校長室から

校長室から

日日是好日

緊急事態宣言の効果もあってか、新型コロナウイルスの新規感染者数が着実に減ってきています。本県においても、昨日の感染者は18名と、昨年12月21日以来35日ぶりに20名を下回りました。

「日日是好日」という言葉があります。
今から千百年ほど前、中国の唐の国に雲門という禅僧がいました。
ある日、雲門禅師が修行者に、「これまでの15日にどう向き合ったかは聞かない。これからの15日とどう向き合うのか一言で言ってみなさい。」と言いました。
そして、答えられなかった修行者に代わり、雲門禅師は自ら「日日是好日」と答えました。

読み方は、「にちにちこれこうにち」とされていますが、「にちにちこれこうじつ」や「ひびこれこうじつ」などとも読まれます。
文字どおりに解釈すれば、「毎日毎日が良き日だ」となりますが、そこから発展して、「毎日が良き日となるよう努めるべきだ」、「日々について良いの悪いのと考える心を捨て去りなさい」、「どのような日も良い日だと受け止め、自分の生に感謝しなさい」など、禅問答だけに様々な解釈があるようです。

新型コロナウイルスについても、過ぎ去った時間ではなく、これからが大切です。日々の感染者数に一喜一憂せず、「日日是好日」、毎日が良き日になるよう努めていきましょう。
もう少しのがまんです。

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今日は大寒

本日、1月20日(水)は、二十四節気の一つ「大寒」です。
「大寒」とは、冷気が極まって最も寒さがつのる頃を指します。
今日の真岡市の最低気温はマイナス8.4℃、午前4時に記録されました。凍えるような寒さです。

二十四節気は、季節を表す言葉であり、古代中国で誕生しました。
二十四節気は、1年を24分割するのですが、その分け方は、日照時間が最も長い「夏至」と最も短い「冬至」で2分割。昼夜の時間が同じ長さになる「春分」と「秋分」で4分割。それらの間に「立春」「立夏」「立秋」「立冬」を入れて8分割。その8つをさらに3分割して24に分けます。二十四節気は、全て漢字二文字で表され、大寒の次は2月3日の「立春」です。
二十四節気を更に3分割したものが、七十二候となります。

今も昔も、日本人は、季節に寄り添いながら暮らしています。
日本以外にも四季のある国はたくさんありますが、ことさら日本人の季節感は称賛されます。
それは、幼いころから自然に親しみ、繊細な感覚を身に付け、季節を愉しむすべを会得しているからだと思います。
生徒の皆さんも、是非、二十四節気を意識して生活してください。
国際化、グローバル化が加速するこれからの時代だからこそ、日本のよさを感じ、日本人としての自覚を深め、自己がよって立つ基盤にしっかりと根を下ろすことが重要になると思います。

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何も咲かない寒い日は

緊急事態宣言の再発令以降、本校においても徹底した感染防止対策を講じています。
そのため、様々な教育活動が制限され、窮屈さを感じている生徒も多いと思います。
しかし、今こそ日本中が一つになって、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るときです。
不自由さに負けず、頑張りましょう。

「何も咲かない寒い日は 下へ下へと根を伸ばせ やがて大きな花が咲く」

これは、元三洋電機の副社長、後藤清一さんの言葉です。
2000年のシドニーオリンピックで、日本女子陸上界初の金メダリストととなった高橋尚子さんが、高校時代の陸上部の恩師、中澤正仁監督から送られた言葉として、有名になりました。

高校時代の高橋選手は、全国的にはまったく無名の選手で、全国都道府県対抗女子駅伝の岐阜県代表に選ばれるも、区間順位は下から3番目の45位という結果でした。
それでもあきらめず猛練習を続け、見事世界一、オリンピック金メダリストに輝いたのです。

コロナ禍の今は、がまんのときです。
今こそ、下へ下へと根を伸ばすときです。
そして、コロナ禍が去った明日に、大輪の花を咲かせましょう!
物中生の底力を信じています。

