校長室から

2021年9月の記事一覧

2学期始業式校長式辞

 分散登校により、この2学期は始業式を2回行いました。オンラインでの開催になりましたが、子供たちは、それぞれの教室で真剣に式に臨んでいました。以下は、始業式で話した校長式辞です。

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2学期始業式 校長式辞                         R3.9.1(水)・2(木)

「みなさん、おはようございます。

 皆さんが、元気に登校でき、本当に良かったです。

 今回の夏休みは、特別な夏休みでした。それは何かというと、「子供も感染しやすい新型コロナのデルタ株が日本中で猛威を振るっている」中での夏休みだったという事です。そのため、今年の2学期は、皆さんや皆さんの家族を守るため、分散登校での学校生活スタートとなりました。どのような感染対策をすれば良いか、何度も先生方で話し合って、皆さんが安心して学校生活を送れるように準備してきました。皆さんがきちんと約束を守って生活することで、感染を防ぐことにつながります。安心して生活できるように、全員で協力して取り組んでいきましょう。具体的には、各学級で、担任の先生と確認してみてください。そして、学校でも、学童でも、塾や習い事の場でも、買い物に行ったときにも、学校で教わった感染予防対策を行ってほしいと思います。

 校長先生から、2学期の過ごし方について1つお話しします。それは、「顔(がん)晴(ば)れる」人になってほしいということです。「がんばれる」「かおはれる」つまり、明るい笑顔で生活できるようにしてほしいということです。人の悪口を言ったり、人の嫌がる事をやったりする人には「顔晴る」顔はできません。人の良いところを見つけて褒めてみる、自分の頑張りを自分で褒めて自信をつけてみる、自分たちのクラスの良いところを見つけてみるなど、「顔(がん)晴(ば)る」自分の顔をイメージしてみてください。

 夏休みには、オリンピックやパラリンピックが行われました。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。たくさんの感動がありました。選手たち、みんな「顔(がん)晴(ば)った」顔をしていましたよね。校長先生は、皆さんの「顔(がん)晴(ば)る」顔がたくさん見たいです。オリ・パラに負けないくらいの笑顔で溢れる毎日を、この2学期、期待しています。」

 注)「顔(がん)晴(ば)る」は俗語です。各教室で担任から、俗語の意味を説明してもらいました。

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 閉塞感と不安が世の中を覆っており、毎日のように目や耳にする批判や中傷の言葉がさらに心を曇らせている気がします。子供たちには、少しでも安心して、笑顔いっぱいで生活してほしいと願うとともに、私たち大人が、子供たちの笑顔を引き出せるように努力していくことの重要性を、ひしひしと感じています。