令和7年度 校長室より
校長室より No79「あきらめない心」
6/13(金)から芳賀郡市総体各種大会があり、本校の生徒たちが出場する試合会場に応援に行きました。試合時間や各会場への移動時間の関係で、全ての試合を観戦することができなかったことは残念でした。野球やサッカー、バレーボールなど団体チームスポーツ、団体戦と個人戦があるソフトテニスや剣道。試合のレギュレーションは異なりますが、私が目にした試合では、どの選手も必死に挑み終了するまで決してあきらめることなく頑張っていました。「あと1点、あと1ゲーム、あと1ポイント…」そんな勝敗の分かれ目に自分の全力を出し切ることは、これからの生き方にどれほど大きな影響を与えるのか。生徒たち自身にとって貴重な体験となったはずです。県大会という次のステージへの切符を手にした者、この大会をもって中学校の公式戦から退く者と結果は分かれますが、何かを感じ学んだ事実は同じです。生徒たちのためにご理解とご協力をいただいた全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。野球部は6/21(土)、決勝戦に臨みます。ファイト!
校長室より No78「コミュニティスクールがスタート」
本年度から、学校と保護者及び地域住民等との相互の信頼関係を深め、学校運営の改善や生徒の健全育成に取り組むことを目的とした「学校運営協議会」が設置されました。真岡市教育委員会から委員の任命の後、校長より学校経営方針について説明させていただきました。委員の皆様から承認をいただき、将来を担う人材育成のため精一杯努力してまいります。これからも、子どもたちを真ん中にした人づくり、地域づくりにご理解とご協力をお願いいたします。
校長室より No77「見守られています」
先日、小林地区内にお住まいの方から「中学校で使ってください」と、手縫いの雑巾をいただきました。実は昨年も頂戴しております。その上、学校支援ボランティアとして、学校敷地内の落ち葉掃きを何度も行ってくださいました。山前中学校にご家族の方が通っているわけでもありません。
『中学校のために…』という本当に温かいご支援をいただきながら、地域の皆様に見守られていることに、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
校長室より No76「思い出の3日間」
5/28(水)~30(金)の3日間、3年生の修学旅行でした。十数回目となる修学旅行の引率ですが、校長としては最後の京都・奈良。初日は快晴の奈良市内、教科書に載っている「国宝」に目を輝かせる生徒たち。2日目は自分たちで計画した班別研修、宿舎に戻ってきた生徒たちの両手にはお土産がいっぱいでした。名残惜しくも最終日はクラス別の見学。バスの中で行った帰校式では、「思い出に残る3日間を過ごせたのは、自分たちの自覚ある行動と周りの人たちのお陰です。家に着いたら、少し照れくさいかもしれないけれど、『ただいま、ありがとう』と大切な家族に言葉で伝えましょう」と話しました。
お世話になりました全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
校長室より No75「楽しい準備」
いよいよ明日から3年生の修学旅行。私が担任をしていた初めの頃は、出発当日に大きな荷物を持って、ぞろぞろとバスに乗り込みました。東北新幹線は上野駅まで、山手線で通勤ラッシュの中を東京駅まで移動し、やっと関西方面へ向かいました。今は、宿泊用の大きな荷物は事前に宿舎へ送ってしまい、安全面と効率性を考えるとはるかに違います。数日前から始まったであろう楽しい準備、一足先に京都に向けて出発しました。修学旅行が有意義な時間となることを願います。
校長室より No74「協力体制」
5月16日の第1回PTA評議員会では、夕方のお忙しい時間にもかかわらず38名もの役員の方々にご参集いただき、大変ありがとうございました。所属する専門委員会の決定や活動内容の検討等でしたが、予定された終了時刻より早めに終わることができました。ある委員会では「私がやります!」と積極的に声が上がり、話し合いがよりスムーズに進んでいました。まさに「子どもを真ん中に」した学校との協力体制に、深く感謝申し上げます。ありがとうございます。
校長室より No73「自治の力」
「この会は、会員の自発的・自治的な意志によって運営し、明るく楽しい学校生活を送ることができるようにする」本校生徒会会則の目的です。生徒会本部役員や各種専門委員会から、昨年度の活動報告や今年度の活動計画が発表されました。今年度の生徒会スローガン『 We are challengers ~がんばりの精神 山中から日本へ~ 』を胸に、全校生徒の皆さんが活躍できることを願います。
校長室より No72「自由と責任」
今朝の新聞で、ネット社会に共存するリスクについての記事を目にしました。2024年のあるデータによると「誹謗中傷、暴言、いじめなどをされた」「見知らぬ人に会って被害に遭いそうになった」高校生が数パーセントいるとのこと。私たちの周りには、自分以外の人とつながる様々なアプリなどがあり、それらは生活の一部と言えるかもしれません。海外では、子どものSNS利用を制限する動きもあります。学校では、コミュニケーションの一つのツールを安全に使うことについて常時指導してまいります。ご家庭でも、子どもと一緒にルールを考えるなど、自由に表現できることとその裏側にある責任やリスクについて、しっかりと話し合いをしていただきたいと考えています。子どもたちの健全育成を願って・・・。
校長室より No71「チャレンジする気持ち」
本校では陸上競技部がないため、5月22日(木)郡市総体陸上競技大会に向けて特設陸上部を設けています。体育授業等における記録を参考にメンバーを募っています。全てのスポーツの基本とも言われる「走る・跳ぶ・投げる」運動。学校行事の関係で、数日しかない限られた練習時間ですが、自己記録の更新と自分自身に挑戦する機会がある生徒たちには、まずやってみることを逃さないでほしいと願います。
校長室 No70「歴史に思う」
本校は、栃木県芳賀郡山前村立山前中学校として、昭和22年(1947年)4月に開校しました。その後、町村合併や市制の施行により昭和29年に「真岡市立山前中学校」が誕生しました。体育館やプールの竣工とともに環境緑化活動を推進し、昭和53年全国学校環境緑化コンクール中学校の部において「特選」を受賞しました。現在の校舎は昭和54年に建てられ、昭和から平成初めにかけ武道館や技術室・多目的室が整備されました。平成9年には創立50周年を迎え、記念碑やりんどう園が造成されました。部活動では、女子ソフトテニス部、陸上競技部、弓道部、野球部、駅伝部、水泳競技など多くの生徒が関東大会や全国大会に出場し活躍しました。また、平成18年にはアメリカのサドブルック・マグネット・ミドルスクール訪問団が始めて訪れました。令和となり、新型コロナ感染症による様々な制限がありましたが、今年度は47名の入学生を迎え、未来を担う人材育成のため地域や保護者の皆様と一緒に教育活動を推進しております。
これまでの歴史があるからこそ、今日の山前中学校が成立していることに深く感謝し、今という時間を大切にしていこうと思います。
※昭和50年ごろの写真より。木造校舎で中庭があり、きれいに整備されていました。私は「第26代」校長となります。正面入り口の松の木は、現存する本校のシンボルでもあります。