校長室から

校長室から

【校長室よりNo.37】保護者の方々の思い

7月14日(金)は、1学期最後の授業参観・講演会・保護者会でした。お忙し時期の授業参観でしたので、保護者の方々の参加は比較的難しいことが予想されましたが、非常に多くの保護者の方々にご来校いただき、授業を参観して下さいました。美術の授業では、お子さんの作品を見ていただきました。体育の授業では、一生懸命に泳いでいる姿をご覧いただきました。三年生の社会科では、実生活に役立つビジネスについての学びでした。1学期の三ヶ月ちょっとの間に、心も体も大きく成長したお子様の姿をご確認いただけたことと思います。熱心に授業を参観される保護者の方々のお姿から、お子様への深い愛と教育への強い関心を感じました。

【校長室よりNo.36】心配り

正面玄関に飾られた生け花・東側に植えられたマリーゴールド・正面玄関前の花壇 いずれも本校で学習支援を担当している髙野先生の心配りによるものです。東側のマリーゴールドは、勤務日でない土曜日の早朝に植えて下さいました。髙野先生は、「生徒が学ぶ学校だからこそ、花のある整った環境が大切なんです。」と話されています。髙野先生の「心配り」に心からの敬意を表します。

【校長室よりNo.35】心に栄養を(読書のススメ)

中高生の本離れが社会問題になっておりますが、本校の昼休みの図書室には、たくさんの生徒が集っています。今日は、「ブラインド・ブック」というイベントを行っていました。下の写真のように、従来のブックカバーではなく、その本を紹介する帯を着けた本が並んでおり、その帯を見て借りる本を選ぶという取り組みです。希望者が多数だったため、くじを引き、当たった生徒のみがブラインドブックを借りられるという取り組みでした。読書は、心の栄養です。活字から得られる情報は、想像力を豊かにするとともに、豊かな情操力も養います。これからも中村中の生徒が多くの本に触れてくれることを期待します。

【校長室よりNo.34】歴史的な初日(中村中父親の会発足)

今年度の中村中学校は、『地域と共にある学校づくり』を目指しており、その取り組みの一つとして父親の会を募集しました。驚くことに、50名を超えるお父さん方にご登録いただき、先日のスポーツフェスティバルには、30名のお父さん方がかき氷を作りに来て下さいました。この組織の名前を、NFA(Nakamura Father's Association)としました。このNFAは、今後、10年20年と引き継がれることを期待します。そして、今の中学生が父親になり、地域・母校を愛して、NFAの組織に入って活動することを期待したいと思います。このような意味でも、令和5年6月24日は、歴史的な初日になったのではないかと思います。

【校長室よりNo.33 】温かさに包まれて(スポーツフェスティバル)

6月24日に、令和5年度スポーツフェスティバルが青空の下で開催されました。多くの保護者の方々やご家族にご来校いただき、NFA(中村中学校父親の会)の方々によるかき氷の提供もあり、午前中のみと言う短い時間でしたが、盛大に開催することができました。生徒たちも、クラスの団結力を示し、一生懸命競技をしたり、大声で声援したりしていました。そして、何よりも多くの保護者の方々から、「温かい雰囲気で素敵ですね。」とお声をかけていただきました。初夏の暑い日でしたが、とても素敵な一日となりました。

【校長室よりNo.32】若きエネルギー(スポーツフェスティバルに向けて)

いよいよ明日がスポーツフェスティバルです。期末テストや雨天のため、十分な練習ができなかったようですが、本日の昼休みはほとんどの学級が縄跳びやリレーの練習をしていました。「若きエネルギーって素敵だな。」と思わせてくれた瞬間でした。明日のスポーツフェスティバルでは、今年度結成した父親の会の方々が、生徒たちにかき氷を振る舞って下さいます。保護者の皆様も地域の皆様も、中村中生徒の「若きエネルギー」と体いっぱいに浴びにおいで下さい。

【校長室よりNo.31】期末テストに向けて

本日(6月20日)から期末テストが始まりました。1年生にとっては、中学校に入学して初めての定期テストとなります。今朝立哨指導をしながら、「テスト頑張ってね。」と声をかけると、多くの生徒たちが、「はい、頑張ります。」と答えてくれました。定期テストは、これまでの学習の成果を確認する絶好の機会です。「こだわり」を持って全力で取り組んでくれることを期待します。(写真は、初めてのテストを受ける1年生)