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緊急事態宣言発令中

昨日、1月13日(水)、政府は緊急事態宣言の対象地区域に栃木県を追加しました。
それを受けて、福田富一知事は、1月14日(木)~2月7日(日)までの期間について、全県民に以下のような対応を求めています。

・不要不急の外出自粛を要請(日用品の買い物、通勤・通学・通院等を除く)
・営業時間の短縮
・催物(イベント等)の開催自粛

県内の感染状況が、「ステージ4」(爆発的な感染拡大)に該当しており、人口10万人当たりの新規感染者数も一時全国3位になるなど、県内のここ1・2週間の深刻な状況を鑑みれば当然の措置だと思います。

これを受けて本校でも様々な教育活動を見直し、生徒の健康・安全の確保に向けて感染防止対策を徹底して参ります。
今後、学校行事等の急な変更があるかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。
2度目の緊急事態宣言になりますが、1度目よりはるかに感染が拡大しておりますので、今まで以上の緊張感を持って対応して参ります。
御家庭におきましても、不要不急の外出自粛や検温等、御協力のほど、よろしくお願いいたします。

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挑戦し続ける1年に

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

いよいよ今日から3学期がスタートしました。
何より心配なのは新型コロナウイルス感染症に関して、新規感染者が急増していることです。
昨日1都3県に緊急事態宣言が発出され、本県においても警戒度がもっとも高い特定警戒が続いています。
学校においては生徒の健康・安全を最優先に、緊張感をもって感染防止対策を徹底してまいりますので、御理解・御協力のほど、よろしくお願いいたします。

さて、本日は3学期始業式がありましたが、感染症対策のため、2学期終業式と同様に校内放送とオンラインコミュニケーションツールを利用して実施しました。
主な話の内容は、以下のとおりです。


◇今年は丑年、その干支にあやかり、物事に誠実に向き合い、一歩一歩着実に前進してほしい。

◇改めて感染防止対策の徹底をお願いする。こまめな手洗いや手指の消毒、うがい、教室等の換気、マスクの着用、友達とのソーシャルディスタンスの確保、給食のときに会話を控えることなど。併せて、校外での生活についても、3密の回避や不用不急の外出自粛など。

◇3学期を次のステージへ進むための準備と鍛錬の期間にしてほしい。
・3年生:4月から希望に満ちた第一歩を踏み出せるよう、入試に向けて3年間の総復習をしっかりと行い、まずは確かな学力を身に付けること、そしてそれを支える土台として、心身ともに健康な生活を心掛けてほしい。
・2年生:4月から本校の最高学年、全校生のリーダーになる。人として、リーダーとしてあるべき姿、理想像を思い描き、一歩でも近づけるように努力してほしい。
・1年生:2年生になり後輩である新1年生を迎える。新1年生にとって見本となる2年生になってほしい。また、中堅学年として、3年生をしっかりとサポートできる存在になってほしい。

◇挑戦し続けることの大切さについて、2018年に日本人として26人目となるノーベル賞を受賞した本庶佑(たすく)先生の言葉を紹介する。
「人生は一度しかないからチャレンジしてほしい。1回や2回失敗したっていい。失敗しても諦めずに継続すること。
 やる以上は全力で集中してやる。ずっとやってるとそのうち自分に自信がでてきて、道は拓けていく。」
本庶先生は、本来体に入った異物を攻撃するはずの免疫細胞が、がん細胞を攻撃しなくなってしまう現象の理由を突き止め、それを解除する方法を発見したことでノーベル賞を受賞された。
決してあきらめることなく、長い年月をかけて研究を続けた結果、発見が免疫治療薬「オプジーボ」として実用化され、がん免疫療法という新しい治療法の時代が切り拓かれた。

◇本庶先生の言葉を胸に、今年が皆さんにとって、自分の目標達成に向けて挑戦し続ける1年であってほしい。

 

