校長室から

2024年11月の記事一覧

【校長室よりNo.144】教育がなせる業

11月14日に、「真岡市教育委員会指定学力向上推進研究協力校」として、2年間の研究の成果を発表しました。芳賀管内小中学校の多くの先生方にご来校いただきました。研究主任として中心となって研究を進めてきた小坂教諭から研究の概要を説明した後、谷地舘教諭と佐島教諭が研究授業を行いました。本校の研究は、「自分の言葉で伝え合う生徒の育成~多様な意見が適切な言葉で飛び交う授業を目指して~」をテーマとして取り組んできました。全国学力調査のように数字で表出する学力ももちろん重要ですが、数字に表出しない表現力も重要であるとの仮説に基づいた研究でした。2つの研究授業では、参観した先生方が驚くほどの表現力を発揮しました。改めて生徒たちの成長を感じ取ることができて、涙を禁じ得ませんでした。教師が本気になれば、生徒が成長することを証明することができた研究であったと確信します。

【校長室よりNo.143】心配り

本校正門を入ると、体育館前のロータリーは砂利の駐車場になっており、保護者の方の送迎で登校した生徒たちは、水たまりの中を歩く状況でした。本校の金田用務員は、その様子を見て、教頭に依頼して砂利を運んでもらい、生徒の授業の妨げにならない時間を利用して、水たまりをなくすべく、砂利を平らにしてくれていました。用務員という直接生徒とかかわらない職務ではありますが、このような温かい「心配り」をしてくれる職員と一緒に仕事ができることを嬉しく思います。

【校長室よりNo.142】幸せへの願い

11月13日、今年度2回目となる生徒会主催による「いじめ防止サミット」が行われました。学年の枠を取り払い、縦割りでの実施形態で、各クラスに生徒会役員がサミットの進行をしてくれました。和やかな雰囲気でのアイスブレークから始まり、SNSに関するいじめ事例をもとに、グループでいじめが起きる要因や解決策などを話し合い、発表しました。「いじめ」は、もはや学校だけでの問題ではなく、世界中において社会問題となっています。いじめの大小にかかわらず、悲しみ苦しむ人がいることを自分事として捉え、いじめが根絶することを願うばかりです。誰もが幸せになれる世の中を強く願います。