校長室から

校長室から

【校長室より No.21】生きる力

修学旅行2日目 生徒たちは班別行動でした。出発前にそれぞれがタクシーの運転手さんに雑巾を寄贈し、感謝の気持ちで出発しました。予定の時間までに全ての生徒が無事に旅館に戻り、安堵しております。班別行動とはいえ、友達と意見を擦り合わせて、時には譲ることもあったことと察します。人間社会で、協力し合うための「生きる力」を磨いた生徒たちは、より一層逞しく見えました。

【校長室より No.20】ご縁

修学旅行2日目 私は、大原にある三千院を訪れました。三千院の門主であられる小堀様から中村中学校にお手紙をいただいたことがきっかけでした。小堀様は、三千院に来られる前は比叡山延暦寺の僧侶でおられました。そこで何度か中村中のご対応をしてくださり、これまでの中村中生徒の素晴らしさをお心に残してくださって、お手紙をお送りいただいたとのことでした。写真のように青い紅葉と苔が印象的な三千院。小堀様の有難いお言葉と三千院の心休まる情景に、自分自身を清める時間をいただきました。来年は、できれば生徒と訪れたいと思います。諸先輩方のご努力により素敵なご縁をいただけたことに心から感謝した2日目でした。

【校長室より No.19】誠実さが表現された修学旅行1日目

本日より三年生の修学旅行に同行しております。52年目を迎えたクリーン修学旅行です。全生徒が心を込めて縫った雑巾を、法隆寺と東大寺、そしてバス会社に寄贈しました。いずれの寺院も、仏像等の清掃に使ってくださっているとのお話をいただき、改めてこの取組の偉大さを実感しました。そして、いずれの見学場所でも礼儀正しく、誠実な態度の中村中三年生の素晴らしさに、感動した修学旅行初日となりました。

【校長室よりNo.18】ことばの力

以前にもこの校長室よりでお知らせしましたように、生徒たちは毎朝、笑顔で、時には手を振って挨拶をしてくれます。それだけで、希望と感謝の気持ちで一日の始まりを迎えることができています。5月19日の朝、いつもの通り「おはよう」と声をかけると、「校長先生も、いつもありがとうございます。」と声をかけてくれたのです。目頭が熱くなり、お礼の言葉さえも言うことができませんでした。「ありがとう」の言葉が、こんなにも人の心を温めてくれることを、改めて実感した朝でした。【ことばの力】を教えてくれた生徒に、心から感謝します。

【校長室よりNo.17】教育を伝承する

5月15日から、本校の卒業生で白鴎大学教育学部で学んでいる、保坂青空(せいら)さんが教育自習生として学んでいます。担当は3年で、英語教育を担当しています。本校の卒業生が本気で教員を目指し、母校で指導法を学ぶ。こうして教育が伝承されていくことを、一人の教師としてうれしく思います。有意義な三週間を過ごしていただき、立派な教師になってくれることを期待しています。(初日に、タブレット越しに挨拶をする保坂教育実習生)

【校長室よりNo.16】響く歌声

中村中学校は、音楽室が1階にあり、音楽の授業や吹奏楽部が活動をしていると、いつも校長室や職員室まで音楽が流れます。今日は、夏を思わせる晴天でしたが、音楽室からは素敵な歌声が聞こえてきました。あまりにも素敵な歌声だったので、足を運んでみると3年生が心を込めて歌っていました。心か純粋だからこそ、純粋な歌声が出せるのだと思います。生徒たちの素敵な歌声が響く中村中学校。素敵です。

【校長室よりNo.15】一日の始まり

中村中学校の朝は、静寂に包まれて、とても落ち着いた一日の始まりです。今日は読書の日でしたが、どのクラスもどの生徒も集中して読書をしています。チャイムが鳴り、読書の時間が終わると、教師の指示なしで日直の生徒が前に立ち、朝の会を始めます。担任教師は、一人一人の名前を呼びながら、目と目を合わせ表情を確認しています。心の栄養となる読書、生徒が主体で行動する朝の会、生徒一人一人を大切にする担任教師。中村中の素敵な一日の始まりの様子に、心を打たれました。

