の一節に、「みんなちがって、みんないい」という言葉があります。この言葉には、「すべての人は、一人一人がそれぞれに輝いているかけがえのない存在である」という思いが込められていると思います。

 金子みすゞさんの詩は、どの作品も慈愛に満ちた温かい、思いやりのある言葉で、私たちに優しく語りかけてくれます。そして、21世紀を生きる私たちに、大切なメッセージを伝えているように思います。「みんなちがって、みんないい」という言葉には、自他の尊厳を基盤とする人権意識に通じるものがあります。

 12月4日(土)~10日(金)は、人権週間です。人権を大切にするということは、「互いの命を大切にすること」や「みんなと仲良くすること」、「いじめを絶対にしないこと」などです。互いに相手のことを考え、思いやりをもって接する心が大切です。
 真岡小学校では、人権週間に各学級で人権標語を作成するとともに、人権作文の朗読や人権DVDの視聴を行うなど、人権を尊重して生活しようとする態度を育てます。

 人は、誰もが幸せに生きたいと願っています。その幸せは、自分の在り方や生き方で、周囲の人たちが幸せであると感じた時、より深まっていくものと思います。それは、とても大きなことや目立つことではなくても、ほんの小さな言葉掛けや行いがつながっていくものです。どうか、この人権週間を一つのきっかけとして、御家庭でも、心の優しさ、温かさ、命について、話題にしていただければと思います。

(学校だより11月号)

こだまっ子発表会(1,4年生)

「節目の3学期~感動との出会いを大切に」

 令和2年がスタートしました。子どもたちは目標を立て、気持ちを新たにして学校生活を送っています。3学期は、進級・進学に備える大切な節目となる学期です。1年間の総まとめにしっかり取り組み、目標を高くもって新年度が迎えられるようにしていきたいと思います。

 さて、人間の脳にとって、「感動すること」はとてもよい影響を与えるそうです。脳科学者の茂木健一郎さんは、著書「感動する脳」の中で、次のように述べています。

 「感動」は脳を進化させます。感動があればあるほど、感動の階段を登れば登るほど、人生は変えることができます。自分の脳を変えることができるということになるのです。

 例えば、今、1年生がチューリップの球根を毎日観察したり、水やりなどを頑張ったりしていますが、4月に花が咲いたときには大きな感動があることでしょう。そして、その感動の経験は大切に記憶され、その後の生活に生かされる貴重な宝物になると思います。時には失敗しながらもそれを乗り越え、感動の経験を重ねることで子どもの脳は育っていくそうです。

 日々の生活や学習における初めての経験など、子どもたちは多くの感動に出会います。読み聞かせや長なわ跳びの記録挑戦にも感動があります。そして、3学期は卒業や進学・進級の感動も味わいます。また、今年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、たくさんの感動を与えてくれることと思います。このような一つ一つの感動を大切にしていきたいと思います。

 令和2年も、職員一同、子どもたちのために誠心誠意、努力してまいります。本年も保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

(学校だより1月号)

図書ボランティアの皆様による読み聞かせ

「感謝の気持ち」を大切に

 月日の過ぎるのは早いもので、2月ももう少しで終わり、3月を迎えようとしています。振り返りますとコロナ禍の1年でしたが、保護者・地域の皆様が力強く支えてくださり、教育活動を取り戻していくことができました。困難を乗り越えてこそ得られる貴重なものがあります。それは、心を一つにすること、新たなものを築くこと、あきらめないこと、他を思いやることなどです。これらのことを、困難を乗り越えながら真に学びました。
 3月19日(金)には、6年生児童・保護者・本校職員の参加によります「卒業式」を実施します。最高学年として立派に活躍してくれた6年生にとって、大切な卒業式を思い出に残る式にしたいと思います。また、1年生から5年生も、進級に向けて最後のまとめを頑張っています。希望をもって進級できるようにしたいと思います。

 進学や進級につながる節目の時、詩画作家・星野富弘さんの言葉(下記)が心に響きます。この言葉にあるように、たくさんの「感謝の気持ち」を大切にしたいと思います。子どもたちは、毎日、交通指導員の方々やスクールガードの皆様、地域の皆様に見守られながら安全に登下校しています。
 また、読み聞かせなどの活動も、年間を通じて御協力いただいています。そして、深い愛情を注いでくれる家族や一緒に活動してきた友達など、自分の成長を支えてくれた多くの人への感謝の気持ちを高めたいと思います。

 コロナ禍の中、感染防止を最優先に教育活動を進めていきます。そして、最後のまとめをしっかりできるよう職員一同取り組んでまいります。保護者・地域の皆様には、今後とも御支援、御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより2月号)

「希望に満ちた新年を願って」

 令和3年は、新型コロナウイルスの第3波の中で年が明け、夏から秋にかけて一日当たりの新規感染者数が過去最大となる第5波に見舞われました。そして、緊急事態宣言が発令される中、2学期は分散登校でのスタートとなりました。保護者の皆様には、大変お世話になりました。このような中、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、多くの会場では無観客での開催になりましたが、世界中から集まったアスリートが全力で競技に挑む姿は、私たちに大きな勇気と感動を与えてくれました。

 学校では、感染症対策を講じながら最大限子どもたちの健やかな学びを保障することを目指してきました。そして、保護者の皆様、地域の皆様には、本校教育への多大な御理解と御協力をいただきました。おかげさまで、日々の授業をはじめ、運動会や遠足、修学旅行等の大きな行事も、無事に実施することができました。子どもたちにとってかけがえのない経験となり、一人一人の大きな成長につながりました。

