校長室から
【校長室よりNo.139】地球人という考え方
10月11日に、1年生を対象に、「世界に飛び立つ」という題名でお話をさせていただきました。(2・3年生は昨年度に実施しました。)小職が以前に文部科学省から派遣されていたマレーシア・クアラルンプール日本人学校とブラジル・サンパウロ日本人学校での体験に基づき、ナショナリズム(自国を大切にする考え)とグローバリズム(世界が一つであるという考え)についてお話ししました。1年の生徒たちは、本当に真剣に話を聞いてくれました。「諸外国との関係なしに生きていくことは不可能なので、他国の文化も受け入れ、助け合える地球になれればと思いました。」といった素晴らしい感想をたくさんの生徒が書いてくれました。未だに世界では紛争が絶えない現状において、「地球人という考え方」が浸透し、世界中の人々が仲良く平和に暮らせる世の中になることを切に願います。
【校長室よりNo.138】優しさに溢れた集団
本日より2年生が自然教育センターでの宿泊学習に入りました。自然教育センターの入り口には、スタッフの方が描いてくださった素敵なメッセージがありました。入所式も、2年生が整然と並ぶ中、実行委員の生徒たちの司会で立派なものでした。校長挨拶で、昨年の宿泊学習で感じたことをお話させていただきました。「昨年の二日目の夜、各クラスの出し物をしている時でした。様々な事情から、遅れて参加した生徒が後ろの方に座っていました。それに気づいた生徒たちは、すっと隣に座って話しかけ、出し物を応援していました。こんなにも優しい生徒たちと共に過ごしていることが嬉しくて、涙が溢れてきました。皆さんとは教師と生徒という関係ですが、同級生だったらまた違った幸せを感じられたと思っています。」とお伝えしました。活動の様子は、随時写真と共にアップされると思いますが、優しさに満ちた宿泊学習を過ごしてくれると信じています。
【校長室よりNo.137】子どもの目を輝かせる授業
中村中学校は、令和5年度・6年度にかけて真岡市指定学力向上推進研究校として、「自分伝え合う生徒の育成~多様な意見が適切な表現で飛び交う授業を目指して~」を目標に掲げ研究を進めております。教職員が体調不良で不在のため、小林教頭と添谷教務主任が理科の授業を担当しております。豊富な経験を生かし、生徒たちの目が輝く授業が行われておりました。身を乗り出すほど真剣な生徒たちの授業態度に感動を覚えました。
【校長室よりNo.136】子どもたちの笑顔のために
9月2日、令和6年度第二学期始業式でした。長かった夏休みが明けたことに加え、宿題のことや友人関係などで悩みや不安を抱えたまま、この二学期を迎えた生徒もいるはずです。そんな不安等を吹き飛ばしてあげようと、NFA(中村中学校父親の会)の方々のご厚意により、昼休みから5校時にかけて、全生徒にかき氷を配布いたしました。台風一過の晴天の下、生徒たちは満面の笑顔でかき氷を頬張っていました。NFAの方々も、「このような活動で生徒たちが笑顔になってくれるのなら本望です。」「是非とも、いつまでもこの活動を続けましょう。」と話して下さいました。
【校長室より 135 】栃木県少年の主張発表芳賀地区大会
8月22日、栃木県少年の主張発表芳賀地区大会が行われました。中村中からも1名の生徒が学校を代表して出場しました。残念ながら県代表こそ逃したものの、原稿を見ることなく、堂々と自分の考えを主張してくれました。その姿は誇らしく、輝いて見えました。これまでの努力に心からの敬意を表します。
【校長室より No.134 】夢の全国の舞台・全国中学校陸上大会
8月17日~20日にかけて、福井を会場に全国中学校陸上大会が開催されました。中学校で部活動に青春の汗を流す生徒達にとって、全国大会は夢の舞台です。その全国大会に、中村中学校陸上部から4名の生徒が出場しました。全国大会に出場するには、全国標準記録を突破する必要があり、その標準記録が大きな壁となっています。その高い壁である標準記録を突破した4名の選手は、福井の地でその力を遺憾なく発揮してくれました。
【校長室より No.133 】関東大会での中村中生徒の活躍
8月7日・8日にかけて、関東中学校陸上大会が東京都の駒沢オリンピック競技場で開催されました。中村中学校からは、5名の生徒が出場し、その力を遺憾なく発揮してくれました。女子円盤投げで4位入賞、男子円盤投げで3位入賞にも輝きました。8月17日から福井県で行われる全国中学校陸上大会にも4名の生徒が出場します。全国大会での活躍も大いに期待されます。
【校長室よりNo.132】信じること
