令和7年度 校長室より
校長室より No109「誰の願いも」
(株)明治の方を講師に「成長期の体づくり」と題して、オンラインにて学校保健委員会を行いました。スポーツ選手の食事メニューの紹介や発育期に必要な栄養素の説明、食事・睡眠・運動と健康の関わりについて、専門的なお話をいただきました。学校三師の先生や学校運営協議会員の方々にもお出でいただきました。さらに、希望された保護者の方には、Web配信にて視聴してもらいました。講演の前から「健康に関することだから、今日は楽しみにしていました」という声も聞かれました。生徒たちの明るく健やかな成長をねらいとする学校保健委員会。立場を問わず、健やかな成長を願う気持ちはきっと同じなのだと感じました。
校長室より No108「恵まれたこと」
まず、天候に恵まれました。そして、人に恵まれました。山前地区公民館まつりと共催の形で開催された山前地区防災キャンプ2025は、地域の人たちの笑顔が会場いっぱいに広がった時間でした。芸能発表の部で地域に伝わる伝統文化に触れ、美味しいカレーライスや売店の焼きそばにお腹が満たされ、カッコいい消防車に目を引かれ…。「毎年、吹奏楽部の演奏に元気をもらっています。また、楽しみにしています。」「ボランティアの中学生が、本当にまじめに手伝ってくれてありがたいですね。」「何かやることありますか?と、生徒さんが声をかけてくれたんですよ。」地域の方々や参加された方々から、私の耳に入ってきた言葉です。中学生が主体となって考え、進行した交流クイズ活動には、予想した人数を超える方々に参加していただき、急遽椅子の数を増やすほどでした。公民館まつり実行委員さん、防災キャンプ実行委員さんとともに会場の片付けを終えた後の中学生の笑顔も印象的でした。
たくさんのことに恵まれた「山前地区らしい」一日は、きっと忘れることはないでしょう。 今回の開催に関してお世話になりました全ての方々に、心よりお礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。
校長室より No107「学びのスペース」
今週は、昼休みの時間を期末テストに向けた質問タイムとしています。授業で分かりづらかったところなどを自由に質問できます。担当教科の先生を見つけたときには、廊下も学習スペースですね。
校長室より No106「笑顔がつなぐもの」
1年生の家庭科の授業で調理実習を行いました。本校では家庭科専科の教員がいないため、実習の時に「地域ボランティア」の方々にご協力をいただくことで、生徒たちに細かく丁寧な指導が行き渡ります。お帰りの際に「また来ますね!」と笑顔で玄関を後にされる姿に、つながることで広がっていく感動を味わうことができました。ありがとうございます。
校長室より No105「つながりと広がり」
11月30日(日)山前地区公民館まつりと共催で、山前地区防災キャンプ2025が開催されます。本校の学校運営協議会が主体となった実行委員会を設立し、当日に向けた準備を進めています。学校運営協議会や防災キャンプ実行委員会、山前地区区長会や公民館まつり実行委員会等において「地域住民同士のつながり」、そして「学校教育が地域に貢献できること」を様々な視点から、一緒に考えさせていただきました。「地域の宝」でもある子どもたちは、これからの未来を担う大切な存在です。「子育て」は、家庭だけ学校だけでできるものではないと考えています。地域の皆さんから温かく見守られているからこそ、健全な成長ができると信じています。公民館まつり・防災キャンプが地域づくり人づくりの一助となり、人のつながり広がりとなることができたら幸いです。どうぞ、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
校長室より No104「広い視野を」
国際理解教育活動として、アメリカ合衆国カリフォルニア州ガダードミドルスクールを訪問させていただきました。真岡市教育委員会をはじめ関係各機関、真岡東中学校の皆様、そして保護者のご理解とご協力により、充実した7日間となりました。事前準備を含めた、10月30日の出発から11月5日の夜に真岡東中学校で解散式を行うまで、たくさんの方々のサポートをいただきました。参加した生徒たちは「もう終わっちゃう…。楽しかった、また行きたいね」という声。英語が得意な生徒でも、会話の内容を全て分かっていたかどうか。それでも、なんとかコミュニケーションをとり、バディの生徒と少しずつ近くなっていった距離感。ホストファミリーとのお別れの時には、溢れ出る涙を抑えることはできませんでした。たった1週間で、ものの見方や考え方が変わるのかどうかを言い切ることはできません。しかし、今までとは違った景色と初めて会った人とのつながりから、心の奥底で感じたものがきっとあったはずです。渡航費用には替えられない貴重な体験は、これからの人生に大きな影響を与えてくれるであろうと信じています。広い視野をもって、明るい未来に突き進む生徒たちを応援しています。
