校長室から

校長室から

6月朝会の校長講話(ふるさとを愛す)

 6月15日は「栃木県民の日」 そこで、6月の朝会では「栃木博士 クイズ」を
行い、栃木県について話をしました。

県民の日記念「栃木博士 クイズ」※1~5は四者択一
1 栃木県内で1番高い山は?  
   答 白根山 2578m
2 栃木県内で1番長く流れている川は?  
   答 鬼怒川  125/177km
3 栃木県内に実際にある駅名は?  
   答 おもちゃのまち駅(壬生町 東武宇都宮線)
4 栃木県の面積は関東地方で何番目? 日本で何番目?
   答 関東地方で1番目 日本で20番目
5 栃木県民の歌の3番の出だしは?  
   答 (人の和)の 夢おおらかに
6 栃木県内には5つのプロスポーツチームがある。
  それぞれの競技種目は?
 ①栃木SC  答 サッカー   
 ②日光アイスバックス 答 アイスホッケー
 ③宇都宮ブリッツエン 答 サイクルロードレース
 ④リンク栃木ブレックス 答 バスケットボール
 ⑤栃木ゴールデンブレーブス 答 野球
7 栃木ゴールデンブレーブスには、物部中の先輩が所属していました。
  誰でしょうか?          答 岩井さん
8 それぞれ何でしょうか?
 ①県の木  答 トチノキ    ②県の鳥  答 オオルリ
 ③県の花  答 やしおつつじ  ④県の獣  答 カモシカ
9 6月15日が「県民の日」になったのはなぜ?
  答 7世紀後半、下毛野国(しもつけのくに)と那須国(なすのくに)が
    統一されて下野国(しもつけのくに)が成立し、現在の栃木県の
    形になった。幕末に30あった藩が明治4年の廃藩置県で10
    の県になり、すぐに宇都宮県と栃木県の2県に統合された。
    明治6年6月15日、宇都宮県を廃止し、栃木県(県庁は栃木
    市)になった。明治17年に県庁を宇都宮市に移した。
10 「下野・しもつけ」の語源は?
  答 都から遠い方の作物がよく育つ土地をもった国
    下・・・昔の国名の「上中下前後」は都との距離を表している。
       「上野」「備中」「下総」「備前」「越後」
    つ・・・~の
    毛・・・大地から生えたもの、作物 「二毛作」
    野・・・土地
      「上野国(こうずけのくに)」は群馬県
      「両毛線」は両方の毛の国を結ぶから
      「鬼怒川」は「毛の川」が語源  「絹川」の説もあり 
        明治時代に鬼怒川となった
11 栃木県の県章は何をもとに描かれたか?
       
     答 「栃」の字を抽象化
12 栃木県が生産日本一を誇る農産物は?
  答 いちご  かんぴょう  二条大麦
13 日本で初めて駅弁を販売したのはどこの駅?
  答 宇都宮駅

 『すばらしい郷土に生まれたことを幸せに思い、栃木県について
  県外の方に紹介できるようにしよう。』
 『ふるさと真岡を愛する人になってください。』
 下野新聞(2013年3月30日)の記事を紹介
 『▼インターネット上に、栃木県民ではないけれどこの歌が大好き
  という書き込みがあった。サッカーの栃木SCのサポーターが、
  全国各地の試合会場で歌っているので、県外に知られることにな
  ったのかもしれない ▼県議会で「県民の歌がカラオケに入って
  いれば、県外に行ったときにも歌える」と提案を受けた福田富一
  知事は、先日の記者会見で、どうすれば実現できるか研究する考
  えを示した ▼携帯電話の「着うた」として県が昨年1月から配
  信している県民の歌のダウンロード数が8千件を超えたという。 
  ▼わが県民の歌も長く歌い継がれ、ひょっとすると、本当に国民
  的な愛唱歌になるかもしれない。』

  最後にみんなで「県民の歌」を歌いました。※一部抜粋
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修学旅行帰校式 校長の話(生き方)

 

   出発前の3S、しっかりできました。
 1つめのS(セーフティー:安全)について、大変よくでき
ました。安全・安心な修学旅行になりました。本校の3つ
の約束「時を守り 場を清め 礼を正す」ができたからで
す。皆さんに感謝します。
 2つめのS (スタディ:学習)については、実際に日本文
化に触れ、今後の生き方に役立てられるかによって決まり
ます。事前指導の話で、金剛力士像の話をしました。実際
に見て、どう感じたでしょうか。大仏も大きかったですね。
しかし、「大きかった」で終わってしまうのではなく、鎌
倉時代の人が「なぜ大きな大仏や力士像を作ったのか」考
えてみてください。また、3日目に見学した二条城は大政
奉還が行われた場所。実際に見て何を思ったでしょうか。
大政奉還によって時代は大きく動き、明治維新となりまし
た。それを成し遂げた人たちに思いをはせてほしい。志を
もって時代を駆け抜けた人から学んでほしい。興味がわい
たら今、NHKで放送している大河ドラマ「西郷どん」を見
てください。2日目の晩に鑑賞体験した「舞妓さん」。皆
さんは「きれい、かわいい」と感嘆の言葉を口にしていま
した。「なぜ、かわいい、きれいなのでしょうか。」私は、
舞妓さん『とし七菜(なな)』さんが、中学校の修学旅行で
舞妓さんに出会い、志をもって舞妓の世界に飛び込み、厳
しい稽古を通して自分を磨いているからだと思います。志
がもてる生き方をしてほしい思います。実際の物を見て、
考え、気づく、そんな修学旅行になることを期待します。
 最後になりましたが、3つめのS(ソフトハート:やわら
かい心)について、全員参加で、皆さんの明るい笑顔がたく
さん見ることができ、すばらしい学年の絆ができたと思い
ます。偶然にも同じ地に生まれたことに感謝しましょう。
すばらしい3日間でした。
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修学旅行前の3年生への話(生き方)

 
    明日、楽しみにしていた修学旅行に出発します。天気は大丈夫なよう
ですが、気温は高くなります。京都は盆地なので、朝晩は寒く、昼間は
暑くなります。楽しい旅行にするには体調管理が大切です。今日は早く
寝ましょう。
 皆さんは京都・奈良に行ったことがありますか?私は13回目の京都
・奈良の旅になりますが、10年ぶりくらいになります。久しぶりに行
く楽しみと、教員生活最後に私が大好きな物部中の君たちと行けること
が楽しみです。
 しかし、ただ楽しかったではダメです。例えば、「どこに行ってきた
の?」「何か古いお寺に行ってきた」とか、「どんなことが楽しかった
の?」「鹿にせんべいをあげたこと」「ソフトクリームを食べたこと」
「旅館でみんなで騒いだこと」、これでは中学生として寂しいですね。
修学旅行の目的は、『日本の古い文化に触れる体験を通して、学校で学
んだことを充実発展させること』です。
 私が楽しみにしているのは、東大寺の南大門の金剛力士立像を見るこ
とです。初めて見たのは中学生のときの修学旅行です。力強さ、大きさ、
その迫力に圧倒されました。そして興味をもち、テレビのNHK特集や書
籍でいろいろなことを知り、ますます興味がわきました。その後、昭和
の終わりから平成になる頃にかけて解体修理が行われました。鎌倉時代
の「運慶」「快慶」という仏師の作と言われていましたが、解体したと
ころ4人の仏師の名前が記されたものが出てきて、「運慶」「快慶」の
他に、運慶の息子の「湛慶」と運慶らが属する集まりの中の腕利きの仏
師「定覚」も加わっていたことが分かってきました。20人で、70日かかっ
て、山口県の木材を使ってつくられていることも分かりました。また、複数
の木材を束ねた「寄木造り」になっています。1度完成して立てたところ、
顔の向きが下から見上げる人の方に向いていないことがわかり、もう1度
やり直したそうです。
 皆さんも、何かに興味がもつことができて、知識が広がることを期待して
います。
 最後に、楽しい思い出にするために、3日間を安全な旅にして、元気
にもどってきましょう。また、友だちに対して思いやりをもって、共に
協力し合ってよりよい人間関係をつくってほしいと思います。そのため
には、本校の3つ約束、「時を守り、場を清め、礼を正す」を守りましょ
う。修学旅行のキーワードは3S(スリーエス)です。「S:安全(セーフ
ティー)」「S:学習(スタディー)」「S:やわらかい心=思いやり(ソ
フトハート)」です。それでは、楽しい3日間になることを願っています。
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5月の朝会講話「積小為大」(生き方)

 
 20年くらい前に野球部保護者会で設置     昭和28年3月13日少年期の像完成除幕式を行う      
                                 現在66歳

 今月の朝会講話は、二宮尊徳先生が唱えた『積小為大』について話を
しました。
 二宮尊徳(金次郎)先生は神奈川県小田原市生まれ。農政課・思想家。
1823年から1848年の26年間、物部の地で農村復興に努めた。
豊かな農家にうまれたが、何度も酒匂川(さかわがわ)の氾濫で田畑が
流され、家は没落し、過労によって両親は亡くなる。兄弟ばらばらに親
戚の家に預けられた。
 1803年(16歳)のときに「積小為大」を開眼。毎日勉強していた
金次郎は、読書をするための油代を稼ぐために荒地に菜種を植え、たった
一握りの菜種から7~8升の取り入れになった経験や、捨て苗を荒地で丹
精込めて育てて、秋には一俵のもみを収穫したことにより、自然の恵みと
人の力のすばらしさを知るとともに、小さな努力の積み重ねが大切(積小
為大)だと学び、これが後の行いや考え方のもとになった。
 積小為大の意味
 小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつく。小事を
おろそかにしていて、大事をなすことはできない。
 二宮尊徳先生の言葉
『大事を成さんと欲する者は、まず小事を務むべし。大事を成さんと欲し
て小事を怠り、その成り難きを憂いて、成り易きを務めざる者は、小人の
常なり。それ小を積めば大となる。』
 成功するためには、「ひたすら」「こつこつ」「地道に」と継続できる
どうかにかかっている。できない理由を考えるも、できる方法を考えよ
う。「継続は力なり」と覚悟を決めましょう。自分の信念に従いつつ、冷
静かつ的確に状況を判断し、着実に歩を進める人でありたい。

