校長室から

SOS

本日、11月13日(金)、生徒会主催による、「いじめ防止サミット」を実施しました。
全体会で問題を提起したあと、縦割り班を10班作り、いじめにつながる「いじり」について、考えてもらいました。
今後、各学級や学校で「いじめ防止原則」を作成するなど、いじめ防止に取り組んでいく予定です。
生徒の主体的な活動により、いじめ防止が推進できることをうれしく思います。

さて、いじめの現状についてですが、最新の調査によると、昨年度、県内で認知されたいじめの件数は6003件で、過去10年で最多となっています。
全国に至っては、約61万件ものいじめがあり、やはり過去最多を更新しています。
そして、非常に残念ことに、物部中でもいじめがありました。
いじめを未然に防げなかったことに対し、校長として責任を痛感しています。

いじめは、他人の人権を踏みにじる絶対に許されない行為です。
加害者側にいじめたつもりがなくても、被害者側がいじめられたと思えば、それはいじめなのです。「ふざけていただけ」、「軽い気持ちで」などの言い訳は通用しません。
いじめ防止は、本校の最重要課題です。生徒と職員が一緒になって、「いじめゼロ」を目指します。

しかし、いじめは目の届かないところで行われます。
SNSなどによるいじめも考えられます。
もし、いじめられたら、先生、保護者、友人、電話相談などに必ず助けを求めてください。
ためらわずにSOSを発信してください。
学校は全力で被害者を守り抜きます。

本校は、生徒全員が笑顔で、安心して、のびのびと生活できるよう、「いじめゼロ」を目指し取り組んで参ります。
保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、御協力のほど、よろしくお願いいたします。