校長室から

校長室から

【校長室から】国際姉妹校交流

11月も下旬になり、冬支度が始まりました。この数年、厳しい暑さが10月まで続き、秋の気配を感じた頃には冬を感じさせる冷え込みが始まり、過ごしやすい秋を感じる時間が少なくなってきたように思います。2学期も残すところ1ヶ月あまりとなり、期末テストをはじめ2学期のまとめの時期となりました。
10月30日~11月5日までの1週間。9回目の国際姉妹校交流事業として22名の生徒と共にアメリカ合衆国のグレンドーラ市を訪問してきました。真岡市では教育国際交流事業として、「国際社会に生きる人材育成の観点から国際交流を推進し、国際的感覚と視野を広める。」ことを目的とし、中村中では2006年(平成18年)より、サンドバーグミドルスクールとの交流を行っています。4月から月に1回程度、サンドバーグの先生方とオンラインミーティングを重ねながら、準備を進めてきました。
私にとって初めてのアメリカ訪問。また、英語を苦手としていることもあり、楽しみと不安が入り交じった気持ちでの訪問でした。空港からバスに乗りサンドバーグMSの駐車場で一歩外へ踏み出した瞬間、「ウェルカムボード」を掲げた生徒や先生たちに囲まれ、緊張感は大きな感動に包まれ、すぐに友好的な空気に溶かされていきました。
生徒たちはホームステイをとおして、生活様式や食事、習慣など、教科書では学べない生きた異国文化に触れました。また、授業への参加や、一緒にスポーツ、文化活動を行う中で、言葉の壁を越えてお互いを理解し合う友情が育まれました。お別れの時に流していた涙。
「来年、日本で会いましょう」
という固い約束を交わしている風景に、5日間でできあがった「友情、絆」を感じた瞬間でした。
今回の交流も、生徒たちにとって、国際的な視野と異文化への理解を深める貴重な経験となり、また、今後も続いていく真岡市とグレンドーラ市の国際交流の新たな歴史ができあがりました。今回の交流において、たくさんの方々に御尽力いただき深く感謝いたします。

【校長室から】光輝いていた生徒たち!

 9月18日(木)19日(金)の2日間、真岡市のハイトラ陸上競技場において「芳賀郡市新人陸上競技大会」が開催されました。本校からは陸上競技部、特設陸上競技部の生徒たちが各種目において活躍を見せてくれました。

 大会初日、私が陸上競技場に着くと、競技場の対面にいた生徒たち全員で全力で集まってくれました。そして大きな声での「おはようございます」「よろしくお願いします」のあいさつ。私は嬉しくなり「応援はいっぱいするので、全力でそれぞれの入賞、自己ベストの更新など目標に向けて頑張るように!」と声をかけました。

 生徒たちのテントに行き、生徒とともにたくさんの応援し、各競技で「中村中」の名前が放送されるなど、本当に頑張ってくれました。

〇光り輝いていた生徒たち

 ・朝の元気なあいさつ  ・応援席からの全力応援   ・最後まであきらめない強い気持ち

 ・準備や片付けを率先して行う姿勢。そして、その行動を誇りに思っていること。

陸上競技大会で、改めて、中村中学校の生徒たちの素晴らしさを感じました。

そのほかの競技は、9/26(金)より始まります。生徒たちの活躍を心より願っています。

保護者の皆様や地域の方々の厚い御支援、熱い応援に心より感謝いたします。ありがとうございました。

【校長室から】2学期が始まりました

2学期が始まりました。朝7:40頃から東門で立っていましたが、暑い日差しの中、元気に登校してる生徒の姿を見て「学校は生徒がいることで始まるんだな」と、当たり前なことをしみじみと考えた時間でした。

始業式では、夏休み中の生徒の活躍について、2学期の各学年への希望、そして感謝の言葉について話をしました。

特に、「感謝」については、1学期から継続して話していることで、我々の生活にはすべて「感謝」で成り立っていることその気持ちを表すのが「ありがとう」という言葉であることを話しました。

夏休みの生徒たちの活躍、新人戦や牧が丘際に向けた前向きな取り組み、NFAの方々による奉仕作業。どれも私にとって、中村中学校にとって「感謝」でしかありません。

1日1回は「ありがとう」が言えるそんな生活を目指していきたいと思います。

【校長室から】中村中学校サミットを開催して

6月18日(水)に中村中サミットが開催されました。生徒会が中心となり今抱えている中村中学校の問題を掲げ、運営を行いました。日頃より地域の皆様より多くのご指導をいただいている、「公共施設でのマナー」について考える時間でした。縦割りで編成されたクラスで、学年を超えた視点で考えを発表し、意見を交換している姿が随所で見られました。生徒各々が今学校が抱えている課題を明確にしながら、「自分たちが現状を変えていかなければならない」「考えをしっかりと持てば変えられる」という心強い意見に、生徒たちの大きな成長を感じることができました。