本日の第一学期終業式では、「信じること」をテーマにお話をしました。「自分を信じること」「家族を信じること」「友達を信じること」「結果を信じること」で、幸せな時間を過ごしてほしいとのメッセージを送りました。自分を信じれば、苦難を乗り越えられます。生徒たちを最も大切に思う家族を信じることで、安心感が生まれます。友達を信じることで、多様な価値観を認める力が身につきます。そのように自分の周囲の人たちを信じることで、反対に周囲に人から信頼され、結果として幸せな時間が舞い降りてきます。二度とない青春の夏休みを、幸せに包まれ、有意義に過ごしてくれることを願います。
【校長室よりNo.131】達成する喜び
今年度も保健体育の水泳の授業に時々参加し、25mを自力で泳げない生徒の指導をさせていただきました。何とか中学校のうちに泳げるようになってもらいたいという思いで、大声で声をかけながら指導をいたしました。かけ声の下、何とか25mを泳ぎ切ると、見学している生徒を含め、たくさんの生徒が自然と拍手を送ってくれました。多くの生徒が、「生まれて初めて25mを泳ぎました。」と喜びを表現してくれました。生徒に応じた適切なハードルを設定し、励まして達成させ、自己肯定感を高める活動。教育の素晴らしさを改めて再確認した時間でした。
【校長室よりNo.130】新設されたパソコン&国際理解部
今年度、生徒数増加に伴い、バドミントン部とパソコン&国際理解部を新たに設置しました。下の写真は、パソコン&国際理解部の活動の様子です。7月のグレンドーラ市サンドバーグ中の来日に向けて、PCの技術を活用してポスターを作成していました。演奏会に向けて一生懸命に練習する吹奏楽部、それぞれの思いを巧みに表現するアート部、そしてPCの知識と技術を駆使し、国際理解に励むパソコン&国際理解部。中村中学校の文化的部活動も、活性化の一途をたどっています。
【校長室よりNo.129】生徒が目を輝かせる探求
【校長室よりNo.114 】「探究心に火をつける」、【校長室よりNo.125】「生涯にわたって学び続けることの大切さ」でもお伝えしましたように、新しく生まれ変わった『総合的な学習の時間』は、どのカテゴリーも生徒たちがキラキラと目を輝かせて、自分が興味を持ったテーマについての調べ学習がスタートしました。例えば、音楽の部屋では、「クラッシック、アコースティック、エレキの3種類のギターの特徴」について実際に音を出している生徒がいました。英語の部屋には、「ブラジルの文化」について調べる生徒がいたり、「ラテン語を語源とする言語の特徴」について調べる生徒がいたりしました。また、体育の部屋では、「スポーツメンタリスト」について将来の職業希望を兼ねて調べる生徒がいました。改革をした中村中の総合的な学習の時間は、まだまだ課題こそあれど、生徒の目が輝く総合的な学習の時間になったことは感じ取ることができました。
【校長室よりNo.128】地域に根ざす人と人の絆
7月14日の中村夏祭り・7月27日の真岡夏祭りに向けて、7月2日に中村八幡宮神輿愛好会の方々が、とんぼ縛りと神輿担ぎの指導においで下さいました。とんぼを縛りながら、談笑する愛好会の皆様を見ていて、御神輿を通して築かれている深い絆を強く感じました。自ら手を上げて集まってくれた中村中学校の生徒たちも、愛好会の方々のご指導を受け、楽しそうに神輿を担いでいました。御神輿を担ぐことだけが目的なのではなく、このような共同作業を通して地域に根ざした人と人との絆が築かれることが目的なのだと再確認した時間でした。
【校長室よりNo.127】涙が物語るもの
6月28日から30日にかけて、芳賀郡市中学校総合体育大会各種大会が開催されました。3年生にとっては最後の大会。3年間、練習に励んできた成果を発揮する勝負の時でした。中村中は、卓球の個人戦とダブルス、女子ソフトテニスの個人戦、特設柔道部の個人戦が県大会への出場権利を獲得しました。それ以外の部は、まさしく死闘を繰り広げ、惜敗を喫する結果となりました。試合が終わった後、涙を流す生徒たちを見て、涙を禁じることができまんせんでした。そして、一人涙する顧問。部活動の地域移行が叫ばれる中、生徒たちのために情熱を持って放課後や土日を捧げてくれた教員たちの存在を誇りに思いました。この総体で流した涙には、とてつもない大きな意味があるように思います。生徒たちは、生涯忘れることのない、かけがえのない経験をしました。そしてそれを支えて下さった保護者の方々にも心から感謝の気持ちをお伝えいたします。
【校長室よりNo.126】誰もが安心して通える中村中であるために