【校長室よりNo.30】学びに向かう中村中

明日(6月20日)からは、第一学期の期末テストです。テスト前の今日の放課後は、「学習タイム」として、各学年の各教科の先生たちが生徒たちの質問に答えていました。先生たちはテストの印刷等の準備があるにも関わらず、質問しようと教室に残った生徒たち一人一人に丁寧に教えていました。学びは「団体戦」とも言われます。学級や学校全体が学びに向かう雰囲気になると、自ずと勉強をしなければならない雰囲気になります。テストの点数だけが大切ではありませんが、テストに向かって努力することは大切です。中村中が学びに向かって高め合うことを期待します。

【校長室よりNo.29】命を守る水泳(プール開き)

本日、初夏の日差しを浴びながら、令和5年度のプール開きを実施しました。3年生の授業に合わせて、体育委員長さんからの挨拶がありました。「楽しみながらも、十分安全に注意してプールの授業を受けて下さい。」とのお話でした。近年では、水泳の授業を嫌う生徒も少なくありません。しかし、泳ぐことは自分や家族の命を救うことにもつながります。私からは「最低でも25mが泳げるように一緒に頑張りましょう。」と伝えました。「校長先生も一緒に泳いでくれるんですか?」という、うれしい言葉をたくさんの3年生がかけてくれました。短い期間ですが、安全で有意義な水泳の授業が展開されることを祈っています。

【校長室よりNo.28】郡市総体を終えて

6月9日から13日にかけて、芳賀郡市総合体育大会各種大会が実施されました。(陸上のみ27日実施)出張の関係でバレー部のみ応援に行くことができませんでしたが、その他の部活動の応援をしてきました。卓球部が団体戦・ダブルス・個人戦で県大会に駒を進めましたが、その他の部もあと一歩というところまで善戦しました。約2年半、共に汗を流し、共に切磋琢磨した仲間との時間はかけがえのないものとなったことと思います。それは、試合を終えて心からの涙を流す生徒たちの姿から感じ取ることができました。郡市総体における中村中生徒の様子から、「清々しい」という言葉をイメージしました。はつらつとしたプレー、心からの笑顔、敬愛の涙は私たち大人にも感動を分け与えてくれました。たくさんの応援をいただいた保護者の皆様にも心から感謝いたします。

【校長室よりNo.27】郷土に誇りをもつ(栃木県民の日)

6月15日は、栃木県民の日です。各学級で担任から県民の日の意義について話していただきました。1873年に栃木県と宇都宮県が合併して150年目を迎える記念すべき日です。本日の給食も、「栃木県民の日・いちごの日給食」と題して、メニューも【県産ハンバーグのおろしソース・かんぴょうごまあえ・ゆば入りみそ汁・県民の日デザート】でした。ご家庭でも共有していただけると幸いです。

【校長室よりNo.26】夏の扉

(この題名を見て、ある歌手の歌を思い浮かべた方もいらっしゃることと思います。)

本日、夏を思わせる晴天の下、保健体育の授業でプール清掃を行っていました。時にはじゃれ合って水をかけあい、ジャージを濡らしながらも友達と楽しそうにプール清掃をする姿に、思わず微笑まずにいられませんでした。来週から、水泳の授業が始まるようです。笑顔輝く中村中生徒が、水泳を楽しむ姿が楽しみです。

【校長室よりNo.25】指導力

本校の美術を担当する坂本教諭は、再任用として長年美術の指導に情熱を注いできた教員です。美術の授業では、生徒一人一人に対して丁寧にアドバイスをし、その技術を伝えています。それ故、生徒たちの絵はそれぞれの個性が表現されていながらも、高い表現力であることがうかがえます。今年度、中村中学校は真岡市教育委員会「学力向上推進校」に指定され、2年間をかけて研究を進めることとなります。生徒たちの学力や表現力は、教師の指導力に委ねられるとの考え方で、すべての教科における指導力を高める努力をしていきます。

【校長室よりNo.24】読書のすすめ(心に栄養を)