本校のコミュニティ・スクールでは、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めているところです。地域と共に生徒の成長を見守っていくなかで、学校支援ボランティアとして授業の支援を行っていただいたり、お父さん方にかき氷を提供していただいたり、地域全体で生徒を育てていく環境が整ってきました。

「頭では解っている。」「しかし行動に伴わない。」思春期の中で誰もが通る道なのかもしれません。中村中の生徒たちが多くのことを学び、成長していく過程で、今後とも地域、保護者の皆様の温かい御支援を引き続きよろしくお願いいたします。

 

【校長室から】芳賀郡市総合体育大会各種大会について

6月12日(木)のバドミントン大会を皮切りに、芳賀郡市総合体育大会各種大会が開催されました。

3年生にとっては一戦一戦が最後の試合となるこの大会。本校の生徒たちも、各種目で活躍をしてくれました。

全ての競技の全ての試合をこの目で焼き付けたい思いでいましたが、時間の都合で最後の試合を見ることができなかった競技もあり、とても申し訳ない気持ちで一杯でした。どの会場に行っても元気な挨拶で迎えられ、中村中の生徒たちの生き生きとした表情にとても嬉しく思いました。県大会に進めたチームそして個人。敗退してしまった選手たち。結果はいろいろありましたが、中村中の部活動で培ってきた「力」を精一杯発揮してくれたことに、とても胸が熱くなるばかりでした。

選手の皆さん。感動をありがとう!一生懸命な姿は私にとってまた一つ大きな宝となりました。本当にありがとう!

日頃から保護者を始めたくさんの地域の皆様からの熱い応援、厚い御協力をいただき、心より感謝いたします。 

 

 

【校長室から】教員を目指して

5月12日(月)から、本校卒業生の大学生が4週間の教育実習を行いました。緊張感の中で始まった実習も、今日の最終日には別れを惜しむ生徒たちに囲まれ、とても充実した表情で実習を終えました。とても前向きでどんなことも吸収しようと頑張る姿勢は私たちも見習わなければと思わせるほどでした。養護教諭になりたいという強い思いを持っており、運動会での救護係、保健体育の授業など、どの実習にも熱意を持って頑張っていました。

教員採用試験の倍率が下がり続け、教員を目指す学生が少なくなってきたといわれる昨今。こんなにも一生懸命に「教員になりたい」と目標を持って頑張っている学生もいることに強く心を打たれます。

学校を去る前に最後の挨拶に来てくれた時、「一緒に働こう!」という言葉しか出てきませんでした。あと1ヶ月で採用試験が行われます。がんばれ!がんばれ!

 

【校長室から】令和7年度 運動会

令和7年度の運動会が開催されました。

昨日の天候不良のため、本日に順延となりましたが、生徒、職員そして保護者や地域の方々のt大なる協力のもと、無事開に催することができました。準備に時間がかかったため、種目についてはすべて消化できませんでした。残りの種目につきましては、4日(水)に実施します。御都合がつく保護者の皆様は、ぜひ御来校いただき、応援を送っていただければと思います。

本日の運動会では、

生徒たちの演技を通しての喜びや悔しさは、これからの生活の大きな糧になったことと思います。すべての競技、種目に一喜一憂し、まぶしい笑顔と声がかれるほどの応援はすばらしいものでした。そして、その応援には生徒のみならず先生たちも夢中で加わり、中村中全体の一体感が一層増したように感じました。
生徒一人一人が主役の運動会。全員が本当によく頑張りました。生徒たちの全力でのプレー、本気の取組は多くの人に感動を与え、勇気づけてくれました。ありがとう!

運動会終了後にはNFAの皆様、そして中村八幡宮神輿愛好会の皆様の御協力をいただき、「かき氷」「綿あめ」の配布を行っていただきました。生徒たちが楽しみにしているものの一つであり、緊張から解き放たれた優しい笑顔で食べている生徒たちを見ると心が安らぐ気持ちにとなりました。地域の皆様の力はとても素晴らしく、心強く感じたひと時でした。これが中村地区の強さだと改めて感じました。心より感謝いたしたします。

保護者の皆様には、生徒たちに対して熱い御声援をたくさんいただき、ありがとうございました。中村中の生徒たちは、元気一杯、スポーツはもちろん、文化面でも、そして、勉強もがんばっているすばらしい生徒たちです。そんな生徒たちのために、職員も一丸となって頑張っていきますので、今後とも御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

