校長室より

校長室より

【校長室よりNo.83】音楽の力:校内に響くハーモニーの意味するもの

いよいよ明日が「ひがしの祭」です。運動会を終えて、十分な準備期間がない中での学校祭・合唱コンクールですが、生徒たちと担任・担当が一つになり、少ない時間を有効に使いながら練習・準備を進めてきました。今朝は、本番前日の合唱練習で、あちらこちらから素敵な歌声が聞こえてきました。明日は、各家庭1名に限定させていただいた上での公開となりますが、十分な感染予防をした上での御来校をお待ちしております。生徒たちは、心を一つにした素敵な唄を歌い上げてくれると信じています。

【校長室よりNo.82】生徒による主体的な学び(ICTの活用)

全ての先生方の授業を参観し、指導方法等について先生方と、生徒にとってよりよい授業になるよう話し合いを重ねています。授業参観のポイントは、「生徒が次の授業が楽しみになるような、ドラマティックな授業」を合い言葉に話し合いを進めています。下の写真は、3年生の社会科の授業ですが、生徒たちはタブレットをスムーズに使いこなし、調べたことをもとに、自分の考えをまとめ、友達と共有したり議論したりしていました。効果的なICTの活用が、生徒たちの主体的な学びをより促進させる授業を、試行錯誤しながら全教科で進めています。

【校長室よりNo.81】一心不乱(東日本吹奏楽コンクール)

10月9日に北海道・札幌において、東日本吹奏楽コンクールが開催されました。各都道府県そして各地域の代表として出場した各学校の演奏は、それぞれが特徴があり、聴く人を魅了する演奏ばかりでした。その中でも、真岡東中の演奏は、会場が凍り付いたかのような緊張感のある演奏でした。会場で生徒たちの必死に演奏する姿を見届けようと、札幌まで行ったのですが、演奏が始まるやいなや、涙が溢れてきて、生徒一人ひとりの顔をまともに見ることができませんでした。しかし、耳は研ぎ澄まし、「一心不乱」に演奏する音を堪能してきました。感性や価値観が異なる20名は、「一心不乱」を合い言葉に、限られた時間の中で練習に励んできました。そして、全員で獲得した金賞。これまでの努力に心から敬意を表します。

 

【校長室よりNo.80】寄り添った指導

本日より2学期の中間テストが始まりました。本来は、生徒下校後に職員会議を予定しておりましたが、職員会議の開始時刻を遅らせて、「質問タイム」と称して、生徒からの質問を各教科の教職員が受ける設定を実施しました。残って質問をする生徒は決して多くはありませんでしたが、少人数で寄り添った指導を受けていました。この取り組みが、恒例化し、より多くの生徒が質問のために残り、教師が大忙しになる日が来ることを楽しみにしています。

【校長室よりNo.79】幸せな時間・空間

台風一過の晴天に恵まれ、二度延期した運動会を無事に終えることができました。昨日の台風の影響で、前日の準備がほとんどできない状態で、当日の朝を迎えました。しかし、「東中パパさん学校応援隊」の方々に準備のお手伝いをお願いしたところ、多くのお父さん方が朝早くから御来校くださり、会場設営等の準備を手伝って下さいました。開会式で、「生徒も、保護者も、教師も幸せだったといえる有意義な運動会にしましょう。」と話しましたが、まさに「幸せな時間・空間」でした。終了後も多くの保護者の方々がテントの片付けを手伝って下さり、あっという間に終えることができました。「地域とともにある東中」を確信した令和3年度の秋季運動会でした。

【校長室よりNo.78】東日本吹奏楽コンクールに向けて

本日の朝刊にも記事として取り上げられておりますが、本校の吹奏楽部が、過日の東関東吹奏楽コンクールで見事金賞に輝き、10月9日に北海道・札幌で実施される東日本吹奏楽コンクールに出場することになりました。それを受け、昨日は真岡市長さんから、激励金と激励のお言葉をいただきました。全国1を目指す本校吹奏楽部の音楽は、聴く人全ての心を感動させてくれる素晴らしいものです。

