校長室から

2018年2月の記事一覧

2月の朝会 校長講話より

2月の校長講話は『命の大切さ』についてでした。
昨年の12月の座間市の殺害事件、今年の1月の八王子市の殺人未遂事件
と、若い人たちの自殺願望の相談にのるふりをしての凶悪事件が連続しまし
た。また、過去40年間の18歳以下の日別自殺者数をみると、学期の始めに多いことがわかります。命の大切さ、失ったら2度ともどらないもの。自殺願望をもたせないためにも、本校のめざす生徒像「自己肯定感を高め、覇気のある生徒」をめざしましょう。
相田みつをさんのことばを2つ紹介しました。
  私がこの世に生まれてきたのは    
  私でなければできないことが
  何かひとつこの世にあるからだ    

  ぐちをこぼしたっていいかな
  弱音を吐いたっていいかな
  人間だもの
  たまには涙をみせたっていいかな
  生きているんだもの

 また、数年前に最優秀賞に輝いた人権作文を朗読しました。内容は、
「父の死を看取った私が『命の重み』を痛感しました。命がどんなに
大事なものか、そして、どんなに儚いものかを。・・・・・
 もし、誰かに対して「死ね」などという人もいつか必ず気づくはず
です。
  軽い気持ちや冗談で言うべき言葉ではないということ。・・・・
私たちのこの命は、自分一人だけのものではありません。何千何万と
いうご先祖たちが繋いできた命であり、生まれ出てからも、たくさんの
人により支えられてきた命です。・・・・・
 今悩んでいる人、苦しんでいるみなさん、安心してください。辛くて
逃げ出したいのは、戦っている証拠。迷っているのは、前に進みたい証拠。
 疲れて立ち止まってしまったのは、そこまで進んだ証拠。どんな出来事
も、自分の今ある命を燃やし、前進するためのエネルギーになるのですか
ら。
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立志式校長式辞より

 
                                                     2年生による合唱 手紙~拝啓 十五の君へ~
立志を迎えた42名の2年生の皆さん、「おめでとうございます。」
 立志式に当たり、人生の目標を人生の目的と結びつけることを考えてほしい。
人は生まれながらにして、人の役に立ちたいという潜在的な欲望をもっています。
人は皆、この世のために役立つように生まれてきてきています。その役割を果た
していると実感したとき、かけがえのない喜び、生きがいを感じるのです。
 マイ・チャレンジの事前学習での事業所の方々や、生き方講話の講師の先生に、生きていく上での指針になる話を聞き、人生の目的の大切さを学びました。
 日本プロ野球史に名を残す名スラッガー、松井秀喜氏がジャイアンツに入団するときの記者会見で「僕は、子供たちに夢を与え、球場に直接見に来てもらえる選手になれるよう頑張ります。」と答えています。彼は高校生のときから、自分は何のために生まれてきたのか、人生の目的が見えていたのです。
 私は、人は何のために生まれくるのか、そこがわからないと勉強をしても、運動をしても身に付かないと思います。人は考え方が変われば取り組む姿勢も変わります。自分は何のために生まれてきたのかを中学校生活の残り1年の中でしっかり考え、「人生の目標」を「人生の目的」と結びつけてください。
 相田みつをさんのことばを紹介し、式辞といたします。
私がこの世に生まれてきたのは
私でなければできないことが
何かひとつこの世にあるからだ
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