【校長室よりNo.14】本当の幸せ

トップページにも投稿されておりますが、5/10の校長講話では、「本当の幸せ」というテーマで、お話をしました。人の深層心理にありがちな、「他人の優位に立つことで幸せを感じてしまう」ことから脱却して、自分も周囲の人も、誰もが幸せだと言える環境こそが本当の幸せだと感じられるようになって下さいと話しました。それぞれ育った環境も考え方も異なる多くの生徒たちが、ともに活動する学校です。意見の食い違いや、時には摩擦もあります。しかし、心のベースに、「みんな幸せになることが本当の幸せである」という概念が宿っていれば、少しぐらいの摩擦は、かえって成長の糧となるはずです。すべての生徒が本当の幸せを感じられるような環境作りを、保護者の皆様と手を取り合って作れたらと思っています。

【校長室よりNo.13】感謝します

本日は、今年度最初の授業参観でした。近年の多くの学校では授業参観や保護者会に参加する保護者の割合が減少傾向にある中、あまりにも多くの保護者の方々がご来校され、教室に入りきれなくて廊下で参観する保護者の方々が多く出てしまう状況でした。こんなにも中村中の教育への関心を高く持っていただけることに心より感謝します。

【校長室よりNo.12】心配り

下の写真は、来客・職員用トイレの入り口に飾られた花です。入学式で壇上に飾った花の中の元気なものを切り花にして飾ってありました。捨ててしまえばそれまでですが、本校:養護教諭の心配りです。学校は、大切な生徒たちのかけがえのない3年間の学びの場です。このようなちょっとした心配りのある中村中学校職員室に、校長として感謝です。

 

【校長室よりNo.11】心温まる雨の日の朝

4月26日、春雨というには強い雨の朝でした。カッパを着て、生徒たちを出迎えていました。「雨の中、大変だったね。」と生徒たちに声をかけたところ、数名の生徒が、「校長先生こそ、雨の中ありがとうございます。」と言ってくれました。春にしてはちょっぴり冷たい雨の朝でしたが、心温まる朝となりました。

【校長室よりNo.10】心の挨拶

先日の校長講話は、【心の挨拶】をテーマに話しました。アイヌの方々の、「イランかラテ」という挨拶の意味は諸説ありますが、「あなたの心にそっと触れさせて下さい」という意味もあることを伝えました。つまり挨拶は、自分を取り巻くすべての人を大切にし、それ故、自分のことも大切にして下さいというメッセージであると考えています。生徒たちには、具体的に、【相手の目を見て、ちょっぴり笑顔で】【相手と状況に応じて】【心を込めて】の3つのキーワードを伝えました。その翌日、東門で生徒たちを迎えていると、気のせいか、これまで以上に多くの生徒が会釈をして、笑顔で挨拶をしてくれているように感じました。それは、これまで毎朝立哨指導をして下さる方も感じて下さったようです。たったの数分間の校長講話でしたが、これほど生徒たちの心に染み入っていることに感激しました。

【校長室よりNo.9】地域とともにある学校

今年度の学校経営方針の柱にもなっているように、【地域とともにある学校づくり】を大きな目標の一つに掲げています。中村中学校は、歴史と伝統に彩られ、保護者や地域の方々に長きにわたって支えていただきながら発展してきた学校です。そして、地域の学校としての期待に応えるべく、さらに発展させるためにも地域の皆様と手を取り合って、生徒たちの教育を進めていきたいと考えております。その一つとして、「クリーン修学旅行」で寄贈する雑巾つくりに際して、保護者や地域の方々を「学校支援ボランティア」としてお迎えし、生徒たちへのご指導をしていただきました。特に、1年生とっては、雑巾を手縫いで作るのは初めての経験かと思われます。一人一人丁寧にご指導下さるボランティアの方々、そのご指導を素直に受け止める中村中の生徒たち。まさに、地域と一体となった活動が展開されました。

