校長室から

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立志式

  立志式式辞

 立志式にあたり、1月1日に石川県能登半島で起きた地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地においてご尽力されていらっしゃる方々に敬意を表するとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 本日は、学校評議員様、PTA会長様の御臨席を賜り、令和5年度、立志式が挙行できますこと、心より感謝申し上げます。
 さて、立志を迎えた2年生31名の皆さん、そして保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。立志式は古来の「元服の儀」にならい、15歳を迎える前の中学2年生の時期に「『志』を立て、自分の将来に向けて、精神的な支えにしよう」という儀式です。
 皆さんの教室にも掲示してある、江戸時代の幕末に福井藩(現在の福井県)で活躍した橋本左内という人の書いた「啓発録」を紹介します。
 まず、橋本左内は、学校の日本史にも登場する人物で、蘭方医学を学び、英語・オランダ語・ドイツ語の語学も学んだ博学者です。幼い時は、何をしてもおろそかで、注意が行き届かず、いくら勉強しても進歩が見えない自分に、これでは駄目だと悟った十五歳の時に、立派な大人になるための心得として「啓発録」という文章を書き上げました。「啓発録」には、五つの項目が記載されています。
 1「稚心を去る」 幼い心や甘えを捨てる。
 2「気を振るう」 負けることを恥と考え、油断なく頑張る。
 3「志を立てる」 目標を定めそれに向かって努力する。
 4「学に勉める」 学問を学ぶことは大切である。それを、世の中
           のために正しく生かすことも大切である。
 5「交友を択ぶ」 互いに切磋琢磨できる良き友を選ぶこと。
           何かあった時、真剣に心配してくれる友達こそ
           何よりも大切にすべきである。
 左内は、15歳という人生の節目に立てたこの誓いを守り、11年後、26歳という短い人生に幕を閉じました。しかし、素晴らしい人材として教育や政治に大きな成果を残した人物です。これら5つの項目は、現代の私たちにも、そのまま当てはまるものであり、私たちの気持ちを奮い立たせてくれます。
 先ほど一人一人が堂々と「誓いのことば」を発表してくれました。その様子からは、将来の夢や目標の実現に向かって努力しようとする、強い決意が感じられました。「夢は口に出した瞬間から叶い始める」という言葉があります。是非、自分の描いた将来像に向かって、新たな一歩を力強く踏み出してほしいと思います。
 保護者の皆様に一言お祝いを申し上げます。お子様が立派に成長され立志を迎えられたこと、誠におめでとうございます。ここまで、あっという間の14年間だったのではないかと推察いたします。先ほどの誓いを実現できるよう、今後とも愛情と厳しさを持って見守り導いていただけますよう、お願いいたします。
 結びに、保護者の皆様には、本校への御支援、御協力に深く感謝申し上げ、式辞といたします。本日は誠におめでとうございます。

   令和6年2月2日

                       真岡市立物部中学校長 石田 利雄

 

                   立志者合唱

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中学校入学説明会

1月15日(月)、物部小学校6年生の児童の皆さんと保護者の方に参加していただき、中学校説明会を実施しました。令和6年度の入学生は1月現在で22名を予定しております。

あいさつ
 物部小学校6年生の皆さん、そして保護者の皆様、こんにちは。私は、中学校長の石田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。児童の皆さんや保護者の皆様に、物部中を少しでも理解していただけるよう、短い時間ですが、授業や部活動等を見学してもらい、中学校の様子を肌で感じてもらいたいと思います。また、本校職員から「学習」や「生活」について、新生徒会の役員から学校生活についての説明があります。4月から始まる中学校生活に期待を膨らませている皆さんに、お願いがあります。児童の皆さんは、小学校6年間を通して、「れいぎ正しい子」「勉強・運動大好きな子」「そうじをがんばる子」の物部小学校の目指す児童像を身に付けるため努力してきたと思います。授業の様子や運動会では最上級生として下級生を引っ張り、全力を尽くして競技している姿を観させて頂きました。その姿を残り少ない小学校生活でしっかりと下級生に引き継ぎ、卒業してください。また、この6年間、共に生活してきた友だちや先生方、いつも皆さんを温かく見守ってくれている家族に、感謝の心を持ち続けてください。小学校での「学びや経験」を大切にし、中学校生活でもその「学びや経験」を生かして、成長していくことを期待しています。
 学校は、皆さんの夢を実現するための学びの場です。また、みんなで感動を共有し、絆を深めていく場でもあります。目標や夢をもって中学校に入学してください。皆さんの入学を生徒・職員一同楽しみにしています。

新生徒会役員の生徒から中学校生活について説明

                        

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2024年スタート

生徒の皆さん、保護者・地域の皆様、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

2024年、辰年のスタートです。昇り龍のように、勢いのある活気あふれる学校作りに邁進していきたいと考えております。

3年生の皆さん、5日からの私立高校受験頑張ろう。体調管理に十分気をつけてください。

生徒の皆さん、9日始業式に会いましょう。

保護者・地域の皆様、本年も本校教育活動にご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

2024.1.1

三谷の山から昇る朝日  2024.1.1 am7:11

朝日に照らされる富士山(物部中屋上から)