【校長室よりNo.77】運動会に向けて

いよいよ今週の土曜日が運動会となります。度重なる延期で、生徒たちも戸惑い、保護者の皆様にもご迷惑をおかけしたことと思います。しかし、生徒たちは本当に少ない練習時間ですが、「主体的」に話し合って、クラスの勝利を目指して一生懸命取り組んでおります。緊急事態宣言が解除されれば、予定通り、保護者2名の参観を認めさせていただき、生徒たちが頑張る様子をご覧いただきたいと思っております。十分な感染予防策を講じた上での参観にご協力ください。

【校長室よりNo.76】見方を変えれば(リフレーミング)

写真は、昇降口付近の廊下に掲示してある、「リフレーミング・カード」です。カードには、一般的に短所と捉えがちな言葉が書かれておりますが、裏返すと、その短所とも捉えがちな言葉を長所に変えたものが書かれています。リフレーミングとは、物事を見る枠組みを変えることを意味します。要するに、短所とも捉えがちな人の行動や性格も、見る角度を変えれば長所とも捉えることができ、「互いを認め合う社会」に向かうことができるのだろうと思います。廊下を通る生徒たちは、時折、リフレーミングカードを裏返し、自分自身の中にある枠組みを確認しているようです。

【校長室よりNo.75】配慮と感謝

本日から、全員登校が始まりました。久しぶりに友達に会うことができた生徒たちは、とても素敵な笑顔で再会を喜んでいました。そして、久しぶりのフルメニューでの給食でしたが、感染予防に配慮し、全員が前を向いての「黙食」を確実に実施してくれていました。そんな中でも、数人の生徒に話を聞くと、「やっぱり、学校の給食はおいしいです。」「改めて、いろいろなものが食べられることに感謝しなけれなりません。」と話してくれました。

【校長室よりNo.74】登下校の安全確保

全国的に、小中学生の登下校中の事故が後を絶ちません。真岡東中では、交通安全担当を中心に、生徒から登下校路の危険箇所を調査し、その危険箇所を説明するを各学年の廊下に掲示しております。かけがえのないたった一つの命を守るためにも、ご家庭でも登下校路の安全について、話題にしていただければと思います。(御来校の際には、掲示をご覧いただき、危険箇所をご確認ください。)

【校長室よりNo.73】秩序ある生徒の行動に感謝です

分散登校が始まって7日目。感染への配慮が求められる中での授業ですが、教師の配慮はもちろんのこと、生徒たちも主体的に感染予防に配慮した学校生活を送ってくれております。現在の感染拡大を抑えることはもちろんのことですが、生徒たちには、今の経験を生かして、自分の力で自分の健康を守る資質が求められます。そういった意味からも、主体的に秩序ある行動をとっている生徒たちは、生涯役立つ資質を身につけたのだろうと思います。(部活動もなく、運動不足気味の生徒たちですが、体育の授業ではソーシャルディスタンスをとって、体力向上をはかっています。)

 

【校長室よりNo.72】細心の感染予防の中で

9月2日は、分散登校二日目でした。雨降る中の登校でしたが、生徒たちは元気に登校してくれました。昇降口では、各学年主任が朝の挨拶をしながら、全ての生徒の手指消毒を行い、サーマルカメラで体温チェックを行っています。授業も、互い違いに座席をとり、ソーシャルディスタンスを保持して進めております。細心の感染予防の中で実施されている分散登校ですが、何よりも生徒たちが主体的に感染を予防する行動をとってくれていることに感謝します。

【校長室よりNo.71】生徒の笑顔がこだまする(分散登校初日)

42日間にわたる夏休みを終え、本日から第二学期が始まりました。残念ながら分散登校という形で、全生徒がそろうことはありませんでしたが、生徒の笑顔がこだまする学校は、私たち教職員の心をわくわくさせてくれました。

(授業も給食も、感染への配慮がされた中で行われました。)

【校長室よりNo.70】地域とともに・・・

7/19は、全校美化(いわゆる大掃除)が実施されました。それに際して、保護者の方々に清掃指導・助言をお願いしたところ、祖父母の方を含め7名の方が御来校くださり、生徒に指導をしながら、一緒に清掃活動をしてくださいました。生徒たちは保護者の方々から清掃のご指導をいただくことは初めてなので、戸惑っておりましたが、素直に助言を受けて一生懸命に取り組んでおりました。地域と一体となった取り組みが徐々に浸透し、温かい空気が漂う真岡東中でした。