 さて、12月25日(土)から1月10日(月)まで、17日間の冬休みに入ります。年末年始ということで、家族で一緒に過ごす時間や様々な人との出会いも増えることでしょう。それは、子どもにとって、社会勉強をする大切な機会になると思います。家族の一員として仕事や手伝いをすること、年末年始の挨拶を交わして感謝の気持ちを表すことなど、貴重な経験ができるときです。それは、大人になるための準備であるともいえます。
 また、保護者の思いを、是非お子様に言葉で伝えていただきたいと思います。家族からの愛情が子どもの心を豊かにし、自信を高め、たくましく生きる力の基をつくります。愛情をたっぷりと注いでもらい、元気な笑顔で3学期を迎えられるようお願いいたします。

〈子どもの心に響く言葉〉

 共感の言葉・・・「そうなんだね」「いいところに気が付いたね」など
 認める言葉・・・「よく頑張ったね」「すばらしいよ」など
 あいさつ・・・「おはよう」「お帰りなさい」「おやすみなさい」など
 感謝の言葉・・・「~してくれてありがとう」「とても助かったよ」など
 よいところに気付かせる言葉・・・「~が上手だね」「~ができるようになったね」など

 冬休み中、地域の皆様にも大変お世話になります。子どもたちの健全育成のため、見守り等の御協力をお願い申し上げます。

 3学期は学年のまとめの時期であり、次の学年につなげるための大切な学期です。職員一同、しっかりと準備をして臨みたいと思います。子どもたちの健やかな成長と、皆様が希望に満ちた新年を迎えられますことを心から御祈念申し上げます。

(学校だより12月号)

みんなでがんばった「落ち葉掃除」

「『ありがとう』の気持ちを大切に」

 月日の過ぎるのは早いもので、2月ももう少しで終わり、3月を迎えようとしています。2月14日(金)には、今年度最後の授業参観・保護者会(1年生から5年生)を実施しました。お忙しい中、多くの保護者の皆様に御参加いただきまして、誠にありがとうございました。また、引き続き行いましたPTA合同委員会及び総務委員会も、本年度の振り返りなど大変お世話になりました。

 さて、登校する子どもたちと挨拶を交わしていると、登校班の班長や副班長が、低学年を気遣いながら歩いている様子を見ます。低学年の面倒をみる高学年に、頼もしさを感じます。そして、毎日、交通指導員の方々やスクールガードの方々をはじめ、地域の皆様に見守られながら子どもたちは安全に登下校しています。子どもたちには、安心して立派に成長できるように、多くの人たちが関わっていることを感じ取らせたいと思っています。
 そして、3月19日(木)は卒業式です。6年生は、6年間のまとめと中学校への進級に向けての準備を頑張っています。1月27日(月)には、親子レクリエーションとしてフォトフレーム作りをし、親子で給食を食べた後、中学校入学説明会に参加しました。最高学年として、立派に活躍してくれた6年生にとって、思い出に残る卒業式にしたいと思います。また、1年生から5年生も、それぞれ次の学年への進級に向けて最後のまとめを頑張っています。この1年間に、一人一人たくましく成長しました。期待をもって進級できるようにしたいと思います。

 進学や進級につながる大切な節目の時、たくさんの「ありがとう」の気持ちを大切にしたいと思います。お世話になっている方や深い愛情を注いでくれる家族、そして一緒に活動してきた友達など、自分の成長を支えてくれた多くの人への感謝の気持ちを高めたいと思います。

 うがいや手洗い等に気を配り、インフルエンザが流行しないように気を付けたいと思います。そして、最後のまとめをしっかりできるよう職員一同頑張ってまいります。保護者の皆様には今後とも御支援、御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより2月号)

6年生を送る会6年生を送る会

「地域・保護者の皆様の御協力に感謝申し上げます」

 校庭の桜のつぼみもほころび始めた3月19日(金)に、6年生児童・保護者・本校職員の参加によります卒業式を実施しました。子どもたちはすばらしい態度で臨み、いつまでも心に残る式となりました。112名の卒業生の今後の活躍を心から願っています。また、1年生から5年生は、学年が1つずつ進級します。子どもたちは、この1年間に大きな成長がありました。自信をもって進級できるようにしていきたいと思います。 

 卒業を前に6年生が桜の苗木8本を植えました。コロナ禍の中頑張ってきた子どもたちが、「将来、桜の木と共に自分の花をしっかり咲かせてほしい」という願いがあります。桜の苗木には、そういう願いが込められています。

 令和2年度は、今までに経験のない1年でした。子どもたちにとって一度しかない「大切な今」を思い、保護者・地域の皆様と共に最善を目指して取り組んできました。そして、運動会など本来の教育活動を一つ一つ取り戻していくことができました。深く感謝申し上げます。皆で力を合わせて困難を乗り越えてきた経験は、子どもたちがこれから歩んでいく道のりの中で、大きな力になってくれることと信じています。

 これから2週間の春休みに入ります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。また、お子様の成長を具体的な言葉で褒めてください。自らの成長を褒められた子どもは、大きな喜びと充実感に包まれます。子どもは認められてこそ、たくましく成長していきます。

 最後になりますが、保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動に多大なる御支援、御協力をいただき深く感謝申し上げます。お陰様で、子どもたちは明るく元気に、そして安全に学校生活を送ることができました。今後とも、職員一同頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 (学校だより3月号)