登高の学び舎

校長室から

「よりよい教育を目指して」

 1年生96名を迎えてスタートした1学期も、約1か月半が過ぎました。1年生も学校生活に次第に慣れてきて、休み時間などは元気に友達と遊ぶ姿が目立ってきました。

 5月19日(水)には、芳賀地区小学校陸上記録会が2年ぶりに開催されました。5,6年生の代表選手が参加し、自分の記録更新を目指してすばらしい活躍をしました。

 学校では、5月から6月にかけて、生活科見学や社会科見学、音楽集会に替わる発表会など、昨年度は中止となった活動を実施する予定です。「学校行事」には、教科学習では容易に得られない教育的価値があります。それは、「子どもたちに一生の宝物をつくる」ということです。それぞれにしっかりとした感染防止対策の下、子どもたちにとって宝物になる活動にしていきたいと思います。 

 5月27日(木)には、3年生~6年生の学力テストがあります。学力の定着状況を確認するとともに、結果を今後の指導に生かしていきたいと思います。本年度も学校教育の根幹として、学力の保障に力を入れて取り組んでまいります。

 コロナ禍の中、保護者の皆様には大変お世話になっております。4月の「授業参観」は分散開催とし、無事に実施することができました。6月の授業参観も分散開催を予定しています。また、5月下旬に予定していました「家庭訪問」は感染防止のために中止とし、替わりまして7月末に全家庭を対象に「個人懇談」を実施予定です。「PTA活動」につきましても、PTA会長様はじめ役員様と感染状況を踏まえ検討してまいります。御理解と御協力をお願いいたします。 

 感染状況を踏まえ、子どもたちの健康・安全の確保に最善を尽くしながら、「子どもたちにとって何がよいか」を考え、保護者・地域の皆様と共によりよい教育を目指してまいります。どうぞ御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより5月号)

 

学校探検で校長室に~2年生が1年生を案内~

「子どもたちを交通事故から守るために」

 新年度が本格的にスタートし、約1か月が過ぎました。特に毎日の登下校では、交通指導員の方々、スクールガード・保護者の皆様には、児童を交通事故から守るために、厚い御支援をいただき感謝申し上げます。登校班も新しくなり、登下校に慣れていない1年生を迎え、交通安全の確保は極めて重要です。警察庁(平成31年3月)によると、歩行中の小学生の交通事故の特徴として、次のことが挙げられています。 

○ 状態別では、歩行中の事故が最も多い。(過去5年合計で約6割を占める。)

○ 小学校1年生の歩行中の死傷者数は、6年生の約3.6倍。※死傷者数は、死亡者数と重傷者数の合計(学年が低いほど歩行中の割合が高く、学年が高くなると自転車乗用中の割合が高くなる。)

○ 1年生の事故が特に多い月は、5月(下校中及び私用)と日没が早くなる10月。

○ 歩行中の死傷者の約4割は、飛び出しが原因。(小学生に違反がない交通事故も約3割。)

 歩行中の交通事故は「横断中」に多く起こっています。安全に道路を横断できるようにするために、横断する前に、「必ず立ち止まる」「右左をよく見る」「車が止まっているのを確認する」ことなどを、御家庭でもお子様と確認ください。そして、特に低学年は、通学路や公園などお子様の行動範囲を一緒に歩きながら、交通ルールや安全な歩き方を身に付けさせてほしいと思います。

 これからも、学校・家庭・地域が一丸となって、子どもたちを交通事故から守っていきたいと思います。御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより6月号) 

「子どもたちにとって実り多い2学期に」

 いよいよ2学期がスタートしました。2学期は、「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」と言われるように、勉強や運動に取り組みやすい学期です。また、「運動会」「修学旅行」「遠足」「自然教室」などの大きな行事があります。一つ一つ充実した活動にしていきたいと思います。