【校長室より N69】命を守る術

7/12から体育科で水泳の授業が始まりました。初日の生徒の泳力状況を確認すると、25mを泳ぎ切れない生徒が多数いることが判明。急遽、校長が個別指導に当たることにしました。早く泳げなくとも、水泳は自分の命を守る術でもあります。生まれて初めて自分の力で25mを泳ぎ切った生徒と、喜びを分かち合いました。

【校長室より N68】郡市総体を終えて

本日で、4日間にわたる郡市総体が終了となります。3年生にとっては、最後の大会となったわけですが、それぞれの部が、2年半にわたる練習の成果を発揮すべく、必死に競技に取り組んでくれました。4日間かけて全ての部の応援に回りましたが、友達と励まし合いながら競技する微笑ましい姿を見ては顔がほころび、敗北して涙を流す姿を見ては、もらい泣きし。東中生徒の頑張る姿、温かい姿を間近で見ることができ、幸せな4日間となりました。

 

【校長室より No.67】古に学ぶ

修学旅行で会津からアップしております。白虎隊を育てた日新館の入り口に【什の教え】があります。時代にそぐわないと思われる内容もありますが、日本古来の厳格な教えから学ぶことも多いと感じました。

【校長室より No.66】丁寧に育てれば・・・

本校では、勤労体験・緑化活動のために、野菜や花の苗を種から育てています。ここ数日、清掃の時間に生徒数人にお手伝いをいただき、マリーゴールドとサルビアの苗を植え替えしました。生徒たちは、それはそれは丁寧に植え替えをしてくれ、そのおかげで、種から育てたとは思えないほど、元気に育っています。作業をしながら、生徒たちとの雑談の中で、「こんなに丁寧に仕事をしてくれる生徒とはめったに出会えないよ。」「花も人間も、丁寧に育てると元気に育つんだよね。」と談笑しました。なんとも、温かい時間でした。

【校長室より No.65】新しい学力

本日は、1年生が真岡市総合学力調査、2年生がとちぎっ子学習状況調査、3年生が全国学力・学習状況調査が実施されました。どの学年の生徒も、真剣にテストに臨んでおりました。これらの調査は、生徒たちの学習状況や習熟度、さらには思考力や表現力など、総合的な学力を調査するものです。ただ単に、暗記をしていたり、計算ができたりするだけでは対応できない問題も多々あります。これからは、「何を知っているか・何ができるか」「知っていることをどう使うか」「どのように社会や世界と関わり、よりよい人生を送るか」といった視点での、総合的な学力が求められます。高校入試や大学入試なども、出題形式が変わることが予想されます。本校でも、そういった「新しい学力」に視点を当てた取り組みを、各教科ごとに取り組んでおります。

【校長室より No.64】いじめの撲滅に向けて

本日、生徒会の生活安全委員会の主催による、「いじめ防止サミット」が開催されました。冒頭に、生活安全委員長よりいじめが起こる構造や、いじめが法的に許されない理由などを説明しました。その後、各学級の代表が、各クラスで話し合って決めたいじめをなくすための具体的な方法などを発表しました。どのクラスの発表内容も素晴らしく、いじめ撲滅に向けて真剣に考え、話し合ったことが伺えました。このあと、本日のサミットを受け、各クラスでいじめ撲滅のためのスローガンを決めることとなります。先日の保護者会でもお話しましたように、東中は本気でいじめ撲滅に向けた取り組みを行います。

【校長室より No.63】念願の自転車小屋

これまでの本校の自転車小屋には限りがあり、自転車通学を希望するすべての生徒の駐輪場が確保できない状態でした。昨年度末、真岡市に要望して、ようやく自転車小屋が増設されました。332名全員分が確保されたわけではありませんが、希望する生徒分が確保され、本日、改めて各自の駐輪場所を確認しました。市当局に心から感謝するとともに、自転車に乗ることで生じる危険を認識し、安全な登校を心がけてほしいと願います。