【校長室から】人をつなぐ「あいさつ」

朝、可能な限り東門に立って、生徒たちを迎えています。大きな声で「おはようございます」と答える生徒、恥ずかしそうにうなずいてくれる生徒、朝から疲れた表情で笑顔を一生懸命に作る生徒など、日によって表情は全く違います。

その生徒たちからのうれしいあいさつが私の原動力にもなっています。

先日の朝会では、あいさつについてお話をしました

私が大切にしていることをお話しします。
「あいさつ」についてです。朝、東門で立ってると皆、様々な方法で挨拶を返してくれます。校長室のドアを開けていると、通りすがりに「こんにちは」と声をかけてくれる人もいます。ありがとう。
「あいさつ」はされなくて不快感を抱くことはあっても、「あいさつ」をされて嫌な思いをすることは少ないと思っています。
 あいさつは、相手の存在を認めることだと思います。相手がそこに「いる」ことを認めたからこそ、「私たちは仲間だ!」ということを知らせるのです。あいさつをしたけど反応がなかった時、多くの人が不快感を抱くのも、自分の存在を認めてもらえなかったことに腹が立つのかもしれません。
私はあいさつをします。嫌な思いで教室に入って欲しくない。そんな気持ちです。

今週末は運動会が開催されます。元気に活躍する中村中学校の生徒たちへ、応援をよろしくお願いいたします。

【校長室から】よろしくお願いいたします

令和7年度がスタートし、2週間が過ぎました。毎朝、東門の前で明るいあいさつとともに笑顔で登校する生徒たちから、毎朝元気パワーをもらっています。
今年度、中村中学校に赴任いたしました川口と申します。新年度が無事安全にスタートできたのも、保護者の皆さまや地域の方々の温かな見守りと励ましがあってのことであり、深く感謝申し上げます。
今後とも、引き続き御支援のほどよろしくお願いいたします。

【校長室よりNo.190】永遠に・・・

本日、退職辞令をいただき、離任式で最後の挨拶をさせていただきました。本来であれば、保護者の皆様や地域の皆様に直接お礼を述べさせていただきたいところですが、HPでのご挨拶になることお許し下さい。たったの2年間でしたが、成長著しい生徒たちとの日々は、躍動感溢れ、魅力的な毎日でした。気分が優れない日もありましたが、東門で生徒たちと手を振って挨拶をすると、やる気がみなぎり、幸せで有意義な一日のスタートとなりました。37年の教師人生を終えるにあたり、教師の役割を考えました。答えは一つでした。【生徒を幸せにすること】です。その役割を果たせたか否かはわかりません。しかし、教職を離れても、出会った全ての生徒の幸せを願い、見守るつもりでいます。この出会いは永遠です。必ずや中村中の生徒が幸せを実感する日が来ると信じ、いつまでもいつまでも見守っています。校長室よりを190号で閉じさせていただきます。いつもご覧下さりありがとうございました。

【校長室よりNo.189】開花宣言

中村中学校の桜が花を咲かせました。それぞれの学年の進級そして進学をお祝いしてくれています。3月31日の離任式の日には、ほぼ満開になるのでしょうか。可憐な桜の花に心癒やされる春の到来です。

【校長室よりNo.188】自分を大切に・人を大切に

3月24日の修了式の式辞を述べました。私にとって最後のメッセージでした。これまで同様に、原稿を準備せずに、思いを思いのままに伝えました。「自分自身を大切にして下さい。もっと自分に自信を持って下さい。その自信をより高めるためには、厳しいことやつらいことを意図的に乗り越えることも重要です。厳しさを乗り越えた自分になり、大切にして下さい。」「皆さんを愛してくれる家族、奇跡的に同じ時期に同じ学校で学ぶことになった友達を大切にして下さい。人は一人では生きられません。誰かに優しくすれば、優しさが自分に返ってきます。反対に、誰かを攻撃すれば、自分が攻撃を受けることとなります。幸せな人生は、優しさに溢れています。自分の周りの人を大切にして下さい。」とのメッセージを送りました。たったの2年間でしたが、我が子のように大切に思わせてくれた生徒たちへの、心からのメッセージです。

【校長室よりNo.187】これぞまさしく中村中の生徒会

3月24日の修了式に続いて、生徒会長から生徒全員への強いメッセージが伝えられました。過日のPTSAを受け、【自転車の並進が多いこと】【お店などを含めた公共施設でのマナーが悪いこと】の指摘を受け、「たとえ小数でも、中村中生徒全員のマナーが悪いという印象を与えることとなります。一人一人が自覚を持って、良識ある行動をしましょう。」といったメッセージが送られました。生徒会長からのメッセージを真剣なまなざしで聴く生徒たちを見て、「信じよう!」「信じられる!」と感じました。

