長田小の様子

日本語教室の様子

 長田小には、「日本語教室」と呼ばれるクラスがあります。本校に在籍する外国人児童への日本語の理解をサポートしながら教科学習の支援や心理面のケアなどを行い、学校生活に適応できるようにしていくクラスで、今年度は9名の児童が週に2~5時間ずつ通級しています。このような形で外国人児童への日本語及び生活適応支援を行っている小学校が本校を含め真岡市内で5校、栃木県内では33校あります。

 平仮名、カタカナの読み書きに不慣れな児童の支援はもちろんですが、日常会話には不自由しないような日本での生活が長い児童でも、学習の場面ではつまずいてしまうことがあります。学習用語と呼ばれる その教科特有の言葉があり、それらは日常会話には ほぼ登場しないので、耳から学ぶ機会がなく、自力で理解することがとても難しいからです。本日の6年生の国語学習は 俳句の鑑賞でしたが、課題の中に「比喩」「体言止め」などの学習用語が出てきました。外国人児童でなく日本人児童にとっても難しい言葉です。それらを平易な言葉を使って教師がじっくりと説明した上で、各自が句から読み取ったことについて児童同士、児童と担当教師が話し合いました。用語の意味が分からないと学習はそこでストップしてしまいますが、分かれば停滞することなく、提示された課題について深く考え、自分の思いを表現することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※今回の学習で教材として取り上げた上掲の俳句は、(株)伊藤園『おーい お茶 新俳句大賞』入賞作品のうち、作者が小学校5年生~中学生の中から選んだものです。