校長室から
「平成31年度 入学式~大切にしたい『5つの花』~」
120名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。皆さんは今日から、この真岡小学校の1年生です。どの子もみんないい顔、いい姿勢でとても立派です。先生方や上級生のお兄さん・お姉さん、そして、教室も校庭も、真岡小学校の全部が皆さんの入学をとても楽しみにしていました。
新入生の皆さんに、「5つの花」を贈りたいと思います。これは、皆さんに大切にしてほしい「真岡小学校の『あいうえお』の花です」
| ○「あ」の花は、「あいさつ」の「あ」です。お家の人や学校の先生、友達や近所の方々に、元気にあいさつをしましょう。 ○「い」の花は、「いっしょうけんめい」の「い」です。小学校では、国語や算数などいろいろな勉強をします。一生懸命がんばって、力を伸ばしていきましょう。 ○「う」の花は、「うんどう」の「う」です。たくさん運動をして、体を鍛えましょう。 ○「え」の花は、「えがお」の「え」です。笑顔で過ごすためには、安全が大切です。車に気を付けて、交通事故には、絶対に遭わないようにしてください。 ○最後の「お」の花は、「おもいやり」の「お」です。友達に優しくして、たくさんの友達をつくってください。 |
今日からこの「5つの花」を大切にして、立派な1年生になってください。
(入学式 式辞より)
「新たな希望を胸に新年度がスタート」
新1年生120名を迎え、全校生667名で平成31年度がスタートしました。創立145年を迎える本校の歴史と伝統を大切に、今年度も「進んで学ぶ子ども」「元気でがんばる子ども」「思いやりのある子ども」の3つの教育目標を継続し、「知・徳・体」のバランスが取れた児童の育成に取り組んでいきます。
また、「好意・好感・好印象をもたれる学校」「にこにこ笑顔のあふれる学校」を「目指す学校像」とし、子どもたちはもちろん、保護者の皆様や地域の方々から愛される学校づくりに努めてまいります。
下記は、本年度の基本方針です。御理解と御支援をよろしくお願いいたします。
| 【平成31年度基本方針】 1 基礎的・基本的な内容の確実な定着と、児童自らが主体的に取り組む授業の充実に努める。(確かな学力) 2 運動に親しみ、健康でたくましく生きる児童の育成に努める。(健康安全・体力) 3 いじめを起こさない、望ましい人間関係づくりに配慮した学年・学級経営の充実を図り、豊かな心の育成に努める。(いじめ防止・豊かな心) 4 保護者や地域の方々・関係機関の協力を得ながら、開かれた学校づくりに努める。(開かれた学校) 5 児童や保護者との信頼関係を大切にし、教育に対する熱意と行動力のある教職員を目指す。(信頼される教職員) |
(学校だより4月号より)
「子どもたちの健康・安全の確保を第一に」
子どもたちの健康・安全の確保を第一に
新型コロナウイルス感染の拡大防止のため、臨時休校が続いています。一日も早く収束し、子どもたちと安心して教育活動ができることを切に願っています。学校においても、子どもたちの健康・安全の確保に最善を尽くしていきます。保護者の皆様、地域の皆様、御支援・御協力をよろしくお願いいたします。
建学の精神「登高(とうこう)」を大切に引き継いで
校庭に春の息吹があふれる中、新1年生101名を迎え、全校生632名で令和2年度がスタートしました。本校は真岡城跡に建てられた、創立146年を迎える歴史と伝統ある学校です。本校の歴史の中には、登高学舎として開校以来、「登高精神」が生き続けています。登高精神とは、「先ず身近なところからはじめ、より高いところを目指して努力を続ける。」という精神です。先人の方々が本校に託した思いは、この「登高」の言葉に込められています。先人の方々の思いを大切に引き継ぎ、子どもたちには、「より高い目標に向かって努力し続ける」、そういう心を育てていきたいと思います。
下記は、本年度の基本方針です。子どもたちのために誠心誠意、努力してまいります。
【令和2年度基本方針】