〈イチローの言葉〉
「夢や目標を達成するためには1つしか方法はない。小さなことを積み
重ねること。」
「小さなことを重ねることがとんでもないところにいくただ1つの道で
ある。」
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4月の朝会講話「自ら学ぶ人」(確かな学力)

 中学校段階での学力は多くの部分は「知識を覚えていること(記憶)」がベースになっている。
心理学者のヘルマン・エビングハウスは、記憶について実験し、「忘却曲線」に表した。
縦軸に記憶量、横軸を時間とした。
 
1時間後には、56%忘れる。Ⅰ日後には、74%忘れる。
1週間後には、77%忘れる。1ヶ月後には、79%忘れる。
「人間は忘れる動物である。」
そこでどうすればよいか。
 
1日後に復習すれば100%に短時間でもどる。しかし、また忘れる。
2日後にまた復習すれば100%に短時間でもどる。
しかし、また忘れる。
3日後にまた復習する。 左のグラフの矢印が「復習で記憶をもどしていること」を表している。
【結論】
  ①学力を向上させるためには、復習が必要である。
  ②復習は、できるだけ早くやる方が、苦労が少なくてすむ。
  ③復習は、繰り返しが必要。繰り返すことで、少ない時間で記憶が完全に近づく。
 学力向上の秘訣は復習を習った日から数日連続で繰り返し行うこと。
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入学式 式辞より

 
   新入生38名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を
心待ちにしておりました。保護者の皆さま、お子様のご入学誠におめでと
うございます。心からお祝い申し上げます。
 ・・・・・略・・・・・・
 今日から皆さんは歴史と伝統のある物部中学校の生徒となりました。
 ・・・・略・・・・・・・
 そういった大切な3年間のスタートにあたり、皆さんにお願いしたい
ことがあります。それは、中学校では、まだ自分が気付いていない、「新
しい自分」を探してほしいということです。「新しい自分に出会う秘訣」
を3つお話しします。
 一つ目は、「自分の良いところ、長所を見つめ、自分を好きになるこ
と」です。そうなれば、「がんばろう、挑戦しよう」という前向きなエネ
ルギーが満ちてきます。悪いところ、短所も含めて、まるごと自分をす好
きになりましょう。短所は長所です。例えば、「落ち着きがない」と言う
と短所になりますが、「エネルギーがある」ととらえれば、立派な長所で
す。そうやって自分のことをプラス思考で受け止めることを自己肯定感が
高いと言います。自己肯定感が高まると元気が出てきます。
 二つ目は、「自分の周りの人の良い面に目をやり、好きになること」で
す。そうなれば、「学校が楽しい」という前向きな姿勢になってきます。
例えば、相手を好きになれば、授業中、学級の仲間と考えを述べ合って問
題を解決するときに、友だちの考えの良さが見えてきて、今まで気付かな
かった見方や考え方を知ることができます。そして、それを参考に自分に
も新たな考えが浮かんできます。
 三つ目は、「結果はすぐに出ないから、根気よく挑戦すること」です。
中学生になって、学習内容が複雑になると、すぐに成果が現れないときも
あります。部活動でも同じことが言えます。結果ばかり求めてしまうと、
「自分は能力がない。あるいは、これには向いていない。他のことをやっ
てみよう」というように、自信を失ったり、すぐに諦めてしまったりしま
す。身に付くかどうかは、粘り強く時間をかけて取り組めるかどうかに掛
かっています。「自分にはできる」とプラス思考で考え、挑戦することで
す。
 これら三つのことをみんなで実行することによって、新しい自分に出会
い、人の温かさ、努力・工夫する喜びを知ります。また、みんなで苦しん
だり悩んだりする中で、自分の生きる道を見つけることができます。気が
ついてみたら、自分の夢や目標がちゃんと近づいています。
 新入生の皆さん、互いに励まし合い、支えう合う仲間になってください。
そして、「よし、明日も元気」と、笑顔で、前を向いて、毎日を過ごして
いきましょう。
・・・・・・・略・・・・・・・・・・
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始業式 校長の話より

  
            今年度も温かい学校・学年・学級づくりを
 心も晴れやかに、「さあ、がんばるぞ!」という気持ちになっている
ことでしょう。
 1年のスタートにあたり、「将来のために、どのような力をつければ
よいのか、どのような学校をつくればよいのか」を話します。
 「希望の高校に入る力をつけること」、つまり知識を身に付けること、
もちろん大切です。皆さんが社会に出て活躍する時代、10年後、20
年後はそれだけでは力不足です。
 私が小学生の頃、学校の授業は、たくさんの子どもに、知識を身に付
けさせる必要がありました。それは、高度経済成長期で、大量生産、大
量消費の時代で、組織の中で、社会の中で、与えられた仕事をやってい
たり、人に教わった方法や人をまねた方法でやっていればうまくいった
時代でした。この物部中でも、昭和30~40年前半は生徒数が400人、
40年後半には300人と、今は120人ですので、3倍以上の生徒数
でした。そして、平日は毎日6時間授業、土曜日も授業があ って4時間、
1週間に34時間の授業がありました。今は29時間です。「詰め込み教
育」と言われました。その後、学校が荒れ、「ゆとり教育」へ、すると学
力低下が教育課題になったり、いじめ・自殺増加によって「心の教育」が
重要視されたりしました。そして、皆さんの時代、これからは、グローバ
ル化、高度情報化社会、人工知能の発達、超少子高齢化社会となり、明治
以来の大変革期が来るといっている学者もいます。知識だけでできる仕事
は人工知能がこなすので、人は必要なくなります。知識はスマフォで調べ
ればわかるので覚えておく必要がありません。人口減少によって、日本市
場は小さくなり、経済活動を維持するために海外に出て事業展開したり、
外国人労働者の確保に力を入れることでしょう。つまり、外国人をはじめ、
多様な人々とかかわりが増えてきます。
 そこで、皆さんに求められる資質・能力は、多様な人と協働して改題を
解決していく力、話合い活動ができるコミュニケーション力、情報活用能
力、そして、人間関係を上手に作れるための人間性、論理的思考力 等が
求められています。
 そのような能力を身に付けるための土台は、人間関係の温かい学校・学
年・学級です。何でも言い合える人間関係の構築が大切です。皆さんには、
そのような集団をつくってくれることを期待します。そのときに、困難だ
ったり、悩んだりしたときは、友だち、先生に相談してください。物部中
の先生は必ず解決の糸口を示してくれると思います。
 一人一人の生徒が自分に自信をもち、自己肯定感を高め、心が優しく、
覇気のある生徒に成長してくれることを願っています。生産性のある、
実がなる1年にしましょう。
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保護者会全体会 校長の話の補足

 校長の話で十分な時間がとれなかったために、また、欠席された保
護者の方のために、配布された資料をよく読んでいただくとともに、
補足させていただきます。
 昨年度の学校評価のための保護者アンケートにおいて、「1学期の
家庭訪問で担任の先生と話をした後、話をする機会が3学期では時間
が空きすぎる」という意見がありました。そこで、2学期に二者(1,
2年生)・三者(3年生)懇談を行い、3学期に保護者会(授業参観・全体
会・学年懇談)としました。
 今年度、本校では、現在の生徒が大人になったときに必要となる資
質・能力を育むために、授業の中で学び方を教えています。そのため
に、自ら進んで学びたくなる(本校の合い言葉『「わかる授業」から
「できる授業、もっとやってみたいと言わせる授業」への転換』)授
業方法、友だちと協力して対話の中から学ぶ授業方法(今年度は主に
自分の考えを文章で表現することを重点化しました)を追究してきま
した。そこで、授業者には、生徒同士の学び合いの学習を展開する
ようにお願いしました。1年生は「総合的な学習の時間の研究の発
表」、2年生は「英語」「社会」の授業を参観していただきました。
保護者の方が受けてきた授業(話を聞いて、知識を身に付け、問題を
解く等)とは変わってきていることが感じられましたでしょうか。 
※学ぶ土台は知識ですので、知識を身に付けるために、小テスト等も重要視して
います。

