日誌

2015年10月の記事一覧

晴れ 学力向上の基礎の基礎は・・・・

  
     新しく「学習の様子」のページを作成しました。
  今後、学力向上のための取組など、随時紹介していきます。
 
  さて先日、「学校生活の様子」のページに、今年度本校で力を入れている、
「学びのすがた」について紹介しました。
 
     今回は、「ノートの取り方」です。
 
  本校では、かなり以前からノートの取り方の決まりとして、①左端に縦線を
引く(国語ノートは除く)、②日付や教科書の学習するページを記入する、③本
時のめあてを記入する、ということになっています。
 
  1年生でも、ひらがなが書けるようになったらめあてを書くことになっており、
慣れるまではなかなか大変です。(次の写真参考)
    
 
  
  今年度は、さらにこのノート指導を強化し、授業の最後に「今日学習したこと
は何だったか」「今日初めて分かったことは何か」などを振り返り、めあてを達成
できたかを自己評価するようにしています。
 
 1・2年生は、「Aか、Bか」で振り返りますが、3年生以上はなるべく自分の言
葉でも、学習の目標に到達できたかどうかを記す、ということにしています。
 でも、これがなかなか大変です!!  自己評価するためには、めあてを確実に
つかんでいなくてはなりません。また、時間も確保しなければなりません。
 
  このように、日々教師・児童ともに取り組んでおり、最近では少しずつ評価
できるようになってきています。
 
  次に示すのは、1年生の算数の授業「繰り上がりのあるたし算」です。
「9+3」で繰り上がる計算の方法を考えます。しかし、数えて足すのではなく、
ブロックや図を使って、「10のまとまり」を作るために、「3」を「1と2」に分けて
足すという考え方を生み出す授業です。
 
 
   問題を提示しました。「羊が9匹いて、3匹増えると何匹か」という問題です。
 
  今までと違って、答えが「10」を越えそうだと気付いています。
 どうやって計算すればいいのか、ブロックやホワイトボードを使って考えます。
 
 
「どうして3を1と2に分けたのかな?」 「10になるから・・・・。」
うまく考えを言い表そうとして、何人も発言しました。
 
 少しずつ子どもたちの考えを引き出し、「10のまとまりを作る」ことに
気付かせます。
 
 ノートにも考え方を書かせます。
図だけでなく、言葉でも書かせて、表現の仕方も訓練します。 
 こうすれば、忘れても次回ノートを開けば表現の方法を思い出せます。
  最後に、今日の授業の振り返り(◎か、〇か)をして終わりです。
 
  御家庭でも、週に1回ぐらいはお子様のノートを見て、「頑張っているね。」など
認め、励ます一言を掛けてあげてください。おうちの方に見ていただけると、お子
様もさらに関心をもって取り組めることと思います。
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