校長室より

読書の夏「青少年読書感想文全国コンクール『課題図書』」(校長室より No.13)

いよいよあと3週間で夏休みとなります。
42日間の長期の休みであり、時間的な余裕も十分にあると思います。
そこで、是非毎日の日課の中に読書の時間を設けてください。
特に、長期の休みは普段読まないジャンルの本に挑戦するチャンスです。
読書は、言葉を学ぶことはもちろん、感性を磨き創造力を豊かにしてくれます。
思春期を迎え、子供と大人の狭間で自分はどう生きるべきか思い悩む今だからこそ、良書に親しむことで、進むべき道が明らかになることもあります。
参考までに今年度の課題図書を以下に紹介します。
本校の図書室には、各課題図書が2冊ずつそろえてありますので、是非借りてください。


『スクラッチ』

コロナ禍で何もかもが中止、延期、規模縮小。今までの日常が奪われ、閉塞感の中で過ごした日々。中学生の4人が、もがきながら未来の自分へと手を伸ばす姿、揺れ動く繊細な心の変化に寄り添ってみてください。

『アップステージ:シャイなわたしが舞台に立つまで』

中学生たちが学校ミュージカルを一からつくりあげていく様子を描いた楽しい物語。恋あり、悩みあり、失敗あり、思わず吹き出してしまう場面も! 作中の「ザ・ミュージック・マン」は現在も上演されている作品です。

『人がつくった川・荒川:水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』

首都圏を貫く荒川は、たび重なる洪水に見舞われた「荒ぶる川」。これまで人の手で何度もつくり変えられてきました。同じような人工の川は日本各地にあります。温暖化による大水害も懸念される今、私たちは川とどう付き合うべきか。


長い夏休み、是非良書に親しんでください。
必ず君の成長を助けてくれるはずです。