 今年度、4月と12月(一部11月)に実施した真岡市総合学力調査、
とちぎっ子学力・学習状況調査結果の達成率(配付資料に説明あり)の
推移について、各学年の結果を示させていただきました。全体として
の結果を示しましたが、大切なことは、個々の学力ですので、テスト
返却といっしょに配布した個票を用いて弱点を分析し、勉強方法を親
子で検討してみてください。もちろん、学校側でも分析し、授業にい
かしていきます。
 今年度の課題として掲げてきた『自己肯定感を高め、覇気のある生
徒の育成』について、上記の学力調査といっしょに行った質問紙や学
校評価のための生徒・保護者アンケートの結果について話をしました。
2年生の自己肯定感があまり高くない結果となってしまいました。ま
た、2年生の「学校が楽しいか」という質問の回答で、肯定回答が目
標の90%を超えませんでした。今後、学校として重点課題にし、誰
もが自分にはよいところがあると感じ、学校が楽しいと思える学校づ
くりに、全職員で取り組んでまいります。家庭でも親子の関わりで、
お子さんをプラス思考で見ていただいて、自己肯定感が高まるように
お願いします。
 3年後に新学習指導要領が完全実施され、この3年間は移行期間に
なります。最初に話をした授業改善(主体的・対話的で深い学び)、学
校の学びが社会で生かせる学びになること、またそのことを社会と共
有すること(社会に開かれた教育課程)が求められてきます。道徳も再
来年度からは教科になるので、通知表での評価方法について説明しま
した。本校では、来年度から通知表に道徳の評価を加える予定である
ことを伝えました。
 12月に実施した学校評価のための保護者アンケートのお礼と、本
校への要望とともに本校のよさにについても記入していただくように
お願いしました。学校の頑張りも認めていただくと先生方の勤務意欲
も高まりますので、プラス思考の見方もよろしくお願いします。
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第71回卒業式 校長式辞より

    前文省略
 あなたがたは、物部中学校の「最高学年」として、よりよい校風を築
き、下級生にすばらしい模範を示してくれました。自己肯定感が高く、
覇気のある3年生」と称賛できる言動をたくさん見せてくれました。
「ありがとう」と感謝したいと思います。
 学習面では、学び合い学習の時、お互いの考えを述べ合い、協力して
課題に取り組み、より深い、新たな考えを導こうとする、意欲的な態度
が見られ、めざす学校像の「学び合い、高め合う学校」の模範でした。
 部活動では、物部中学校の「積小為大」の精神で、目標をめざし、放
課後や休日に、仲間と共に、一生懸命努力している姿をたくさん見せて
もらいました。・・・・・・・・・・・応援に来てくれていた保護者の
方は、熱い気持ちになったことでしょう。
 修学旅行では、・・・・集合時間5分前行動、礼儀正しいあいつがし
っかりでき、・・・・本校の3つの約束「時を守り、場を清め、礼を正
す」をしっかり身に付け、社会に出て信頼される人に成長してくれまし
た。・・・・誇れる3年生でした。
 運動会では、下級生をリードして、全校生徒の明るさ、たくましさ、
そして絆の深さを感じさせられました。・・・・・小規模校ならではの
仲のよさ、温かな雰囲気を感じさせてくれました。これらは見ていた人
すべてに感動を与えていました。・・・・・・・・・・・・・  
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ここで、卒業する皆さんへ、昨年引退した、フィギュアスケート選手
浅田真央さんについて、話をしたいと思います。8年前のバンクーバー
オリンピックで惜しくも銀メダルに終わり、次のソチオリンピックでは
金メダル間違いなしと期待されていました。しかし、ソチオリンピック
では、ショートプログラムで失敗し、16位。 翌日のフリーでどんな
すばらしい演技をしてもメダルは不可能となってしまいました。 普通
なら気落ちして、諦めた演技をしてしまいそうですが、彼女は違いまし
た。リンクに立ち、スタンドの観衆を見た瞬間に、応援してくれている
人、支えてくれている人のために、やることをやるとスイッチは入った
そうです。 そして、見た人の魂を振るわせるような完璧な演技をし、
本人も観衆も感動の涙を流しました。今でも伝説の演技と言われていま
す。彼女はメダルよりも価値のあるものに気づいたのではないでしょう
か。私は、人に感動を与え、勇気を与える生き方こそ尊いと思います。
 まさに、卒業生の皆さんの中学校生活をとおしての成長の姿も、周り
の人を感動させ、心を揺り動かし、勇気を与えたものだったのではない
でしょか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 それでは、卒業生がこれからの生活でも、周囲の人に感動を与え、勇
気を与え、よい社会を築いていく1人になることを心から願い、式辞
といたします。
 平成30年3月9日      真岡市立物部中学校長 清宮敏明
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2月の朝会 校長講話より

2月の校長講話は『命の大切さ』についてでした。
昨年の12月の座間市の殺害事件、今年の1月の八王子市の殺人未遂事件
と、若い人たちの自殺願望の相談にのるふりをしての凶悪事件が連続しまし
た。また、過去40年間の18歳以下の日別自殺者数をみると、学期の始めに多いことがわかります。命の大切さ、失ったら2度ともどらないもの。自殺願望をもたせないためにも、本校のめざす生徒像「自己肯定感を高め、覇気のある生徒」をめざしましょう。
相田みつをさんのことばを2つ紹介しました。
  私がこの世に生まれてきたのは    
  私でなければできないことが
  何かひとつこの世にあるからだ    

  ぐちをこぼしたっていいかな
  弱音を吐いたっていいかな
  人間だもの
  たまには涙をみせたっていいかな
  生きているんだもの

 また、数年前に最優秀賞に輝いた人権作文を朗読しました。内容は、
「父の死を看取った私が『命の重み』を痛感しました。命がどんなに
大事なものか、そして、どんなに儚いものかを。・・・・・
 もし、誰かに対して「死ね」などという人もいつか必ず気づくはず
です。
  軽い気持ちや冗談で言うべき言葉ではないということ。・・・・
私たちのこの命は、自分一人だけのものではありません。何千何万と
いうご先祖たちが繋いできた命であり、生まれ出てからも、たくさんの
人により支えられてきた命です。・・・・・
 今悩んでいる人、苦しんでいるみなさん、安心してください。辛くて
逃げ出したいのは、戦っている証拠。迷っているのは、前に進みたい証拠。
 疲れて立ち止まってしまったのは、そこまで進んだ証拠。どんな出来事
も、自分の今ある命を燃やし、前進するためのエネルギーになるのですか
ら。
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立志式校長式辞より

 
                                                     2年生による合唱 手紙~拝啓 十五の君へ~
立志を迎えた42名の2年生の皆さん、「おめでとうございます。」
 立志式に当たり、人生の目標を人生の目的と結びつけることを考えてほしい。
人は生まれながらにして、人の役に立ちたいという潜在的な欲望をもっています。
人は皆、この世のために役立つように生まれてきてきています。その役割を果た
していると実感したとき、かけがえのない喜び、生きがいを感じるのです。
 マイ・チャレンジの事前学習での事業所の方々や、生き方講話の講師の先生に、生きていく上での指針になる話を聞き、人生の目的の大切さを学びました。
 日本プロ野球史に名を残す名スラッガー、松井秀喜氏がジャイアンツに入団するときの記者会見で「僕は、子供たちに夢を与え、球場に直接見に来てもらえる選手になれるよう頑張ります。」と答えています。彼は高校生のときから、自分は何のために生まれてきたのか、人生の目的が見えていたのです。
 私は、人は何のために生まれくるのか、そこがわからないと勉強をしても、運動をしても身に付かないと思います。人は考え方が変われば取り組む姿勢も変わります。自分は何のために生まれてきたのかを中学校生活の残り1年の中でしっかり考え、「人生の目標」を「人生の目的」と結びつけてください。
 相田みつをさんのことばを紹介し、式辞といたします。
私がこの世に生まれてきたのは
私でなければできないことが
何かひとつこの世にあるからだ
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職員の雪かき作業に感謝

1月23日(火)は前日の大雪による積雪のため臨時休業としました。職員で
協力して、当日の午前中いっぱいかかって雪かきをしてくれました。学校前の
信号のある交差点、正門付近、昇降口付近、自転車置き場にはほとんど雪が
なくなり、安全に登下校できるようになりました。先生方、事務長さん、用務員
さんに感謝です。
 
 
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インフルエンザ対策

真岡市内の小中学校のインフルエンザ罹患者が増えています。
あたりまえのことがしっかりできるようになっているかが問われるところ
です。予防のための『凡事徹底』に心がけましょう。 保健室前には、生
徒たちの予防の意識を高めるため、インフルエンザに関する掲示がな
されています。紹介します。是非、見てほしいと思います。
 

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始業式より

3学期の始業式を行いました。
校長の話より
   3学期はまとめの学期です。1学期の始めにたてた目標が達成できるように
最後の頑張りに期待します。特に3年生は自分の進路実現という、大切な時期です。この時期の頑張りが大人になった時に生きてきます。受験に合格したときに伝える言葉として、「桜咲く」がありますが、本当に咲かせなければならないのは大人になってからです。しかし、受験に立ち向かうこの2ヶ月の頑張りが社会で成功するための肥料になります。今しっかり肥料をまいてください。
 私が考える肥料というのは、1つめには、困難に打ち勝つ経験です。努力をしてやり遂げた経験は必ず将来のパワーとなることでしょう。2つめには、学校で身に付けた知識は物事の判断に活きることです。(私が30歳代のときにゴルフの会員権売買で損をするという、人生の判断ミスを話しました。数学的に考え判断すれば引っかからないことでした。)学んだことを生かすことができるように、勉強をがんばりましょう。
 1,2年生は次の学年へのステップの3学期です。よい締めくくりの3学期になるように、みんなで、温かい、居心地のよい学校を創りましょう。
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終業式より

2学期の終業式を行いました。
校長の話より
「学校行事において、職員と生徒がともにがんばり、主体性・実践力を育
むことができました。家族的な雰囲気は地域の方から称賛されました。郡
市駅伝競走大会で女子は5位入賞を果たし、喜び合う姿が見られ、うれし
い思いがいっぱいでした。」
「冬休みのキーワードは、『貢献』『礼儀』です。家族の一員として、家
庭に貢献する行動をしよう。親戚の方、地域の方に、あいさつをしよう。
『礼を正す』の実践力をつけよう。」

  今年も残すところ6日です。よいお年をお過ごしください。
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学力向上プロジェクト実施

