日誌

2015年12月の記事一覧

晴れ 授業研究会を行いました!

  師走の忙しい時期でしたが、9日(水)に研究授業と授業研究会を行いました。
 今回行ったのは、2年国語「わたしはおねえさん」の読み取りをする内容、
 4年国語「つなぎ言葉」で、「だから」と「しかし」を使い分けて文を作る内容、
 5年国語「熟語の組み立て」で、熟語を5つのパターンに分ける、という内容です。
 
 2年生の授業では、「登場人物と自分を比べて文章に表す」ことが最終的な単元の
めあてです。
 
 本時に学習するところの全文が、黒板に貼られています。
 右側のホワイトボードには、前の日の文章が掲示されているので、
簡単に振り返ったり、つながりを確認したりすることができます。
 
 この日以前も全文を掲示して学習していました。
 
 「なぜ、すみれちゃん(姉)はノートにかかれた妹の絵を消さなかったのかな。」
ここで、姉の気持ちが変化してきたことを自分の言葉で発表しました。
 
 さて、そこで「自分だったらどうするか」を文章に表します。
 
 このように、「自分なら消してしまう。」「自分なら注意する。」「そこだけを切り取って次はやめてと言う。」などと、自分と主人公を比べて文章に表すことができました。
 そこまでの気持ちの読み取りが十分にできていたから、妹への気持ちを大事にしながら「自分ならどうするか」が書けました。
 最後に、友達が書いた文章の発表を聞き合いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 4年生の国語は「つなぎ言葉の『だから』と『しかし』を使い分けて文を書く
ことがめあてです。まず、つなぎ言葉にはいろいろな種類があることを意識
させるため、クイズから始まりました。
 「5時間もゲームをしてしまった。だからお母さんにおこられた。」
 「5時間もゲームをしてしまった。しかしお母さんにおこられなかった。」
この文章のように、「だから」や「しかし」などのいろいろなつなぎ言葉が入ります。
ここでは、「書き言葉である」こと、「文の内容を追加したり、変えてしまったりしない」
ことが条件になります。
 
 実は、このクラスではこれまでも「朝のスピーチ」の時間に
「漢字の成り立ちクイズ」など、自分で漢字を調べてクイズにし、
みんなの前で披露する、という取組がなされており、子ども
たちは率先して国語辞典をひいて漢字や語句の意味を調べ
ていました。
 
 本時の授業には直接関係ないかもしれませんが、こういう
毎日の取組が語彙を豊富にしたり、言葉への感覚を鋭くし
たりすることに役立つと考え、本校では辞書の活用を推進し
ています。
 いくつかの練習問題を行った後、つなぎ言葉を入れる問題を作り、
グループで検討、その中の一つを選んで発表しました。
  授業の振り返りでは、「『だから』と『しかし』の使い分けができた。」「『だから』
 は、(前の文から)予想される内容が続くときに使う」など、「今日の授業が分
 かった」、という児童がほとんどでした。
 
  
 
  5年生の国語では、「二字熟語の種類分けをする」ことがめあてです。
 熟語の種類は、組立方によって5種類あります。前の日にその5種類を分け
 ているので、今日は実際の問題をやってみよう、という授業です。
 
 まずは、前時の振り返りです。このように図式にして関係を表してあると、
種類の違いがよく分かります。
 
  
  問題のプリントです。ここに挙げられた11個の二字熟語を、まず、各自が
意味を考えながら付箋に写します。その後、5種類に分けて付箋を貼ってい
きます。
  作業中は、今何をしているのか分かるように表示しています。
  作業は、一人で考えるグループで答え合わせをして、迷いのある熟語
について、理由を話し合いながら確かめる→全体で答え合わせの順に行
います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  その後、確認問題(練習問題)を行って、本時の振り返りをします。
 
 
 
   このような感想が書かれていて、熟語に対して興味・関心を
もち、今後は意味や組立方を考えようしていることが伝わって
きました。辞書をたくさん活用して、漢字や熟語の意味を調べる
機会をさらに増やしていきたいものです。
 
 もうすぐ冬休み。楽しい休みですが、学年のまとめとなる復習
の時期でもあります。新年の目標を立てるのと同時に、1・2学
期に学習したことをおさらいすることも大切です。
   「夜遅くまで起きている」という悪い習慣が身に付きがちなお正
月ですので、家族の皆様でお子様のよい生活習慣を育ててほし
いと思います。
 
 
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