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校長室より

動物との共生(動物愛護週間)

来週の9月20日から、動物愛護週間(9/20~26)が始まります。
動物愛護週間は、法律によって、「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼育についての関心と理解を深めるようにするため」に設けるよう、定められているものです。

ペットとして飼われている犬や猫の多くは、家族として愛情を注がれ大切にされています。
しかし、中には心ない人もいて、新しく生まれた小さな命を含め、「捨て猫、捨て犬」が見られます。
自然教育センターに勤務していたときにも、敷地内に子猫が捨てられていたことが何度かありました。
飼い主が見つからない犬や猫は、動物愛護センターで一時保護されます。
そして、一定期間新しい飼い主を探しますが、どうしても見つからなければ、最後は殺処分となります。
殺処分の件数は、年々減ってきてるとはいえ、昨年度だけで3万匹以上の犬や猫が殺処分されています。

殺処分に関わっているある獣医さんは、「動物の命を助けたくて獣医になったのに、動物の命を奪うことになるなんて…」と悲痛な胸の内を吐露しています。

ドイツは、殺処分ゼロを実現してると言われています。
「日本に生まれなければよかった」
動物たちにそう言われないよう、人も動物も幸せに暮らせる社会を実現していきましょう!

合唱コンクールに向けて(合唱曲一覧)

コロナ禍による分散登校が先週で終了し、少しずつ日常が戻ってきました。
しかし、油断は禁物です。
緊急事態宣言の事実を重く受け止め、感染防止対策については、引き続き最大限の注意を払って取り組んで参ります。

さて、日課である1校時の授業参観を行っていると、CDの歌声が聞こえてきました。
曲は、アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓  十五の君へ~」でした。
3年4組の合唱曲です。

現在、「西輝が丘祭」の実施方法を検討しているところですが、合唱コンクールは実施する予定です。
もちろん、緊急事態宣言下では通常の合唱練習はできませんが、CDを聴いて自分なりに音程を取ったりしています。
今後、感染状況が落ち着けば、本番に向けて少しずつペースを上げていく予定です。

合唱コンクールは、学級の結束が試される、西輝が丘祭最大の見せ場です。
各クラスの仕上がりを期待しつつ、10月23日の本番を楽しみに待ちたいと思います。
頑張ってください。
なお、各クラスの合唱曲は以下のとおりです。

1-1 HEIWAの鐘          
1-2 大切なもの
1-3 絆
2-1 心の瞳
2-2 輝くために
2-3 次の空へ
3-1 証
3-2 結
3-3 虹
3-4 手紙

東京パラリンピックと共生社会の実現

一昨日、9月5日(日)に、東京パラリンピックが閉幕しました。
日本選手団は、金メダル13個を含む、史上2番目となる51個のメダルを獲得するなど、金メダルゼロに終わった前回のリオ大会から、歴史的な大躍進となりました。
今回のパラリンピックは、自国開催ということで多くの競技がテレビ放映され、ボッチャなど今までなじみの少なかった競技についても、より詳しく知ることができました。

今回の東京オリンピック・パラリンピックでは、大会ビジョンの基本コンセプトの一つに、「多様性と調和」を掲げています。具体的には、以下のとおりです。
「人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩。」
「東京2020大会を、世界中の人々が多様性と調和の重要性を改めて認識し、共生社会をはぐくむ契機となるような大会とする。」

現在、学校では、障がいのある子供と障がいのない子供が、できる限り同じ場で共に学ぶことを目指すインクルーシブ教育を推進しており、そのために必要な合理的配慮も提供しています。
様々な障がいを乗り越え、最後まで諦めない懸命のプレーが多くの感動を生んだ東京パラリンピック。
そんな選手一人一人の頑張りに負けないよう、本校では、今後もインクルーシブ教育の推進及び特別支援教育の充実に力を入れて取り組み、多様な人々が共に生きる「共生社会」の実現に向けた確かな一歩を踏み出していきたいと考えています。

