登高の学び舎

校長室から

「充実した冬休み、希望に満ちた新年を願って」

 今年は、新たな時代「令和」の幕開けの年になりました。2学期は運動会に始まり、修学旅行や遠足など大きな行事を実施しました。また、学習の充実期として、学力や体力の向上にも力を入れて取り組みました。子どもたちはそれらの活動の中で、新しいことを知る喜びを味わったり、互いに協力して目標に向かう経験を積んだりして、大きく成長しました。

 さて、12月26日(木)から1月7日(火)まで、13日間の冬休みに入ります。年末年始ということで、家族で一緒に過ごす時間や様々な人との出会いも増えることでしょう。家族の一員として手伝いをすること、年末年始の挨拶を交わして感謝の気持ちを表すことなど、貴重な経験ができるときです。それらは、大人になるための準備であるとも言えます。
 そのために、私たち大人が手本を示しながら、具体的に言葉を掛け、どう対応したらよいのかを教えていくことが必要です。周りの人のことも考えて、場に応じた言動をできるようにすることは、人として互いを尊重し合うことにつながります。

 また、保護者の思いや愛情を、是非お子様に言葉で伝えていただきたいと思います。家族からの愛情が子どもの心を豊かにし、自信を高め、たくましく生きる力の基をつくります。愛情をたっぷりと注いでもらい、元気な笑顔で3学期を迎えられるようお願いいたします。
 地域の皆様にも大変お世話になります。子どもたちの健全育成のため、見守りや声掛けの御協力をお願い申し上げます。

 3学期は、学年のまとめをする時期であり、次の学年につなげるための大切な学期です。職員一同、しっかりと準備をして臨みたいと思います。
 結びになりますが、本年も本校の教育活動に御理解と御協力をいただきました保護者の皆様、いつも子どもたちを温かく見守ってくださいました地域の皆様に心より感謝申し上げます。
 どうぞ、よいお年をお迎えください。

 (学校だより12月号より)

学校を見守る校庭のケヤキ  (真岡市古木・名木指定)

「一人一人すべての人を大切に」

 12月4日(水)~10日(火)は、人権週間です。世界人権宣言には、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、尊厳と権利において平等である。」と示されています。
 真岡小学校では、12月10日(火)の3校時に、人権擁護委員の皆様の御協力をいただき「人権教室」を行います。また、各学級で話し合って人権標語を作成したり、給食時の人権タイムで福祉体験を放送したりします。さらに、各学年や学級ごとに人権DVDの視聴を行い、人権について考え、人権を尊重して生活しようとする態度を育てます。

 人権を大切にするということは、「命を大切にすること」や「みんなと仲良くすること」、「いじめを絶対にしないこと」などです。お互いが相手の立場を考え、思いやりの気持ちをもって相手に接する心が大切です。子どもたちに、人権を尊重する心を育んでいきたいと思います。

 セトモノと セトモノと
 ぶつかりッこすると すぐこわれちゃう
 どっちか やわらかければ だいじょうぶ
 やわらかいこころを もちましょう
 そういうわたしは いつもセトモノ  (相田みつをさんの詩)

 人は、誰もが幸せに生きたいと願っています。その幸せは、自分の在り方や生き方で、周囲の人たちが幸せであると感じた時、より深まっていくものと思います。それは、とても大きなことや目立つことではなくても、ほんの小さな言葉掛けや行いが大切であると思います。どうか、御家庭でも、心の優しさ、温かさ、命について、話題にしていただければと思います。

(学校だより11月号より)

人権教室~人権擁護委員の皆様の御協力~

「自分は守られている」という安心感の重要性

 地域の皆様におかれましては、日頃より児童生徒の健全育成のために御尽力をいただき、深く感謝申し上げます。
 さて、真岡小学区青少年健全育成連絡会は、多年にわたり自主防犯活動を積極的に推進されていることに対して、昨年10月に真岡警察署及び真岡地区防犯協会より表彰を受けました。これはスクールガードの皆様による見守り活動、新1年生への防犯ベル配布等の事業実績が認められたものです。また、交通指導員の方々による安全指導、子ども110番の家及び青色回転灯搭載車パトロールの協力等、地域ぐるみでの活動は、子どもたち及び学校を力強く支えてくださっています。