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一人の時間を大切に

本日(12/25)、感染症対策のため、校内放送とオンラインコミュニケーションツールを利用して第2学期終業式を実施しました。
各学年の代表が2学期の振り返りを発表しましたが、どの発表も2学期が大変充実したものであったこと、そして今後の抱負などが述べられており、すばらしい内容でした。

私からは、コロナ禍に負けず、学校行事や郡市駅伝大会、吹奏楽フェスティバルなどに全力で取り組み、大きな成果を上げたことを称賛しました。
また、さらなる飛躍を期待して、各学年に以下のようになお願いをしました。


1年生、中学校で経験した運動会や桜町祭などの、大きな行事はどうでしたか。先輩たちの企画力・行動力に驚き、付いていくだけでも精一杯だったのではないかと思います。しかし、頼りになった先輩たちも、いずれは卒業します。少しでも早く先輩たちにに追いき、追い越せるよう、その背中をしっかりと見つめ、努力してください。

2年生、昨年とは違い、十分な戦力として物部中を盛り上げてくれました。明日の物部中を担う期待の星として、一層の成長と活躍を楽しみにしています。また、マイ・チャレンジは中止となってしましたが、来年2月4日の立志式をよい機会として、将来の自分を具体的にイメージしてほしいと思います。

3年生、皆さんの2学期の頑張りには感謝の気持ちしかありません。想像以上と言うと皆さんを見くびっていたようで申し訳ないのですが、本当に想像をはるかに超える頑張りで、運動会や桜町祭を中心に、物部中を次のステージに押し上げるような、すばらしい活躍ぶりでした。ありがとうございました。そして、いよいよ受験が間近に迫ってきました。この冬休みは、関ヶ原ではありませんが、まさに「天下分け目の戦い」になります。例え限られた時間であっても、集中力によって想像以上に大きな差が出ます。全員が笑顔で合格発表の日を迎えられるよう、全力で学習に取り組んでほしいと思います。頑張ってください。


最後に、健康・安全を最優先し万全の感染症対策をとるために、人混みや不要不急の外出を避け、「我慢の冬休み」にしてほしいとお願いしました。

併せて、外出を控えることで「一人になる時間が持ちやすくなる」ことから、ゲームや動画視聴とはいったん距離をとって、自分自身のこと、例えば、「自分がどんな夢をもっているか、そのために何を学びたいか」といった自分の生き方について、ゆっくり考えてみるようお願いしました。
自分の人生の主人公は自分自身なのですから、ときには一人の時間をしっかりと持ち、自分の感じ方、考え方を大切にして、どう生きるべきかを深く考えることは、とても大切なことだと思います。

コロナ禍の冬休み、一人の時間を大切にして、自分自身としっかりと向き合い、ひと回りもふた回りも成長した生徒の皆さんと、来年1月8日の始業式で再会できることを楽しみにしています。
また、保護者の皆様、地域の皆様には、今年一年、大変お世話になりました。ありがとうございました。心から感謝と御礼を申し上げます。
それでは、来る2021年、丑年の令和3年が、皆様にとってすばらしい年になることを祈念しております。
どうぞ、よいお年をお迎えください。

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赤鼻のトナカイ

「真っ赤なお鼻の トナカイさんは
 いつもみんなの 笑い者
 でもその年の クリスマスの日
 サンタのおじさんは 言いました。
 暗い夜道は ピカピカの
 お前の鼻が 役に立つのさ
 いつも泣いてた トナカイさんは
 こよいこそはと 喜びました。」

今日はクリスマス・イブです。
12月に入って、クリスマス・ソングの定番「赤鼻のトナカイ」が街に流れ出すと、何となくウキウキした気持ちになりますね。
ところで、この赤鼻のトナカイの名前は何でしょうか。
名前は、「ルドルフ」と言います。
もちろん、歌詞にはトナカイの名前は出てきませんが、そもそもこの歌はアメリカの絵本「RUDOLPH the red-nosed reindeer(ルドルフ 赤鼻のトナカイ)」がもとになって作られたものです。
この絵本は、次のようないきさつで作られました。