第2学期始業式 ー情熱、気力、モチベーションー

昨日、9月1日(水)より、第2学期がスタートしました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、市内全小・中学校で分散登校を実施しており、本日をもって全生徒登校となりました。
分散登校としたことで教室内の生徒同士の距離は十分に保たれ、また、感染防止対策に伴う様々な指示事項を生徒が率先して守っており、安全に2学期がスタートできました。
生徒の健康・安全を守るため、今後も感染防止対策を徹底して参りますので、御家庭におきましても家族全員の健康観察の徹底や不要不急の外出自粛、友人宅への訪問を控えるなどの対応をお願いいたします。


なお、第2学期始業式に関しては、感染症対策と授業時数確保のために、朝の時間帯を利用してオンラインで校長式辞のみを行いました。
主な内容は、以下のとおりです。


デルタ株は、感染力が従来型の2倍以上と非常に強く、重症化リスクも高いとされています。そして何よりも、デルタ株に置き換わってから、皆さんのような若年層にも感染が拡大しており、場合によっては重症化することもあります。
「こまめな手洗いや手指の消毒、マスクの正しい着用(できれば不織布マスクを)、3密の回避、ソーシャルディスタンスの確保、教室の換気、校内の消毒、感染リスクの高い教育活動の一時停止」などを、改めて徹底していきましょう。
自分の健康と命を守るため、そして友達の健康と命を守るため、今まで以上に緊張感を持って、感染症対策に取り組んでいきましょう。

2学期は3つある学期の中でも最も長く、気候的にも過ごしやすい秋が中心ですから、大きな成果が期待できる学期です。行事や大会等に進んで、そして真剣に取り組み、チャンスを逃さず、自分を大きく伸ばしてほしいと思います。
◇3年生には、西輝が丘祭を中心に、まさに真岡西中の顔として中心となって活躍してくれることを期待しています。そして、何よりも来年に控えた受験に向けて確かな学力を身に付け、夢への扉を自分自身の手でしっかりと開けてほしいと思います。
◇2年生は、3年生の後を受けて、中心となって活動していかなければなりません。そして、やがては生徒会をはじめ真岡西中の顔として本校を背負って立つ必要があります。真岡西中のよき伝統を引き継ぎ、更に発展させる、そんな活躍を期待しています。
◇1年生は、中学生としての土台を作り上げる大事な学期です。土台が小さいと小さな建物しか建ちません。土台が大きくしっかりしていれば、どんな大きな建物も建てることができます。先輩を見習いながら、その土台をしっかりと作ってください。 

大切な2学期を迎える皆さんに、1つのメッセージを送ります。それは「挑戦」に関することです。
将棋の羽生義治九段は、「挑戦」に関して次のように述べています。
「何かに挑戦したら、確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ『情熱、気力、モチベーション』を持って継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」
皆さんは、これから様々なことに挑戦していくことでしょう。
その際、すぐに成果が上がることはまれだと思います。「こんなに頑張っているのでに、どうしてだめなんだ。」とくじけそうになることも多いでしょう。
でも、簡単には諦めないでください。成功をつかんだ多くの人たちは、例外なく強い意志を持って挑戦し続けています。
これから様々なことに挑戦していく皆さんが、挑戦しようと決めたときと同じ「情熱、気力、モチベーション」を持って努力を継続し、成功を手にすることを信じています。頑張ってください。

輝く命、つながる命

自分の番 いのちのバトン   相田みつを

父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で千二十四人
二十代前では—?
なんと百万人を越すんです

過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いまここに
自分の番を生きている

それが
あなたのいのちです
それがわたしの
いのちです


いよいよ明後日、9月1日から2学期がスタートします。
感染の急激な拡大に伴い緊急事態宣言が発出され、学校も分散登校となります。
デルタ株は感染力が強く、若年層でも重症化リスクがあります。
学校としても万全の感染症対策を講じていきますが、生徒の皆さんも感染防止に最大限の注意を払い、自分の健康と命を、そして友人の健康と命をしっかりと守っていきましょう。
世界でたった一つのかけがえのない命を、どうか大切に