校長室よりごあいさつ

 《修学旅行》
 6月17日(木)から6月19日(土)にかけて、修学旅行が実施されました。
昨年度の修学旅行は、新型コロナ感染症の影響で大幅に変更を余儀なくされました。今年度も方面の変更や実施間際での延期があるなど、新型コロナの感染状況によって、紆余曲折がありましたが、2泊3日の修学旅行を実施することができて、本当によかったと思っています。
 私の数ある修学旅行の経験の中でも、修学旅行として東北方面へ出かけるのは初めてでした。生徒たちは、今回の東北方面への修学旅行で、岩手の中尊寺や東日本大震災機構・伝承館、美しい自然に恵まれた松島周辺の歴史的建築物や文化財、青葉城と瑞鳳殿、さらには仙台うみの杜水族館などなど、京都・奈良にも決して引けをとることのない、たくさんのかけがえのない体験と思い出をもち帰ることができました。
 コロナ禍における修学旅行でしたが、生徒たちは方面の変更や期日の延期という状況に対応し、がんばって乗り越えてくれました。また、保護者や地域の皆様には何かと御心配をおかけし、御理解と御協力をいただきまして、誠にありがとうございました。
 出発前の朝会では、生徒たちに「修学旅行に行ける」ことのありがたさについても話をしました。見学先や旅館では、「見学態度がきちんとしている。」「あいさつが良くできる。」などという声を耳にし、自覚をもって行動できていることをうれしく感じました。
 3年生は「知ろう 学ぼう 東北で ~めぐるたび・出会う旅~」のスローガンどおりの貴重な体験と大切な思い出ができたと思います。これを機会に、今まで以上に視野を広げて、いろいろなことに興味・関心をもつことができるよう期待しています。

《引き渡し避難訓練》
 6月9日(水)には、大きな地震が起きた場合を想定して、長沼小学校と合同で引き渡し避難訓練を実施しました。地震から身を守り、校庭に避難すること、保護者の方に迎えに来ていただくことなど、大変スムーズに実施できたと思います。
 災害はいつ起こるか分かりませんので、災害時でも生徒たちの安全を守り、できるだけ混乱なくスピーディに帰宅できるようにしておかなければなりません。そのためにも、特に長沼では小・中学校が連携・協力しながら、今回のような引き渡し訓練を実施することは有意義であると考えています。
 災害は起こらないことが何よりなのですが、いざというときに備えて、冷静に落ち着いて行動できるように心構えをもち、準備しておくことが大切です。
 保護者のみなさまの御理解とご協力に感謝いたします。

                                       (学校だより6月号より抜粋)

 

 

《PTA総会》
  4月30日のPTA総会には、保護者の皆さま方に来校いただき、大変ありがとうございました。授業参観では、新型コロナウイルス感染症対策をしながら、生徒が一生懸命に学習に取り組む様子を見ていただけたものと思います。長沼中学校では、ふだんから電子黒板やタブレットを有効に活用した授業に取り組んでいます。
  また、PTA総会では、「今年度の長沼中学校の経営方針や努力点」・「コロナ禍における学校行事等への取組」・「働き方改革」などについてお話させていただきました。ご家庭や地域の方々のご理解とご協力を得ながら、学校教育活動を実践していきたいと思います。

《春季体育大会》
  4月27日の芳賀郡市陸上競技大会を皮切りに、各種目の芳賀郡市春季大会が行われました。どの部活動も、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために各種大会を開催することができませんでしたので、今回の大会は、およそ1年半ぶりに開催されました。3年生がまだ1年生だったときの新人大会以来の各種大会ということになります。
  長沼中学校は、残念ながらどの部活動でも入賞することはできませんでしたが、一生懸命に真剣な表情で試合に臨む姿が大変立派でした。選手の皆さん大変お疲れ様でした。
  また、3年生にとっては、部活動ができるのは残り2か月となりました。7月の総体に向けて、この春季大会をしっかりと振り返り、チームや個人の課題を克服することが大切です。残された期間でそれぞれがベストを尽くし、悔いの残らないように一生懸命にがんばってほしいと思います。
  そして、努力する、よく練習するというのは当たり前として、人の話をよく聞くこと、「強くなりたい」「うまくなりたい」という強い気持ちをもちながら、素直に監督の先生や指導の先生など、周りの人の助言に耳を傾ける姿勢をもてるようになってほしいとも思っています。

                                       (学校だより5月号より抜粋)

 

 

《新学期を迎えて》
 今回の定期異動により、本校の教職員は7名が転出し、5名が転入となりました。長沼中の教職員一同、新たな気持ちで新年度のスタートを切りました。
 昨年度は、新型コロナウイルス感染症対策のため、臨時休校があったり、各種行事等の削減や中止が相次いだりしました。ワクチンの接種も開始されてはいますが、予断を許さない状況がまだしばらくは続くものと思われます。しかし、いつまでも下を向いている訳にはいきません。昨年度の経験と反省を生かし、与えられた環境の中で、学校としてできることを、みんなで知恵を出し合い、工夫しながら、しっかりと考えて実践していきたいと思います。
 今年度も、
・生徒にとっては「長沼中学校の生徒で良かった。」
・保護者の方々にとっては「長沼中学校に通わせて良かった。」
・職員にとっては「長沼中学校で働けて良かった。」
と感じられる学校を目指して、日々の教育活動に取り組んでいきたいと考えております。そのためには、学校・家庭・地域の連携が不可欠です。今年度も今まで同様に、本校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