 さて、9月14日(土)に実施しました運動会では、御来賓の皆様、保護者・地域の皆様の温かな声援に見守られ、盛大に行うことができました。朝には小雨が降り、午後は暑さを感じる中でしたが、無事に実施することができました。
 1,2年生のダンス「パプリカ」はとても上手で、会場のみんなが幸せな気持ちになりました。3,4年生のダンス「令和」は、たくさんの元気をくれて、令和に羽ばたくすばらしいダンスでした。5,6年生の「2019真小ソーラン」は、迫力と躍動感にあふれ、正に「真小魂」を見せてくれました。「その他の種目」や「応援合戦」、「係の仕事」等も、全て立派にできました。子どもたちの頑張りに、たくさんの感動がありました。
 PTA役員の皆様には、見学場所の設営など、準備から後片付けまで大変お世話になりました。さらに、テント等の片付けには、多数の保護者の皆様に御協力いただきました。重ねて感謝申し上げます。

 運動会での一生懸命な頑張りは、子どもたち一人一人の力の伸びにつながるものです。子どもたちには、いろいろなことにチャレンジして、自分を成長させてもらいたいと思います。
 子どもたちにとって実り多い学期となるよう、職員一丸となり、指導・支援したいと思います。保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を今後ともお願いいたします。

(学校だより9月号より)

 

「子どもたちの感動体験を大切に」

 1学期も残り1か月になりました。6月17日(木)には、2年生と6年生の「こだまっ子発表会(ミニ発表会)」を実施しました。例年行っていた音楽集会に代わる発表会で、新型コロナウイルス感染防止に配慮した発表内容に変更しての実施でした。一家族1名までの参観の御協力をありがとうございました。当日は、保護者の方々を前にドキドキしたかもしれませんが、立派に発表できました。大変すばらしかったです。

 子どもたちの発表に多くの感動がありました。子どもたちは、この日のために練習を頑張ってきました。保護者の方々からいただいた大きな拍手は、感動となって子どもたちの心に響いたと思います。感動とは、「深く物に感じて心を動かすこと」です。感動体験の意義は大きく、「感動体験を目指す教育の展開」(兵庫県教育委員会)には、次のように示されています。

 体験活動で得た感動は、問題解決のきっかけになることもあり、また感動そのものが直接的に生きていく自信につながる場合もある。感動は、正に「生きる力」の源であると言えよう。

 コロナ禍の今、一つ一つの活動を工夫し、「子どもたちに日本一の感動を!」を合い言葉に取り組んでいきたいと思います。子どもたちに1度しかない今、感動体験を大切にしたいと思います。

  感染防止と熱中症対策に留意し、1学期のまとめにしっかり取り組んでいきたいと思います。保護者・地域の皆様、どうぞ御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより6月号)

「子どもたちの『今』を大切に」

 6月から本格的に学校が再開し、子どもたちも学校生活のペースを取り戻し、活気が高まりました。このような中、手洗いや消毒、3密を避けるなどの感染防止対策と、学校本来の教育活動との両立を図っていかなければなりません。子どもたちにとって一度しかない「大切な今」、学力の保障とともに、大切な思い出をしっかり作ってあげたいと思います。 

 詩人 坂村 真民さんの「二度とない人生だから」という詩があります。

  「二度とない人生だから」(※抜粋)

 二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛をそそいでゆこう
 一羽の鳥の声にも 無心の耳をかたむけてゆこう

 二度とない人生だから まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう
 貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう

 新型コロナウイルス感染防止のため、従来行ってきた学校行事等も、そのまま実施することが困難な部分もあります。そのため、形を変えての実施や、中には中止しなければならないものもあります。しかし、子どもたちには一度しかない「大切な今」です。この詩に込められている気持ちのように、現状の中で最善を尽くしていきたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様には、どうぞ御理解と御協力をお願いいたします。

 8月1日から16日間の夏休みになります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故や水の事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。2学期の始業式の日に、元気な子どもたちに会えることを職員一同願っています。

(学校だより7月号)