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1 基礎的・基本的な内容の確実な定着、主体的に取り組む授業の充実。(確かな学力) 2 運動に親しみ、健康でたくましく生きる児童の育成(健康安全・体力) 3 いじめを起こさない学年・学級経営の充実、豊かな心の育成(いじめ防止・豊かな心) 4 保護者や地域の方々・関係機関との協力、開かれた学校づくり(開かれた学校) 5 児童や保護者との信頼関係、教育に対する熱意と行動力のある教職員(信頼される教職員) |
(学校だより4月号)
「体験活動から学び、成長していく子どもたち」
体験活動とは、文字どおり、自分の身体を通して実際に経験する活動のことです。子どもたちは人や自然に働きかけ、実感をもって関わっていく活動を通して、感動したり、驚いたりしながら「なぜ?」「どうして?」と考えを深めていきます。そして、下記のような多くのことを学んでいきます。
| ○ 一緒に活動している人に配慮しながら行動するという他者への配慮 ○ 目標に向かって、みんなで協力して活動するという協調性 ○ 注意事項を守り、活動に取り組むという安全性に対する態度 ○ 公共のものを大切にし、集団活動のルールを守るという社会性 ○ より高い目標を設定し、それらを達成しようとする挑戦や向上心 |
本校では、「人や自然等と関わる活動」を重視した教育に取り組んでいます。五感を通して対象を知る体験活動は、思考を活性化させ、学ぶことの喜びや意欲を生み出すことにつながります。
「地域とともにある真岡小」として地域との関わりを大切にし、保護者・地域の皆様の御協力を得ながら豊かな体験活動に取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
(学校だより5月号より)
「よい習慣は、子どもの力を伸ばす」
東レ経営研究所の社長を務めた佐々木常夫さんの著書に、「良い習慣は才能を超える」という言葉があります。「良い習慣」について、次のように述べられています。
| 良い習慣を持っている人は、毎日確実に成長していきます。良い習慣の中で最も大事なことは、「人としてあるべき原理原則」を行うことです。「人に会ったら挨拶をする」「時間を守る」「相手を思いやる」「間違ったことをしたらすぐ謝る」などといった人間としてなすべき基本動作がきちんとできることです。 |
「良い習慣」は、自分の力を伸ばしていく源になるものです。小学校の時期は、自立に向けての「良い習慣」を身に付ける大切な時期です。 本校においても「目指す学校像」として、次のことを掲げて日々の教育活動に取り組んでいます。
| 挨拶、清掃、身だしなみ、時間を守るなど「凡事徹底」を図り、当たり前のことが当たり前にできる学校 |
子どもたちに「良い習慣」を身に付けさせるために、学校と家庭が手を取り合って取り組んでいきましょう。
(学校だより6月号より)
「お子様への温かな働き掛けを」
1学期が無事に終了し、保護者・地域の皆様には、温かい御支援と御協力をいただきありがとうございました。
さて、夏休みは、普段できないような経験をたくさんしながら、豊かな人間性を育むよい機会です。しかし、生活が不規則になったり、事件や事故に巻き込まれたりする心配があります。健康・安全を第一に、有意義な夏休みを過ごせますよう、地域全体での見守りの御協力をお願いいたします。
夏休みは、お子様との大切な触れ合いの機会にしていただければと思います。下記は、家庭教育に生涯を捧げたアメリカの教育家、ドロシー・ロー・ノルトの著書『子どもが育つ魔法の言葉』に収められている言葉です。長年の経験に裏打ちされた子育てに対する温かい言葉は、お子様への働き掛けの道しるべになるのではないでしょうか。
| 励ましてあげれば、子どもは自信をもつようになる 誉めてあげれば、子どもは明るい子に育つ 愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ 認めてあげれば、子どもは自分が好きになる 見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる 優しく思いやりをもって育てれば、子どもは優しい子に育つ 守ってあげれば、子どもは強い子に育つ |
2学期の始業式には、心身共に成長した、元気な子どもたちに会えることを、職員一同楽しみにしています。
(学校だより7月号より)
6月の学校だより
真岡小「小鳥の森」にホトトギス!