海外派遣に関してお世話になりました全ての方々に、心より感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。
校長室より No103「走りきった駅伝大会」
晴天の下、郡市中学校駅伝大会が行われました。山前中からは、男子2チーム(A・B)と女子2チーム(A・B)が参加しました。男女とも2チームずつ参加していたのは、芳賀郡市内15校中4校のみです。結果として県大会への出場や表彰台には手が届きませんでしたが、多くの生徒が練習に取り組んだこと。そして、澄み切った青空の中で声援を受けながら、自分の記録に挑戦できたことが何よりの体験でした。朝練や放課後をとおして培った財産を、これからの生活に生かしてほしいと思います。頑張り抜いた生徒の皆さんに最大限の拍手をおくります。お疲れ様でした。
校長室より No102「得たもの」
令和7年度「りんどう祭」。あいにくの雨空でしたが、たくさんの保護者や地域の方々、そして招待させていただいた学区内各小学校6年生も会場に足を運んでいただき、たいへんありがとうございました。以前、学校敷地周辺に群生していたとの「りんどう」から称される山前中の学校祭は、実行委員や生徒会役員を中心に諸準備・運営がなされ、まさに自分たちでやり遂げた行事となりました。12月の生徒会役員選挙により実質上のバトンタッチとなる3年生から、「次は1・2年生の番です。やってみたいという強い意志をもって、生徒会活動に挑戦してください」とメッセージが送られました。一つの大きな行事を終えて、きっと、一言では伝えきれない何かを得ることができたと信じています。やりきった生徒の皆さん、お疲れ様でした。
校長室より No101「あったかい風景」
天気予報では「12月中旬並み」と伝えられた今日、自転車で登校する生徒たちも寒そうな様子でした。先日、地区内にお住まいの方から『何かお手伝いできることがあれば…』とご連絡をいただき、環境整備に来てくださいました。冬のような気温の中、そこだけポッとあたたかい空気を感じます。
地域の方々の思いに感謝申し上げます。ありがとうございます。
校長室より No100「リーダーの声」
今週は、りんどう祭に向けた会場づくりなど諸準備を行っています。体育館では、リーダーの指揮でみんなが動き、協力しながらシートを敷いています。「白い線に揃えてください」「右側をもっと引っ張って…」と、リーダーの声のもと少しずつ作業が進んでいました。先生のアドバイスを受けながら「自分たちでやること」がとても大切で、成長の一歩となるはずです。協力している生徒たちも立派でした。
令和6年度 校長室より
校長室より No64「令和6年度を終えて」
さくらの花とともにスタートした令和6年度も、本日、修了式を迎えました。第1学期の始業式では「1年後に、この学校でこの学年でこの学級でよかったと思えるような時間にしましょう」と話しました。知力・体力・行動力などが著しい成長を遂げる中学生の時期。全校生徒144名にとって、「100%自分の思い通り」の学校生活ではなかったとしても、様々な経験から人間関係づくりや人としての学びを得られたものと信じております。そして、その学びを糧とし、一人ひとりが次のステージで躍動することを期待しております。生徒の皆さんの頑張り、常にお子様の背中を後押ししていただいた保護者、山前中学校を温かく見守っていただいた地域の方々、本校の教育活動に際して、ご理解とご協力、ご支援をいただきました全ての皆様に対しまして、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
そして、令和7年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
校長室より No63「3.11に想う」
