校長室から

今しかできないこと

先週、9月17・18日に修学旅行を実施しました。
コロナ禍の中での修学旅行ということもあり、方面を福島・那須に変更し、期間も一泊二日としました。
旅行中は生徒の健康・安全を最優先に考え、最新式のエアコンを搭載した観光バスの利用や手指の消毒の徹底、こまめな検温などを実施しました。

幸い発熱やかぜの症状のある生徒もなく、全員が無事に修学旅行を終えることができました。
3年生の明るさ、素直さ、前向きさにより、例年にも増して収穫の多い修学旅行になりました。
改めて3年生の確かな成長と強い絆を感じることができ、心からうれしく思います。

今回は修学旅行の実施自体が危ぶまれたところですが、一泊二日とはいえ、無事実施することができて、本当によかったと思います。
もちろん旅行はいつでも行けますし、高等学校等にも修学旅行はあります。しかし、小中9年間一緒だった仲間との旅行は今回が最後です。友情も一層深まったことと思います。

物事には「今しかできないこと」があります。
特に、感受性の強い思春期には、よりたくさんの「今しかできないこと」があると思います。
あのとき、あの仲間とだからこそ感じられることがあり、それは成長の確かな礎になります。
コロナ禍の中ではありますが、生徒の健康・安全を最優先しつつ、「今しかできないこと」を体験させられるよう、本校は学校行事等にも可能な限り取り組んで参ります。