緑豊かな真岡小学校には、たくさんの鳥が訪れます。6月初旬には、戦国時代の有名な3人の武将の「鳴かぬなら~」の句に出てくる鳥、ホトトギスが、真岡小の南の林「小鳥の森」で、大きく響く声で鳴いていました。ホトトギスは、夏になると南の方からわたってくる夏鳥で、俳句の世界では夏の季語となっています。毎年、季節の初音として春のウグイス・夏のホトトギスと、その鳴き声を楽しみにしていますが、学校でも聞けるとは思ってもみなかったです。
さて、ホトトギスは、「托卵」する鳥で、ウグイスの巣に卵を産み、ヒナを育ててもらいます。真岡小に生息しているウグイスも、自分よりも大きなヒナを一生懸命に育て ることになるかもと思うと、少々複雑な気持ちになりますが、真岡小は、自然豊かなすばらしい 環境にあることを改めて感じました。
魔 法 の 小 石
6月10日の朝会では、ダイヤモンド社の「こころのチキンスープ2『魔法の小石』」という話を紹介しました。つまらないことと思いながらも、聖なる方(神様)の言うとおりに、小石を拾って集めておいたら、夜には小石が全てダイヤモンドに変わっていて、人々は喜び、一方で、もっと拾っておけばよかったと後悔したという話です。
さて、小石やダイヤモンドは何を意味しているでしょう。そして、ダイヤモンドに変わるのはいつでしょう。
苦手なことに取り組むのは誰しも気が進まないものです。子供たちにとっては、勉強でしょうか?中には、かけっこやドッジボールなど運動することという子もいるでしょう。でも、勉強すること・運動すること・本を読むこと・自然や人と触れ合うこと・規 則正しい生活をすることなど、伸び盛りの子供時代だからこそ、どれも大事なことば かりです。その意義を教え、やるべきことにしっかりと取り組ませたいです。
6月10日は「時の記念日」でした。一日は誰にも平等に24時間です。
「今」という時間を大切に積み重ね、子供たちには、キラキラ輝く
ダイヤモンドを手にしてもらいたいです。
7月の学校だより
「みんなが楽しくなる学校」を目指して
7月猛暑日が続きましたが、子供たちは汗をかきながらも元気に登校できました。大きな事故もなく子供たちが無事に1学期を過ごすことができたのも、子供たちを元気な状態で送り出してくださっている保護者の皆様や暑い中でも毎日見守ってくださっているスクールガードの皆様・地域の皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。
さて、今年度は、児童と共に考えた目指す学校像「みんなが楽しくなる学校」に向かって、教育活動を展開しております。子供たちも「どのようにしたら、みんなが楽しく学校生活を送れるか」学年に応じて、話合い取り組んできました。あいさつを頑張った子、勉強や運動で友達と助け合ったり競い合ったりして力を伸ばした子、決まりを守ってみんなのことを考えられた子、みんなのために働けた子など、一人一人頑張った1学期であり、「4~6月の本の貸出冊数が昨年度より2,352冊増」や「4月実施の県や全国の学力調査の結果において、全ての学年及び教科において県平均を上回る」など、数値からも学校全体で良好であったことが伺える学期でした。子供たちの頑張りに拍手です。さらに、2学期も「より高く」を目指して努めてまいりたいです。
自分を守り、今年の夏を楽しもう
夏休みを迎えるにあたり、終業式では子供たちに「自分を守る」ことを話しました。
1 「怠け心」から自分を守る
自由時間が多く、何かと誘惑も多いです。「怠け心」に負けないで、自分で心のチャイムを鳴らし、規則正しい生活を送れるよう頑張りましょう。
2 「危険」から自分を守る
学校では、1学期交通安全教室や防犯教室などを実施しました。夏休み中も引き続き、交通事故、水の事故、雷雨や台風などの自然災害、不審者による誘拐や犯罪、金銭トラブルやSNS関連の事件などの「危険」から、自分の身・命を守り、安全に過ごしましょう。
子供たちには、自分を守り、学校ではできない様々なことに挑戦して、大いに夏休みを楽しんでもらいたいです。併せて、今年の夏は、戦後80年です。節目の年として、当時の戦争の惨禍を改めて見つめ直し、今を生きること、そして私たちの未来について考えるきっかけとなるような夏であってほしいです。