12月20日(水)授業改善、教師の指導力向上をねらいに、県教委の学力
向上推進室から学力向上専門員の先生をお招きして、研究授業・研究協議
を行いました。笹島先生(理科)と金敷先生(国語)が研究授業を行い、本校
の授業で課題となっている「ねらいの設定・考えを書くこと・振り返りの
方法」について話し合い、芳賀教育事務指導主事の先生、市教委の指導主
事、学力向上専門員の先生から指導を受けました。生徒が授業に主体的に
取り組む学習活動を見出していけるように全職員が真剣に学びました。
 
 
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人権集会

12月21日(木)、人権擁護委員さんに来ていただき、人権集会を行い
ました。
3年生による人権作文の朗読があり、外国人への差別意識について、考え
させられる内容でした。
いじめについてのDVDを視聴した後、人権擁護委員さんからお話を聞き
ました。いじめの事件が起き、いじめる側に聞くと、「悪ふざけでやった
だけ」と答える子が大半で、いじめられている側の「身体的・精神的に攻
撃されている」苦しさが理解できていないとのことでした。いじめられて
いる生徒を絶対に守る姿勢で学校は取り組んでいきます。また、いじめて
いる生徒にはその裏にある原因をつきとめ、学校全体で指導していきたい
と思います。また、保護者との連携で解決していきたいと思います。
 
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物部小学校との交流研修会

12/7(木)物部中学校の教員が物部小学におじゃまして、1年生の
算数の授業と6年生の英語の授業を参観しました。児童・生徒指導部会、
学力向上部会など、5つの部会に分かれて、子どもたちが9年間の連続性
のある学びが効果的にできるように話し合いをもちました。この取組は
今年で3年目ですが、11月の小中合同清掃活動(クリーンアップものべ
2017)を実施し、具体的動きがなされるようになり、1歩前に進む
ことができました。最後の講評では、「これから、9年間を見通し、義務
教育終了時の理想像を描いて、発達段階に沿った到達目標を作成できれば
良いのではないか」ということで話をしました。
 小学校、中学校の先生とも熱心に協議し、小中連携は着々と進んでいる
と感じました。
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朝会(校長講話)

 12/4(月)~10(日)は第69回の人権週間です。そこで、「思い
やり」について話をしました。
 1つの説話に則って二人の先生に実演してもらいました。2つの世界
(地獄と天国)ともおいしい御馳走がありました。その御馳走は2メー
トルほどの長い箸でつかまないと
  
食べることができません。地獄にいる人たちは、長い箸でつかんだ御馳走
を自分の口にもって行けなくて食べられませんでした。天国にいる人たち
は、長い箸でつかんだ御馳走を他の人に食べさせていました。同じ場所や
環境でも、そこにいる一人一人が自分のことしか考えていなければ、そこ
は地獄の世界になり、一人一人が他の人のことを思いやれれば、そこは天
国の世界になるのです。
 象形文字の「手」を2つ合わせた文字が「友」になります。クラスの仲
間が漢字の意味のように、手と手を取り合って助ける友だちになれば、喜
びは何十倍にも、そして、苦しみ悲しみは限りなく小さく小さくなる。
 みんなで、居心地の良い学級、学年、学校、地域にしよう!
 イチローが3,000本安打を達成したときのことば
「僕が何かすることで僕以外の人たちが喜んでくれることが、今の僕に
とって何よりも大事なことを再認識した瞬間でした。」

めざす生徒像の中のひとつ   〈至誠〉は校訓の中のひとつ
◎ 心豊かで誠意のある生徒〈至誠〉

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下野杯サッカー大会の応援に行ってきました

12/3(日)に、氏家中学校にて、下野杯サッカー大会2回戦が行われ

ました。
対鬼怒中戦 負けましたが、天気がよく温かい日でしたので、選手は汗

いっぱいかいて、最後まで全力でプレーしていました。試合後の悔しい表

情に、これからの頑張りを感じました。必ず勝つ日が来ると信じています。
 
 

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芳賀郡市卓球団体リーグ戦大会の応援に行ってきました

12/3(日)真岡市体育館において芳賀郡市卓球団体リーグ戦大会が行われ、応援に行ってきました。女子団体2組だけの出場でした。男子2人が応援来てくれていました。1組は準優勝しました。1,2年生とも、6月の頃に比較して、とても上達していました。卓球に打ち込む姿を見て、うれしく思いました。
 
 
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2年生のマイ・チャレンジの意義

11月15日(水)~17日(金)の3日間、2年生がマイ・チャレンジ(社会
体験活動)を実施しています。ねらいは、
①地域における人とのかかわりを主とした社会体験活動を通して、生徒に生きる力や感謝の 心を育み、主体的に自己のあり方や生き方を見つめさせること。
②地域の人々と生徒の関係を持続化・深化させることにより、地域における教育力の掘り起こしを行う。
黙々と働くことも大切だが、体験場所の大人の人との会話がしっかりできるように、また、お世話なった方への感謝の気持ちを表せることが大切であると、指導しました。また、自分がこれから生きていく社会はどんな世界かを知り、どのように生きていくか考えてほしいと、課題を与えました。
  
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小中合同清掃活動の意義

11月13日(月)、物部小学校の3~6年生と物部中学校の全生徒が
合同で、物部地区5カ所(桜町陣屋跡・二宮神社・物部小学校・物部中
学校・専修寺)において、清掃活動を行いました。小中連携の目的は、
小中学校のつなぎによって中1ギャップ(中学校1年生に多い不登校)
をなくすことにありますが、それ以外の目的として、2つ考えています。
①小中学校教職員による授業参観や授業研究、教育についての話し合い
 によって、教職員の資質の向上を図ること。
②小中学生が合同で活動することによって、小学生は、「どんな中学生
 になりたいか」の目標づくり、中学生は、小学生に頼りにされること
 による自己肯定感・自己有用感の高まり。
  
12月7日(木)には、物部小学校の授業を物部中学校の先生が参観する
ことになっています。
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真岡市音楽祭に行ってきました

11月12日、真岡市音楽祭を見てきました。本校の吹奏楽部の2年生が
参加し、真岡東中、久下田中などの生徒と一緒に、臨時の合奏団を組みま
した。「アフリカンシンフォニー」など3曲を発表してくれました。
なじみの曲で楽しむことができました。
「吹奏楽部の2年生、大変すばらしかったです。」
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PTA研修旅行に行ってきました

11月11日、PTA研修旅行で、海ほたる→浜焼き食べ放題→木更津アウト
レットに行ってきました。参加者24名で、楽しい会話、会食、買い物に満喫しました。
PTA本部役員さんの企画で、バスの中も大変楽しい時間を過ごすことができました。PTA本部役員さん、ありがとうございました。
  
  海ほたる 風強く少雨          景色より食欲
 
  次は何食うべ~             アウトレットの大道芸
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11月朝会 表彰・講話

表彰を行いました。県新人陸上競技大会、芳賀教育美術展、芳賀地区英語
スピーチコンテスト、芳賀地区駅伝競走大会の賞状を授与しました。
 
       県新人陸上競技大会表彰       芳賀教育美術展表彰
 
芳賀地区英語スピーチコンテスト表彰  芳賀地区駅伝競走大会表彰

 今月は、2年生マイ・チャレンジ、3年生進路決定の時期ということで、
「夢を育む」と題して、「進路」「生き方」について話をしました。
日本人の平均寿命はどんどん延びていて、今の人の平均寿命は80歳代
ですが、40歳くらいの人の平均寿命は90歳代、中学生くらいの人の
平均寿命は100歳以上になると言っている学者もいます。人生はとて
も長くなるということですから、どんな職業に就くかは人生がよいもの
になるかどうかに大きく影響します。長い人生を生き抜くためにも、一
生に一度の人生を伸び伸びと生きると共に、たくましさを身に付け自ら
進んで社会のことを考え、多様な人と協働して問題を解決していく力を
身に付けてほしいと思います。そのために、人生の目標、志をもってほ
しい。
 4月の質問紙調査では、
「将来の夢や目標をもっていますか?」
  3年-物部中:87.1% 栃木県:75.2% 全国:70.5%
  2年-物部中:61.9% 真岡市:70.4% 栃木県:74.4%
  1年-物部中:91.7% 真岡市:87.8% 全国:83.7%
 ニューヨークヤンキース田中将大選手の高校選択理由を紹介、
 精神的に弱くて負けた中学時代、「自分を一番伸ばしてくれる高校」と思い、駒澤大学附属苫小牧高校を選んだ。普通の中学生は、甲子園に行ける学校と考えるが、田中選手は違っていた。自分をよく知っていたからでしょう。
 元広島カープ 鉄人と言われた衣笠祥雄選手のプロ球団選択理由を紹介、ドラフトがなかったので、「いろいろな球団のキャッチャーを調べ、一番弱いキャッチャーのいる広島を選んだ」と講演会で話をしていました。自分を生かせる場を真剣に考え選択。
 サッカー日本代表 イタリア セリエA インテレ・ミラノ 長友佑都選手の中学校時代の恩師が語った新聞記事を紹介、「『努力』の土台は中学時代にできたと自負している」  中学校3年間は自分の土台をつくる時期である。
自分の人生を決める貴重な3年間。
 万象具徳・・・二宮尊徳先生の教え  「どんなひとにも よさがある」
        (一部抜粋)       「もののとりえを ひきだそう」
                   「ひとのとりえを そだてよう」
                   「自分のとりえを ささげよう」
 夢をつかむためのポイント3
  1.目標をもってコツコツ努力できること〈積小為大〉
  2.自分のよさをみつけられること〈分度〉➔たくさんの人とかかわ
              り、授業・部活動・行事に真剣に取り組むこと
  3.世の中に貢献すること〈推譲〉
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10月朝会(校長講話・表彰)