 このような地域の皆様による活動は、安全の確保とともに、子どもたちに安心感を与えてくださいます。子どもにとって、「自分は守られている」という安心感は、成長過程において極めて重要です。子どもは安心感の中で自信を得て、自尊心を高めていきます。安心感を与えてくださる周囲の人々は、かけがえのない存在です。
 そして、皆様の様々な活動から、子どもたちは多くのことを学んでいます。「命の大切さ」、「周りの人の力になるすばらしさ」‥‥、それは、将来の自立に向けた大切な道しるべになっていくと考えます。
 地域の宝である子どもたちの健やかな成長と活躍を願い、安全指導、授業支援、図書ボランティア等、惜しみない支援をいただいています。地域一丸となって支えてくださる取組に、心より感謝申し上げます。

 (真岡小学区青少年健全育成連絡会広報誌「しろやま」第71号より)

「実りの秋を迎えて」

 猛烈な台風19号が日本列島を通過し、各地に甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。そして、一刻も早い復旧を願っています。学校でも、改めて子どもたちの安全の確保について確認し、最優先に取り組んでいきたいと思います。

 学校の正門付近に、たくさんの落ち葉が見られる時期になりました。しかし、子どもたちが登校する頃には落ち葉はほとんど見られません。これは、子どもたちが安全に坂道を上って来られるようにと、地域の方々がきれいに掃いてくださっているからです。そして、交通指導員の方々、スクールガードの皆様による安全指導が、子どもたちを守ってくださっています。皆様の学校に対する温かい御支援に感謝申し上げます。

  10月9日には1年生から5年生の秋の遠足、10月17日~18日には6年生の修学旅行を実施しました。どちらも天候に恵まれ、無事終了することができました。それぞれによい思い出がたくさんできました。事前の準備等、保護者の皆様には大変お世話になりました。
 また、10月28日~11月28日を「真岡小☆秋の本まつり」として、読書スタンプラリーや図書ボランティアの方々の御協力をいただき図書集会を行うなど、読書意欲を高める取組を行います。

 実りの秋、子どもたちも4月から毎日学習してきた成果が、いろいろな場面で表れてくる時期になってきます。「今までできなかったことができるようになった」…そういうことがたくさんあります。是非、お子様と成長の跡を確認し、励ましていただきたいと思います。
  子どもたちにとって実り多い秋となるよう、職員一丸となり、指導・支援して参りたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を今後ともお願いいたします。

(学校だより10月号より)

 

「子どもたちにとって実り多い2学期に」

 いよいよ2学期がスタートしました。2学期は、「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」と言われるように、勉強や運動に取り組みやすい学期です。また、「運動会」「修学旅行」「遠足」「自然教室」などの大きな行事があります。一つ一つ充実した活動にしていきたいと思います。

 さて、9月14日(土)に実施しました運動会では、御来賓の皆様、保護者・地域の皆様の温かな声援に見守られ、盛大に行うことができました。朝には小雨が降り、午後は暑さを感じる中でしたが、無事に実施することができました。
 1,2年生のダンス「パプリカ」はとても上手で、会場のみんなが幸せな気持ちになりました。3,4年生のダンス「令和」は、たくさんの元気をくれて、令和に羽ばたくすばらしいダンスでした。5,6年生の「2019真小ソーラン」は、迫力と躍動感にあふれ、正に「真小魂」を見せてくれました。「その他の種目」や「応援合戦」、「係の仕事」等も、全て立派にできました。子どもたちの頑張りに、たくさんの感動がありました。
 PTA役員の皆様には、見学場所の設営など、準備から後片付けまで大変お世話になりました。さらに、テント等の片付けには、多数の保護者の皆様に御協力いただきました。重ねて感謝申し上げます。

 運動会での一生懸命な頑張りは、子どもたち一人一人の力の伸びにつながるものです。子どもたちには、いろいろなことにチャレンジして、自分を成長させてもらいたいと思います。
 子どもたちにとって実り多い学期となるよう、職員一丸となり、指導・支援したいと思います。保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を今後ともお願いいたします。

(学校だより9月号より)