校長室から

2018年10月の記事一覧

10月朝会 校長の話〈健やかな体〉

「なぜ、睡眠が大切なのか?」というテーマで話をしました。
7月実施の保護者アンケートと9月実施の睡眠・朝食調査票の結果より
保護者アンケートでは、全学年とも睡眠や朝食がとれていると、肯定回答し
ている割合は90%を越えていました。睡眠・朝食調査票では、睡眠時間が
7時間以上の生徒の割合は、学年が上がるにつれて低くなっていました。
1年生:87%  2年生:75%  3年生:63%
朝食を毎日とっていると回答している割合は、1,2年生は90%を超えてい
ましたが、3年生は金曜日、土曜日に夜更かしをして、翌朝遅くまで寝てい
て朝食をとっていない人が7人いました。部活動がなくなり、土日に早く起
きる必要がなくなって、そのような生活になっていると推測できます。勉強
して寝るのが遅くなっているのとは違うようです。睡眠は一般的に7時間以
上と言われています(必要な睡眠時間には個人差があるとも言われている)。
睡眠不足によって成長ホルモンのメラトニンの分泌が減って、体の成長や
精神的な弱さ(辛いことから逃げる、イライラ等)にも影響しています。また、
朝食抜きは脳の発達を妨げ、記憶力や思考力が弱くなると言われていま
す。よりよい眠りのために次の3点をあげました。
①夜の過ごし方 就寝1時間前に部屋の明かるさを落とす。
           就寝30分~1時間前になったらスマホ等の強い光は浴び
           ない。
②朝食       メラトニンの原料となるアミノ酸「トリプトファン」を多く含む卵、
           乳製品、大豆製品、肉類などを意識して食べる。
③短時間の昼寝 午後2時頃眠くなるのは自然なこと。机に突っ伏して15分く
            らい眠るのがコツ。
睡眠時間をしっかりとった人の方が学習効率が上がり、学力が向上する。
効果的な学習法は、考える内容の教科を先にやって、次に暗記の必要な
内容の教科をやり、すぐに寝ることがよい。例えば、漢字を覚えることをや
って、次にテレビを見てしまうと、覚えたことが消えてしまう。それは、脳の
『海馬』という部分が物を覚える作業をつかさどっていて、寝ている間に覚え
た知識を整理する作業をしているからだそうです。『海馬』は寝ることによって
大きくなるそうです。睡眠不足は、『海馬』を縮めることになるそうです。
認知症の人の『海馬』は縮んでいるそうです。この勉強の組み立て法を実践し
てみてください。
     
話の前に表彰を行いました。

いつも真剣に話を聞いてくれています。
0

学力向上専門員訪問研修会〈確かな学力〉

第8回(昨年度から2年間の取り組み)学力向上専門員訪問研修会を実施しました。
今回の研修のねらいは、「とちぎっ子学力学習状況調査」(2年生実施)等の結果を
もとに分析した本校の学力面の課題を解決するために、授業をどのように改善して
いくかを学び合うことです。
 
 
 
 
3年2組の社会科の授業を、髙橋先生に公開してもらい、その授業をもとに次の2項目
について話し合いました。
①生徒の興味・関心を高め、主体的に学習に取り組む姿勢を育むために、ねらいを生
 徒と一緒に決めていく方法について
②協働して学ぶ力の育成のために、問題文や相手の発表を理解することや考えを相
 手にわかりやすく伝えるために書く力をつける方法について
今後も、自分の授業でそれらのことを意図して実践していくことを確認しました。
次回の学力向上専門員訪問研修会は12月12日に、保体と理科の授業を参観し合っ
て、授業改善、授業力向上を目指していきます。
0