【校長室より No.62】学校は学ぶところ

連休明けの今日は、3年生が実力テストを実施しました。また、各学年が学力調査に向けた類似問題等を宿題として出しました。何といっても学校は学ぶところです。多くの時間を費やす学習が、「分かった」「できた」という達成感のあるものになれば、さらに学校生活は楽しく、有意義なものになります。5月27日には、1年から3年まで各種学力調査が実施されます。先日の学年保護者会でもお話ししましたように、学習のことでお困りの際は遠慮なく担任等にご相談ください。東中は、すべての生徒の学力を保証する取り組みを進めております。

【校長室より No.61】心意気

本校の校歌に歌われている「心意気」という言葉は、生徒たちにとっても、教師にとっても合い言葉のように使われています。その「心意気」という文字が、昇降口のところに掲示してありました。これは、元本校校長の大塚昭一先生が書かれたものでしたが、長年の風等で破れてしまっていました。そこで、中学時代に数々の書写展で活躍した、本校卒業生の山口翔生さんにお願いしたところ、快く引き受けてくださり、見事な字で書き上げてくださいました。写真は、山口さんから渡してもらったときの様子です。見事な「心意気」の文字が、昇降口のところに掲示してありますので、御来校の際にご覧ください。

【校長室より No.60】旋風

4月27日、一年ぶりに芳賀郡市春季陸上大会が開催されました。穏やかな晴れ間の中、東中の生徒が、おのおののプライドと東中のプライドをかけ、一生懸命に走ったり、跳んだり、投げたりする姿を、感動しながら見ていました。男子が準優勝、女子が優勝、総合で準優勝と素晴らしい成績を残しました。東中の旋風が巻き起こった一日でした。

【校長室より No.59】学力のほしょう

今年度の真岡東中学校の重点的な取り組みの一つに、「すべての生徒の学力のほしょう」を上げました。高校への進学の有無にかかわらず、すべての生徒の基礎学力をほしょうすること、さらには、個に応じた適切な指導助言をし、それぞれの学習状況に合わせた学習支援をすることを目指します。そのための具体的な取組として、各教科ごとの「教科部会」を時間割に組み込み、教科内での指導法や進み具合に関する情報交換をしております。さらには、経験年数の格差を埋めるべく、指導法を伝え合い・教えあう時間にもしております。写真は、国語部会の様子であり、ベテラン教師が若手教師に、「生徒の主体性を伸ばす働きかけ」についてアドバイスしております。

【校長室より No.58】食事は喉を通っている?

4月8日、多くの保護者の方々にご参列いただき、厳粛な雰囲気の中で令和3年度の入学式を挙行することができました。新入生116名は、緊張の面持ちながらも、自覚を感じさせてくれるりっぱな態度で式に臨んでいました。そのあと、中学校で初めての給食でした。さぞかし、緊張で食事ものどを通らない、のかと思いきや、みんなしっかりと食べていたので安心しました。

【校長室より No.57】期待膨らむ姿

4月7日、午前中に新任式と担任発表を終えた、新2・3年生は、明日の入学式の準備に取り組んでくれました。教師の指示なしで、自分たちの判断で式場の準備を黙々と進める3年生。ひたすらに新入生のために校内外をきれいにする2年生。そんな主体的に取り組む姿は、今年度の東中生徒たちのさらなる活躍と成長を期待させてくれるものでした。あまりの自主的な取り組みに、鳥肌が立ってしまった校長でした。

【校長室より No.56】新任式(先生方との新たな出会い)

4月7日、感染予防のため校庭で、ソーシャルディスタンスを取りながら新任式を行いました。今年度、新たに赴任した先生方は以下の通りですが、挨拶をする先生方も、生徒たちもちょっぴりよそ行きの表情で、思わず笑顔になってしまいました。

 小峰裕一 教頭先生 益子町教育委員会から
 斎藤慎一 先生   宇都宮東高校附属中学校から
 豊田昌子 先生   真岡中から
 上野健治 先生   真岡西中から
 上野 喬 先生   真岡中から
 津田純子 先生   久下田中から
 瀧川昌大 先生   新規採用
 櫻井悠希 先生   新規採用
 金子博揮 先生   新規採用
 髙橋麻衣 先生   真岡西中より
   初任者指導教員:大関信英先生・石河雅規先
 甫坂賀子スク-ルカウンセラ- 真岡中より
 ALT:キンバリ-先生
 

