校長室から

校長室から

【校長室よりNo.93】梅の花たちも応援しています

2月らしくない、暖かい日が続き、正門の梅の花も一斉に花を咲かせました。厳しい寒さを乗り越え、必死につぼみを膨らませてきた梅の花。今、まさに受験に向かう3年生の姿を想像します。栃木県立高校入試まで、残すところ3週間弱となりました。3年生のこれまでの努力が、中村中の梅の花と同じように見事に花を咲かせることを祈っています。

【校長室よりNo.92】プロの教師になる

令和5年度・令和6年度の二カ年にかけて、真岡市教育委員会指定学力向上推進研究指定校として、研究を進めております。テーマに「自分の言葉で伝え合う生徒の育成~多様な意見が適切な表現で飛び交う授業を目指して~」を掲げ、全ての授業において、生徒の表現力を高める授業を展開しております。昨日は、真岡市教育委員会の指導主事5名が来校し、1学年の国語、2学年の英語の授業を本校全職員と共に参観して下さいました。1年生の国語の授業は、箱根駅伝一日目の2社の新聞記事を題材にし、記事の視点の違いに視点をあてて考察する授業でした。2年生の英語は、生徒が興味を持った内容について、生徒からアンケートを実施し、その結果等について英語でプレゼンする授業でした。いずれも、場の設定や授業内容を工夫しており、生徒の表現力を高めるための創意工夫がなされていました。授業参観後は、授業研究会とテーマの達成に向けた今年度の成果と課題を確認しあいました。一言で「教師」といっても、数年しか経験していない教員もいれば、30年を超えるベテラン教員もいます。多様な経験年数や価値観を持った教員が、それぞれの教育観を出し合うことで、より多様な意見が生まれます。中村中学校は、プロの教師になるべく、研鑽を重ねています。

【校長室よりNo.91】教育愛

昨日からの雪の影響で、生徒が登校する校舎北側は雪で真っ白でした。生徒の登校時刻を遅らせましたが、本校の教職員は出勤時間よりも早く出勤し、誰に言われることなく生徒が登校する場所の雪かきを行っていました。勤務時間とか義務とかではなく、崇高な教育愛がなせる行動だったと、校長として嬉しく思いました。

【校長室よりNo.90】成長を確信する

明日の立志式に向け、本日の5校時目には2年生の決意発表の練習が行われました。椅子に座る様子からも緊張感が漂っており、決意発表もとても立派でした。明日の立志式では、成長した2年生の姿をお見せできると確信します。どうぞよろしくお願いいたします。

【校長室よりNo.89】クラリネットリサイタルのご案内

中村中学校を卒業した阿嶋優希さんがクラリネットリサイタルを行います。日時は、2024年2月11日(日)14:00開演です。入場料は、大人:1000円、小人:500円です。チケット等の詳細は真岡市文化課(83-7732)にお問い合わせください。中村中学校卒業生の活躍を嬉しく思います。

【校長室よりNo.88】生徒が創り上げる中村中学校

「ブラック校則」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。中村中学校では、時代の流れと社会全般で通用する校則「ルールとマナー」について、生徒会を中心に話し合いを重ねてきました。生徒会の話し合いで決まった校則は、全校生徒にパブリックコメントとして公開し、意見をあげてもらい、再度検討会を行い、新たな「ルールとマナー」が決まりました。詳細は、本校HPの「生徒会」のページに掲載してあります。生徒会の話し合いもとても活発に行われ、様々な議論がなされました。さらには、パブリックコメントでもいくつかの改善案が出されました。まさに、生徒たちの手で創り上げた校則となりました。創造的で主体的な取組をしてくれた生徒会の皆さん、そして自分事として考えてくれた生徒たちに心からの敬意を表します。

【校長室よりNo.87】新しい伝統

2月2日に実施する立志式に向け、1年生が会場準備を行いました。【校長室よりNo.84 潜在する能力】でもお伝えしたように、これまで教師の指示に従って行っていた準備を、生徒たちが主体的に判断して取り組んでいました。前回経験したこともあり、ゼッケンをつけたリーダーの生徒たちが的確に指示を出し、格段に効率よく準備が進んでいました。立志式を実施すること自体に大きな意義がありますが、準備においても生徒の生きる力を伸ばすことができたように思います。新しい伝統を築いた1年生に心からの拍手を贈ります。

【校長室よりNo.86】地域と共にある学校

1月29日、1年生の家庭科の授業で調理実習が行われました。ご存じの通り、調理実習は生涯にわたって生きるために必要な直接的な知識や技能を学ぶことができます。しかし、包丁を使ったり火を使ったりするため、危険も伴います。家庭科担当教諭一人で、安全かつ効果的な調理実習を運営するのは非常に困難です。本日は、鈴木さん・奥田さんの2名の方が調理実習の支援に来て下さいました。安全な包丁の使い方、ほうれん草のゆで方、肉の焼き方などを丁寧にご指導して下さいました。中村中学校は、「地域と共にある学校作り」を推進しております。調理実習だけでなく、ほかの場面でもご協力いただける場合は、ご連絡ください。

【校長室よりNo.85】融和

昨日、中学校説明会を開催しました。緊張の面持ちで参加してくれた現在の小学6年生ですが、話を聞く姿勢も態度も素晴らしく、授業参観も整然としており、素晴らしい新入生を迎えることができることを嬉しく思います。また、保護者の方々も頷きながら話を聞いて下さり、質問なども丁寧にして下さり、「融和的」な雰囲気に包まれた説明会となりました。人数が大幅に増加する中村中ですが、4月が待ち遠しく感じた説明会でした。

【校長室よりNo.84】潜在している能力

1月15日は、中学校入学説明会が行われます。それにあたり、朝から1年生が会場の準備を行ってくれました。これまでの行事等の会場準備は、教員が一つ一つ指示をし、その指示に従って生徒たちが活動していました。しかし、今朝の1年生は、ゼッケンをつけた各クラスの代表生徒が、会場図やマイクを持って指示をし、生徒たちが動くというものでした。確かに教師が指示をした方が効率よく準備ができるのかもしれません。しかし、生徒自身が判断し、生徒同士で話し合い、いかにして効率よく会場準備を行うかといった能力を高めるのも学校教育の役割です。生徒たちの中に潜在している能力を開花させる会場準備の姿に、生徒たちの限りない可能性を感じました。