《入学式》
 4月8日(木)には26名の新入生を迎え、オンラインも活用しながら入学式を挙行しました。今回も来賓の方々や在校生の参列はありませんでしたが、新入生呼名の際には、初々しく元気の良い返事を聞くことができました。
 入学式の式辞でもお話しいたしましたように、長沼中学校の教育目標は以下の4つです。
◇自主的に学習する生徒
◇正しく判断して行動する生徒
◇心身ともに健康でがんばる生徒 
◇勤労を尊び郷土を愛する生徒
 新入生には、この4つの教育目標にある姿を目指してがんばってほしいのはもちろんですが、2・3年生や教職員もみんなで力を合わせて、より良い長沼中学校を築いていけるようにしていきたいと考えています。

《学校における新しい生活様式》
 人類と感染症との関わりの歴史は古く、医学的な見地からすれば、「人類の、医学の歴史は感染症との闘いの歴史でもある」と言えるかもしれません。歴史的に見れば、私たち人類はこれまでに1900年代初頭の「スペインかぜ(インフルエンザ)」、1970年代の「エボラ出血熱」、2000年代初めからは「SARS(重症急性呼吸器症候群)」、「新型インフルエンザ」、「MERS(中東呼吸器症候群)」などを経験してきました。そして、今回が「新型コロナウイルス(COVIT-19)」です。
 現在、全世界が新型コロナウイルス感染症の終息のために連携・協力しているのは周知の通りです。ワクチンの接種も開始されてはいますが、私たちが行わなくてはいけないことは、感染拡大予防として3密「密閉・密集・密接」や会食での会話を避けること、そしてマスクの着用や咳エチケットの遵守、手指消毒の徹底など、これまでもずっと行われてきた公衆衛生上の基本的な行動です。このことは今も昔も、そして学校生活でも変わりがありません。
 新型コロナウイルス感染症の一刻も早い終息を願いつつ、学校でも健康・安全を第一に、感染状況を踏まえた上で、知恵を出し合い、工夫しながら「生徒ファースト」を目指して様々な教育活動に取り組んでいきたいと思います。
                                       (学校だより4月号より抜粋)

 

 

 

《卒業式》 

 28名の3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症対策のため、例年通りの卒業式ができないことは残念ですが、長沼中学校の在校生、教職員全員で、皆さんの門出を祝福します。

 皆さんは、今日をもって中学校生活を終え、9年間にわたる義務教育を修了します。特に、この長沼中学校で過ごした3年間では、心も身体も成長し立派な卒業生として今日の日を迎えました。
今年度は新型コロナウイルス感染症のため、記憶に残る年となりました。3月に始まった休校。4月に入り学校が再開されましたが、再び休校となり5月いっぱい休みが続きました。その後も、様々な行事が中止や規模縮小となり、悲しい思いをした人も多かったはずです。「自分たちだけではないのだから。」と頭では理解しようとしても、心から納得できなかったのではないでしょうか。私たち教職員も、かけた言葉が本当に皆さんの心に届いているのか、悩んでいたのが正直なところです。

 このように様々な制限がある中、皆さんは現状を前向きに捉え、ベストを尽くしてきました。例年とは違って半日での開催となった運動会や学校祭では、工夫を凝らして準備を進め、当日は素晴らしいパフォーマンスを披露しました。部活動においては大会やコンクールはなくなったものの、最後まで努力を続ける姿を1・2年生に見せることができました。皆さんの頑張りは、長沼中学校の伝統の一ページに書き加えられることになります。
 心残りはあるかもしれませんが、中学3年生という時期にこのような経験ができたのは自分たちの世代だけだと、発想を転換させてみてはどうでしょうか。

 ピアニストのフジコ・ヘミングさんは「人生に無駄なことなんか、1つもない。生きるということはいろいろ経験すること。」と言っています。彼女はスウェーデン人の父と日本人の母の間に生まれ、幼い頃に日本へ移住してきました。日本になじめなかった父親が帰国してしまったこともあり、生活はとても苦しかったそうです。ピアノの才能に恵まれた彼女は、母親の援助を受けウイーンに留学しましたが、貧しさのあまり寒くても暖房がつけられず、熱を出したことが原因で聴力をほとんど失ってしまいます。しかし、そのような逆境をたゆまぬ努力で乗り越え、88歳になった今でも精力的に演奏活動を続けているのです。「様々な困難を克服したことが、その後のピアニスト人生にとても役に立った。」とも彼女は語っています。
 物事を振り返り、記憶を整理することで私たちは次のステップに進んでいくことができます。
    その際に大切なのは、嬉しかったり楽しかったりしたでき事をしっかりと心に焼き付けることに加え、ネガティブな部分をポジティブなものへと置き換えることです。うまくいかなかったり嫌だったりしたでき事は、そこから何を学べたか、それをどう我慢して乗り切れたのかというように、自分が成長する機会を与えられたと捉えてみましょう。「あのときの経験がプラスになった。」と振り返ることのできる日が1日も早くやってくることを願っています。