6月19日に、生徒会が企画・立案した「いじめ防止サミット」が開催されました。今年度は、SNSを題材にしたいじめ事案をもとに、1年生から3年生が縦割りに分かれ、話し合いを行いました。どの教室のグループも、3年生がリーダーシップを発揮して話し合いを進行しており、自覚の高さを伺うことができました。話し合いの後は、各クラスを担当した生徒会役員生徒が、話し合われたことを全校生徒に発表してくれました。SNSによる誹謗中傷を含め、いじめは誰もがいけないことであることは認識しています。大切なことは、それを行動に移せるか否かです。このいじめ防止サミットを通して、中村中生徒全員が「いじめを絶対にしない」ことを行動で証明してくれること、結果として全ての生徒が安心して通える中村中になることを切に願います。
【校長室よりNo.125】生涯にわたって学び続けることの大切さ
すでにお知らせの通り、中村中学校の「総合的な学習の時間」は、昨年までと抜本的に改革し、生徒が意欲を持って主体的に取り組み、最終的には生涯にわたって学び続ける意欲や能力を育成しようと取り組んでおります。先週の総合的な学習の時間では、生徒が選んだ教科の部屋に分かれ、担当教諭の助言をもらいながら、研究に耐えうるテーマについて考えていました。以下は、その時の生徒たちのコメントです。
「将来、海外に行くまたは海外で働きたいという希望があるので、英語科を選びました。ニュージーランドで働いている親戚がいるので、ニュージーランドについて細かく調べたいと思っています。」
「現在、本気で野球をやっており、高校ではすぐにでも試合に出たいtと考えている。高校で必要な体力や筋力について調べ、できれば自分自身で実験もしてみたいと考えている。」
「陸上に打ち込んでいるが、身につけた技能を発揮するにはメンタルが必要だと感じている。スポーツ選手のメンタルについて徹底的に調べたいと思っている。」
「昨年度、理科研究での実験で原因が分からない現象があった。再度、丁寧に実験を繰り返してその原因を突き止めたいと思っている。」
下の写真は、芝生の上などで見かける「ねじれんぼ」と呼ばれる花です。よく見ると、右巻きと左巻きがあるのがわかりますか?大人になっても知らないことってたくさんあるものです。故に、生涯学習が重要なのだろうと思います。
【校長室よりNo.124】歓声
本日、令和6年度最初の水泳の授業が行われました。最初の授業では、プールの安全について校長からお願いをしました。そして、本日は2名の保護者の方々が、生徒たちの安全確保のために、お忙しい中、水泳の授業を見守って下さいました。そのおかげで、生徒たちの「歓声」を聞くことができ、素敵な一日となりました。
【校長室よりNo.123 】融和的で和やかな時間(子育てティールームの様子)
6月11日に、最初の「子育てティールーム」にお二人の保護者の方々がおいで下さいました。約1時間、学校の様子や部活動のこと、子育ての難しさなどについて、お茶を飲み、お菓子を食べながら楽しくお話をしました。企画してはみたものの、こんなにも融和的で和やかな時間が過ごせるとは思ってもおらず、本当に素敵な時間でした。中村中学校は、「子どもを主語にした融和的対話」を合い言葉に、保護者の皆さんとしっかりと手を結んで大切な生徒たちの成長を応援します。どうぞ遠慮なくティールームにいらして下さい。
【校長室よりNo.122】豊かな表現力
真岡市役所の1階に「よい歯の作品コンクール」で入賞した作品が飾られています。その中に、本校生徒の作品が含まれております。丁寧な描写、豊かな表現力で描かれた作品で、水彩画であることを疑うほどです。一筆一筆丁寧に表現した生徒に拍手を送ると共に、指導に当たった坂本教諭にも感謝します。
【校長室よりNo.121】美しい心・美しい歌声
本校は音楽室が1階にあり、音楽の授業の様子が聞こえてきます。今、どの学年も歌の授業を行っており、校長室まで美しい歌声が聞こえてきます。音楽担当の野中教諭も生徒と一緒に声を出しながら、美しい音楽を追究しています。校長室に聞こえてくる美しい歌声は、歌う生徒の美しい心を映しだしていることを感じます。こんな美しい歌声をBGMにして仕事ができることに心から感謝します。
【校長室よりNo.120】伝統の偉大さ
6月2日から4日にかけて修学旅行を実施しました。中村中学校は、伝統的にクリーン修学旅行と名して、全生徒が一針一針手で縫った雑巾を寄贈してきました。今年度で53回目となる伝統的な取組です。法隆寺・東大寺・三千院・延暦寺等で雑巾を寄贈し、僧侶の方々からありがたいお話をいただく生徒たち。改めて伝統の偉大さを実感した修学旅行となりました。中村中の職員玄関に飾られた【不滅の法灯】のレプリカが象徴するように、この素晴らしい伝統が不滅であることをひっそりと願いました。
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