今回は「睡眠と朝食」について話をしました。

  4月の各種テストの質問紙調査の結果より
 「朝食を毎日食べていますか。」の肯定回答の割合
  3年:物部中87.1% 栃木県94.0% 全  国83.2%
  2年:物部中90.5% 真岡市91.1% 栃木県93.5%
  1年:物部中100%  真岡市95.1% 全  国94.9%
 ※「朝食を食べないときがある生徒」は、3年:4人 2年:4人 1年:0人
   9月実施の「睡眠・朝食調査票」では、3年:7人 2年:5人 1年:4人
  と増えていました。

 「毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか」の肯定回答割合
  3年:物部中67.7% 栃木県77.3% 全  国75.6%
  2年:物部中52.4% 真岡市77.8% 栃木県75.6%
  1年:物部中63.9% 真岡市60.0% 全  国57.7%
   ※7月実施の「家庭学習についての保護者アンケート」の結果
   「お子さんに早寝・早起き・朝ご飯を実行させていますか(「自分ででき
   ている」を含む)」の肯定回答割合は、
    3年:78.1%(32人中25人)
    2年:82.1%(39人中32人)
    1年:77.5%(40人中31人)

      『朝食・睡眠に課題あり』と考えられる。
 
「平日、テレビ・DVD・ビデオを一日2時間以上」の回答割合
  3年:物部中45.2% 栃木県48.4% 全  国49.1%
  2年:物部中42.9% 栃木県50.5%
  1年:物部中52.3% 真岡市46.3% 全  国44.8%
   ※3時間以上の割合(人数)
    3年:22.6%(7人) 2年:26.2%(11人) 
    1年:22.2%(8人)
 「平日、テレビゲーム(コンピュータゲーム・携帯式ゲーム等)一日
 2時間以上」の肯定回答割合
  3年:物部中42.0% 栃木県33.7% 全  国:37.6%
  2年:物部中35.7% 栃木県35.7%
  1年:物部中13.9% 真岡市23.7% 全   国:21.9%
  「睡眠・朝食調査票」では、「朝すっきり」と感じる生徒は少数でした。
     『午前中の不快感(朝すっきりしない)の原因は睡眠不足にあり』
   
年々改良(悪)され、おもしろくなっているので、親子で制限の約束が
   必要
です。

  2時間以上ゲームやネットをやっている人は「ゲーム依存症」とか「イン
  ターネット依存症」(やらないといられない症状)となっています。中高
  生に多く、大きな問題となっています。中学生になってスマホを買ってか
  ら急に成績が落ちたという生徒がたくさんいます。このことは小学生のう
  ちに何とかしなければと言われています。4月の3年生の生徒質問紙によ
  る調査では
  「携帯電話・スマートフォンを持っていない生徒」の割合は約20%、6
  人でした。栃木県では約30% 全国では約20%でした。
   午前10時から11時に眠くなる、あくびをしている場合には睡眠が足
  りていません。
   それでは中学生は何時間寝ればよいか。ある研究グループの発表では、
  中学生は8時間と言っています。ぎりぎり短くても7時間です。
   睡眠を科学すると、子どもの睡眠は、深くかつ長いことが特徴です。浅
  いレム睡眠によって 脳を発達させ、深いノンレム睡眠によって、成長ホル
  モン(メラトニン)がでて、体を成長させます。このレム睡眠とノンレム
  睡眠が約90分間あり、繰り返します。つまり、9時間寝る人 は、このく
  り返しが3時間で2回だから6回繰り返されます。成長ホルモンの分泌量
  が減ってしまうと、体の発育に支障がでるだけでなく、我慢ができなくな
  ったり、イライラしたりして、切れやすい子になってしまうと言われてい
  ます。また、記憶力、思考力も減退して、授業中あたまにはいってこない
  し、成績も落ちてしまう可能性があります。
   朝、家の人に起こしてもらう習慣が付いている人が多くいます。自分で
  何でもやる主体性 が身に付かなくなります。
  「睡眠・朝食調査票」は、2週間、自分の睡眠時間、朝食、起床、朝すっ
  きりしているかどうかについて、自分を振り返ってもらいたく、記入して
  もらいました。自分のことが分かったでしょうか。

  「睡眠・朝食調査票」からの良い点は、
  ・7時間以上の睡眠、毎日朝食をとっている生徒が多くいました。
  ・振り返りをみると、睡眠時間の大切さについて前向きに考えている生徒
   が多くいました。   
  改善しなければならない点は、
  ・少数ですが、1週間の中で睡眠時間がばらばらだったり、極端に睡眠時
   間が少ない日があって、3~4時間しか寝ていない生徒もいました。
   0時間という日がある生徒もいました。
 睡眠時間と自尊感情にも関係があり、『自分を大切に思っている人は睡眠
時間も長い』結果になっています。

  たくさんの人が表彰されました。
    
 吹奏楽部・合唱部 銀賞   芳賀芸術祭 入選・佳作   

          
  郡市新人剣道大会 3位     800m・1500m 1位              






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朝会の校長講話より

  9月の校長講話は「自己肯定感を高めよう」というテーマで話をしました。
   自己肯定感とは、「自分は生きる価値がある、誰かに必要とされている」と
 いう、自らの価値や存在意義を肯定できる感情のことをいう。前向きな感情と
 もいえる。
  なぜ「自己肯定感」が大切なのか? 自己肯定感が高い子どもは、自分に
 自信があり、何事にも挑戦していく強い心をもっているから大切です。
  いろいろな調査で、日本の若者の自己肯定感は低いという結果が出てい
 ます。日本は、国際比較をしても、数学や理科の学力は世界でも上位になっ
 ていますが、学んだことを社会で生かすための土台になる「自己肯定感」は
 世界の中でも下位の方です。
  本校の実態調査の結果より(真岡市総合学力調査〈1年〉とちぎっ子学力
 学習状況調査〈2年〉全国学力・学習状況調査〈3年〉の生徒質問紙より)
  【1年】「自分には、先生や友だちからほめられるような得意なことがある。」
   本校:77.8%  全国:75.5%  真岡市:74.3%
    *全国、栃木県と同程度 
  【2年】「自分はクラスの人の役に立っていると思う。」
    本校:33.3%  栃木県:55.0%  
      「自分には、よいところがあると思う。」
    本校:47.5%  栃木県:71.1%
      「自分の行動や発言に自信をもっている。」
    本校:28.6%  栃木県:51.3%
     *栃木県と比べて低い
      2年生は教科の得点は県や全国の点数を大きく上回ります。
      だから、自己肯定感が、高まればもっと大きく上がります。
  【3年】「自分には、よいところがあると思う。」
    本校:80.6%  全国:70.7%  栃木県:74.7%
     *全国や栃木県と比べてとても高い
      だから、行事等で3年生が下級生をひっぱて、生き生きとした
      活動になっていると思います。
  自己肯定感を高める方法は、
   ① 将来の夢をもつ。
     ・夢に向かって進むことで、周りの目が気にならなくなる。
     ・夢をもつことで、自分の基準で行動できるようになる。
   ② 自分をほめる。
     ・完璧主義を避け、よく頑張っている自分をほめる。
   ③ 分かち合える仲間を見つけ大切にする。
     ・自分のことを認めてくれる仲間がいれば安心する。
   ④ 成功体験を重ねる。
     ・些細なことでもよいから、成功体験を繰り返す。
     ・成功したときに、思いっきり自分をほめるようにする。
  運動会に続いて、10月の文化祭(桜町祭)でも自己肯定感が
 高められる行事にしたい。主体的に取り組んで、みんなのために
 活動し、一人一人のよいところをみせてほしい。また、友だち同士
 よいところを認め合ってほしい。君たちがもっている表現力の豊か
 さを披露してください。

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2学期始業式の校長式辞より

  夏休み中、大きな事故もなく安全に生活できたことを嬉しく思います。
  夏休みに入ってすぐの総合体育大会では、「県大会出場」や「勝利す
る」という目標は達成できなかった部が多かったですが、大切なことは部
活動の目的が達成できたかどうかです。部員間の人間関係を通して人
間性を高めること、学校生活を充実させること、将来に向けてスポーツを
愛する土台をつくることなどは、君たちの部活動に取り組む姿勢から十
分達成できたと思います。この部活動の経験を、3年生は進路実現の過
程において、1,2年生は新チームづくりや学級づくりの過程において活
かしてください。試合の負けは人としての負けではありません。私は準優
勝が一番よいと思っています。負ける経験を知っている人は人の痛みが
わかり、そこから立ち上がる生き方ができるからです。昔、甲子園3連覇
を目前にして達成できなかった、四国の池田高校という学校がありまし
た。この学校の蔦監督さんは、「この子たちにとって負けたことはよかっ
た」と言いました。勝つ経験しか知らないで終わってしまったら、人生にと
ってマイナスと考えたそうです。昨日のワールドカップ予選、対オーストラ
リア戦で得点に絡んだ、長友選手は、前回のワールドカップブラジル大会
で全敗し、これで引退も考えていたそうです。しかし、これでは終われない
と4年後をめざしたそうです。また、点を取った浅野選手、井手口選手はリ
オデジャネイロ五輪の1次予選敗退を経験しているそうです。負けの経験
が今に生きていると言うことです。
  さて、2学期は、運動会、文化祭、2つの大きな行事があります。行事で
自分のよさを発揮し、覇気のあるところをみせてください。主体性、自分か
ら進んで取り組む姿勢、創造力、人を感動させる企画力、協調性、みんな
と協力して集団のために尽くせること、このような力をつけ、自分を成長さ
せてください。
  そこで、校訓の「分度」「推譲」を確認します。
 1つめの「分度」は見通しを立てて計画的に行うことです。行事を成功させ
るためには用意周到な準備が大切です。自分たちでこのような運動会、文
化祭にしたいという構想をもって取り組んでください。
  2つめの「推譲」は人のために自分の力を尽くすことです。行事を成功さ
せるためには、人を喜ばして上げよう、人と共に喜び合おうという、尽くす
心が大切です。
  2学期は、「分度」「推譲」を心にとどめ、みんなで頑張っていきましょう。

