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校長室より

「挑戦~夢を志に~」、総体での必勝を期す

昨日、6月29日(火)、選手壮行会を行いました。
多くの保護者に皆様に、御参観いただき、ありがとうございました。

私からの激励の言葉の要旨は、以下のとおりです。


試合において最も大切なのは、技術でもオーダーでもなく「強い気持ち」です。
相当の実力差がある場合は、気持ちだけではどうにもなりませんが、10回試合をして1回でも勝てる相手であれば、本番の気持ち次第で互角の勝負に持ち込むことができます。
「強い気持ち」は、練習で自分をどれだけ追い込めるかにかかっています。
きつい練習にも逃げずに立ち向かってこそ、初めて自信をもって「強い気持ち」で試合に臨むことができるのです。
大会本番は、努力を信じて「強い気持ち」で試合に臨み、最後まで諦めることなく戦い抜いてください。
そして、県大会出場、関東大会出場などの目標を達成してほしいと思います。

次に、部活動を通して学び深めてほしいことを二つ話します。
一つ目は、「仲間との絆」です。自分がこれと決めた部活動で頑張った3年間。ときには練習がきつくて、くじけそうになることもあったでしょう。そんなときに、励ましてくれた仲間。自分のミスで試合に負けて、落ち込んだときもあったかもしれません。、そんなときに、寄り添い元気付けてくれた仲間。そんな、大切な仲間との絆を信じて試合に臨み、より深めてほしいと思います。

二つ目は、「感謝の気持ち」です。皆さんが3年間部活動を続けてこられたのは、多くの人の助けがあったからです。まずは、休日返上で皆さんを指導してくださった顧問の先生方。ときに見せる厳しさは、皆さんを思ってのことです。そして、部活動によっては、外部コーチやOBの方にお世話になったところもあるでしょう。その方々への感謝は忘れてはいけません。そして、何といっても後ろにおられる保護者の方々。ユニフォームの洗濯や試合のときの送迎、お弁当、応援、差し入れとどれだけ助けられたか分かりません。その「感謝の気持ち」をもって試合に臨んでください。


 本校のスローガンは、「挑戦 ~夢を志に~」です。
「西中魂」を胸に、自分を信じて、仲間を信じて、強い気持ちで大会に挑戦していく皆さんの活躍を、切に願っています。頑張ってください。
また、文化部の皆さん、クラブチームで練習している皆さんも、それぞれのコンクール、作品展、大会等での活躍を祈念しています。頑張ってください。

 

明日の晩は、「ストロベリームーン」

今日は、期末テスト1日目でしたが、できはいかがだったでしょうか。
明日の2日目に向けて、全力で学習に取り組みましょう。

ところで明日25日(金)は満月ですが、アメリカの先住民が6月の満月を「ストロベリームーン」と呼んでいたの知っていますか。
アメリカの先住民は、満月を季節の変化の節目にしながら農作業や狩猟などを行っていて、各月の満月に次のような名前を付けていました。(地方によって呼び方は違っていたようです。)

1月  : Wolf Moon/Old Moon(狼が空腹で遠吠えをする頃)
2月  : Snow Moon/Hunger Moon(狩猟が困難になる頃)
3月  : Worm Moon/Sap Moon(土から虫が顔を出す頃/メープル樹液が出る頃)
4月  : Pink Moon(フロックス/Phlox というピンクの花が咲く頃)
5月  : Flower Moon(花が咲く頃)
6月  : Strawberry Moon(イチゴが熟す頃)
7月  : Buck Moon(雄ジカの新しい枝角が出てくる頃)
8月  : Sturgeon Moon(チョウザメが成熟し、漁を始める頃)
9月  : Harvest Moon(収穫の頃)/Corn Moon(とうもろこしを採取する頃)
10月: Hunter’s Moon(狩猟を始める頃)
11月: Beaver Moon(毛皮にするビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける頃)
12月: Cold Moon(冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃)

6月の満月は、イチゴが熟し収穫できる頃ということで「ストロベリームーン」なのですね。「いちご日本一の街もおか」にぴったりの名前ですね。
明日は、期末テスト終了の達成感に浸りつつ、月に様々な名前を付けたアメリカの先住民の生活に思いをはせながら、夜空を見上げてみてください。
なお、満月が地平線近くにあるときは、大気の影響により少し赤く見えるかもしれません。
ちなみに、満月の南中高度は、太陽とは反対で6月が一番低くなります。

 