 

【校長室より No.55】ドキドキの学級発表

4月7日、8:30に、新たな学級が昇降口に掲載されました。早い時間から登校して、発表を待つ生徒の姿も見られました。クラス名簿が張り出された瞬間、歓喜の声とも思われる元気な声が東中にこだましました。新たな学級で、新たな友達とかけがえのない大切な時間を、温かい心で共有してくれると信じ、教職員は笑顔で見守っていました。

【校長室より No.54】令和3年度の始まりにあたって

4月1日、新たに14名の先生方をお迎えし、令和3年度の真岡東中学校が新体制でスタ-トしました。学校の向かうべき方向性については、若干の軌道修正こそあるものの、大きくは変えずに進めていこうと考えております。保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、昨年同様のご理解とご協力をお願いいたします。学校は、次の世代を担う子どもたちの生きる力の育成を目指し、全力を挙げて取り組んで参る所存です。どうぞよろしくお願いいたします。なお、今年度も本校HPの中での【校長室より】から、様々な情報を発信いたしますので、ご覧いただけると幸甚です。  真岡東中学校長 小林利之

【校長室より No.53】プラスの連鎖・一年間の感謝の気持ちを込めて

本日、無事に令和二年度の修了式を終えることができました。コロナ渦の中で行われた4月の始業式で生徒たちにお願いした3つのことが、実行できたか確認いたしました。「1.学校は学ぶところ。しっかりとした学力を身につけてほしい。」「体と心をしっかりと鍛えてほしい。」「すべての生徒がこの学校でよかったといえる学級・学年・学校にしてほしい。」という3つのお願いについて、一つ一つ確認しあいました。                       そして、最後に、【皆さんへの無償の愛で支える保護者】【みなさんを大切に思う教師】【皆さんの温かい心と頑張り】の3つが重なり合えば、プラスの連鎖が働き、必ずみんなが幸せになれる。自分一人ではないことを確認しました。             コロナ渦の中にありながらも、ご理解とご協力を賜りました保護者の皆様、地域の皆様に心から感謝しております。校庭の桜も3分咲きでしょうか。けがれない、美しい花を咲かせています。この桜の花のようにけがれない、純粋な東中の生徒とともに過ごした1年間を振り返り、すべての方、すべてのものに感謝したいと思います。

【校長室より No.52】いじめへの確固たる決意

3月17日、今年度最後の全校朝会は、今年度の朝会で話してきたことを総括して振り返りました。改めて、自分自身が生徒に伝えてきた内容を再確認すると、総じて「いじめ撲滅」だったように感じました。本校にも、いじめと思える事案はいくつか起きております。「いじめは絶対に許さない」と伝えてきたにもかかわらず、実際に起きていることを反省するとともに、生徒たちも重く受け止める必要があります。名古屋の事案が報道されていますが、いじめが起きた時、報復を恐れて対応しなければ、いじめが根本から解決することはありません。生徒たちには、いじめへの指導があり、もし報復されたとしたら、法に下に裁いてもらうことになる、と伝えました。大切な命さえも奪うことになりかねないいじめ。校長として、確固たる決意をもって対処いたします。

【校長室より No.51】景色・思い

昨日、春を思わせる暖かい日差しに包まれ、116名の3年生が真岡東中を卒業しました。たくさんの保護者の方々から、「とても温かい卒業式でした。ありがとうございました。」とうれしいお声をかけていただきました。今朝、いつも通り、立哨指導しながら登校する生徒を出迎えていると、「この時間に来るはずの生徒が来ないな?」と感じてしまいました。そうです。今日から、いつもの景色であった3年生は登校しないことに改めて気づくのです。卒業式の式辞でも述べましたように、心温かい3年生が与えてくれた安らぎに思いをはせる朝でした。

【校長室より No.50】それぞれの夢へと・・・

本日、令和2年度 第40回の卒業式を無事に終えることができました。春を思わせる温かさなの中、多くの保護者の方々にご参列いただき、感染予防をしつつも、盛大に挙行できましたことに心より感謝申し上げます。人に温かく、優しい心を兼ね備えた116名の生徒は、それぞれの道へと羽ばたくこととなります。幸せな人生を歩んくれると信じ、職員一同、いつまでも見守っています。(写真は、校庭の桜のつぼみです。寒い冬を乗り越え、力強く膨らみ始めています。)