 

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とちぎっ子学力アッププロジェクト第2回訪問

夏季休業の最終日に、とちぎっ子学力アッププロジェクトに係わる
事業として、学力向上専門員の先生に来ていただき、第2回研修
会を実施しました。8/1には、真岡市総合学力調査(1年)、とち
ぎっ子学力学習状況調査(2年)、全国学力・学習状況調査(3年)
の結果から、正答率の低い問題をピックアップしました。今回は、
それをもとに、各教科としての課題、学校としての課題を見いだ
し、学力向上改善プランの検討を行いました。専門員の先生から
は、本校の学習状況について指摘をいただき、今後の取組につい
ての方向性が明らかになりました。


   正答率の低い問題の授業を振り返り、改善策を検討


        社会科の分析と改善策を発表
10月と12月に、今回見いだした課題を解明するための授業研究
会を実施します。
全職員が、「生徒のため」「チーム物部」の合い言葉のもと、熱心に
議論をしていました。この成果を2学期以降に出したいと思います。
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2学期のスタート前に

7月実施の保護者アンケート・生徒アンケートの中から
  ※肯定回答の割合:「よくあてはまる」「ややあてはまる」の合計の割合
  保護者  「子どもは、学校や学級に行くのを楽しみにしている」 
                                                                                          91.6% (昨年12月との比-2.1)
  生 徒   「学校や学級に行くのが楽しい」              
                                                                                         84.4%  (昨年12月との比-8.2)
昨年度と比較して下がっています。今年度の目標として、「自己肯定感を高め、
覇気のある生徒」を掲げ、このような数字になってしまったことに責任を感じて
おります。2学期は大きな行事があります。行事を通して、教師と生徒の距離を
縮め、『楽しく、高め合う学校づくり』に尽力していきます。報道されているよ
うに、9月1日は全国で子どもの自殺が多い日になっています。新学期を間近に
控え、子どもたちに不安等が出てくることが原因のようです。真岡市教育委員会
の一斉メールにもあったように、相談したいことがある場合には、小さなことと
は思わずに、遠慮なく担任、学年主任、部活動顧問、話しやすい先生、管理職に
話をしてください。


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芳賀地区少年の主張大会を見てきました

8月24日、真岡市青年女性会館において、第40回芳賀地区
少年の主張大会が行われました。本校からは、3年生の松本さ
んが出場し、「先入観を持たずに」という題で、人とのつきあ
い方について、中学生らしい感性での発表がありました。とて
も堂々と自分の考えを発表し、優秀賞になりました。
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学力向上を目指して〈校内研修の充実〉

4月に実施した、「真岡市総合学力調査」(1年)「とちぎっ子学力学習状況調査」
(2年)「全国学力・学習状況調査」(3年)のそれぞれの結果を分析し、本校の課題
を見いだしました。8月31日には、学力向上専門委員の先生に来て頂き、課題
克服のための授業改善について話し合い、2学期の授業から実践していこうと考
えています。
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高田待ちで尊徳太鼓披露〈地域とともにある学校〉

8月1日(火)、高田山専修寺にて、「高田待ち」(祭り)がありました。そこで、本校の
生徒が、伝統芸能「尊徳太鼓」を、午後6時半からと7時半の2回披露しました。
地域の方からたくさんの拍手を頂き、生徒たちは満面の笑顔になっていました。
これからも、地域に貢献し、地域の良さを感じさせたいと思います。


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終業式の話より


  7/20(木)終業式を行いました。校長の話を紹介します。
  1学期を振り返ってみると、入学式、ういういしい1年生が入学してきました。
2,3年生の温かさ、1年生の意欲を感じました。部活動紹介、生徒総会、選手
壮行会、生徒会本部の人たちが、校訓の「至誠」(誠意をもってことにあたる)
を示し、活気のある行事にしてくれました。修学旅行、3年生が「時を守り 場
を清め 礼を正す」の模範を示し、添乗員さん、宿泊先の方から、お褒めの言葉を
いただきました。創立記念行事のドッジボール大会では、物中の家族的な雰囲気
がみられ、全員の力で盛り上がりました。2回の定期テスト、校訓の「分度」(見通し
をたてて計画的に行う)を示し、「積小為大」の精神で全力を出し切りました。平均
点の合計は各学年とも上場でしたが、さらに上を目指して頑張りましょう。部活動
の春季大会、各選手が強い相手に果敢に挑み、最後まであきらめない姿勢を見
せてくれました。生き方講話、講師の先生から、様々な人と関わり、考えを深める
こと、目的をもって取り組むことの大切さを学びました。君たちにとって大切な時間
を有意義に過ごすことができた1学期でした。
  夏休みのキーワードを2つ贈ります。
1つめは「できる」です。夏休み中、何か1つでいいから、目標をつくり、達成させて
ください。例を挙げると、夏休み中に、「鉄棒の逆上がりをできるようにする」という
目標をたてた子がいました。新学期が始まって、みんなの前で逆上がりをやってほ
められました。すると、1つの自信が他のことにもよい影響を及ぼし、いろいろなこと
でうまくいくようになりました。努力して達成したことは、きちんとした根拠(理由)があ
るので、その人を成長させます。物事をやっているのは人間で、人は感情で動いて
いるので、心のありさまはとても大きく影響します。
2つめは「命」です。今年の3月、大田原高校山岳部の生徒7名と顧問教師1名が、
雪崩事故で亡くなりました。自然災害は怖いものです。一昨年、夏休みに入って
すぐの7月23日に、日光市でスケートボードで道路に飛び出し、車にはねられ死
亡しています。将来に夢を抱いていた若い命が、一瞬のうちに断ち切られることに
なったのです。夏休み中、十分注意を払って事故に遭わないようにしてください。
  夏休みは、この2つのキーワードを心に刻んで過ごしてください。
  9月1日、ひとまわり大きく成長しみなさんに会えることを願っています、
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通信陸上競技大会に行ってきました

  7月8、9日(土、日)、栃木県総合運動公園陸上競技場で通信陸上競技大会が行われ、本校からは、共通女子1500M、共通女子800M、1年男子1500Mに出場しました。見事に、共通女子1500Mでは、全国大会参加標準記録を破り、全国大会出場を決めました。
 
 共通女子1500M第4位
1年男子1500Mでは第4位となり、表彰されました。
 
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7/5(水)全校朝会 校長講話

 
  バレーボール部近県大会表彰          校長講話
  7月5日(水)、1学期最後の朝会を行いました。
  校長講話から

「最後の夏 必勝法」~部活動に思う~
  校訓の「勤労」(自分の努力でものごとを切り拓くこと)をねらい
に、3年生最後の夏に向けて、モチベーションを高めることについて、
話をしました。
『なぜ部活動をするのか?』
部活動の目標(勝つこと、賞を取ること、うまくなることなど)は人そ
れぞれで、変わってもよいが、目的は同じです。
 『人間性を高めること、スポーツ・文化を通して学校生活を豊かにす
ること、スポーツ・文化を生涯にわたって親しむ心を育むこと』です。
スポーツをする理由を明確にすることが大切です。モチベーションがそ
の人の技術を上げ、上達の近道になる。初心を取り戻して、自分がスポ
ーツをする理由を思い出し、モチベーションが回復した例が数多く報告
されています。
  次に、私の部活動体験を話しました。中学校・高校時代は、先輩から
のいじめ、指導者からの体罰、本当に好きで始めた野球でしたが、野球
から逃げることばかり考えるようになってしまいました。従って、大会
では大失敗もし、よい思い出をつくることはできませんでした。学校の
先生になって、指導者として、子どもたちに野球の楽しさ、すばらしさ、
奥深さを知らせ、高校野球に繋がる指導をしたいと思うようになりまし
た。中学校の野球を20年以上してきて思ったことは人間力を鍛えるこ
とが勝利であるということです。その人の日常生活がプレーや演奏に現
れるということです。堅実なプレーは、日常の凡事(靴をそろえる、
あいさつする、気配りする、思いやる・・・・)を徹底することから生
まれるのです。  
  

   花を支える枝     結果を支える技
   枝を支える幹     技を支える体
   幹を支える根     体を支える心
   根はみえねんだなあ  心はみえねんだなあ
        みつを

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「生き方講話」への思い

  
   音楽         保健体育          社会
  たくさんの保護者の方に授業を参観していただき、ありがとうござい
ました。学校評価(ねらい:学校のめざしている目標の達成状況や
達成に向けた取組について評価すること、その評価結果を公表し、説明
責任を果たすこと、保護者、地域住民から理解と参画を得て、連携協力
によって学校を運営すること)のためにも、学校の様子を是非見ていただ
きたいと思っています。学力向上には、保護者の方が学校を知り、協力
・連携していくことが必要です。これからの子どもたちに求められてい
る能力の1つに課題発見・課題解決能力があります。上の写真の体育の
授業(バレーボール)では、映像で自分の動きを確認し、グループで問題
点の克服を話し合っています。このように、協働して、多様な考えに気
づき、自分の考えを深めていく中で、課題を解決していく能力を身に付
ける授業が展開されています。昔のような、知識を詰め込む授業だけで
は、これからの社会では生かせる能力にはなりません。知識はスマフォ
で検索すればすむ時代です。
  