 もう1つ覚えておいて欲しいことがあります。
それは「地域の絆」です。このコロナ禍において、本校の卒業生や地域の方々から、マスクや消毒液、体温計などの寄付が寄せられました。あらためて人と人との結びつきの素晴らしさを感じる機会となりました。皆さんをサポートしてくださる方々への感謝の気持ちを、ぜひ忘れないでください。
 これから、皆さんは自分が選んだ新たな世界への一?を踏み出すことになります。そこには希望と同時に不安もあるでしょう。しかし、皆さんにはこの3年間、小学校から数えると9年間を一緒に過ごしたかけがえのない仲間たちがいます。つらいとき苦しいときには、きっと大きな支えになってくれるはずです。そして、家族や地域の方々も必ず応援してくれるにちがいありません。次のステージでのさらなる活躍を楽しみにしています。

 保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。今年度は新型コロナウイルス感染症の流行の中、いろいろな心配があったことかと思います。このような特別な状況の中で立派に成長したお子様の姿を、私たち教職員は頼もしく感じているところです。3年間、本校の教育活動へのご理解、ご協力ありがとうございました。
 結びに、長沼中学校の卒業生となる28名の皆さんに、輝かしい未来が待ち受けていることを祈念し、お祝いの言葉といたします。

                                            (3/10 卒業式 式辞より)

 

 

 

《身に付けておくべき力》
 
 
あるリサーチ会社がスポーツ選手について調査したところ、長くトップクラスで活躍する選手が備えている要素として次の10の力が挙げられるそうです。                                                                                                                                                                  
 1.相手の話に真剣に耳を傾け理解することができる(傾聴力)
 2.相手に自分の意見や考えを言うことができる(主張力)
 3.苦しみや辛さ、怒りなどに耐えることができる(忍耐力)
 4.人の話や要求を聞き入れることができる(受容力)
 5.物事を目的に向って前に進めることができる(推進力)
 6.常に目的を持ち、自己啓発を心がけている(自己啓発力)
 7.ひとつのことを長期間、中断せずに継続できる(持続力)
 8.行動する場合、達成しようとする責任感が高い(自己責任力)
 9.相手や集団をサポートし助けることができる(支援力)
10.他人と、あるいは集団で力を合わせて事をなすことができる(協調力)

 そして、優れた選手はメンバーから外されたり怪我をしたりした時のような苦しい場面や監督・コーチの目が届きにくい場面でこそ、このような力を発揮している傾向があるそうです。ここにあげた10の力は、スポーツの世界に限らず学校生活の中でも必要な力ではないでしょうか。長沼中学校の生徒にも、このような力をぜひ身に付けて欲しいものです。

                                             (学校だより2月号より)

 

《立志式》

 立志を迎えた2年生の皆さん、おめでとうございます。
 立志とは江戸時代の成人式にあたる元服にちなみ、数え年で15歳を迎えた皆さんを祝う行事です。そして今日は、いつも皆さんをいちばん近くで支えてくださっている保護者の方々、いろいろな形で応援してくださっている地域の方々に感謝し、大人への階段を踏み出す門出の日でもあります。

 では、大人とはどのような人のことを指すのでしょうか。辞書で調べると、「一人前の年齢に達した人」と書かれています。日本では、明治時代に民法が制定されてから今日までの約140年間、成年年齢は20歳と定められてきました。この民法が改正され、来年の4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げられます。これに先立ち、選挙権をもつ年齢が18歳となったことは皆さんも知っているとおりです。中学生にとって、大人というものが少し身近になるのかもしれません。
 民法が定めている成年年齢は、「父母の親権に服さなくなる年齢」と「1人で契約をすることができる年齢」という意味があります。つまり、成年に達すると、親の同意を得なくても自分の意思で、対外的なことに対する判断ができるようになるということです。しかし、二十歳を過ぎても、親から援助を受けている学生などが多くいる一方、10代でも仕事をもち社会的・経済的に自立している人もいます。こう見ると、大人の定義は年齢だけではないようにも感じます。

 ある本の中では、大人としての条件が6つ挙げられていました。それは、
1. 精神的に自立していること
2. 金銭的に自立していること
3. 自分一人できちんと生活ができること
4. 責任感があること .
5. 世のため、人のために頑張れること .
6. 一般常識を持っていること
 だそうです。
 もちろん、これが全てではないと思いますが、とても大切な内容が含まれている気がします。ぜひ、今日の立志式を機に皆さんも、どのような大人になりたいか考えてみるとよいでしょう。

 ここで、大人に関する印象的な言葉を紹介します。
 TUBEというバンドのボーカリストである前田亘輝さんは「人は出会いと別れを繰り返すけれど、どんな出会いも無駄じゃなかったと思う。それは大人になると実感できるもの。だから出会ってきた人に、『ありがとう。』」と言っています。
 出会いが人を育てるのです。ぜひ、たくさんの出会いを経験してください。
 また、イギリスの作家であるオルダス・ハクスリーさんは「天才の秘密は、子どもの魂を大人になってももち続けるということだ。それは、決して情熱を失わないということを意味する。」と言っています。
 純粋な気持ちをいつまでももち続けてください。

 さて、新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、今も心配な状況が続いています。不自由を感じながら、毎日を過ごしている人も多いのではないでしょうか。しかし、中学2年生という多感な時期に大きな危機に直面した皆さんは、この世代にしかすることのなかった経験を通して、様々なことを学んできました。それは、人と人との絆の力、感謝や思いやりの大切さ、がまんすることの必要性などです。
 長い歴史を振り返っても、成功者はピンチをチャンスと捉え、困難を乗り越えてきました。逆境を嘆くことなく、現実をまっすぐに見つめてベストを尽くすことが求められます。チャレンジせずに最初から言い訳を用意することよりも、理想の姿の実現に向けて、まずは自分からアクションを起こしましょう。このコロナ禍での経験が、自分を成長させてくれたと思える時がきっとくるはずです。