2学期、元気な子供たちに会えることを楽しみにしています。
「保護者・地域の皆様の御協力に感謝申し上げます」
風が春を運び、早春の息吹あふれる3月18日(金)に、6年生児童・保護者・本校職員の参加によります卒業式を挙行しました。下級生の先頭に立ち、学校をしっかりリードしてくれた立派な6年生でした。109名の卒業生の活躍を心から願っています。
卒業を前に6年生が桜の苗木を植えました。コロナ禍を乗り越えながら頑張ってきた子どもたちが、「将来、桜の木と共に自分の花を咲かせてほしい」という願いを込めています。そして、1年生から5年生は、学年が1つずつ進級します。各学年とも子どもたちはよく頑張り、この1年間に大きな成長がありました。全学年、大変立派でした。自信をもって進級できるようにしたいと思います。
令和3年度もコロナ禍が続きました。コロナ禍でしたが、子どもたちにとって一度しかない「大切な今」です。「子どもたちに日本一の感動を!」をスローガンに、感染防止対策を徹底し、子どもたちにできるだけのことをしてあげようと、保護者・地域の皆様と共に取り組んできました。そして、運動会や修学旅行、遠足、プレミアムデープランなど、よい思い出をつくることができました。厚い御協力に感謝申し上げます。
また、学力向上にも力を入れて取り組みました。その結果、子どもたちが力を伸ばし、各種学力調査でこれまで以上のよい結果となりました。‥‥皆で力を合わせ、困難を乗り越えながら頑張ってきた経験は、子どもたちのこれからの人生において、大きな力になると信じています。
これから2週間の春休みに入ります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。また、お子様の成長を具体的な言葉で褒めてください。自らの成長を褒められた子どもは、大きな喜びと充実感に包まれます。子どもは認められてこそ、たくましく成長していきます。
最後になりますが、保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動に多大な御支援、御協力をいただき深く感謝申し上げます。今後とも、職員一同頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
(学校だより3月号)
6年生 桜の苗木の植樹
「困難を乗り越えて」
今、昨年9月14日(土)に実施した運動会が思い出されます。2学期が始まって運動会までの日が少なく、しかも台風15号に伴う一斉休校のため、貴重な練習日も更に少なくなりました。また、気温の高い日もあり、校庭での練習を控えることがありました。そして迎えた運動会。「どこまで演技ができるだろうか」・・・・頭をよぎりました。しかし、そんな心配を払拭するように、子どもたちは見事な演技を見せてくれました。実施までに様々な困難があった中、子どもたちの立派な姿に涙が出るような感動を覚えました。そして、真岡小学校の底力を強く感じました。
困難を乗り越えるたくましい真岡小学校の子どもたち、そして、それを力強く支えてくださったPTA・保護者の皆様、地域の皆様のすばらしさを改めて感じました。本校職員も、全力で指導・準備に取り組みました。これらが子どもたちの活躍になり、真岡小学校の底力であると思いました。これは、脈々と受け継がれてきた本校の良き伝統であると考えます。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、今までに経験のない状況が続いています。学校も5月末まで臨時休校となり、保護者の皆様には大変御苦労をおかけしています。学校として、再開に向けて力を尽くしていきたいと思います。
困難を乗り越えてこそ得られる貴重なものがあります。これからも、みんなで力を合わせて乗り越えていく真岡小学校の底力を見せていきたいと思います。保護者・地域の皆様、どうぞ御支援と御協力をよろしくお願いいたします。
(学校だより5月号)