校長室から

保護者会全体会 校長の話の補足

 校長の話で十分な時間がとれなかったために、また、欠席された保
護者の方のために、配布された資料をよく読んでいただくとともに、
補足させていただきます。
 昨年度の学校評価のための保護者アンケートにおいて、「1学期の
家庭訪問で担任の先生と話をした後、話をする機会が3学期では時間
が空きすぎる」という意見がありました。そこで、2学期に二者(1,
2年生)・三者(3年生)懇談を行い、3学期に保護者会(授業参観・全体
会・学年懇談)としました。
 今年度、本校では、現在の生徒が大人になったときに必要となる資
質・能力を育むために、授業の中で学び方を教えています。そのため
に、自ら進んで学びたくなる(本校の合い言葉『「わかる授業」から
「できる授業、もっとやってみたいと言わせる授業」への転換』)授
業方法、友だちと協力して対話の中から学ぶ授業方法(今年度は主に
自分の考えを文章で表現することを重点化しました)を追究してきま
した。そこで、授業者には、生徒同士の学び合いの学習を展開する
ようにお願いしました。1年生は「総合的な学習の時間の研究の発
表」、2年生は「英語」「社会」の授業を参観していただきました。
保護者の方が受けてきた授業(話を聞いて、知識を身に付け、問題を
解く等)とは変わってきていることが感じられましたでしょうか。 
※学ぶ土台は知識ですので、知識を身に付けるために、小テスト等も重要視して
います。

 今年度、4月と12月(一部11月)に実施した真岡市総合学力調査、
とちぎっ子学力・学習状況調査結果の達成率(配付資料に説明あり)の
推移について、各学年の結果を示させていただきました。全体として
の結果を示しましたが、大切なことは、個々の学力ですので、テスト
返却といっしょに配布した個票を用いて弱点を分析し、勉強方法を親
子で検討してみてください。もちろん、学校側でも分析し、授業にい
かしていきます。
 今年度の課題として掲げてきた『自己肯定感を高め、覇気のある生
徒の育成』について、上記の学力調査といっしょに行った質問紙や学
校評価のための生徒・保護者アンケートの結果について話をしました。
2年生の自己肯定感があまり高くない結果となってしまいました。ま
た、2年生の「学校が楽しいか」という質問の回答で、肯定回答が目
標の90%を超えませんでした。今後、学校として重点課題にし、誰
もが自分にはよいところがあると感じ、学校が楽しいと思える学校づ
くりに、全職員で取り組んでまいります。家庭でも親子の関わりで、
お子さんをプラス思考で見ていただいて、自己肯定感が高まるように
お願いします。
 3年後に新学習指導要領が完全実施され、この3年間は移行期間に
なります。最初に話をした授業改善(主体的・対話的で深い学び)、学
校の学びが社会で生かせる学びになること、またそのことを社会と共
有すること(社会に開かれた教育課程)が求められてきます。道徳も再
来年度からは教科になるので、通知表での評価方法について説明しま
した。本校では、来年度から通知表に道徳の評価を加える予定である
ことを伝えました。
 12月に実施した学校評価のための保護者アンケートのお礼と、本
校への要望とともに本校のよさにについても記入していただくように
お願いしました。学校の頑張りも認めていただくと先生方の勤務意欲
も高まりますので、プラス思考の見方もよろしくお願いします。