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2学期終業式

            2学期終業式・校長講話
                                  R5.12.25

 いよいよ、本日で2学期も終了です。一番長いこの2学期。学校行事、部活動の大会・コンクール、各種の作品展など、忙しい日々が続いたかと思います。そこで、学年ごとにこの2学期を振り返って見ます。

 まず1年生、自然教室では、2年生と一緒に協力しての野外炊さん、2日目の創作活動でクラフトテープ・竹風鈴・カラーキャンドル製作など、上手にできましたか。授業を参観すると、常に集中心をもって取り組んでいる姿は立派でした。今後も続けてください。
 また、中学校の運動会や桜町祭はどうでしたか。先輩たちの企画力・行動力に驚いた人もいたかと思います。しかし、頼りになる先輩たちも、いずれは卒業します。少しでも早く先輩たちに追いつき、追い越せるよう、その背中をしっかりと見つめ、努力してください。

 次に2年生、運動部は夏に3年生から部活動を引き継ぎ、各部とも暑い中、新人大会向けて練習に励んでいました。下級生を引っ張り、毎日の練習に励み、最後まで全力で試合をしていた姿は立派でした。吹奏楽部も桜町祭後、練習時間が少ない中でも、県南地区アンサンブルコンテストに向けて延長練習で励んでいました。コンテスト当日のステージ発表は立派でした。
 生徒会役員選挙で令和6年度の新生徒会役員が決まりました。来年1月から動き始めます。現生徒会を手本に、令和6年4月から本格的にスタートができるよう準備をお願いします。
 また、来年2月には立志を迎えます。自分の夢や目標をもち、それに向かって一歩ずつ成長していくことを望みます。

 最後に3年生、皆さんには感謝の気持ちしかありません。運動会や桜町祭、その他の学校行事で、常に先頭に立って下級生を引っ張り成功に導いてくれました。まさに今年の生徒会年間テーマ「開花~可能性への挑戦~」を、行動で示してくれました。本当にありがとう。
 そして、いよいよ受験が間近に迫ってきました。この冬休みの1月5日から8日までと、3学期に入ってすぐに私立高校の受験があります。体調管理に十分留意し、私立志望校に受験者全員が「合格」の二文字を得られるよう、全力で学習に取り組んでほしいと思います。頑張ってください。

 2023年は、スポーツ界で全国民が盛り上がりを見せた1年でした。野球WBCで侍ジャパンが大谷選手たちの活躍で世界一に。その大谷選手は、ロサンゼルスドジャースと契約し、プロアスリートとしては、契約条件が世界一とも言われています。また、日本で開催された男子バスケットボールワールドカップと世界水泳、ラグビーワールドカップなど、テレビ画面等を通して、選手たちが多くの夢や感動を与えてくれました。
 しかし、ロシアのウクライナ侵攻がまだ続いていたり、イスラエル軍とハマスの紛争で、ガザ地区への空爆で、2万人以上の尊い命が奪われたり、家屋等を失った人々が数多くおり、今なお避難生活を送っている人々が、たくさんいることも事実です。早く平和な生活が送れることを願っています。

 いよいよ明日から冬休みに入ります。夏休みより休業期間は短いですが、夏休み以上に、この冬休みは大切な休みです。それは、皆さんも分かるように2023年から、2024年という新しい年を迎えることです。
 皆さんは2023年はどんな1年でしたか。ぜひ31日までに、この1年を振り返って下さい。
 そして、2024年、皆さんはどんな年にしたいのか。
「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。1年の計画は元旦(1日)に立てるべきである。物事は、最初が肝心であるというたとえです。1日にとは言いません。この冬休みに目標や計画を立ててみてください。
 インフルエンザの感染症が猛威を振るっている中、感染症対策をしっかり取り、時間を大切にして、自分自身としっかり向き合い、ひと回りもふた回りも成長した皆さんと、来年1月9日の始業式で再会できることを楽しみにしています。それでは、来る2024年の干支、辰年の令和6年が、皆さんにとってすばらしい年になることを祈念して、挨拶とします。どうぞ、よいお年をお迎えください。

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2学期の振り返りパートⅢ

 県の事業である「いきいき音楽体験」を本校体育館で実施いたしました。栃木県オペラ協会による公演を生徒たちと一緒に鑑賞しました。

☆あいさつ

 皆さん、こんにちは。
 本日は、主催者であります公益財団法人日本教育公務員弘済会栃木支部長様をはじめ関係各位の皆様、本校学校評議員様、物部小学校小林校長先生をはじめ6年生の児童の皆さん、保護者の皆様の参加をいただき、令和5年度「いきいき音楽体験事業(オペラ教室)」が、本校体育館で開催できることを大変嬉しく思います。
 そして公演をいただきます、栃木県オペラ協会の出演者・スタッフの皆様、本日の公演ありがとうございます。ここで生徒のみなさんに紹介することがあります。今日の出演者の中に、本校学校評議員さんが出演します。ぜひ、注目してください。
 さて、この事業は、生の音楽に触れることで児童生徒の皆さんが、豊かな心を育み、健やかな成長につながることを願い、県内各地で実施されているものです。感受性豊かな時期である児童生徒の皆さん、オペラ鑑賞を通して人生観を広げてもらいたいと思います。
 本日は、皆さんもよく知っている、グリム童話集から、公演演目 オペラ「ヘンゼルとグレーテル」です。どのような演出がされるのか、楽しみにしながら鑑賞しましょう。

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