【校長室より No.49】9年間の感謝を込めて

いよいよ明日が卒業式。三年生にとって、今日が最後の給食となりました。教員にでもならない限り、生涯、給食を食べることはないことと思います。家族の方、給食センタ-の方などに感謝の気持ちをもって、最後の給食を口にしたことと思います。先日、三年生の生徒と給食担当の岩渕教諭、そして校長から、9年間の温かい給食に対して、給食センタ-にお礼の手紙を送りました。心も体も大きく成長できたのは、日々のおいしい給食のおかげでもあります。心から感謝いたします。

【校長室より No.48】生徒たちが教えてくれるもの

3月10日の卒業式に向けて、昼休みに歌の練習を行っています。コロナ感染予防ののため、例年同様の全校生徒による合唱は実施しませんが、音楽科を中心とした先生方のアイデアで、録画映像などと組み合わせて歌う予定で進めております。本日の昼休みは、初めて全校生徒で合わせる日でした。3年生は、教員の指示もない中でも、主体的に機材を準備し、整列を始めました。このような、「素直に感謝する心」「思いを行動にうつす力」は、大人になると薄れてしまうことがあります。きれいな心を持ち、清純な気持ちで行動する3年生は、私たち大人にも多くのことを教えてくれています。

【校長室より No.47】立志式に思う

2月4日に、新型コロナウイルス感染予防を講じたうえで、立志式を挙行いたしました。保護者の皆様には、各家庭1名という制限をお願いすることになり、申し訳なく思っております。このような式における校長式辞は、あらかじめ原稿を用意して、それを読むのが通例です。今年度も同様の準備をしておりました。しかし、立志者の決意発表があまりにも素晴らしく、思わず用意された式辞原稿にアドリブを加えさせていただき、2年生の立派な決意発表に触れさせていただきました。14歳は子どもか?大人か?判断が難しいところではありますが、立志式の様子を見る限りでは、大人への階段を確実に上っていることを確信させてくれました。心身ともに立派に成長している2年生の姿をみて、これまでありったけの愛情を注いで育ててこられた保護者の皆様に心からの敬意を表するとともに、こんな素敵な生徒たちと学校生活を送れる自分自身がいかに幸せであるかを嚙み締めた立志式でした。

【校長室より No.46】コロナ渦の中の学校生活(安藤教諭の四コマ漫画)

本校には、様々な特技を持った教職員がおります。3年1組担任の安藤教諭は、「向日葵プラス」という題名の学級通信を発行しており、その中に、学級の何気ない様子を描いた、とても微笑ましい四コマ漫画が掲載されています。このコロナ渦の学校の様子を、【校長室より】の中で漫画で伝えたい旨を伝えたところ、早速、とても微笑ましくも現実である漫画を描いてきてくれました。学校が感染予防に取り組みつつも、温かな雰囲気であることをお判りいただけるかと思います。

【校長室より No.45】学びあい

1年生から3年生までのすべての教科の授業を参観していると、ほとんどの教科・授業で、「学びあい」活動が取り入れられています。例えば、練習問題などを解く際に、『早く終わった生徒が解けずに悩んでいる生徒に教える』『自分の解答と友達の解答とを比較し話し合う』などの取り組みが行われています。特に、人に教えるということは、自分の考えがしっかりと整理されていないと難しく、人に教えることで自分の知識を確認することができると言われています。写真は3年生の数学の授業ですが、主体的に学びあいが行われており、「わかったよ!」「ありがとう。」という声があちらこちらから聞こえていました。

【校長室より No.44】温かさに包まれて

2021年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も、本校教育へのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。1月8日、コロナ感染症の特定警戒が出されている中ではありましたが、第3学期の始業式を実施することができました。いつも通り?、ZOOM配信での始業式でしたが、生徒たちはいつものように、真剣に耳を傾けてくれていたようです。各学年ごとの合言葉を伝えた後、「こんなコロナ渦の中だからこそ、温かさに包まれた真岡東中にしましょう。友との、先生との出逢いに感謝する2021年にしましょう。」と話しました。様々な制限が加わる今こそ、互いの違いを認め合い、生徒も保護者の方々も、そして教員も安心して支えあえる、温かい東中になればと思います。始業式の後には、ア-ト文化部が作成してくれたシトラスリボンを各クラスで配布し、胸につけあっていました。