「凡事徹底」と「3つの約束」

本日、校長講話を行いました。
前半は、写真を見せながら、春季各種大会やスポーツフェスティバルの振り返りを行い、一層の活躍をお願いしました。
後半は、「凡事徹底」と「3つの約束」の話をしました。主な内容は、以下のとおりです。


サッカーのW杯では、日本人サポーターの行動が注目された、忘れられない出来事がありました。
2014年に開催されたブラジル大会で、日本は初戦でコートジボワールに、惜しくも「1-2」で敗れましたが、その後のサポーターの行動が全世界のネットやメディアで絶賛されたのです。
彼らは、客席を日本代表チームと同じ「サムライブルー」に染めるために青いビニール袋を使用していました。試合後、サポーターはそのビニール袋を活用し、ゴミを拾い、後片付けをしてからスタジアムを後にしました。
この行為が絶賛されることとなります。

この活動は特別のものではなく、日本が初めてW杯に出場したフランス大会から行ってきた「当たり前のこと」だったのです。
しかし、この当たり前のことができないのが現実であり、だからこそ絶賛されたのです。
では、なぜ日本人サポーターは「当たり前」にできるのでしょうか。それは、自分のことよりも周囲の人のことを優先して考えることができるからです。
そこには、「感謝」や「思いやり」といった気持ちが強く含まれています。

日本を美しくする会相談役の鍵山秀三郎さんは、「凡事徹底」という言葉で「平凡を非凡に努めること」の大切さを伝えていらっしゃいます。
鍵山さんは、真岡にもあるカー用品店イエローハットの創業者で、一代で会社を1部上場企業にまで育て上げました。「掃除の神様」とも言われ、トイレ掃除が自分や周囲の意識を変え、会社や社会をも変えるとの信念を持って経営に取り組んだことで有名です。
「当たり前」のことを続けることは、簡単そうに見えて難しく、自分のことを優先してしまうと、ゴミを拾わなかったり、靴をそろえたりできないことがあります。
「for me(自分のために)」ではなく「for you(誰かのために)」の気持ちをもって生活することが、集団生活では何よりも大切なのです。
本校の「3つの約束」、「時を守り、場を清め、礼を正す」も「凡事徹底」につながる「当たり前」のことですが、そこには、相手への「感謝」や「思いやり」の気持ちが込められています。
「for me」ではなく 「for you」の気持ちをもって、「3つの約束」をしっかり守っていきましょう。気持ちを込めて「3つの約束」を守ることが、きっと皆さんの成長につながるはずです。


「3つの約束」の意味を考え、しっかりと守っていきましょう。

6月15日は、「県民の日」

今日(6/15)は、「県民の日」です。
「県民の日」の歴史は意外と浅く、昭和60年9月に公布施行ですので、実際には昭和61年6月15日が最初の「県民の日」となりました。
明治4年7月に廃藩置県が実施され、それまでの「藩」はすべて「県」となり多くの県が成立しましたが、その中に「栃木県」の県名はありませんでした。
明治4年11月に「栃木県」と「宇都宮県」の2つに整理統合されました。「栃木」という県名は、このときの本県最初の県庁所在地「栃木町(現在の栃木市)」に由来しています。
そして、明治6年6月15日に栃木県と宇都宮県が合併し、おおむね現在と同じ県域の栃木県が成立したため、この日を「県民の日」としたそうです。
「県民の日」は、県民一人ひとりが、郷土への理解と関心を深め、県民としての一体感のもと、より豊かなふるさと栃木県を築きあげることを期するために制定されたものです。

本日、お弁当の時間に校内放送で「県民の歌」を流し、本県のシンボルについて説明を受けるなど、郷土愛を深めるよいきっかけとなりました。

栃木県のシンボルは、以下のとおりです。(県章、県木「トチノキ」、県獣「カモシカ」、県花「ヤシオツツジ」、県鳥「オオルリ」)

 

紫陽花の花に思う

週末には梅雨入りも予想されていますが、紫陽花(アジサイ)の花が美しい季節となりました。
先日も校長室に紫陽花を飾っていただき、気分良く毎日を過ごしています。
「念ずれば花ひらく」で有名な詩人・坂村真民さんの「あじさいの花」という詩を紹介します。

まるくまるく
形のよいものになろうとする
やさしい心の
あじさいの花
きのうよりもきょうと
新しい色になろうとする
雨の日の
あじさいの花

紫陽花の花のように、西中の生徒もやさしい心で「まるくまるく」まとまって、昨日よりも今日、今日よりも明日と「新しい自分の色」「新しい西中の色」を見つけてほしいと思います。