☆校長式辞より☆彡

　温かな春の陽射しの中、色とりどりの花々や瑞々しい緑がまぶしい、生命の美しさと力強さを感じる、よい季節となりました。 

　22名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。みなさんの入学を２年生から６年生の、お兄さん、お姉さんが楽しみにしていました。みなさんは今日から、長沼小学校の大切な１年生です。お友だちと楽しく勉強したり、遊んだり、運動したりして、心と体を大きく成長させていってほしいと思います。

　さて、長沼小学校での生活をより良いものにしていくために、これから２つのお話をします。

　まず１つめです。皆さんの中には、小学生になったら「こんなことをやりたい」、「あんなこともやりたい」と考えている人がたくさんいるのではないかと思います。そう考えることは、たいへん素晴らしいことです。でも、頭の中で考えているだけではすぐに忘れてしまいます。だから、考えた決意を紙に書いて、目に付くところに貼っておいてもらいたいのです。そして、毎日それを見て頑張ってもらいたいのです。そうすれば、毎日の学校生活が、より豊かなもの、充実したものになると思います。

　２つめです。たくさんの人とコミュニケーションをとりましょう。黙っていては、自分が思っていることは、周りの人たちに伝わりません。周りの人たちが何を考えているのか、自分には分かりません。だから、たくさんのいろいろな人とお話をしてください。自分が思っていることをきちんと相手に伝えること、相手が話したことを正しく理解することは、学校生活に限らず、人が生きていく上で、とても大切なことです。ここで気をつけてほしいのは、自分と相手の考えに違いがある場合です。違いがあっても、決して相手を攻撃してはいけません。話し合いを通して、お互いが「そうだよね」というポイントを見つけ出してください。ある意味これが学校生活の中で一番の勉強なのではないかなと考えます。

　さて、保護者の皆さま、本日はお子様のご入学、まことにおめでとうございます。お子様をここまでお育てになられたご苦労は、ひとかたならぬものがあったことと思います。それだけにまた今日の入学式の喜びのほども、さぞかしとお察し申し上げます。今日からお子様を長沼小学校の大事な子どもとして、責任をもってお預かり致します。「よく考える子」「心豊かな子」「明るく元気な子」の教育目標の下、全教職員で力を合わせて教育にあたってまいります。学校に対するご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

　最後に、長沼の子どもたちの健やかな成長と、夢と希望にあふれた明るい未来を願って、式辞といたします。　　

　　令和５年４月11日

     　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真岡市立長沼小学校長　　上 野　正 人