ロバート・メイという男が、2年前に重い病気になり、長い治療を続けている愛する妻エブリンと、4歳の娘のバーバラと一緒にアメリカのシカゴに暮らしていました。彼の仕事はコピーライターでしたが、収入は それほどのものはなく、やっと入った給料も、妻の治療費や薬代になってしまい、生活は苦しくなる一方でした。

毎日、病気の妻と小さい娘の世話をしながら働いていたロバートは、それでも毎晩、かわいい娘のために、眠る前のお話の読み聞かせをしていましたが、1939年12月のある晩、小さな娘が ふと言った言葉に、ロバートが即興で創り上げて話して聞かせたのが、この「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」だったのです。

そのときの、4歳の娘バーバラの一言とは、「どうして、うちのママは みんなと違うの?」というものでした。
どうして わたしのママだけが、いつも苦しそうで、辛そうなんだろう?
どうして 他の家のママのように、ご飯を作ったり、私の着替えをしてくれたり、一緒にお出かけしないんだろう?
どうして うちのママは みんなと ちがうの???

ロバートは、それを聞いて心底動揺しました。
クリスマスが来るというのに、大事な娘のために 何もできない自分を責めたり、娘をかわいそうに思ったりしていたときだったので、バーバラの問いには、本当にどういう答えをしたものか、大いに悩みました。

それでも、父親である彼は、娘を喜ばせたい、なんとかしなくてはと思い、そのとき考えたのが、赤い鼻を持っているために辛い目にあっているというトナカイのお話です。
しかし、いじめられる原因となっていた赤い鼻が、霧の濃い吹雪の夜に、サンタクロースのそりの先頭を照らす明かりとなってみんなを導き一躍英雄となる、そんな話を寝る前の娘に毎晩のように話しました。

自分自身のコンプレックスを赤鼻のルドルフに託し、神様に創られた生き物はいつかきっと幸せになることを、幼い娘、病と闘う妻、そして自分自身に言い聞かせたかったからだということです。

※歌の歌詞は、絵本の内容を要約したものとなっています。


 コンプレックスは、誰の中にもあります。
そのために、人をうらやんだり、無いものねだりをしたりします。
しかし、見方を変えれば、コンプレックスは自分を成長させるために、必要なものなのかもしれません。
コンプレックスを克服しようと努力したり、欠点を補うように長所を伸ばしたりすることを考えれば、コンプレックスはエネルギーの塊とも言えます。
そして、ルドルフのように何かをきっかけに飛躍を果たすことができることでしょう。

積小為大の精神を受け継ぐ物中生のみんなが、コンプレックスと向き合い、それに屈することなく、多きな飛躍を遂げてくれることを信じて、クリスマス・イブに贈る言葉とします。
頑張りましょう! 

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やる気が出ない

真岡市教育委員会が発行している、家庭教育通信「めざめ」の中に、「『やる気が出ない』と言って登校しない息子」の相談が載っていました。

中1の息子さんが、夏休み明けから登校を渋るようになり、「何をしたって意味がない」、「やる気が出ない」と言って、現在は完全に不登校になってしまい、母親がどうすればよいのか分からず困って相談した内容です。

それに対し、相談を受けた栃木県連合教育会相談員の高松千恵子氏の回答の一部は以下のとおりです。


《人間のやる気とは》
 息子さんは「やる気が出ない」と言っていますが、人間のやる気とは何でしょう。
 やる気とは、自分の存在の意味や価値を知ることなのです。そして、よい人間関係を持つ事なしに、人間にはやる気というものは出ないのです。
 人は人と生き生きと交わりながら意欲や希望を見出していきます。
 生き生きと生きている人は、よい人間関係を持って生きている人です。
 いい友達に出会い、いい先生と出会い、生き生きと交わり、人間関係が豊かに広がっていけば、生きる意味や存在する価値をどんどん見出していけます。
 人との関係で頑張る気力も生まれてきます。