近年、小中高生の読書離れが社会的な問題となっています。中村中は幸運なことに、週1回司書の方においでいただき、図書室の環境整備をしていただいています。加えて、司書教諭の資格を持つ谷地舘教諭が、生徒たちの読書に対する興味関心を高めるための様々な工夫を凝らしています。下の写真はその一部で、図書室には、「本屋大賞の本」「探求のための本」「教科書に出てくる本」「課題図書」などのコーナーが設置されており、図書室に行くとまずⅠ番目に目を引く掲示がされています。読書は、「心の栄養」とも言われ、様々な知識を得ることができると同時に、豊かな感受性を育むことにもつながります。より多くの生徒が読書に親しみ、豊かな感性をさらに高めることを期待します。

【校長室よりNo.23】一隅清掃

中村中は、「一隅清掃」として、生徒が自らの意思で隅々まで清掃する活動を伝統的に取り入れています。下の写真は、そのシーンの一つです。1年生がトイレの床や便器を、丁寧に拭き取っていました。トイレはもちろんピカピカになりました。しかし、それ以上にきれいだと感じたのは生徒たちの心です。諸先輩方が築き上げた「一隅清掃」は、中村中生徒の心に浸透しているようです。

【校長室よりNo.22】学校が安全基地であるために

令和5年度が始まって2ヶ月。修学旅行をはじめとし、各学年の旅行行事も無事に終了しました。今朝も、笑顔で元気な生徒たちと挨拶を交わし、新鮮な気持ちになりました。しかし、一方では意図しているか否かは別として、心を痛める事案が起きていることも事実です。本日、1・2年生のそれぞれの学年集会において、「人を傷つける行為は決して許されない」こと、「誰もが幸せになる権利を有しているので、学校がすべての生徒にとって安全基地になるように」を生徒たちに心からお願いしました。ご家庭でも、すべての生徒にとって学校が安全基地になれることをお話いただければ幸甚です。

【校長室より No.21】生きる力

修学旅行2日目 生徒たちは班別行動でした。出発前にそれぞれがタクシーの運転手さんに雑巾を寄贈し、感謝の気持ちで出発しました。予定の時間までに全ての生徒が無事に旅館に戻り、安堵しております。班別行動とはいえ、友達と意見を擦り合わせて、時には譲ることもあったことと察します。人間社会で、協力し合うための「生きる力」を磨いた生徒たちは、より一層逞しく見えました。

【校長室より No.20】ご縁

修学旅行2日目 私は、大原にある三千院を訪れました。三千院の門主であられる小堀様から中村中学校にお手紙をいただいたことがきっかけでした。小堀様は、三千院に来られる前は比叡山延暦寺の僧侶でおられました。そこで何度か中村中のご対応をしてくださり、これまでの中村中生徒の素晴らしさをお心に残してくださって、お手紙をお送りいただいたとのことでした。写真のように青い紅葉と苔が印象的な三千院。小堀様の有難いお言葉と三千院の心休まる情景に、自分自身を清める時間をいただきました。来年は、できれば生徒と訪れたいと思います。諸先輩方のご努力により素敵なご縁をいただけたことに心から感謝した2日目でした。

【校長室より No.19】誠実さが表現された修学旅行1日目

本日より三年生の修学旅行に同行しております。52年目を迎えたクリーン修学旅行です。全生徒が心を込めて縫った雑巾を、法隆寺と東大寺、そしてバス会社に寄贈しました。いずれの寺院も、仏像等の清掃に使ってくださっているとのお話をいただき、改めてこの取組の偉大さを実感しました。そして、いずれの見学場所でも礼儀正しく、誠実な態度の中村中三年生の素晴らしさに、感動した修学旅行初日となりました。

【校長室よりNo.18】ことばの力

以前にもこの校長室よりでお知らせしましたように、生徒たちは毎朝、笑顔で、時には手を振って挨拶をしてくれます。それだけで、希望と感謝の気持ちで一日の始まりを迎えることができています。5月19日の朝、いつもの通り「おはよう」と声をかけると、「校長先生も、いつもありがとうございます。」と声をかけてくれたのです。目頭が熱くなり、お礼の言葉さえも言うことができませんでした。「ありがとう」の言葉が、こんなにも人の心を温めてくれることを、改めて実感した朝でした。【ことばの力】を教えてくれた生徒に、心から感謝します。