 保護者の皆様、本日、2年生17名は立志という人生の節目を迎えました。あらためてお祝いを申し上げます。これから、お子様がそれぞれの夢に向かってどのように成長していくのか、楽しみにされていることでしょう。今後も、厳しさの中にも愛情をもって、お子様をサポートしていただけるようお願いいたします。
 結びにあたり、立志を迎えた皆さんのさらなる成長と活躍を願って、お祝いの言葉といたします。

                                                                                                                                                              (2/4 立志式 式辞より)

《持続可能な社会》

 3学期がスタートして3週間が経ちました。この時期が、1年間で最も気温が低い時期だと言われています。寒さが厳しい中ですが、元気に学校生活を送ってください。特に3年生は、受験に向けてラストスパートに入る時期です。この栃木県にも緊急事態宣言が発令中です。新型コロナウイルス感染症対策を含めて、健康管理には十分に注意しましょう。

    さて、皆さんは「SDGs」と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。最近はニュース等にもよく取り上げられており、少しずつ浸透している言葉だと思います。 配付された資料を見てください。「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」の略称であり、「持続可能な開発目標」と訳されている国際社会共通の17の目標です。2015年の9月に、国連において世界のリーダーによるサミットが開かれました。そこでは、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダ(文書)の中心となる「持続可能な開発目標」を「SDGs」と呼んでいるのです。                                                         

 ここで、17の目標について少し見ていきたいと思います。
 資料にある1から6の目標を見てください。この6つの目標は貧困や飢餓、福祉・健康や教育、さらにはジェンダーついてなど主に開発途上国に対する目標と考えられます。しかし、実際には、この日本でも、近年では経済格差が問題となっています。ジェンダー平等(男女平等)に関しても、2019年12月に世界経済フォーラムで発表された数字によると、日本は153カ国のうち120位というとても低い結果となりました。先進国と言われる我が国にも当てはまる目標が含まれていると言えるでしょう。 
 次に7から12の目標です。これらは、エネルギー、働きがいや経済成長、まちづくりについて関わるものです。これらは主に先進国に対する目標であり、まさにこの日本にも密接に関係しています。
   最後に13から17の目標です。これらは、気候変動や自然、平和に関わる問題であり、開発途上国・先進国の区別なく国際社会全体で取り組むべきグローバルな目標になってきます。
   「SDGs」が世界でこれだけの広がりを見せているのは、このように開発途上国だけではなく先進国にも関わってくる、様々な分野の課題を踏まえた幅広いものだからだと言えるのかもしれません。                                                                                  

    現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。これらを解決していくためには、地球上で起きていることを私たち一人ひとりが、自らの問題として捉えることが大切です。そして、それぞれが自分にできることを考え、実践していく習慣を身につけ、課題解決につながる価値観や行動を生み出していかなければなりません。皆さんが持続可能な社会づくりの担い手となり、地球に存在する人間を含めた命ある生物が遠い未来までその営みを続けていけるような世界を創造していくことが必要とされています。         
    今、いろいろな場面で持続可能な社会に向けてのチャレンジが始まっています。人々の小さなことの積み重ねが大きな力につながっていくはずです。皆さんも、17の目標の中のできるものからで良いので、目標達成に向けての取組をスタートさせてみてはどうでしょうか。

                                           (2/1 朝会あいさつより)

《新年を迎えて》

 新年、明けましておめでとうございます。

 例年ですと、1年の始まりであるこの時期は新しい年への期待や希望で華やかな雰囲気があるものです。しかし、今年は新型コロナウイルス感染の影響もあり、社会全体に素直に新年を祝うことのできない部分がどこか感じられる気がします。
 経済活動も徐々に再開され少しずつ日常を取り戻しつつあるかに思えましたが、感染拡大は止まらず、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県には緊急事態宣言が発令されることになりました。この栃木県でも相次いでクラスターが発生し、警戒レベルが最も厳しい「特定警戒」に引き上げられています。ワクチンや治療薬が広く行き渡り、安心して過ごすことのできる日がやって来るのが待ち遠しい限りです。
 もうしばらく我慢の日々が続きますが、皆さんで力を合わせてこの危機を乗り越えたいものです。

 さて、いよいよ3学期がスタートします。
 3学期は1年間のまとめとなる学期です。1・2学期から積み上げてきたことを大切にしながら、今年度の総仕上げをするとともに来年度への準備を進めてください。
 特に、3年生にとっては、中学校の3年間だけでなく9年間の義務教育の集大成となる時期を迎えます。進路希望の実現に向けて、もう1段階ギアを上げ、受験勉強のラストスパートを期待しています。また、大部分の人たちは小学校の時から一緒に9年間を過ごしてきました。4月からは、それぞれが別々の道へ新たな1歩を踏み出すことになります。今の仲間との残された時間が思い出に残るものとなるよう願っています。1・2年生も、あとわずかとなった3年生と一緒の学校生活を有意義なものにしてください。
 3学期の授業日数は1・2年生が51日、3年生が41日です。自分の心の中でカウントダウンをしながら、1日1日を大切に過ごしましょう。                                           

