校長室から

校長室から

【校長室よりNo.159】親業を学ぶ(貸し出し本のご案内)

毎月の学校だよりにも、「子育て談話室」として、子育てに関するコラムを掲載しておりますが、とかく子育ては難しく悩みがつきないものです。私も、県教委に勤務して、子育てに関する講話をするにあたって、数多くの書籍を読んで参考にしてきました。それらの書籍を、中村中の図書館に寄贈しました。授業参観等で学校においでの際に、図書館にお寄りいただき、借りて頂ければと思います。

【校長室よりNo.158】お心遣いへの感謝(いちごの寄付に対して)

1月15日の給食に、JAはがの様からご寄贈頂いたイチゴが並びました。JAはがの様、そしてイチゴ農家の方々もビジネスとしてお仕事をされておられます。光熱費が高騰したり、輸送費が高騰したりする中において、一定の利益を得ることさえも容易ではないことと思います。そのような中において、真岡市の子どもたちのためにと、イチゴをご寄贈いただいたことに心より感謝申し上げます。生徒たちの心に芽生えた感謝の心は、数年後に地域のために還元してくれることと信じます。

【校長室よりNo.157】教師の力

本日より、1年生の国語の授業を担当する秋葉教諭が着任しました。顔合わせの時間もないまま、いきなりの授業。しかし、巧みな話術と生徒の興味関心を引きつける授業力で、生徒たちは国語の世界に引き込まれていました。生徒たちに秋葉先生の授業の感想を聞いてみると、「楽しくてわかりやすいです。」「さすが!という国語の授業です。」と話してくれました。初対面であっても、専門とする授業が始まれば生徒を学びへと誘う教師力。手前味噌ではありますが、改めて教師の力を痛感しました。

【校長室よりNo.156】生涯に渡って健康であるために

中村中では、昨年度より「スポーツデー」と称して、月に1回、全校生徒が勝ち負けにこだわらず、純粋にスポーツを楽しむ時間を設定しております。これは、生徒たちが生涯にわたって健康であるためにスポーツの楽しさを味わってもらうための取組です。その基礎となる体育の授業でも、生徒たちは楽しそうに運動しています。下の写真は、体育の授業で行っている「ミニ駅伝」の様子です。今や日本のお正月の風物詩ともなった駅伝。規模は違えど、生徒たちは必死にたすきをつないでいました。中村中学校の生徒たちには、生涯にわたって健康で豊かな人生を歩んでほしいと願います。それ故、どんな形でもいいのでスポーツを楽しんでほしいと願います。

【校長室よりNo.155】おかげさまで

12月25日、令和6年度2学期の終業式でした。久しぶりの体育館に集合しての終業式でしたので、プレゼンなしでお話しさせていただきました。生徒の皆さんに、元気に挨拶をしてくれ、表現力を高めようと一生懸命授業に取り組んでくれ、部活動やクラブ活動に一生懸命に取り組んでくれたことに対して「お陰様で、有意義な2学期になりました。ありがとう。」と伝えました。学校の教育方針を広い心でご理解頂き、PTAやNFA等でご協力頂いた保護者の皆さんにも。「お陰様で無事に二学期が終わりました。ありがとうございました。」と伝えて下さいと生徒たちにお願いしました。そして中村中教職員も、日夜生徒のことを考え朝早くから夜遅くまで生徒たちのために力を注いでくれたことを伝え、通知表をもらうときに、「お陰様です。ありがとうございました。」と伝えて下さいとお願いしました。こうして、2学期がそして2024年が無事に終えることができるのは、全ての皆さんの「おかげ」です。心より感謝します。

【校長室よりNo.154】あなたの夢を叶える数学の部屋

3年生を対象に、11月から毎日昼休みに数学教室を開いています。昼休みに外で元気に遊ぶ生徒たちの姿は、もちろん素敵なのですが、少しでも受験の手助けになれればと考えて実施しているものです。今のところ、10名程度の参加者ですが、教師が準備した数学の問題等を一生懸命に取り組んでいます。下のようなチラシを掲示して生徒たちには案内しています。一人でも、1点でも手助けになれればと思います。

 

【校長室よりNo.153】美しい音を追求する

12月7日に、芳賀町民会館で「栃木県アンサンブルコンテスト県南大会」が開催され、中村中学校から3団体が出場しました。金工室や木工室などに分かれて、それぞれの部門が一生懸命に美しい音色を追求する姿が見られました。その成果として、3団体全てが金賞に輝きました。そして、打楽器3重奏が見事に県大会出場を果たしました。応援に来て下さった保護者の方と話をすると、1週間前などはなかなか上手に演奏できなくて悩んでいたと聞いております。素人の私が聴いても、とても美しい音色に感じました。ひたすらに美しい音を追求する中村中吹奏楽部生徒に心からの拍手を贈ります。

