登高の学び舎

校長室から

「子どもたちの『今』を大切に」

 6月から本格的に学校が再開し、子どもたちも学校生活のペースを取り戻し、活気が高まりました。このような中、手洗いや消毒、3密を避けるなどの感染防止対策と、学校本来の教育活動との両立を図っていかなければなりません。子どもたちにとって一度しかない「大切な今」、学力の保障とともに、大切な思い出をしっかり作ってあげたいと思います。 

 詩人 坂村 真民さんの「二度とない人生だから」という詩があります。

  「二度とない人生だから」(※抜粋)

 二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛をそそいでゆこう
 一羽の鳥の声にも 無心の耳をかたむけてゆこう

 二度とない人生だから まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう
 貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう

 新型コロナウイルス感染防止のため、従来行ってきた学校行事等も、そのまま実施することが困難な部分もあります。そのため、形を変えての実施や、中には中止しなければならないものもあります。しかし、子どもたちには一度しかない「大切な今」です。この詩に込められている気持ちのように、現状の中で最善を尽くしていきたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様には、どうぞ御理解と御協力をお願いいたします。

 8月1日から16日間の夏休みになります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故や水の事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。2学期の始業式の日に、元気な子どもたちに会えることを職員一同願っています。

(学校だより7月号)