 ラグビー日本代表の選手そして監督としても活躍した平尾誠二さんは、「今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない。ここで自分らしく生きることができない人には、次なる道は開けない。」と、時間を大切にして目の前の課題にきちんと向き合っていくことが成功に繋がると言っています。
 11月に行われた「あすチャレ!スクール」でも学んだように、新型コロナウイルスを始めとする様々な困難に立ち向かう強い気持ちをもって、目標に向けて努力を積み重ねていくことが皆さんの成長につながるはずです。新年を迎えたことを機に、自分の目標、そして目標に向けての取組について見つめ直してみましょう。

 この3学期を含め、令和3年が長沼中学校の生徒にとって素晴らしい1年となること祈って、始業式のあいさつといたします。

                                           (1/8 始業式 式辞より)

《2学期を振り返って》

 今日で2学期が終了します。
 例年より、夏休みが短かったため、昨年より13日も長い91日という2学期になりました。

 皆さんは今学期を振り返ると、どんなことが心に残っているでしょうか。
 2学期がスタートした当初はまだ暑さが厳しく、マスクを付けながらの授業は大変だったと思います。そのような中、運動会の練習が始まりました。規模は縮小されたものの、気持ちの入った皆さんの姿が見られました。3年生からの「もっと、練習をさせてください。」という申し出を聞き、とても頼もしく感じたことを覚えています。
学校祭も半日の開催となりましたが、「百花繚乱~笑顔の花を咲かせよう~」のテーマのもと、新型コロナウイルスへの感染防止に配慮しながら工夫を凝らした発表や展示が行われました。各クラスの団結力を発揮した合唱に加え、アイデアを出し合った学級発表も素晴らしかったです。そして、全校生徒でモザイクアートの作成に初めてのチャレンジをしました。
 2つの行事では、3年生がリーダーシップを発揮し後輩たちを引っ張りました。1・2年生は先輩たちから受け継いだバトンをしっかりと今後につなげていきましょう。
 また、2度の延期を経て、修学旅行が実施されました。日帰りとはなってしまいましたが、3年生にとっては良い想い出になったことと思います。橘貴啓さんを講師に迎えた「あすチャレ!」スクールでは、実際にパラスポーツを体験したことに加え、困難を乗り越え目標に向けて努力することの大切さを学びました。

 他にも、それぞれの心に残っているでき事がたくさんあることでしょう。
 物事を振り返るときには、まずは自分にとってプラスになったことなどポジティブな面を思い出すことが大切です。もちろん、うまくいかなかった事や嫌だったこともあるはずです。そういう場合はその経験から何を学べたか、つらい場面をどう乗り切ったかを考え、自分が成長するチャンスだったと前向きに捉えてみてください。
 さて、明日から冬休みに入ります。
 学校の外に目を向けると、やはり気になるのは全国的な新型コロナウイルスの感染拡大です。栃木県内でも感染レベルが「感染拡大注意」から「感染厳重注意」に引き上げられ、新たなクラスターの発生も報道されていました。慣れによる気の緩みも心配です。引き続き、感染予防には緊張感をもって取り組んでいかなければなりません。

 3年生、年が明けるとすぐ私立高校の入試があります。まずは、健康管理に留意しコンディションを整えることが大切です。当日は、落ち着いて試験に臨み、今までの学習の成果を十分に発揮してきてください。
 1・2年生、今のうちから少しずつ受験の準備をしておくことが、進路希望の実現につながります。まずは、2学期の復習を計画的に進め、3学期に備えることが重要です。

 最後になりますが、年末・年始は家族と過ごす機会が多くなります。ぜひ、家族と一緒の時間を大切にしてください。そして、この冬休みの間に令和3年を迎えます。時間の流れを意識し、今年1年を振り返るとともに新しい年に向けての心構えをもつ時間を作ってみましょう。
 では、3学期の始業式に、皆さんの元気な姿を見られることを楽しみにしています。
 それでは、よいお年を!

                                          (12/25 終業式式辞より)           

《2020年を振り返って》

 12月に入り、この1年を振り返ることが多くなる時期となりました。
昨年も朝会での話題に取り上げた、「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」には今年も30の言葉がノミネートされ、おととい、発表された大賞には、新型コロナウイルス感染症を予防するために避けなければならないとされている、「密閉・密集・密接」を指す「三密」という言葉が選ばれました。まさに未知の感染症に振り回された2020年を象徴する言葉であったと思います。

 大賞の候補には、予想通りに新型コロナウイルス関連の言葉が多く選ばれました。
大賞に選ばれた「三密」を避けるためにいろいろな場面で呼びかけられた、「新しい生活様式/(ニューノーマル)」「ソーシャルディスタンス」。まだ、しばらくの間はこれらを意識する必要がありそうです。感染に直接関係のある「PCR検査」「濃厚接触者」「クラスター」という言葉も、連日、耳にしました。
 外出自粛が呼びかけられていた期間中には「(おうち時間)/ステイホーム」、「テレワーク/(ワーケション)」という言葉が良く使われていました。他にも「Go toキャンペーン」、「オンライン飲み会」に代表される「オンライン〇〇」もすっかり世の中に定着しています。

 また、皆さんに身近な言葉としては「鬼滅の刃」。アニメ・映画とも大ブームとなり、その主題歌のヒットも含めて大きな社会現象となりました。「香水」はシンガーソングライターの瑛人の楽曲で、カバー動画が数多くSNSに投稿されたことでも話題を集めました。ちなみに歌詞に出てくるドルチェ&ガッバーナの香水は大きく売り上げを伸ばしたそうです。ゲームソフトの「あつまれ動物の森」、いわゆる「あつ森」も多くの人気を集めました。
 テレビの世界からは、高視聴率ドラマ「半沢直樹」の中での大和田常務の決めぜりふ「(顔芸)/恩返し」、お笑いコンビ「ぺこぱ」の「時を戻そう」と言う言葉がランクインしました。