【校長室よりNo.152】生徒を出迎えるさざんかの花

「さざんか さざんか 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉焚き あたろうよ あたろうよ しもやけおててがもうかゆい」これは、『たきび』という童謡の2番の歌詞です。最近では、たき火は環境への配慮から禁止されているようですが、さざんかの花が咲く頃になると、寒さから子どもたちは手や足がしもやけになったものです。この歌詞ににある「あたろうよ」という言葉がとても素敵だと思っています。自分だけでなく、友達みんなを誘って、たき火にあたろうという、心優しい歌詞です。そんなさざんかの花が、寒い中でも頑張って登校してくれている中村中生徒を温かく迎えてくれています。

【校長室よりNo.151】真剣に学ぶ姿

12月6日は、1・2年生は「真岡市学力調査」、3年生は「復習確認テスト」を実施しました。どのクラスへ行っても真剣に問題に取り組む生徒たちの姿を見ることができました。昼休みに外で楽しく遊ぶ中村中生徒の姿も素敵ですが、真剣に学ぶ姿もとても素敵でした。メリハリのある学校生活を送っている中村中生徒を誇らしく思います。

【校長室よりNo.150】プログラミング学習

12月4日・5日にかけて、2年生の技術の授業で、プログラミングについて学びました。真岡工業高校の先生と生徒が2日間にわたって指導に来て下さり、プログラミングについて丁寧に指導して下さいました。自分のタブレットに工業高校で準備してくれたロボットをつなぎ、プログラミング言語を用いて指令を与え、LEDが繰り返し点灯したり、ロボットのキャタピラーを動かしたりしていました。もちろん、初めての経験なので指令が一文字でも間違えると動かず、工業高校の生徒に助けてもらったりする姿も見られました。生徒たちが大好きなテレビゲーム等も、これらのプログラミングを複雑に組み合わせてできているものです。真剣に取り組む中村中学校生徒の姿を見て、支援して下さった真岡工業高校に感謝いたします。

【校長室よりNo.149】小学生が教えてくれたもの

11月28日、中村小学校の2年生の子どもたちが、校外学習で中村中学校に来てくれました。担当の先生と保護者の方々の見守りのもと、元気に来校してくれました。小林教頭が小学生からの質問を受けましたが、小学校2年生とは思えないほど、礼儀正しく、丁寧な字でメモをとっていたので驚きました。帰るときは、「中学校にくるまで待っててね。」という嬉しい言葉をかけていただき、2年生の子どもたちからの中学校で学ぶことへの大きな期待を感じました。純粋な心で人を信じ、自分自身の未来に大きな期待を抱く2年生の姿から、私たち大人が失ったかもしれない大切なことを教えていただいた気がしました。

【校長室よりNo.148 】進路に向けて全職員で

いよいよ3年生にとっては受験のシーズンとなりました。昨日は、私立高校出願にむけて、全職員で提出書類の確認を行いました。全職員で分担をして、全ての書類に間違えがないかをチェックします。勤務時間を大幅に超えての作業でしたが、生徒一人一人の進路の達成のため、全職員が集中して取り組みました。

【校長室よりNo.147】他喜力

11月20日の校長講話で『他喜力』という言葉をキーワードにお話しました。個性が尊重される時代になり、誰もが生きやすい時代になってきました。私の中学時代の男子は全員が坊主でしたから、個性の尊重とはほど遠い時代だったと言えるかもしれません。そういう意味からも素敵な時代になりつつあることを嬉しく思います。しかし、個性を尊重するということは、他人の個性も尊重するということであり、誰もが生きやすい世の中である必要があります。そのためも、『他喜力』他の人を喜ばせる力が重要であると伝えました。家族に対して、友達に対して、周囲の大人に対して。ほんのちょっとでも喜ばせることができたら、その喜びは輪となって、いずれは自分のところに戻ってくることと思います。したお写真は、職員トイレと玄関の花です。生徒の学習指導にためにおいで下さっている髙野先生が、年間を通してご自宅で育てた花を、校内の至る所に飾って下さっています。この花のおかげで、どれだけの人の心を和ませてくれていることでしょうか。髙野先生の『他喜力』を正面から受け止めて、その力をまた他の人の喜びに変えたいと思います。