【校長室より No.43】思いやりの心を込めて~シトラスリボン~

本日の第2学期終業式に際して、ア-ト文化部の生徒たちが一生懸命に作成した全生徒分の「シトラスリボン」が、生徒会長に手渡されました。「このリボンをつけて、コロナに感染しても、みんなで温かく迎え入れることのできる温かい東中学校にしていきましょう。」とのメッセ-ジが贈られました。3学期から、東中学校のすべての生徒の胸にシトラスリボンがつけられることになります。教職員はもちろんのこと、保護者の皆様にも生徒たちと同じ気持ちで、コロナによる差別や偏見をなくしていければと願います。

【校長室より No.42】3年社会科特別講座「ハンセン病から人権を学ぶ」

12月18日の5校時に、社会科の特別講座として、「ハンセン病から人権を学ぶ」と題して、特別講座をZOOMで実施しました。私が、県教委に勤務していたとき、人権教育を担当しており、全国のハンセン病療養所を訪問した時の様子などから、同和問題を含む様々な人権問題について、生徒と一緒に考えました。講座の最後に、『違いを認められる力』『真実を見極める力』『人をいとおしむ力』を身につけて欲しいと伝えました。生徒たちは、真剣に話を聞き、少ない紙面にたくさんの思いを書き綴ってくれました。その一部を紹介します。「差別におびえながら生きていくのはつらいと思いました。」「様々な人権問題に関して、正確な知識を得て、優しい心で伝えていける大人になりたいです。」「差別のことを理解して行動しようとしても、実際の行動とは矛盾していることだけはないようにしていきたいです。」(下の詩は、私が実際にお会いした元ハンセン病患者さんが、下さった絵葉書に書かれていたものです。)

【校長室より No.41】認めることで育てる

真岡東中の教室や廊下には、生徒の頑張りを認めたり、友達同士で認め合う掲示物で溢れています。教育には、「叱咤」も時には必要です。しかし、誰もが「認められた時」はエネルギ-がみなぎるものです。そんな取り組みの一部を紹介します。

 

国語の週末課題の提出に対して、国語担当教員がクラスに配布・掲示しています。

養護教諭と保健委員会が協力して、毎月の衛生検査の結果を表彰しています。

自分なりの工夫をして自主学習に取り組んでいる生徒のノートのコピ-を掲示し、働きかけをしています。

字が小さくて読めないかと思いますが、学校行事に際して、友達の頑張りへの感謝の言葉などが廊下中に掲示してあります。

【校長室より No.40】学校公開日

11月20日、本校にとって初めての学校公開日でした。今年度は、授業参観もなく、保護者の皆様にお子様の授業の様子をご覧いただく機会もなかったわけですが、本日は、多くの保護者の皆様にご来校いただき、普段の授業の様子をご覧いただきました。ご来校下さった保護者の方からは、「授業参観と違って、空いた時間に参観できるので、とてもありがたい。」「参観したい教科の授業を選ぶことができてよかった。」などのお声をいただきました。次回の学校公開日は、2月を予定しておりましたが、好評であったことを受け、12月または1月の公開日を検討いたします。決定しましたら、追ってご連絡いたします。

【校長室より No.39】心の栄養:読書のすすめ

 学校だより.10月号の【子育て談話室】でもお知らせしましたが、中高生の本離れが加速しております。読書は、語彙力を増やしてくれるだけでなく、本に登場する様々な人物を想像することにより、豊かな感受性が身につくことも期待できます。11月18日の学校朝会では、校長講話ではなく、『ビブリオバトル』を実施しました。その様子は、HPのトップ画面からご覧になれます。本日の昼休み、早速図書室を訪れ、ビブリオバトルで紹介した本を探す生徒の姿を見ることができました。また、11月から、各学年で朝の読み聞かせを実施しております。本校の保護者を含めた地域の方々が、選りすぐりの一冊を、心を込めて音読して下さっております。                                   保護者の皆様もお忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、週末の夕方、「家族の読書タイム」を少しの時間でも設定されてみてはいかがでしょうか。