【校長室よりNo.186】プロの教師の授業

3月24日をもって、岩井教諭の後任として1年生の国語の授業を担当して下さった秋葉幸子教諭が退任することとなりました。3ヶ月という短い期間ではありましたが、長きにわたる国語科教員としての豊富な知識と指導技能を遺憾なく発揮して下さいました。1年生に国語の授業の感想を聞くと、「プロだな~って思いながら授業を受けていました。」「説明があまりにもわかりやすくて、やっぱり語彙力が豊富だと、自分の気持ちを人に伝えやすくなるんだなと思いました。」などといった話をしてくれました。秋葉先生からも、「学ぶことによって得た知識は、物事をより高い位置から遠くまで見渡すことができるようにしてくれます。」とのお言葉をいただきました。秋葉先生のご指導に答えるためにも、より豊富な語彙力を身につけてほしいと思います。

【校長室よりNo.185】地域力(温かさのバトン)

中村中学校区では、8名の交通指導員の方々が、危険度の高い交差点等で交通指導をしてくださっております。雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も休みなく子どもたちの登校を見守って下さっております。校長としても、生徒たちが安全に登校できるように見守って下さっていることは、非常に有り難いことで、学期の終わりには感謝のお手紙を渡してきました。そして今日。交通指導員の代表の方がご来校下さり、退職記念のお花を届けて下さいました。身に余るご対応に恐縮しておりますが、中村地区の「地域力」を反映していると感じました。温かさのバトンがいつまでもいつまでも引き継がれることを切に願っております。

【校長室よりNo.184】PTSA

昨年度から取り組んでいるPTSA(PTAに生徒を入れた協議会)の取組を実施しました。来年度の主たる学校行事や学校運営全般について、それぞれの立場から意見交換をしました。教職員と保護者代表の方々を前に、生徒からの要望事項を理論的に述べる生徒たち。大きな成長を感じました。中村中が取り組んできた「表現力の育成」が確実に実を結んでいることを感じることができました。運動会の方法、学校祭の運営について、概ね生徒からの要望を受け止めて実施する方向になりました。PTAからは、自転車の乗り方や公共施設でのマナーが悪いとの指摘があり、「生徒会として、主体的に責任を持って改善策に取り組みます。」という心強い回答もいただきました。前年踏襲の形骸化しがちな生徒会活動。存続さえも議論の対象となりつつあるPTA活動。本校のPTSAの活動は、このような課題に一石を投じていると確信します。

【校長室よりNo.183】梅の花を見上げると・・・

武道場付近の梅の花が満開を迎えています。甘酸っぱい、何とも言えない素敵な香りを漂わせています。下の写真のように奥側から花を眺めると、そこには先日卒業した3年生の教室がありました。それぞれの進路を選択して旅立った3年生。美しい梅の花の向こうに、明るく誠実な3年生の姿が見えた気がしました。

【校長室よりNo.182】主体性を育む美術教育

9月から坂本教諭の後任として、本校の美術教育を担ってくださった日下田英彦先生が、本日をもって中村中での勤務を終えることとなりました。この7ヶ月、自らが中学校の校長として取り組んでこられた、「主体的に取り組む生徒の育成」を美術科の授業でも実践してくれました。特に、「上手な」作品を求めるのではなく、生徒の「想像力」が繁栄された作品を作る指導を行ってくださいました。私も何度か、美術の授業を参観させていただきましたが、生徒がそれぞれの想像力を生かして、独創的な絵画や作品を一心不乱に作成している姿を見て、改めて芸術の素晴らしさを感じることができました。最後の授業を受けた生徒たちは、「日下田先生の授業は、とても楽しかったです。」「自分のアイデアを認めてくださり、とてもうれしかったです。」と口をそろえて話してくれました。

【校長室よりNo.181】勇姿

卒業式の式辞でも述べましたが、生徒の皆さんが部活動で頑張る姿を応援することが週末の日課となっていて、とても大好きな時間でもありました。授業とは違った生徒たちの「勇姿」を心に焼き付けました。

【校長室よりNo.180】語りかける瞳

3月10日、春の訪れを感じさせてくれる穏やかなぬくもりに包まれ、第78回中村中学校卒業式を挙行いたしました。多くの保護者の方々のご参列を賜り、厳粛な卒業式となりました。卒業証書授与、そして校長式辞。厳粛に執り行わなければなりません。しかし、目の前にいる卒業生をみると、つぶらな瞳で涙を浮かべてじっと見つめています。不覚にも、式辞を述べながら声を詰まらせてしまいました。そうです。中村中学校の生徒の魅力は、「瞳で語りかける」ことだったのです。「目は口ほどに物を言う」とも言いますが。むしろ目は言葉などいらないくらい心を映しだしてくれます。「ありがとう。」「別れが悲しい。」そんな複雑な気持ちを語りかけてくれた卒業生の瞳。一生忘れません。