【校長室よりNo.8】お弁当の日

4月18日は、今年度最初のお弁当の日でした。三年生の教室に行くと、生徒たちは前を向いて、静かにお弁当を食べていましたが、保護者の皆様が心を込めて作って下さったお弁当を、感謝の気持ちを込めて味わっているように感じました。お仕事等でただでさえ、朝の時間はお忙しい中、生徒が登校する前にお弁当を作ることは容易なことではないはずです。お子様のために、早起きをしてお弁当を作って下さっている保護者の皆様に敬意を表します。

【校長室よりNo.7】花に彩られた学校

中村中の東側の道路は、今まさにハナミズキの花が満開を向かえており、元気に登校する生徒たちを温かく迎えてくれています。学校敷地の東側道路に面した植え込みの下にも、清掃の時間に3年生徒一緒に芝桜を植えました。学習指導をして下さっている髙野先生が寄付してくださいました。来年の春には、ハナミズキの花と芝桜の花のコラボが見られ、夢と希望に満ちた中村中の生徒たちを温かく迎えてくれることを楽しみにしています。

【校長室よりNo.6】心を整える

今週から本格的に授業も始まり、1年生も中学校のリズムをつかんでいる様子です。下の写真は、生徒の下駄箱と廊下のロッカーの様子です。整然と並べられた靴と鞄。これを見ただけで、中村中の生徒たちの心が整っているかを確認することができます。素敵な生徒たちとの始まりに感謝です。

【校長室よりNo.5】中村中学校スクールデザイン

本校HPの学校の概要に、「令和5年度中村中学校スクールプラン」として、今年度の学校経営の方針を掲載しました。新しい学習指導要領では、「地域に開かれた教育課程」が求められており、学校が目指す方針を保護者や地域の方々と共有し、ともに手を取り合って大切な子どもたちを育てていくことが重要となります。令和5年度からの2年間は、真岡市教育委員会指定の研究推進校として「学力向上」に特化した取り組みを推進していくこととなります。スクールデザインを是非ともご覧いただき、目標を共有していただければ幸甚です。

 R5中村中スクールデザイン.pdf

【校長室よりNo.4】学級づくり(生徒たちの居場所)

4月10日の午後は、生徒たちにとっての居場所となる学級づくりが行われました。係を決めたり、自己紹介をしたり、クラスによっては「バースデーライン」というアクティビティをしたりしながら、学級の組織や人間関係作りをしておりました。どのクラスも和やかな雰囲気で、生徒と担任が一体となっており、微笑みながら校長室に戻りました。

【校長室よりNo.3】崇高なプライド

4月10日の入学式に先立ち、令和5年度始業式を行いました。中村中は体育館が狭いため、ビデオカメラを通しての式辞となりました。中村中の校章にある【Pride of MAKIGAOKA】を取り上げ、学習面での誇り、部活動での誇り、そして何よりも生徒も先生方もすべての人の誇りを大切にしてくれるようお願いしました。令和5年度が終わったとき、誰もが幸せで有意義だったと自信を持っていえるような1年間となることを期待して、始業式の式辞としてのメッセージを贈りました。

【校長室よりNo.2】入学式にあたって(心から歓迎いたします)

4月7日の午後は、新入生が登校し、入学式の練習等を行っておりました。まだ私服に身を包んだ新入生は、緊張の面持ちで練習に取り組んでおりましたが、一人一人の態度は素晴らしく、さすがは各小学校で最高学年として小学校を支えてきた生徒たちあると感じさせてくれました。4月10日の入学式は、新しい制服に身を包み、中学生になるという決意を感じさせてくれと期待しております。