校長室より

校長室より

【校長室よりNo.145】人の温もりを教えて下さった皆様に心からの感謝をお伝えします

例年よりも早く咲いた桜も少しずつ散り始めました。一方、例年は4月に満開になる職員室前のしだれ桜が、まもなく満開を迎えようとしています。ご存じの通り、このたびの定期異動で、中村中学校に異動することとなりました。思い返せば、3年前、満開に咲き誇るしだれ桜の花を摘んだのが、真岡東中での最初の仕事でした。人なつこくて、行事に熱く、笑顔が素敵な東中の生徒たちとの3年間は、私の教員人生に、再現不可能なほどの多彩な彩りを与えてくれました。地域の方々や保護者の皆様にも、本当に温かく見守っていただき、様々な場面で「子ども」を主語にお話しできたことも、学校経営者としてこの上ない喜びでした。この三年間で、「人ってこんなにも温かいんだ。」と実感させてくれた皆様に、心から感謝しております。この「校長室より」も145号をもって閉じさせていただきます。学校は変われど、生徒たちの幸せを、いつまでもいつまでも見守っております。

【校長室より No.144】奏でる

3月25日(土)の午後に、吹奏楽部が「春のミニコンサート」を開催してくれました。多くの保護者の方々もご来校下さり、アットホームなコンサートとなりました。数々の偉大な功績を残してきた吹奏楽部の演奏は、心が込められており、まさしく音を「奏でる」演奏でした。桜の花が満開に咲き誇る春、素敵なコンサートに参加できたことをうれしく思います。

【校長室より No.143】努力は裏切らない

3月18日(土)19日(日)の二日間で、関東選抜卓球大会が行われ、栃木県代表として真岡東中女子卓球部が団体戦で出場しました。関東各都県の代表を勝ち取った強豪がそろった、緊張感のある大会でした。その中で、真岡東中は、予選リーグ3試合を全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントに進出しました。いつも武道館に行くと、緊張感をもって練習に取り組んできた卓球部。努力は裏切らないことを身をもって経験したことと思います。夏の総体が楽しみです。

【校長室より No.142】心を育てる

学校教育の目的は、生きる力の育成です。生きる力には、学力だけでなく豊かな心や感性も含まれます。2年前から取り組んできた「読み聞かせ活動」を今年度も継続していただき、本日で今年度の活動が最後となりました。栃木県の民話の語り部や、東日本大震災に関連した絵本など、生徒達の学齢やその時々に合わせた内容の絵本を選び、生徒達に訴えかけるように読み聞かせをして下さりました。まさしく、「心を育てる」活動を展開して下さいました。朝のお忙しい時間、東中の生徒達のために学校においで下さり、心を込めて読み聞かせをして下さった方々に心から感謝いたします。

【校長室よりNo.141】人の温かさを教えてくれた卒業生

本日、第42回卒業式を無事に挙行することができました。多くの保護者の方々のご参加をいただき、式が始まる前から温かい雰囲気に包まれていました。校長式辞では、3年間過ごした生徒たちとの思い出がよみがえり、不覚にも声を詰まらせてしまいました。それでも、113名全ての卒業生に直接、卒業証書を手渡すことができたことを、心から嬉しく思います。たくさんの「ありがとう」がこだました卒業式の一日。卒業生を祝福するかのごとく、温かな夕日が校舎を照らしていました。夕日を見ながら、改めて113名の卒業生が幸せな人生を歩むことを心から願いました。

【校長室よりNo.140】母校を愛する心(合唱の伝統を引き継ぐ)

本日の5時間目に、卒業式で卒業生が歌う合唱を、1・2年生に聞かせる会がありました。これは、3年生の代表生徒たちが、東中の伝統である素晴らしい合唱の伝統を、後輩たちに引き継ごうと行われたものでした。この企画は、3年生が考えたものです。卒業式当日、在校生は教室でzoomにて視聴することとなります。思いのこもった生の合唱を聴いた在校生の心に、3年生の思いは確実につながったことと思います。

【校長室よりNo.139】新たな伝統

3月6日、卒業式の準備が行われました。昨年度から取り組んできた、「生徒たちが自分たちの力で作り上げる会場」の取り組みが定着し、会場準備にあたった2年生は、ゼッケンをつけたリーダーの生徒たちを中心に、手際よく、しかもきれいに会場を作り上げてくれました。自らが判断し行動する人を育成する取り組みが確実に成果となって現れています。新たな伝統を築き上げてくれた生徒たちに感謝します。

【校長室よりNo.138】厳しさを乗り越えて

2月も下旬となり、厳しい寒さも峠を越えたように感じます。校庭の桜もつぼみを膨らませ、開花する準備を着々と進めているようです。正門にあるバラの花も、保護者の方が冬に剪定して下さり、先日は「寒肥」といって花を咲かせるために必要な肥料を施して下さいました。冬の寒い時期を乗り越えたからこそ、私たちの心を和ませてくれる素敵な花を咲かせるのだろうと思います。そして、私たちも、心身ともに辛く厳しく感じるときもありますが、桜やバラのように今を乗り越えたら素敵な花を咲かせることができることを信じたいと思います。

【校長室よりNo.137】三丁目の寺子屋(第2回目)

2月22日(水)に、三丁目の寺子屋(第2回目)を実施しました。10名の地域の方々の参加をいただき、終始和やかな雰囲気の中で活動していただきました。この「三丁目の寺子屋」は、真岡東中が様々な場面で保護者や地域の方々に協力いただいていることを受け、教職員の持つ「教育力」を地域の方々に還元しようとするものです。今回は、音楽の授業で、「ふるさと」を合唱し、その後は世界の音楽を鑑賞していただきました。技術の授業では、パソコンを使って簡単なプログラミングを行っていただきました。初めてパソコンを使う方もおられましたが、授業の最後には、パソコンでプログラミングした内容をロボットにインプットして、ロボットを正確に制御されておられました。授業の後は、給食を召し上がっていただき、昼休みは生徒たちと校庭で談笑しました。「普段は会話することのない中学生と話ができてとても楽しかった。」「タイムスリオップしたようで、若返った気がする。来年は友達を誘って、是非参加したい。」と話して下さいました。

【校長室よりNo.136】「自走」できる生徒の育成を目指して

真岡東中は、「自走」する生徒の育成を目指した取り組みをしております。「自走」は、自分の力で走ることですが、それを拡大解釈し、自分の力で判断し、自分の力で課題を克服する力のことを意味しています。明日は、立志式です。立志式の会場準備を1年生が行ってくれておりました。ゼッケンをつけた代表の生徒が、会場の完成図を見ながら会場作成をしておりました。「自分たちで考え」「自分たちで判断し」「自分たちで行動する」そんな主体的な1年生の姿を見て、心からうれしく思うとともに、昨年の4月に入学してからこんなにも立派に成長したのだと、目を細めました。明日の立志式も、2年生は立派な姿を見せてくれると確信しています。