     サトーカメラの専務さん                 考えることの大切さを伝える            真剣なまなざしで聞く生徒

    私は、今年の2月、次期学習指導要領は何をねらいとしているの
か、カリキュラムマネージメントで、学校は、教師は、何をしたらよ
いのかを学ぶために、「第21回教育シンポジウムin東京」に参加し
ました。サトーカメラ代表取締役専務の佐藤勝人 氏が記念講演の講
師でした。佐藤氏は、23歳で家業のカメラ店をチェーン化し、社員
ゼロから兄弟でスターしました。次期学習指導要領がめざしている教
育をいち早く実践し、従業員(アソシエイト)150名を育成しながら、
栃木県内18店舗まで「サトカメ」を拡大しました。販売シェア17
年間栃木No.1を達成させた若き経営者です。2000年からは経営コ
ンサルタントの仕事も始め、今では、外国まで指導に行って、中から
会社を建て直す手伝いをしているそうです。
    佐藤氏の話を聞いて、中学校に赴任したならば、生徒、保護者、そ
して先生方にぜひ聞かせたい、と思っていて、今回、実現したことに
感謝しています。これもひとえに、講演料なしで来ていただくという、
佐藤氏のおかげでした。東京と本校での話を簡潔にまとめ、紹介しま
す。

  佐藤氏は中学生で挫折し、ほとんど勉強せず、その結果、不安で不
安で仕方がない毎日だったそうです。人生の目的が24歳で初めて見
え、周りに尊敬できる大人がいなかったから、自分が尊敬される大人
になろう、人に影響を与える人間になろうと決めたそうです。人生の
「目標」は、あれが欲しい、こうなりたいなど常にあるが、目標は夢
と同じでかなわないことが多いし、ころころ変わる。ところが、目的
をみずに目標ばかり見ているから、人の足を引っ張ってまでも自分の
夢を達成しようとする。頭のよい子はだいたい「目標」だけ、できな
い子はそれすらもっていない。だから、「目標」は達成しなくてもい
い。「目的」は何か、それが大切だ、と語っていました。
  カメラ業界の売上高は、2000年をピークに、今は14分の1ま
で落ち込んでます。当時、佐藤氏は、デジカメが拡大してフィルムは
なくなってしまうだろうと思っていたそうです。しかし、大手の社長
は、140年続くフィルムの歴史と伝統が消えるはずはないと言って
いました。しかし、実際に、毎年、2割、3割と売り上げは落ちて、
さすがに気づいたそうです。大手の言うことを聞いていたらダメにな
る。もう信じない。そこで佐藤氏は、フィルムを買ってカメラを買っ
てフィルムを現像するという業界のビジネスモデルに見切りを付け、
自分たちで自立していくことを決意したそうです。それが2003年、
30代半ばだったそうです。
    これまでの「目標達成すればいい、売り上げ第一だ」という考え
を捨て、地域の人々の「思い出をキレイに一生残すために」を会社の
コンセプトにしたそうです。(これが目標より目的が大切ということ
でしょう。)その思いを18店舗を回って150人一人一人に伝えた
そうです。その結果、栃木県は全国平均の3~4倍
もカメラ、レンズ、写真が売れている県なったそうです。
  よく聞かれるそうです。「どういう教育をすれば、こんなに社員
さんが元気に生き生き働けるんですか?」 佐藤氏は誉めて育てるこ
とはしない」、そうすると上司に誉めてもらいたいから仕事をすると
なる。「お客さんに誉めてもらいなさい。」「感謝される人になろう。
ありがとうと言われる人になろう」と言っているそうです。そうした
ところ、従業員からいろいろな考え、案が出てきたそうです。つまり、
知恵、考える力が出てきたということです。これからの時代、人工知能
に勝つために、会社では十数年前から、課題解決提案型という商売の仕
方をしているそうです。問題にすら気づいていない人(つまり、思い出
をキレイに残すことのよさに気づいていない人、カメラで何をしたいの
かがわからない人)に問題に気づかせて売るということを考えたそうで
す。だから、全国平均の3~4倍というマーケットをつくることができ
たそうです。
 以上、講演の一部を紹介しました。

 学校で考えるなら、勉強する気のない子どもに、勉強する面白さを教
えて、自分から勉強させることになります。県教委の学力向上専門員の
戸田先生からも次のようなことばを教わりました。
  『平凡な教師は言って聞かせる。』
  『よい教師は説明する。』
  『優秀な教師はやってみせる。』
  『しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。』
 本校では、子どもたちが「わかる、できる、もっとやってみたい」と
思う授業をめざし頑張っています。
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生徒との会食



6月14日(水)から生徒との会食を行っています。3年生は先週で終了し、今週からは2年生です。校長室にはあまり入ったことがないので、キョロキョロしている生徒が多いのですが、部活動のこと、クラスのこと、物部地区のこと、たくさん教えてくれています。校長室にある過去の卒業アルバムを見て、話題が盛り上がっています。素直で、礼儀正しく、よい生徒ばかりです。
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弁当の日

6月21日に、創立記念の行事として、ドッジボール大会が行われます。学年縦割りでA~Hチームにわかれ、8チーム対抗で行われます。私は、Aチームの監督です。今日はそのための作戦会議兼弁当による会食でした。大変盛り上がるとのことで、Aチームの生徒たちは、コーチの三浦先生の作戦を真剣に聞き、明日の優勝を確認し合っていました。                            
 作戦その1:元気に楽しむ
 作戦その2:使用する2個のボールを四角形の対辺にもっていき、後ろを向いた敵をあてる
 作戦その3:当たりそうになったらレシーブし、味方がキャッチする
 先生と生徒の距離が近い学校になっている要因の行事のようです。
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6月の朝会講話より

 校訓の「勤労」、教育目標の「自ら学ぶ人」「勤労を尊ぶ人」に関連して、『なぜ学ぶのか?』『どのような資質・能力を身に付けるのか?』について話をしました。
 私が子どもの頃(今から40年から50年前)は、高度経済成長の時期で、大量に物を製造して売る時代だったので、たくさんの知識を詰め込む教育が必要でした。今の子どもたちが10年後、15年後に大人になる頃は、超少子高齢化、グローバル化、人工知能の発達の時代になり、先が見えにくい時代になることでしょう。ある学者は、今の職業の半分はなくなる、つまりロボットができる仕事はロボットに任せる(実際に、自動車の自動運転、スパーでは買い物かごに入れて会計の場所におくだけで計算してくれるところがでてきている、病院も機械で会計ができる)時代になるだろうと言っています。
 そこで、生徒たちに、何のために勉強し、どんな資質・能力を身に付けなければならいかを考えさせました。「君たちは円の面積が求められます。そうです、(半径)×(半径)×(円周率)です。」このことが生活の中で役に立つと感じた人はいますか?・・・・・・テストでは役立っていますが、生活ではまったく使っていませんね。」「生活の中で役に立つ勉強は、知っていることを使って新たなものを発見することにあります。古代エジプトの時代に、ナイル川がたびたび氾濫し、土地の境が分からなくなり、縄張り屋さんという職業の人達が、3:4:5の直角三角形を発見し、測量したことによって土地の争いがなくなったと言われています。それが何度も続けられ、数学が発展しました。」
「円は三角形の集まりです。 
三角形の面積の求め方(底辺)×(高さ)×1/2から、円の面積の求め方が見つけ出せます。また、古代エジプトの数学者タレスは一本の棒でピラミッドの高さを求めて見せました。」   たくさんの三角形の底辺は全部集めれば円周の長さです。また、三角形の高さは、円の半径のことです。したがって、
(底辺)×(高さ)×1/2=(円周)×(半径)×1/2
              =2×(半径)×(円周率)×(半径)×1/2
              =(半径)×(半径)×(円周率)   となります。
「このように、知っていることを使って、新たな価値を見いだす能力が、これから、我々人間に必要な能力です。テストに出ることは、もちろん土台ですからできなければなりませんが、このような能力を身に付けようと勉強してください。授業の中の先生の問いかけに、『主体的・対話的に深く考え』てください。そして、生活の中で生かし、社会に貢献してください。」
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県春季卓球大会を見てきました

6/3(土)、県総合運動公園内のトレーニングセンターにおいて、県春季卓球大会個人戦が行われ、3年生の一人が参加しました。1回戦敗退でしたが、強い相手に堂々と向かっていく姿が、総体での活躍につながるでしょう。
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県春季陸上大会を見てきました

6/2(金)、佐野市運動公園陸上競技場で、県春季陸上大会が行われました。

共通女子800M惜しくも4位  ゴール前の粘りに感動しました

1年男子1500Mでは2位と、すばらしい結果を出してくれました。
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5月の朝会