【校長室より No.38】苦渋の決断

いよいよ明日がひがし野祭です。生徒たちは、感染予防のため、様々な制限が加わった中でしたが、生徒会を中心に、各クラスが工夫しながら合唱の練習をしてきました。「東中の合唱は素晴らしい」と聞いてはいましたが、ここまでとは思いませんでした。どの学年・クラスとも、素晴らしい仕上がりのようです。ですから、是非とも保護者の皆様にお子様の頑張る様子・成長した姿をご覧いただきたいと、直前まで検討して参りました。しかし、結論として、生徒の安全を第一番に考え、お知らせしました通り、保護者の皆様への公開をせずに開催いたします。保護者の方々の思いを理解した上での苦渋の決断であることをご理解いただければ幸甚です。なお、明日の様子は、極力、タイムリ-にHPにアップいたしますので、どうぞご覧いただければと思います。

【校長室より No.37】修学旅行のお礼

10月7日~9日の3年生修学旅行に際しましては、保護者の皆様のご理解とご協力を賜り、お陰様で無事終了することができました。感染予防に細心の注意を払った修学旅行でしたが、生徒たちの規律ある言動、そして友達や周囲の人への温かな気配りに触れることができ、とても素敵な修学旅行になりました。解散時も、あいにくの雨の中で、急遽場所を変更させていただきましたが、保護者の皆様のご協力のおかげで、スム-ズに解散できましたこと、改めて感謝申し上げます。

【校長室より No.36】中間テストに向けて

朝夕の肌寒さから秋の気配を感じる季節となりました。来週の月曜日から2学期の中間テストです。夏休みの短縮もあり、どの教科も例年よりも範囲が広くなり、生徒たちは負担感を感じていることと思います。明日からの土日は、幸運にも晴天が予想されております。そこで、『野外学習』をお勧めします。読んで字のごとく、野外で学習するのです。例えば、ノートにまとめたものを持ち、車の通らない川沿いなど安全な場所で暗記するのです。人の記憶は、連鎖していると言われています。ある食べ物と人とを重ねて覚えているといったことが例として挙げられるかと思います。私も、教頭試験や校長試験の法規などを覚えるため、近所の川沿いなどで覚えました。すると、今でも、その場所に来るとある法規を思い浮かべます。多分、景色と連動して暗記したのだろうと思います。さあ、この土日は中間テストに向けて全力を尽くすときです。時には気晴らしに、『野外学習』を取り入れてみてはいかがでしょうか。                (歩きながらは危険ですので、安全な場所で行ってください。)

【校長室より No.35】生徒の目が輝く授業に向けて

運動会も終え、教職員には「学力の向上」に軸足を移動させ、学校全体で学ぶ雰囲気を作るように指示をしました。数学と英語では、TT(ティ-ムティ-チング)を導入しておりますが、より効果的なTTに向け、校長がT2(サポ-ト役)になって、数学の模擬授業を行いました。学力の差が大きくなりがちな数学科において、個に応じた指導は必要不可欠です。すべての生徒が目を輝かせて授業に取り組める授業づくりを目指し、学校全体で研究・研修を積み重ねております。(写真は、小さなホワイトボ-ドを活用して、よりかみ砕いた説明をしています。) 

【校長室より No.34】心意気

昨日実施予定だった運動会を1日延期しての実施でしたが、晴天に恵まれ、無事に実施することができました。生徒たちの級友と心を一つにして競技する姿、学級の団結のために気遣いのある行動をする姿、時には悔し涙を流す場面も見られましたが、その一瞬一瞬が東中生徒の「心意気」を映し出すものでした。また、多くの保護者の皆様にもご来校いただき、さらには終了後のテント片付けまでお手伝いいただき、感激しっぱなしの半日となりました。東中の持つ「心意気」の精神は、諸先輩方から脈々と引き継がれていることを肌で感じることができました。頑張った生徒たち、ご協力いただきました保護者の皆様、支えてくださった地域の皆様に心から感謝申し上げます。