14年前の2011年3月11日14時46分。東北地方を中心に発生した「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」。地震直後に襲った大津波や火災などにより、甚大な被害となった。原子力発電所への影響、液状化現象による地盤沈下、交通網の遮断、ライフラインのストップ。それまで当たり前と思われていた私たちの生活が一変した瞬間でした。その年に産声を上げた子どもたちが現在の中学生です。全国各地で関連する報道がなされていますが、1度なくなったら決して戻ることのない「大切な命」について、真剣に考える機会となるよう願います。
校長室より No62「晴れやかに」
温かい日差しとともに春の息吹が感じられる今日、たくさんの保護者と地域のご来賓をお迎えし、第78回卒業式を挙行いたしました。一昨日の積雪には惑わされましたが、本日は快晴。中学校、そして義務教育9年間の課程を修了した56名に卒業証書を手渡しました。在校生と保護者が見守る中、すがすがしく晴れやかな笑顔で、一人ひとりが数え切れないほどの思い出を胸に学び舎を巣立っていきました。卒業生の皆さんの未来が明るく豊かで、幸福でありますことをお祈り申し上げます。大きく羽ばたく皆さんに、最大限の拍手を贈ります。ご卒業おめでとうございます。
校長室より No61「形で表す」
お世話になった3年生のために、2年生が卒業式の会場づくりを行っています。4月からは山前中の最上級生となる2年生。生徒会活動や部活動で自分たちの「目標」としていた先輩方への感謝の気持ちを、形で表します。しかも、リーダーの説明を受けながら生徒たちで作業を進めており、自分たちで行動することに挑戦しながら…。
校長室より No60「双方向のありがとう」
図書館司書さんから、3年間使用した図書カードとメッセージつきの貸し出し履歴が手渡されました。加えて、吉田松陰の「飛耳長目」のお話から、たくさんの情報が錯綜する社会で、遠くの事をよく見聞きする耳や目で敏感に観察して得た正確な情報をもとに行動してほしいとの言葉が贈られました。すると今度は生徒たちから、「図書室をきれいに整えていただいたり、素敵な本を紹介していただいたり、3年間ありがとうございました」とお礼の色紙が贈られました。
図書館司書さんは週に1回の来校ですが、生徒の胸中に「図書室の思い出」が確実に刻まれました。
校長室より No59「春の準備とお願い」
中学校最大の行事とも言われる「卒業式」に向けて、校内の環境整備を行っています。日頃から清掃活動にも注力していますが、敷地が広く生徒数も減少傾向にあるため、なかなか手が回らない現状です。お子様のお迎え等で来校された少しの時間で結構です。もし、片付けなどお手伝いいただけたら幸いです。職員室にお声かけください。
校長室より No58「癒やしの空間」
真岡市教育委員会で設置している「適応指導教室(ライブリー教室)」の作品展が開かれました(2/18~20)。ライブリー教室では、小中学校における学習内容に加えて、自立や社会性を育てるための様々な活動が行われています。書道や絵画など芸術活動やスポーツレクリエーションなど身体を動かす活動、そして草花や作物などの生産的活動。ボランティアや専門的講師の方々とともに作成した作品は、優しさとあたたかさが表現され、私たちの疲れた心と体を癒やしてくれます。来年も楽しみにしています。
校長室より No57「後輩の前で」
小学校と中学校の連携した教育活動の一環として、「先輩からの学校紹介」を行いました。1月に中学校入学説明会は実施していますが、子どもたち目線での素朴な質問がたくさん出され、中学生としてしっかりと答えていました。「勉強は難しいですか」「部活動は大変ですか」「違う小学校の友だちをつくるには」等の質問に、「大丈夫、安心して…」と先輩からの温かい言葉がおくられました。
校長室より No56「いつものことを」
昨年の11月に環境福祉委員の生徒と地域の学校支援ボランティアの皆さんで植えたパンジーが、氷点下にもなる寒さに耐えながら花壇を彩っています。空気が乾燥するこの季節だからこそ、忘れずに責任を果たしています。
いつものことをいつもどおりに心を込めて…。ありがとうございます。
校長室より No55「健康のために 小・中連携」
山前中学校区の児童生徒健康保持増進のため、共通のテーマを設定し保健安全指導を行っています。各学校で健康新聞を作成し、それぞれの学校で廊下等に掲示しています。スマホ等メディアの上手な使い方、睡眠と健康や感染症予防について、啓発活動を推進しています。何よりも大切な健康と安全について、みんなで考えていきましょう。