 そんな中で、私にとっては「エッセンシャルワーカー」という言葉が印象に残っています。「エッセンシャル」には「欠かすことのできない」・「非常に重要な」という意味があり、「エッセンシャルワーカー」とは、人々が暮らす上で欠かせない業務に就いている人のことを指します。具体的には、コロナ禍においてもテレワークができない医療従事者やゴミ収集員の方、スーパーの店員さんなどがこれにあたります。何もない日常ではなかなか意識することがなかった、「エッセンシャルワーカー」の方々の存在の大きさに、この非常事態を通して、私たちはあらためて気付かされたのです。もし、新型コロナウイルスの脅威が去ったとしても、相手を思いやる優しさや、周囲への感謝の気持ちを忘れたくないものです。

 あらためて30の言葉を見てみると、この1年がどんな年であったか再確認できる気がします。今回は新型コロナウイルス関連の言葉一色という感じでしたが、来年は、新語・流行語にもっとたくさんの楽しい言葉・前向きになれる言葉がノミネートされることを願っています。
 今年も残すところ1か月です。みなさんも、この1年間を振りかえる時間をぜひもってみてください。

                                          (12/3 朝会あいさつより)

《あすチャレ!スクール》
 11月13日(金)には、車椅子バスケットボールの現役パラアスリートである橘 貴啓(たちばなたかひろ)さんをお迎えし「あすチャレ!スクール」を開催しました。「あすチャレ!スクール」とは日本財団パラリンピックサポートセンターが主催するプログラムで、パラアスリートと共にスポーツについて学ぶ体験型授業です。橘さんのデモンストレーションを観たあと、代表生徒が車椅子バスケット、生徒全員が車椅子リレーを体験しました。そして、最後に橘さんから「目の前にある1つひとつの目標を確実にクリアしていくことが、夢の実現につながる。」という話を聞きました。
 長沼中学校の生徒は、今年開催されるはずだった東京オリンピックの陸上競技を新国立競技場で観戦するはずでした。今回の「あすチャレ!スクール」を通して、生徒たちには来年の観戦に向けて、スポーツの奥深さや可能性に挑戦する勇気の大切さを感じてもらえたのではないでしょうか。

                                             (学校だより11月号より)

《アース・オーバーシュート・デー》
 毎年、国際シンクタンク(ある領域の専門家を集めた研究機関)のグローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)は、人類による「地球資源の使い過ぎ」状態に警鐘を鳴らすように「アース・オーバーシュート・デー」を発表しています。「アース・オーバーシュート・デー」とは、その年に使用可能とされるすべての地球資源を使い果たす日であり、具体的には、人類による自然資源の消費が、地球が持つ1年分の資源の再生産量とCO2吸収量をオーバーシュートした日のことです。「オーバーシュート(overshoot)」は日本語で「通り越す、行き過ぎる」と訳され、まさに人類による行き過ぎた資源の消費を表しています。
 この人類によるオーバーシュートが始まったのは1970年代のことです。それ以来、「アース・オーバーシュート・デー」後に人類が使う自然資源はすべて、未来の世代が使う資源を前借りしていることになります。2020年は8月22日が、「アース・オーバーシュート・デー」でした。2019年の「アース・オーバーシュート・デー」は7月29日だったので、昨年より約3週間遅れとなりました。今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、各国でロックダウンや外出自粛があり、日常の活動が減り、二酸化炭素排出量の減少などにつながったことがその理由です。今、世界中で持続可能(サステナブル)な社会の重要性が叫ばれています。CO2の削減など環境への負荷を減らすことが求められ、様々な分野で環境に配慮した取組が行われています。世界全体で経済活動のあり方を考え直していくことはもちろんですが、私たちもその責任ある一人の人間として生活スタイルや行動を見直すことが必要です。
 日本でも7月からは、レジ袋の有料化がスタートしました。レジ袋を削減しても、問題となっているプラスチックごみの削減につながるかどうかについては否定的な意見も出されています。経済産業省のホームページでは、レジ袋有料化の目的について「ふだん何げなくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとする。」としています。まずは、「身近なところのできることから」という発想なのかもしれません。  この夏も、全国各地で豪雨による大きな被害が発生しました。このような自然災害を防ぐためにも、異常気象の原因と言われている地球温暖化を何とか食い止めなければなりません。本校の生徒にとっても、レジ袋の有料化が地球全体の環境問題を考える一つのきっかけになればと思います。そして、「アース・オーバーシュート・デー」を1日でも遅らせることに貢献できるよう期待しています。
                                             (学校だより11月号より)
    

《学校祭~10/24(土)》                                                      ◇開祭式                                                                       

 皆さんは今日の学校祭に向けて、実行委員を中心にアイデアを出し合いながら、合唱、クラス発表、少年の主張、太々神楽の練習や係ごとの準備を進めたり、新しい試みであるモザイクアートの作製に取り組んできたりしました。今日はその成果を発表する日です。半日での開催となり時間は限られていますが、皆さんにとって充実感のある行事となることを期待しています。
 今年の学校祭のテーマは「百花繚乱~笑顔の花を咲かせよう~」です。「百花繚乱」とは「いろいろな花が咲き乱れること。」から転じて、「秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。」という意味があります。皆さんが生き生きと活動し、自分らしさを発揮することがこのテーマに繋がります。
 ぜひ、一人ひとりが自分の役割をきちんと果たし、今日の学校祭を成功させましょう。