 
5月17日の朝会は、1学期の学級委員の任命、校長の話、学習指導主任の話でした。
【校長の話より】
学級委員を中心によい学級をつくってください。よい学級とは、
①一人一人を大切にする学級
②何でも言える安心感のある学級
③高め合う学級
いじめが起こる原因は、人は自分と異なるものを嫌う傾向があるからです。人はみんな違いがあることを1枚の絵で体験させました。若い女性にも、年配の女性にも、どちらにも見える絵を見せました。
「自分とは異なっているところを、その人のよさと見てほしい。」
『いじめは、その人の人生を狂わせてしまいます』
『いじめのない、居心地のよい学校・学年・学級を』
『よい環境から、よい成長あり』
『本当に強さとは、優しさである』
二宮尊徳先生の教え・・・あらゆるものには徳がある・・・万象具徳
             どんなものにも よさがある
              どんなひとにも よさがる
             よさがそれぞれ みなちがう
             よさがいっぱい かくれている
             どこかとりえが あるものだ
             もののとりえを ひきだそう
             ひとのとりえを そだてよう
             じぶんのとりえを ささげよう
             とりえとりえが むすばれて
             このよは たのしい ふえせかい
学習指導主任からは、中間テストに向けての心構えについて、話をしました。 
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ご心配をかけました 復帰します

 腰椎椎間板ヘルニアの手術が無事に終了し、5月15日(月)から復帰できることになりました。大変ご迷惑をおかけしました。傷病休暇中、PTA総会で新しいPTA組織がスタートしました。前PTA役員の皆様には大変お世話になりました。平成29年度のPTA役員の皆様には、保護者と職員の橋渡しになっていただき、子どもたちのためによい教育活動ができるよう、互いの考えを出し合って取り組んでいきたいと思います。また、ゴールデンウィーク中には、郡市春季体育大会が行われ、各運動部はベストを尽くした試合ができたと聞いています。部活動の目的は、勝利をめざし目標をもって自主的に活動すること、同じ志をもった者が好ましい人間関係をつくり、人間性を高めていくことにあります。3年生にとっては、夏の総体が最後の大会になります。残り3ヶ月、しっかり自分を磨いてほしいと思います。
 3年生は、5月20日から修学旅行があります。校長に代わって、教頭が引率します。体験をとおして、身のある、思い出多き行事になることを願っています。
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保護者会に向けて〈地域とともにある学校〉

4月28日(金)は授業参観・PTA総会等・学年保護者会があります。教員は保護者の方とともに心を育てていこうと、道徳の授業の準備をしています。授業をよく見ていただき、家庭でお子さんと振り返って話をしていただければ、効果は倍増します。よろしくお願いします。
ところで、私事になりますが、5月中旬まで、椎間板ヘルニア手術のため学校を休ませていただくことになってしまいました。大変申し訳ありません。PTA総会での校長あいさつは、教頭先生に「私からのあいさつ文」を読んでもらうようにお願いしました。私の考えている学校経営について説明をします。どうぞご理解いただき、ご協力をよろしくお願いいたします。6月30日の保護者会では、皆様の前であいさつをさせていただきます。また、その日の「生き方講話」では、講師にサトーカメラの専務さんに来校いただき、子どもたちにとって今後の生き方の指針となるような話をしていただく予定です。ご期待ください。
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入学式《豊かな心》

  
満開の桜の中で入学式が行われました。
校長式辞(一部抜粋)
  新入生40名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を在校生、職員一同心待ちにしておりました。心から歓迎いたします。今日から皆さんは歴史と伝統のある物部中学校の生徒となりました。ただいまの呼名に対して、堂々とした返事は、これからの中学校生活での希望と期待に満ちあふれていました。必ず、すばらしい中学生になってくれると確信しました。
  いよいよ今日からスタートする中学校の三年間は、皆さんの長い人生からすればほんの短い期間ですが、心も体もそして学力も一生のうちで最も伸びる大切な時期です。中学校で学んだことは生涯忘れず、大人になってからの生活の基盤になると言われています。
  さらに、本校は二宮尊徳先生の教えが今なお息づいており、その教えを校訓にしています。従って、尊徳先生の教えで再生した物部地区をさらに発展させるために、本校職員と本校生徒には、明日の物部地区を担う人間を育てること、明日の物部地区をしょって立つ人に成長することの使命があります。
  そういった大切な三年間のスタートである入学にあたり、新入生の皆さんに校訓の中の「至誠」と「勤労」の2つを話し、歓迎と期待の言葉にしたいと思います。
  一つめの「至誠」についてです。至誠とは、「まごころ」のことです。相手を思う、うそのない本当の気持ちです。中学校の三年間でたくさんの人と関わることとなるでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・相手を思う、うそのない本当の心、「まごころ」をもってつきあえば、人から信用され、慕われ、当てにされ、頼られることでしょう。中学校の三年間は、人のために尽くせる自分をつくるために、また、人から信頼される自分をつくるために、「まごころ」を育む期間であると言ってよいと思います。お互いが信頼という絆で結ばれた学年を創ってください。
  二つめの「勤労」についてです。勤労とは、ただ一生懸命働くとか、勉強するという意味だけではありません。社会に役立つ成果をめざして働いたり、勉強したりという意味もあります。これからの三年間の学習、生徒会活動、学校行事、部活動を通して、世の中に出たときに社会に貢献できる能力を身に付けてください。これからの時代は、人工知能の発達、高度情報化時代と言われ、先が見えにくい世の中になります。その時頼れるのは知識・知恵です。この三年間でしっかり勉強してください。先生から教えられた知識を覚えるだけでなく、それらを活用して、新たな知恵を生み出せるように、友達と議論し合い、深く学ぶ習慣をつけてください。
  校訓の中の「至誠」「勤労」について申し上げました。心を1つにして、至誠・勤労の人になれるようにがんばっていきましょう。
  保護者の皆様に申し上げます。お子様のご入学誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。本日から皆様のお子様をお預かりいたします。全職員が一致協力して皆様のご期待に添うよう、一人一人の生徒を見守り、育んでいきたいと思います。
  中学生は心と体の成長の最も激しいときです。保護者の皆様もお子様の言動に戸惑うことがあるかも知れません。家庭も学校も子どもを教育するという同じ立場です。保護者の皆様と、共に子どもたちを育てていきたいと考えております。本校では、学習や行事、部活動での成功体験によって、自己肯定感を高め、覇気のある生徒、学校づくりに努めて参りますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、式辞といたします。
      平成29年4月10日   
            真岡市立物部中学校長    清宮敏明
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卒業式

3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
本日の私の式辞を掲載しておきます。

式 辞

 校庭に吹く風も暖かさを増し、春の訪れを感じる弥生のこの良き日、真岡市産業環境部長成毛純一(なるけじゅんいち)様を始め、多くのご来賓のみなさま、保護者のみなさまをお招きし、平成二十八年度物部中学校卒業式をかくも盛大に挙行できますことに、心よりお礼申し上げます。

 ただ今、晴れて卒業証書を手にした 37名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。一人ひとりの凛々しく堂々とした姿に、九年間の義務教育を終え、自ら選択した新しい道へ旅立つ強い決意が感じられます。
 卒業生のみなさんは、この物部中学校のリーダーとして、あらゆる行事の先頭に立ち、見事に本校の歴史と伝統をつないでくれました。特に、一、二年生とともに本気で取り組んだ運動会や文化祭では、見ているものに多くの感動を与えました。今年の運動会は、縦割りの紅白戦となり、3年生の強い統率力を必要としました。初めての試みにもかかわらず、あなたがたは見事その大役を果たし、「一生懸命は人を感動させる」そのことを我々大人に教えてくれました。合唱コンクールでの魂のこもった「親知らず子しらず」そして「走る川」。どちらの曲も、十数人での合唱とは思えない美しく力強い仕上がりとなりました。また、授業や部活動においても集中力と積極性にみちた豊かな時間を共有してくれました。
 3年前に、小学校の先生方から、「この子たちは、心根の優しい子たちです」と、引き継ぎを受けました。心根が優しい、それはどういうことか、この3年間で我々教職員は、その意味を知りました。
 さて、我々の人生の持ち時間を平均80年として、それを一日24時間に置き換え、生まれた日を午前零時とすると、あなたたち15歳は、人生時間の今何時頃にいると思いますか?ちなみに私は現在60歳。これを80:60=24:Xの比例式に当てはめると、私の人世時刻は現在午後6時。これから、夜のとばりのおちた時間の中を明かりを灯しながら進むことになります。さてみなさんの比例式80:15=24:Xの答えは、明け方の4時半になったばかりです。日の出前の4時半。みなさんは、まだ眠っていく時刻。これからもうすこし眠って、起きて、朝日を浴び、一日の活動をはじめよう、まさにそんな時刻です。夢に向かって胸膨らませ、何かを新たにはじめる。すべては「まさに」これからです。
 ここで、朝4時半にいるみなさんへ、午後6時にいる私から、2つアドバイスをします。ひとつは「失敗をおそれずに」。失敗を恐れてなにもしないのは、ゼロのかけ算と一緒で答えはいつもゼロです。『本気』は周りを動かし『熱意』は不可能を可能にします。
もうひとつは「小さな目標を積み重ねることです。「夢」の実現には今このときの1つ1つの行動が連続しています。華やかな夢の実現の裏には実は地味で目立たない小さな努力が積み重なっているのです。ご家族をはじめ、あなたを支えてくれる多くの方々の応援を追い風に、大きく羽ばたいてください。みなさんが手にした「未来行き」のチケットは「あきらめない限り、いつまでも有効」です。 
 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。入学以来、さまざまなご心配やご苦労を経て、今日のこの日を迎えられたことと思います。教職員一同、これからも卒業生の成長を楽しみにしております。また、3年間本校教育にご支援ご協力を賜り、厚く感謝申し上げます。
 それでは、卒業生一人一人が失敗を恐れず、地道な努力を積み重ね、それぞれの夢を実現させることを期待するとともに、みなさんの未来に「幸多かれ。」と心から願い、式辞といたします。  

                     平成二十九年三月九日          

                     真岡市立物部中学校長 岡 直美

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