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2021年10月の記事一覧

たすきに込めた西中魂

一昨日、10月26日(火)に郡市駅伝競走大会が行われました。
昨年度は、コロナ禍によりトラックでのタイムレースとなりましたが、今年度は2年ぶりに井頭公園でたすきを使った熱いレースが展開されました。
本校は、男子第3位、女子第4位と大健闘!アベックでの県大会出場を果たしました。
男女アベックでの県大会出場は、創立以来初の快挙ということで、本当におめでとうございます。

私自身は、都合で会場での応援はできませんでしたが、報告によると男女ともコンマ1秒でもタイムを削ろうと懸命の走りでたすきをつないだとのこと。
特に男子は、大接戦を制し、5区・6区で逆転しての第3位ということで、感激もひとしおだったのではないかと思います。

本校のスローガンは、「挑戦 ~夢を志に~」です。
当日出場した選手はもちろん、特設駅伝部のメンバー全員が、県大会出場を夢で終わらせずに、志にまで高めてその思いをたすきに込め、仲間を信じて必死でつないだことが、今回の結果につながったと思います。
正に絆の勝利です。
また、応援に駆けつけてくれた保護者の皆様、本当にありがとうございました。
皆様の声援は、選手にとって大きな力となりました。

県大会は、11月6日(土)に那須野が原公園で行われます。
西中魂で郡市大会以上の熱い走りを期待しています。頑張ってください。

10月の校長講話(読書のすすめ)

昨日、10月13日(水)に久しぶりに校長講話を行いました。
コロナ禍により、今回も校長室からのオンライン配信とせざるを得ませんでした。
10月15日からは、警戒度レベルが県版ステージ2に下がりますので、体育館での全校朝会が実施できるのではないかと考えています。
生徒の皆さんの前で、直接お話できるのを楽しみにしています。

校長講話では、次のことを話しました。
1 引き続き感染防止対策を徹底してほしい。
2 吹奏楽部及び特設合唱部の活躍、特設駅伝部への期待
3 西輝が丘祭・合唱コンクールへのエール
4 読書のすすめ

4の「読書のすすめ」の主な内容は、以下のとおりです。



10月10日の新聞に、子供たちの読書離れについての記事があった。
それによると月に一冊も本を読まない割合が、何と中学生は15.2%となっている。

なぜ読書は必要なのか。それは、読書をすることで、読解力や想像力,思考力,表現力等を養うとともに、多くの知識を得たり、多様な文化を理解したりすることができるようになるからである。

もう少しイメージしやすい言葉で表現すると、読書によって自分の知らないことが明らかになり、世界が広がる。
そのことが、豊かな人生を送る上でとても大切になる。

成人して自分で働くようになれば、基本的には自由であり、どう生きるかは自分で決める必要がある。
生き方を決めるときには、大きな地図(知っている世界の広さ)と正確な羅針盤(進むべき方向を示すもの)が必要になる。
読書をすることで、地図の大きさはどんどん広がり、羅針盤はより正確なものとなっていく。

そして、最も大切なことは、その年代のときにしか得られない感動、深い気付きがあるということ。
中学や高校時代に感銘を受けた本を、大人になってから読み返しても、若いときのような感動がなく、さらりと流れてしまうことが多い。
読書は後で、大人になってからすればよいというのは大間違い。今だからこそ読むべき。

中学生におすすめの本を3冊ほど紹介する。

1冊目:辻村深月さんの『かがみの孤城』
学校に行けない7人の子供たちの再起の物語、全てがつながるラストは、明日への希望満載。生きづらさを感じている人への素敵なプレゼント!

2冊目:ダニエル・キイスさんの『アルジャーノンに花束を』
幼児並みの知能しか持たなかったチャーリィは手術により知能を向上させる。今まで知らなかった愛や憎しみ、喜びや孤独を知った先にあるのは果たして…。涙なしには読めない名作。

3冊目:寺地はるなさんの『水を縫う』
主人公である手芸好きの男子高校生のまわりの人間模様から、「普通」を押し付けられることの違和感が描かれている。そもそも普通とは何なのか。世の中の普通を踏み越えていく、清々しい家族小説。

秋の夜長、是非、家族みんなで良書に親しんでほしい。

祝!真鍋淑郎氏 日本人28人目のノーベル賞決定!

既にご存じのこととは思いますが、真鍋淑郎氏のノーベル物理学賞の受賞が決定しました。
日本人として28人目の受賞ということで、うれしい限りです。

受賞理由は、「球温暖化を予測する地球気候モデルの開発」です。
二酸化炭素の大気中濃度の変動が、気温に影響を及ぼし得るという事実は、19世紀から認識されていました。
しかし、地球の気温は太陽から受け取る熱、放出される熱の収支のほか、大気や海、陸地の間の熱のやりとりが複雑に絡み合い、科学的な分析や議論ができる状況にはありませんでした。

真鍋氏は1960年代、計算対象を高さ40キロの柱状の空間に限定した「1次元モデル」を構築。
複雑な事象を適切に単純化することで、コンピューターの性能が現在とは比較にならないほど貧弱だった時代に、二酸化炭素の影響を実証する手法を確立。
二酸化炭素濃度が2倍になると、地球の気温が2度以上上昇するとの計算結果を発表しました。

現在はコンピューターの性能向上により、モデルも3次元に拡張されるなどシミュレーションも高度化されています。
スウェーデン王立科学アカデミーは授賞理由の解説で「地球の気候に関する知識に確かな基盤を提供した。人類に最大の利益をもたらすことに貢献した。」と賛辞を贈っています。

二酸化炭素濃度の上昇に伴う地球温暖化対策は、国際社会の喫緊の課題となっています。
間氷期には約280ppmでほぼ一定だった二酸化炭素濃度は、産業革命以降増え続け、2018年には400ppmに達しています。
急激な二酸化炭素濃度上昇と連動するように地球の平均気温は上昇し、2017年時点で産業革命前より1℃上昇、2040年頃には、1.5℃程度の上昇になると言われています。
このまま温暖化が進行すると、極域にある巨大氷床の融解が進み、海面が今より10~60m上昇する可能性があります。
仮に海面が60m上昇すると海岸線が真岡市付近まで来るなど、関東平野はその大部分が水没してしまいます。

私たち大人はもちろんですが、未来を生きる生徒たちにも、この問題を自分自身の問題として意識してもらう必要があります。
新学習指導要領においても、ESD(持続可能な開発のための教育)が、指導要領全体の基盤となる理念として組み込まれています。
本校でも、各教科等の授業や総合的な学習の時間などを通して、SDGsの推進と併せて、様々な環境問題について自分に何ができるかを考えさせるとともに、どのような方法で環境問題に関する国際貢献ができるのかを考えさせていきたいと思います。