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校長室より

国際交流30周年に向けて

今年度は、台湾斗六市正心高級中學と交流30年の記念すべき年です。

本校は、正心高級中學と1993年に姉妹校提携をし、翌1994年11月に第1回訪問団を派遣させていただきました。以後、毎年、相互に訪問し合い、常に敬意と深い愛情をもって互いの文化、歴史を認め合い国際的な視野を広げられたことに感銘しております。

新型コロナウイルス感染症対策のため、3年間、直接交流ができない期間がありましたが、今年度は7月に正心高級中學の皆さんをお迎えし、そして、11月には、台湾斗六市を訪問する予定でいます。

本日の西中タイムを利用し、交流活動の歴史、台湾の特色等を生徒に説明いたしました。今後、国際社会で生きることが予想される生徒、真剣な眼差しで画面を見つめる生徒が印象的でした。

 

 

何より大切な命を守るため

4月11日(火)自転車の安全な乗り方教室を実施いたしました。

本校の学区は、坂道や見通しの悪い交差点が多く、交通事故が起きやすい状況です。

交通ルールを厳守し安全に登校するとと同時に、マナーアップを心掛け、地域の人たちへの感謝を抱いてほしいと願っています。

 

入学式 春の暖かな日差しの中で

令和5年度入学式が、全校生徒、保護者、教職員参列の下、挙行できましたことを感謝申し上げます。

103名の新入生、本校のスローガン「挑戦~夢を志に」をしっかり意識し、素晴らしい中学校生活となることを願っています。

保護者の皆様、本日はお子様の御入学、誠におめでとうございます。学校と御家庭、そして地域との連携を大切に全力で教育活動に取り組んでいきたいと思います。

 

ありがとう、真岡西中学校(校長室より)

この度の定期異動で、真岡東中学校勤務を命ぜられ、真岡西中を離れることになりました。
2年間、明るく素直で元気いっぱいの生徒たちに囲まれ、また、保護者の皆様、地域の皆様から格別の御厚情を賜り、充実した日々を過ごすことができました。

学校だよりはもとより、学校ホームページに関しても、多くの方々に御覧いただき、心より感謝申し上げます。
「校長室より」におきましても、様々な内容を発信して参りましたが、特に、学校経営理念である、「自立貢献:『地域貢献』『国際貢献』を合言葉に、人と人を紡ぐ温かな街、ふるさと真岡を愛し、夢を持って、広く国際社会で活躍できる生徒を育成すること」に関する内容を、数多く配信させていただきました。

校長として、至らない点が多々あり、十分な成果を上げることはできませんでしたが、本校を巣立っていく生徒の様子から、3年間の確かな成長と明日への希望を感じることができ、幸せでした。

勤務先は変わりますが、真岡西中学校のますますの御発展を、心よりお祈り申し上げます。 
2年という短い間ではありましたが、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

大好きな真岡西中学校、さようなら。

令和5年3月31日  校長  市村 政幸

宇宙の深淵と無限の可能性(校長室より)

連日の暖かさで、校庭のソメイヨシノも三分咲きほどになり、4月を待たずに散ってしまうのではないかと心配しているところです。

さて、多くの数を表す言葉に「星の数ほど」という言葉があります。
では、この宇宙には、どれぐらいの星の数があるのでしょうか。
肉眼で見ることができる星は、約4000個です。
しかし、宇宙全体では、ずっと多くの星があることが分かっています。

一般的な大きさの銀河には星が50兆個ぐらいあり、その銀河が宇宙には2兆個ぐらいあります。
その結果、宇宙全体の星の数は、地球上にある全ての砂の数よりはるかに多いとされています。
ちょっと信じがたいですが、事実です。

では、この宇宙はどのように誕生したのでしょうか。最新の宇宙論の一つを紹介します。
宇宙は「完全な虚無の世界」である、マザーユニバースから誕生したと考えられています。
今から138億年前にマザーユニバースの一部が変形し、暗黒エネルギーが解放されて他の場に供給され、偶然宇宙が誕生しました。

大きさは、1000兆分の1mほどの大きさしかありませんでした。
その後、急激なスピードでインフレーションと呼ばれる膨張が起こり、その直後にあの有名なビッグバンが起きたとされています。
そして宇宙誕生の3分後から、現在の宇宙にある物質すべての性質を決める元素ができはじめ、その後何種類もの原子がつくられ、やがて星がきらめき銀河が渦巻く、広大な宇宙ができあがりました。

次は、宇宙に終わりはあるのかという問題です。ここでは、宇宙に存在する物質を考える必要があります。
星の原料など私たちの知っている物質は、宇宙の全ての物質のわずか5%ほどでしかなく、残り25%が暗黒物質、さらに残り70%が暗黒エネルギーだということが分かってきました。

様々な研究から宇宙は、このまま加速度的な膨張が続くと考えられています。すると最後はどうなるのか。
全ての恒星が燃え尽き、銀河が消滅し、全てが薄まり続ける宇宙の中で、最後に残ったブラックホールすらも蒸発し、広がりすぎたがゆえに何も起きない漆黒の闇、冷たい静寂の宇宙、「ビッグウィンパー」が訪れるとされています。

宇宙について、誕生から終焉まで駆け足で見てきました。
不確実な部分はありますが、長い長い宇宙の歴史からすれば、極めて短い歴史しか持たない人類が、宇宙の謎の解明までもう一歩のところまで来ていることが、すごいと思います。
まさに、人間の無限の可能性を感じます。

AIの進化などにより予測困難な変化の激しい時代を生きる皆さんだからこそ、自分の無限の可能性を信じて、自らの未来を力強く切り拓いていくことを切に願っています。