【校長室よりNo.146】功績を称えて

11月19日、第71回真岡市教育祭が開催され、本校から4名の生徒が優良生徒として表彰されました。また、午後には第75回芳賀郡市教育祭が開催され、本校から1名の生徒が表彰されました。いずれの式典でも、学校生活・学業共に他の模範であることを称えた表彰であることが伝えられました。自分自身を律し、学業に励んだこれまでの取組が認められて受賞した5名の生徒に心からの敬意を表します。

【校長室よりNo.145】心の会話

9月から、日下田英彦先生が美術の授業を担当して下さっております。授業だけを担当する日下田先生ですが、長年の教育経験を生かし、生徒たちに寄り添い、いつも帰り際に中村中生徒のことを褒めて下さいます。絵画の作品制作においては、裏面に生徒一人一人へのアドバイスを描いて下さっております。そして、そのアドバイスに対して「ありがとうございます。」「アドバイスいただいたように、色を工夫してみます。」などといった『心の会話』をして下さっています。日下田先生は、生徒からの「ありがとう」の一言は、とても励みになりますとお話しされておられます。お互いの配慮が人間関係を温かいものにしてくれていることを嬉しく思います。

 

【校長室よりNo.144】教育がなせる業

11月14日に、「真岡市教育委員会指定学力向上推進研究協力校」として、2年間の研究の成果を発表しました。芳賀管内小中学校の多くの先生方にご来校いただきました。研究主任として中心となって研究を進めてきた小坂教諭から研究の概要を説明した後、谷地舘教諭と佐島教諭が研究授業を行いました。本校の研究は、「自分の言葉で伝え合う生徒の育成~多様な意見が適切な言葉で飛び交う授業を目指して~」をテーマとして取り組んできました。全国学力調査のように数字で表出する学力ももちろん重要ですが、数字に表出しない表現力も重要であるとの仮説に基づいた研究でした。2つの研究授業では、参観した先生方が驚くほどの表現力を発揮しました。改めて生徒たちの成長を感じ取ることができて、涙を禁じ得ませんでした。教師が本気になれば、生徒が成長することを証明することができた研究であったと確信します。

【校長室よりNo.143】心配り

本校正門を入ると、体育館前のロータリーは砂利の駐車場になっており、保護者の方の送迎で登校した生徒たちは、水たまりの中を歩く状況でした。本校の金田用務員は、その様子を見て、教頭に依頼して砂利を運んでもらい、生徒の授業の妨げにならない時間を利用して、水たまりをなくすべく、砂利を平らにしてくれていました。用務員という直接生徒とかかわらない職務ではありますが、このような温かい「心配り」をしてくれる職員と一緒に仕事ができることを嬉しく思います。

【校長室よりNo.142】幸せへの願い

11月13日、今年度2回目となる生徒会主催による「いじめ防止サミット」が行われました。学年の枠を取り払い、縦割りでの実施形態で、各クラスに生徒会役員がサミットの進行をしてくれました。和やかな雰囲気でのアイスブレークから始まり、SNSに関するいじめ事例をもとに、グループでいじめが起きる要因や解決策などを話し合い、発表しました。「いじめ」は、もはや学校だけでの問題ではなく、世界中において社会問題となっています。いじめの大小にかかわらず、悲しみ苦しむ人がいることを自分事として捉え、いじめが根絶することを願うばかりです。誰もが幸せになれる世の中を強く願います。

【校長室よりNo.141】ローテーション担任の効果

今年度の2学期からr「ローテーション担任」を導入しました。生徒も担任も十人十色。教師と生徒の相性がすべて良好とは限りません。生徒の立場になれば、「相談したくても相談できない」ケースも考えられます。ローテーション担任を始めて1ヶ月が過ぎました。生徒たちは、「担任が変わると、とても新鮮な気持ちになります。」「授業でしか話すことのない先生といろいろな話ができるので楽しいです。」といった感想が多数聞かれています。生徒たちはより多くの教師と接することで、多様な価値観を学ぶことが期待できます。教師は、中村中学校の全ての生徒が担任のように自分事として捉えることができます。全く課題がないわけではありませんが、効果の方が勝っていると感じています。

【校長室よりNo.140】子どもたちのために

9月21日(土)、小雨の降る中でしたが夏休みに実施できなかった奉仕作業にNFA(中村中父親の会)の方々がお集まり頂き、東側垣根の剪定とこれまでにため込んだ枝の片付けを行って下さいました。ご自身のチェーンソーやヘッジトリマを持参いただき、主体的に作業をして下さいました。下の写真は、ビフォア・アフターですが、見違えるほどきれいになりました。「子どもたちが少しでもいい環境で学校生活を送れるのならば。」との思いで参加して下さったお父様方。たったの1時間半の作業ではありましたが、共に作業を進める中で心が通い合っていくことを感じた時間でした。