 保護者の皆様、本日は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からリモートでの参観となります。直接見ていただけないのは残念ですが、お子様の元気に活躍する姿をご覧になっていただくとともに、場所は少し離れていますが、それぞれの発表を応援いただけるようお願いいたします。
 では、今日一日を全員で楽しみましょう。                                                          

◇閉祭式
 生徒の皆さん、お疲れ様でした。
 今年の学校祭のテーマは「百花繚乱」でした。一人ひとりが思ったように笑顔の花を咲かせられたでしょうか。振り返ってみると、それぞれの発表や展示から、皆さんの今日に至るまでの頑張りが伝わってきました。準備の段階から含めて、長沼中学校の良さが発揮された学校祭となりました。
 そして、今年は新しい企画として全校生徒でモザイクアートを作り上げました。テーマとして掲げた「百花繚乱」にふさわしい華やかな作品になったと思います。これは今までにない新しいチャレンジであり、一つの作品を全員で協力して完成させたことには大きな意味があったはずです。来年以降もさらにいろいろなアイデアを出し合い、長沼中学校の学校祭を少しずつステップアップさせていけるよう楽しみにしています。

 保護者の皆さま、学校祭へのご来校ありがとうございました。ぜひ、来年度は保護者の皆さまや地域の皆さまにも例年通りに、生徒の生の姿をご覧いただける学校祭となるよう願っております。                                 

 最後になりますが、この学校祭の企画や準備を進めてきた実行委員の皆さん、お疲れ様でした。最後のクロージングも楽しみにしています。学校祭に向けての準備や今日の活動などを通して、生徒の皆さんが得たもの・感じたものを今後の学校生活に生かしていけることを願ってあいさつといたします。

《PDCAサイクル》

 今年度の後半戦のスタートである10月1日(木)の朝会では、昨年度に引き続き生徒全員で4月から9月までの6か月間の振り返りをしました。
 本校の教育目標である「自主的に学習する生徒」・「正しく判断して行動する生徒」・「心身ともに健康でがんばる生徒」・「勤労を尊び郷土を愛する生徒」について自己採点をし、どうすれば残りの6か月で4つの目標に近づけるのかをそれぞれが考えたのです。
 その後、目標を達成するための手法の一つであるPDCAサイクルを紹介しました。学習や部活動においてもこのPDCAサイクルを活用させ、うまくいかなかった原因を分析し、これからの改善につなげて欲しいと思います。
 ◇PDCAサイクル                                                               

                    PLAN《計画を作成する》                                                   

                  ↗            ↘        

 ACTION《改善し、次につなげる》                  DO《計画を実行する》    

                  ↖            ↙                                                                                                  

                     CHECK《行動を評価・分析する》

                                              (学校だより10月号より)

《修学旅行について》
 10月9日(金)には、3年生の那須方面への日帰りの修学旅行が実施されました。限られた時間ではありましたが、生徒たちは思い思いに楽しい時間を過ごしていたようです。
 今年度の修学旅行については、新型コロナウイルス感染症の影響で5月から8月への延期、さらには方面を変更して10月への再延期の判断をしました。8月末には3学年の臨時保護者会を開催し、今までの経緯と10月に実施した場合の計画を説明しました。しかし、その後アンケートをとった結果、真岡市で取り決めた実施の条件である保護者の8割以上の同意が得られず、今年度は宿泊を伴う旅行はやむなく中止となったわけです。中止の決定の後、生徒の思い出づくりとして日帰りの旅行について校内で検討し、今回の実施となりました。

 中学校生活の一大イベントである修学旅行が例年通りの形では実施できず、がっかりした3年生も多かったでしょう。度重なる変更がある中、実施に向けて準備を進めていた生徒や3学年担当のスタッフの想いを考えると複雑な心境です。しかし、修学旅行をぜひ経験させたいという気持ちがある反面、旅行先での新型コロナウイルス感染への不安があることも事実であり、保護者の皆さまにとっても難しい判断だったのではないでしょうか。アンケートでは貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
 今回は8割以上の同意という決定の基準が示されましたが、日々の教育活動の実施については、一つ一つを数値で判断するわけにはいきません。様々な情報と目の前にある状況を総合的に検討し、臨機応変に対応していくことになります。見えないウイルスとの闘いは、まだ終わりが見えません。

                                             (学校だより10月号より)                                                 《地域の力・地域の絆》       

    新型コロナウイルス感染症の流行の中で、地域の方々から本校へたくさんの支援がありました。マスク・消毒液・体温計などを贈っていただき、いろいろな場面で活用させていただいています。また、8月17日の始業式の日の朝には、長沼PSC(ピース&セーフティークラブ)の方々が学校周辺での交通指導を行ってくださいました。このような出来事を通じて、「地域の力」・「地域の絆」のありがたさというものを再認識しているところです。あらためて感謝申し上げます。