なるほど、そのとおりだと思いました。
「やる気」には、自分の思いだけでなく、よい人間関係が必要不可欠なのですね。
本校でも、生徒たちのやる気を最大限に引き出せるよう、よりよい人間関係の構築に力を注いでいます。
お子さんの人間関係などで何か気になることがありましたら、気軽に担任まで相談ください。

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星に願いを When You Wish Upon a Star

冬の夜空を彩る「ふたご座流星群」が、13日夜から14日の明け方にかけて出現のピークを迎えます。
ふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並んで「三大流星群」と呼ばれています。
午後8時ごろから見え始め、午後10時ごろから出現が本格化します。
国立天文台によると、新月が近いため月明かりの影響がない好条件で、天候がよければ1時間で最大55個前後が観測できるとのことです。
ピークは13日ですが、12日と14日の夜にも1時間に20個前後が出現するようです。
物中生の皆さん、この機会に流星群を観察してみてはいかがでしょうか。

流星は、ふたご座近くの「放射点」から四方八方に走り、空全体に現れます。
ふたご座の周辺だけに見られるわけではないので、観察に当たっては、街灯など人工の明かりが少なく、できるだけ空が広く見渡せる場所を選んで、空の広い範囲に注意を向けるとよいでしょう。
また、流星群の観察には、目が暗さに慣れるまで15分ほどは観察を続ける必要があります。
かぜをひかないように、暖かい格好で観察することも大切です。

太古の昔から、人類は星にたくさんの願い事をしてきました。
「ふたご座流星群」の流れ星に、物中生みんなの願い事がかなうように、お祈りするとしましょう。

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挑戦

昨日、12月7日(月)、プロ野球12球団合同トライアウトが実施されました。
合同トライアウトとは、戦力外となった自由契約選手の中から、引退ではなく現役続行を希望する選手を集め、一斉に行う入団テストのことです。

驚いたことに、そこに新庄剛志選手の名前がありました。
1990年に阪神タイガースでプロデビュー、以後、アメリカ大リーグのメッツやジャイアンツでプレーし、最後は日本ハムファイターズに復帰して優勝に導くなど、1990年代~2000年代を代表する名選手です。
また、ファンへのサービス精神も旺盛で、グラウンド内外の様々なパフォーマンスが「新庄劇場」と称されるなど、華のあるスター選手でした。

その新庄選手が、約1年前に突然、「みんな、夢はあるかい? 1%の可能性があれば、必ずできる。きょうからトレーニングを始めて、もう一回、プロ野球選手になろうと思います。みんなも何か挑戦しようぜ」と宣言し、有言実行、プロ復帰を目指し今年の合同トライアウトに参加したのです。

結果は、4打数1安打と大健闘。その動きからは1年間相当のトレーニングを積んできたことがうかがえます。
とても一度引退して14年のブランクがあるとは思えない、体のキレでした。
トライアウト終了後、6日以内にオファーがこなければプロ野球選手にはなれません。
毎年、受験者の中からオファーが来るのは数%と、とても厳しい世界です。

しかし、結果はどうあれ、48歳にして再び夢を持ち、挑戦したこと自体が多くの人に勇気を与えたはずです。
ピークをとうに過ぎ、みんなが無理だという中での挑戦、しかし、それでも頑張る姿が人々の背中を押すのだと思います。
SNSなどには、新庄選手の挑戦から勇気をもらった人のお礼の言葉や、オファーが来ることを祈る応援メッセージがあふれています。

人生に遅すぎるということはありません。
ましてや中学生ならば、これからが人生の本舞台。
若さと可能性あふれる物中生の、積極果敢な挑戦を楽しみにしています。

最後に、あるジャーナリストの方が今回の新庄選手の挑戦を次のように評していました。
「衝(つ)き動かされるようにバットを振る新庄選手の姿には、誰もが野球を始めた日に放ったであろう新鮮なきらめきが満ちていました。」

 

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