    現在、総務省では「地域おこし協力隊」というプロジェクトを実施しています。「地域おこし協力隊」の隊員は、おおむね1年から3年の期間、地方自治体の委嘱を受け、その地域で生活しながら様々な地域協力活動を行います。主な活動は「地域コミュニティ活動」や「地域や地域産品の情報発信・PRに関する活動」・「イベントの企画・運営、集客などに関する活動」です。
    また、「地域おこし協力隊全国サミット」というイベントも行われ、昨年実施された第6回のサミットでは、このプロジェクトを推進する高市早苗総務大臣(当時)から「今後インターネットネイティブ(生まれたときからインターネットが身近にある)世代が、それぞれの地域で開発した特産品をインターネットを活用して全国に展開したり、地域のご高齢の方にインターネットの使い方を教えたり、テレワークの拠点を地方でも展開してもらえることを希望している。また今回のサミットを通じて、隊員同士がネットワークを広げ、地域おこし協力隊の活躍を全国に発信する機会になることを期待している。」というメッセージが伝えられました。

    ご存じのように、我が国の課題として都市部と地方の格差があげられています。地方では人口減少に伴い過疎化が進み、そこに残された人々の生活が成り立たなくなっている地域が増えつつあります。このような中、ここで紹介した「地域おこし協力隊」のような活動は、今後さらに大切になってくることでしょう。
    真岡市そして長沼地区にも、たくさんの魅力が隠されているはずです。生徒たちにも、生まれ育った地域の素晴らしさを再発見し、将来に向けて地元に貢献できることはないかを考えて欲しいと思います。

                                                                                                                                                                        (学校だより9月号より)

《運動会~9/12(土)》                                                           

◇開会式                                                          
 新型コロナウイルス感染症の影響で例年とは違った形となりますが、本日ここに運動会が実施できることを嬉しく思います。感染予防には十分気をつけながら、素晴らしい運動会を創り上げましょう。
 今年の運動会は時間が短縮されたり実施できる種目にも制約があったりするなど、皆さんにとっては少し物足りない面があるかもしれません。しかし、全校生徒が心を一つにし、力を合わせて何かをなしとげることには大きな意義があります。

 高校野球の夏の選手権大会が中止になったことで開催が決まった「甲子園高校野球交流試合」では、大分商業高校の川瀬主将、花咲徳栄高校の井上主将が選手宣誓をしました。その中で、2人は「新型コロナウイルスとの闘いや度重なる大規模な豪雨災害などの社会不安のある中で、甲子園高校野球交流試合を開催していただけることによって、再び希望を見いだし諦めずにここまで来ることができました。ひとりひとりの努力がみんなを救い、地域を救い、新しい日本を作ります。創造、挑戦、感動。いま私たちにできることは、一球をひたむきに追いかける全力プレーです。交流試合の開催や、日々懸命に命、生活を支えてくださっているみなさまへの感謝の気持ちを持ち、多くのみなさまに明日への勇気と活力を与えられるよう選ばれたチームとしての責任を胸に、最後まで戦い抜くことを誓います。」と野球をできる喜びを伝えていました。

 皆さんも長沼中学校の生徒らしく、自分の競技はもちろん係活動や応援に全力で取り組んでください。そして、最後までベストを尽くし、フェアープレーの精神を発揮できることを期待しています。
 保護者・ご家族の皆様、朝早くからお出かけいただき誠にありがとうございます。本日は応援や写真撮影に関しては、3密を避けるための制限を設けております。趣旨をご理解のうえご協力をお願いいたします。ぜひ、お子様のいきいきと活躍する姿をご覧ください。
 今日の運動会が安全に実施できることを願って、あいさつといたします。


◇閉会式 
 今年は、「紅」組が優勝です。おめでとうございます。                                      

 勝ち負けはついてしまいましたが、生徒のみなさんが全力で競技をする姿、係活動に責任をもって取り組む姿、そして一生懸命に仲間を応援する姿がたくさん見られました。開会式で話したように、全校生徒が心を一つにし、力を合わせることができたのではないでしょうか。
 特に、中学校での最後の運動会となった3年生はいろいろな場面でリーダーシップを発揮することができました。1・2年生は今日の3年生の姿を忘れずに、来年・再来年の運動会につなげていってください。

 ここで皆さんに考えて欲しいことがあります。
 去年の運動会の閉会式の時に、今年の運動会がこんな形になると想像した人はいなかったはずです。そして、また次の年も同じような風景が見られると思っていたはずです。しかし、我々は、当たり前だと思っていたことが実はそうではないことに、新型コロナウイルスによって気づかされたと言えます。
 今回のような感染症やこの夏に各地で大きな被害をもたらした災害が起きた時、自然の力を改めて思い知らされます。命を奪い、学校や仕事という生活の場を奪い、コミュニティーさえも奪ってしまうでき事から私たちは何を考えるべきなのでしょうか。
 それは「生きていて当たり前なことなど何もない。」と、日常に感謝することである気がします。家族と一緒にいられること、友人と会えること、学校に来られること、仲間が集まって楽しく過ごせることなどと挙げればキリはありませんが、日常生活において常識だとか普通であると思ってきたことをあらためて見直してみる良い機会です。

 皆さんも、運動会の中身と一緒に、今までなら意識することもなかった「当たり前と思っていたことのありがたさ」について振り返ってみてください。
 お疲れ様でした。

                                        (9/13 運動会 あいさつより)

《2学期を迎えて》

 例年より短い夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。
 少し休み足りないと感じている人がいるかもしれませんが、気持ちを切り替えて頑張りましょう。
 2学期も1学期に引き続き